餅つき機の選び方
餅つき機には業務用などいろいろありますが、ここでは家庭用の餅つき機を選ぶときのポイントを紹介していきます。
【1】一度に作れる容量
【2】餅つき機のサイズ
【3】「蒸す」機能付き
【4】「マイコン制御機能」付きか
【5】お餅以外も作れるか
【6】付属品
【7】お手入れのしやすさ
以上、7つのポイントを見ていきましょう。
【1】一度に作れる容量で選ぶ
餅つき機にはいろいろな製品があり、一度に作れる量はそれぞれ異なります。選ぶときは一度にどのくらいの量が必要かをチェックして、それに見合った容量の餅つき機を選びましょう。
お正月などで家族以外にも親戚や友人などが多勢集まるときに使うのなら、一升サイズのものがおすすめ。一升サイズなら30個ぐらいのお餅が一度に作れます。そこまで多く作らないという場合は、10個ぐらいのお餅が作れる3号サイズでじゅうぶんでしょう。
【2】餅つき機のサイズをチェック!
餅つき機はそれなりの大きさがあるので、使うシーンや収納場所を考える必要があります。選ぶときは餅つき機のサイズもチェックしてください。
お正月など年に1~2回程度しか使用しない場合は、まず長期間保管できるだけのスペースを確保しておくことが大切です。餅つき機以外の付加機能を使って頻繁に使うという場合は、コンパクトサイズだと置く場所をとられずに便利でしょう。
【3】「蒸す」機能付きがおすすめ
餅つき機を選ぶときは、餅つき機の基本機能である「蒸す」機能がないものもあります。そのため、「蒸す」機能があるかどうかも大事なチェックポイントです。
また、「蒸す」ではなく「炊く」機能になっている製品もあるので、「蒸す」と同じような機能かどうかをチェックしてください。
【4】「マイコン制御機能」付きかもチェック!
餅つき機の機能であると便利なのが、電動の「マイコン制御機能」です。マイコンによって「蒸す」「こねる」「つく」などの調節を自動で行なえるので、おいしいお餅が手軽に作れます。
マイコン制御機能付きの製品は、そのほかの機能も搭載されている高機能タイプが多いです。餅つきだけでなく利用範囲が広がるので、調理に興味のある方には汎用性の高いマイコン制御機能付きが向いています。
【5】お餅以外も作れると便利!
餅つき機には、餅つき以外にもパン生地、うどん、ピザ、パスタ生地などが作れるモデルも販売されています。このような付加機能があれば、お餅を頻繁に作らない方でも活用できて便利です。
どのような付加機能があるかを具体的に3つ紹介しますので、餅つき機を購入する際の目安にしてください。
ホームベーカリー兼用モデル:焼き立てパンも作れる!
餅つき機のなかでも人気なのが、電動のホームベーカリー兼用モデルです。餅つき機を1年間収納して使わないのはもったいないという方に、ぴったり。お餅だけではなく、焼きたてのパンを楽しめるので活用の幅も広がりますよ。
夜寝る前にパンの材料をセットし、タイマーをかけておけば朝起きて焼きたてのパンを食べることができます。朝食はパンという家庭にふさわしい製品。1台でふたつの用途に使えるのがメリットです。
