みかんの選び方 通販でお取り寄せできる!
みかんは、産地やブランド、品種によって味や見た目が異なります。今からご紹介する選び方を参考に、用途や目的に合わせて選んでみてくださいね。
ポイントは下記の通り。
【1】産地やブランド
【2】品種や銘柄
【3】糖度と酸味
【4】大きさ
【5】色合い
【6】自宅用 or 贈答用
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】産地やブランドで選ぶ
みかんの産地は和歌山県、静岡県、愛媛県、熊本県などが有名です。産地やブランドに注目しておすすめのみかんをご紹介します。
甘くてコクのある和歌山県「有田みかん」
ミカンの収穫量と出荷量が全国1位なのが和歌山県。みかんの栽培に適した温暖な気候の土地です。和歌山みかんのなかでも、とくに400年以上の歴史がある「有田みかん」は有名な銘柄の一つです。
有田みかんの旬の時期は11月〜1月ごろ。味にはコクがあり、甘くてジューシーなのが特徴です。
また、和歌山県は「早生みかん」や「極早生みかん」の産地としても有名です。甘さと酸味のバランスがよくさっぱりとした味わいです。
あま~い! 九州や四国のみかん
一年中温暖な気候の四国地方や九州地方もみかん栽培が盛んです。愛媛県や熊本県、福岡県を始め、さまざまな品種のみかん栽培がおこなわれています。糖分や甘さを調整している銘柄も多く、甘いみかんが好きな人におすすめです。
静岡県のみかんは春先まで食べごろ
静岡県産のみかんは全国で第3位の収穫量を誇ります。甘いだけでなくコクもある「三ヶ日みかん」も有名です。3月~4月の春先まで美味しいみかんが収穫されるのが、静岡県産みかんの特徴です。
【2】品種や銘柄で選ぶ
お取り寄せみかんを選ぶ際は、ブランドや産地だけでなくみかんの品種や銘柄で選ぶのもいいでしょう。
夏みかんやポンカン、いよかんなど種類によって酸味や甘さが異なります。好みに合わせて選んでみるといいでしょう。
品種ごとの特徴
【甘いみかんが好みの方におすすめの品種】
●愛媛県産「甘平(かんぺい)」酸味がほとんどなく、食感がぷりぷりなので噛み応えがあります。
●「せとか」清見オレンジと温州みかんの掛け合わせで、果汁がたっぷりで甘みが濃いが、その中に優しい酸味も感じられます。
●佐賀県産「はまさき(品種名:麗紅)」手でむけて、ぶどうのような濃厚な甘さが特徴です。
●山口県産「ゆめほっぺ(品種名:せとみ)」は、手でむけて温州みかんのように食べやすいのが特徴。酸味が少ないのでお子様でも食べやすいみかんです。
●「はるか」は皮がレモンのように黄色なので、一見すっぱいように思えますが、実は甘いみかんです。
【酸味を感じたい方におすすめの品種】
●「夏みかん」、「日向夏」は甘さの中にも酸味がありスッキリとした味わいです。
品種によってさまざまな味を楽しめるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
【3】みかんの糖度と酸味で選ぶ

Photo by マイナビおすすめナビ
通販サイトで販売されているみかんの糖度をもとにしたおおまかな目安です。
甘さをはかる数値に「糖度」があります。糖度の数字が大きくなれば、「みかんの糖度が高い」と言えます。糖度が11~12のみかんがおいしくて人気もありますが、実は糖度は銘柄や品種によってさまざまで、酸味などとのバランスで甘いと感じるみかんはひとそれぞれです。
品種によって甘さに違いがあることはもちろん、酸味にもそれぞれ特徴があります。
「セミノール」はみかんとグレープフルーツ類の掛け合わせで、酸が強いですが甘味もしっかりとあります。「デコポン」は仕入れたては酸味がしっかりとしていますが、日が経つにつれ酸味が抜けていくので、甘味が際立ちます。
糖度と酸味のバランスは、口コミなども参考にしながら選ぶと好みの品種が見つかるでしょう。
【4】みかんの大きさで選ぶ
みかんの大きさの目安にSS、S、M、Lなどのサイズがあります。大きさはブランドや品種によって違うので、通販で購入するときはサイズ表もチェックしてみましょう。
大きいみかんがおいしいというわけではありません。小さくても糖度が高くてぎっしり果肉が詰まっているものもあります。糖度や酸味などそのほかの要素もあわせて確認すると、おいしいみかんを選べます。
【5】色合いで選ぶ
みかんは主にオレンジ色、黄色の2種類があります。オレンジ色のみかんは甘い、黄色のみかんはすっぱいイメージがありますが、実はオレンジ色でもすっぱい、黄色くても甘いみかんがあります。
例えばオレンジ色ですっぱいみかんだと、「セミノール」という品種が該当します。見た目は濃いオレンジ色ですが、パンチのある酸味が特徴。
酸味だけでなく甘味もしっかりあるので、コクがあっておいしいですが、酸っぱさが苦手な方はびっくりするかもしれません。
その逆に、「はるか」はレモンのようにきれいなイエローですが、酸味がほとんどなく、甘いみかんです。甘いみかんが好きな方や、酸味が苦手な方にはおすすめですよ。
【6】自宅用 or 贈答用?目的で選ぶ
お取り寄せをする目的によって、選ぶ商品も変わってきます。贈り物用? 自宅用? 用途にあわせて選んでいきましょう。
自宅用なら不揃いセットの「訳ありみかん」がお得!
大きさが不揃いのみかん、皮に傷が少しついているみかんなどは、「訳あり」として通販でお得に購入できますよね。
見た目は不格好な物もありますが品質は保たれているので美味しいみかんを家族でたくさん食べることができます。有名な産地で栽培されたみかんを選んでみてはどうでしょうか。
贈答用には「化粧箱」に入ったものを
お歳暮やお年賀の贈り物としても人気のみかん。贈答用なら化粧箱にはいったみかんを選びましょう。
少し値が張るものの、訳あり商品と違って大きさや色つやがそろっているので贈り物に最適です。
お取り寄せみかんのおすすめ10選 甘い! おいしい!
上でご紹介したみかんの選び方のポイントをふまえて、フルーツアドバイザーの原 詩織さんがおすすめする商品をご紹介します。