味噌羽根付きモデル:手作り味噌を作れる!
餅つき機の付加機能のなかで注目なのが、発酵食品の味噌作りができるモデルです。自家製の味噌が作れるというのは、和食を愛する方にとって願ってもない機能といえるでしょう。
味噌作り機能が備わったモデルには「みそ羽根」という部品があり、大豆をつぶしてこねることができます。このモデルを選ぶときは、事前にこの部品が付属しているかをチェックしてください。
麺類やピザ生地を作れるものも!
麺類やピザが好きな方にぴったりなのが、「こねる機能」のある餅つき機です。こねる機能を利用すればパン生地が作れるのはよく知られていますが、実は麺類やピザ生地も作れます。
自家製のうどんやピザを作ってみたい方は、餅つき機を選ぶときに「こねる機能」があるかどうかを確認してください。この機能があればいろいろな調理ができますので、レシピの幅を広げたい方は要チェックです。
【6】付属品もチェック
お餅をついても、すぐに食べない場合もあるでしょう。付属品に「のし棒」と「のし板」が付いていれば、お餅を薄く伸ばして切り餅にし、保存することができます。
ほかにも計量カップなど細かいアイテムが意外に必要です。餅つき機とホームベーカリーでは付属品に違いがありますので、何が入っているかチェックして、不足しているものを用意しましょう。
【7】お手入れのしやすさも大切なポイント
いろいろな調理ができて便利な餅つき機ですが、使用後のお手入れも大切です。後始末が大変だと、餅つき機を使用するのが面倒になってきます。宝の持ち腐れにしないためには、お手入れが簡単かどうかチェックしてください。
内釜や羽根がフッ素加工されているものは餅がこびりつきにくく、お手入れがしやすいです。またパーツが少ない小型の製品の方が、洗いものが少なくてすむので手早くお手入れができます。
餅つき機とホームベーカリーの違い
上記でもご紹介したように、餅つき機にホームベーカリー機能を搭載してるモデルやホームベーカリーに餅つき機能が付いてるものがあります。そこで、ホームベーカリーと餅つき機の違いについて簡単にご紹介します。
餅つき機は、臼(うす)と杵(きね)がなくても簡単にお餅が作れる機械で、当然ですが、餅を作るのがメインなので、餅つき機の基本機能である「つく」「こねる」「蒸す」などの機能が備わっています。
一方で、ホームベーカリーは、パン作りに必要な材料を投入することで、こねや発酵などを自動で行ってくれて美味しいパンを作ることができます。
それぞれ良さはありますが、ホームベーカリーには「蒸す」機能がなかったり、餅つき機には「発酵」機能がなかったりとメインで作るもの以外の機能に違いがあります。何を1番美味しく作りたいかを重点に置いて選ぶと良いでしょう。
「餅つき機」のおすすめ商品の比較一覧表
餅つき機のおすすめをタイプ別に紹介!
餅つき機【ホームベーカリー兼用】おすすめ5選
パナソニック『ホームベーカリー(SD-MDX102-W)』














出典:Amazon
アイリスオーヤマ『ホームベーカリー ブラック(IBM-020-B)』
















出典:Amazon

siroca(シロカ)『ホームベーカリー(SHB-712)』






出典:楽天市場
ツインバード『Take bran!ブランパンメーカー(BM-EF36W)』




















出典:Amazon
パナソニック『ホームベーカリー(SD-MT3)』

出典:Amazon
餅つき機【小型タイプ】おすすめ3選
エムケー精工『全自動もちつき機「プチもっち」(RM-02HW)』








出典:Amazon
エムケー精工『もちつき機 ミニもっち(RM-05MN)』






出典:楽天市場
MINORU(みのる)『3合もちつき機 つき姫(HS-036)』












出典:Amazon
餅つき機【お餅のみタイプ】おすすめ6選
エムケー精工『もちブレンダー(RMB-02KW)』








出典:Amazon
エムケー精工『かがみもち(RM-201SN)』






出典:楽天市場

ZOJIRUSHI(象印)『もちつき機 力もち(BS-ED10)』

出典:Amazon

TIGER(タイガー)『餅つき機 <力じまん>(SMG-A360)』












出典:Amazon

TOSHIBA(東芝)『一気ひたしのもちっ子 もちつき機(AFC-116)』

出典:Amazon
TOSHIBA(東芝)『もちつき機 もちっ子生地職人(PFC-M116)』

出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 餅つき機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの餅つき機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
餅つき機の使い方
餅つき機は基本的な使い方がわかれば、誰でもおいしいお餅が安いコストで作れます。ここでは、基本的な餅つき機の使い方を紹介していきます。
おおまかには4つの基本でお餅作りができます。まず「もち米の準備」、次に「もち米と水を入れる」、餅つき機の「蒸す」ボタンを押す。蒸し終われば自動でお餅をこねて、完成です。
気をつけるポイントは、もち米は水がきれいになるまで洗うこと。餅つき機にもち米と水を入れるとき、もち米を押しつけないで平に入れることです。メーカーによって使い方が異なる場合もあるので、取扱説明書を確認して使ってくださいね。
餅つき機を使ったおすすめレシピ
電動餅つき機はいろいろなアレンジメニューを作れるのが魅力ですが、ここでは3つのレシピをご紹介しますのでトライしてみてください。
やわらかくて美味しい「みかん大福」
和菓子のなかでも定番の人気をほこるのが大福です。電動餅つき機があれば、おいしい「みかん大福」が作れます。作り方はかんたんで、もち米と一緒に小ぶりのみかんを4つに割って入れてください。
もち米が蒸し終わったら「つく」工程に進みますが、ここで砂糖を入れます。つき終わったらお餅を食べやすい大きさに丸め、用意してあった白あんを包んで完成です。
白あん500gで20個ほどが作れます。みかんを丸ごと使ったおいしい大福です。
おやつにおすすめの「バター餅」
お餅の食べ方はお醤油やきな粉、納豆をつけるなどいろいろですが、餅つき機があれば秋田名物のバター餅もかんたんに作れます。
電動餅つき機でお餅をついたら、つきたてを800gぐらいボールに移してください。そこにバターを入れて溶かし、小麦粉、砂糖、塩を入れてよく混ぜます。最後の卵黄を入れて混ぜ、片栗粉の入ったバットに成形して冷蔵庫で冷やすだけです。
冷えたバター餅を横に1cmぐらいに切ると食べやすいでしょう。
蒸す機能で作る「茶碗蒸し」
茶碗むしは作り方が難しそうに思えますが、電動餅つき機を使えば誰でもかんたんに作れます。まずボウルに卵、だし汁、しょうゆ、塩、みりんを入れて混ぜ合わせてください。あらかじめ具を入れてあった保存瓶、こした卵液を入れます。ポイントは瓶のフタを軽めに閉じること。
餅つき機に水受け、ねり容器、蒸し台を取り付け、ボイラーに水を入れて蒸し台の上に保存瓶を置きます。本体にフタをして、蒸すキーを押し、ブザーが鳴ったら取り出して完成です。
まとめ
この記事では、餅つき機の選び方とおすすめの製品を紹介しました。餅つき機があればお正月に自家製のおいしいお餅が食べられます。マイコン制御の製品なら、パンやうどん・パスタ生地などもかんたんです。
今まで市販のお餅を買っていた方も、年間を通していろいろなレシピにトライできる餅つき機を使ってみてはいかがでしょうか。
ご紹介した選び方を参考にして、お気に入りの製品を見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
編集プロダクション「マイカ」所属のIT&家電専門ライター。 スマホやパソコン、ストレージ、ネットワークなどIT全般のみならず、家電についての執筆実績が多い。書籍、雑誌、新聞、業界誌やWebコンテンツなど、様々な媒体に記事を提供している。 また、広告やカタログ、導入事例といったB2Bの営業支援ツール制作にも携わる。IT系、家電を中心にコンセントにささるいいモノをおすすめしていきます。 略歴 1973年生まれ。 高等学校の教職員勤務経験を経て、マイカに勤務。雑誌や専門誌のライターとして活躍する。 その後、IT流通の専門誌の記事制作を担当し、B2BからB2Cまで幅広い専門知識を獲得。 最近では、Webメディアやオウンドメディアの編集企画制作も担当。 著書歴 ・iCloud&iTunes超使いこなしガイド 2019最新版 (三才ムック) ・今すぐ使えるかんたん はじめる&使える MacBook入門(技術評論社) ・スマホの困ったを解決する本 (三才ムック) ・iPhone超活用ガイド (三才ムックvol.988) ・今すぐ使えるかんたんEx iPhone プロ技BESTセレクション(技術評論社)