濃厚な甘みを持ち、手でむいて食べられる!
「はまさき」は甘みが強く、味わいも濃厚でジューシー。手でむいて食べることができる、人気の高級な柑橘です。
ぶどうのような濃厚な甘さが特徴で、口に含むと果汁が飛び出してくるイメージ。まるで濃厚なジュースを飲んでいるような味わいです。
「はまさき」という名前は品種名ではなく、佐賀県のJAからつが登録しているブランド商標名です。
品種名は麗紅で、とくに糖度・酸度・外観が優れた麗紅を「はまさき」というブランド名で出荷しています。

糖度13度以上の選ばれたでこぽん
大将季は鹿児島県オリジナルブランドのデコポンです。デコポンの品種名は不知火(しらぬい)ですが、不知火の中でも糖度13度以上、クエン酸1%以下のものがデコポンと定められています。
大将季は一般的なデコポンよりも果皮が赤みがかっており、濃い橙色をしています。皮がむきやすく、種もないので食べやすい柑橘です。
プリプリッとした食感が特徴的で、グミのような噛みごたえがあります。
甘みと酸味のバランスがよく、酸味が好きな方は買ってすぐ食べるのがおすすめです。
逆に、酸味が苦手な方は、4~5日置いておくと酸味が抜けて甘みが際立つので、さわってみて弾力が出てきたころに食べることをおすすめします。

皮まで食べられる甘い完熟金柑
「金柑」のイメージは、「苦い」、「すっぱい」と思う方が大半だと思います。しかし、近年の金柑はそのイメージと逆で、「甘い」品種がたくさん登場してきています。
なかでも、とくに人気がありおすすめな金柑が、宮崎県産「たまたまエクセレント」です。
生産量全体の2~3%ととても収穫量が少ない貴重なもので、糖度は18度以上と大玉の厳選された金柑です。
金柑は丸いから「玉々」という名前の由来かと思いきや、ときどき、たまたま偶然にしかおいしい金柑がならない、というところから名付けられたそうです。
最適な環境で作られた糖度の高いみかん
みかんの生産量が1位の和歌山県で栽培された有田みかんは、有田地方ならではの温暖な気候と環境で太陽をたくさん浴びて育ったので、濃厚な甘さはもちろん品質の良いみかんとして有名です。
オレンジ色に輝けば輝くほど、酸味が抜けて甘くてコクのある味になります。甘いみかんが好きな方におすすめです!

食用部分は白い綿の部分! 珍しい食べ方の柑橘
日向夏は、食べ方が独特で少し変わった柑橘です。普段柑橘の外皮と内皮の間の白いわたは、ほかのみかんでは苦味があるので捨ててしまいますが、日向夏はこのわたの部分を食べます。
日向夏のわたはほんのりと甘いのです。食べ方は、日向夏の黄色い果皮を白いわたの部分を残してむいていきます。
黄色の果皮をすべてむき終わったら、果肉と白いわたを一緒に削ぎ切りにします。果肉とわたを一緒に食べるとほんのり優しいわたの甘さと果肉のジューシーさが癖になります。
日向夏の面白いところは、産地によって呼び方が変わります。宮崎県「日向夏」、静岡県「ニューサマーオレンジ」、高知県「小夏」。どれも同じ品種ですが、産地によって呼び方が変わる面白い柑橘です。

完熟するまで木で育てた完熟はっさく
八朔(はっさく)はスーパーでなじみのある柑橘かと思います。
八朔は独特の苦味がありさっぱりした味なので、好みが分かれるところですが、おすすめする「木成り八朔」は甘みが強くまろやかな味わいです。
八朔は本来であれば12月頃から順次収穫しますが、木成り八朔は2~3月頃まで収穫せず、木に成らせたまま完熟した八朔です。
ぷりぷりとした食感とやわらかなほどよい苦味、まろやかな甘みが楽しめます。

南国高知の太陽が育む大玉の迫力ある柑橘!
土佐文旦は大玉で食べ応えのある黄色系の柑橘です。その皮が厚いため最初はむくのが大変ですが、外側の分厚い皮と果肉の間にある白い綿状の部分もするっとむけるので、むくのがだんだん楽しくなってきます。
ぷりぷりとした果肉なので、内皮をむくときにもべたべたせずにむきやすく、食べやすいです。
味わいはさっぱりとしていて、独特のやさしい苦味とぷりぷりの食感が美味しさを引き立てます。
糖度12度以上の最高級みかん
静岡県の三ヶ日みかんは三ヶ日町で町をあげて大切に作られている、糖度12度以上、酸味は1.0度以下という、とにかく甘くて最高級のみかんです。
味はもちろん外見に傷も少なく、木箱に入っているので贈り物に最適です。入荷量も限られているので気になった方は早めの購入をおすすめします!

愛媛県松山市中島産『せとか』
小ぶりで濃い甘みを持つのが特徴
「せとか」は、清見オレンジ×アンコールオレンジをかけ合わせ、マーコットを交配した小ぶりの柑橘です。
味わいはジューシーで甘みが強く、ちょうどいい酸味もあります。温州みかんのように手で皮をむいて食べることもでき、カットして食べても美味しく食べられます。
名前の由来は3つあり、育成地の名前(長崎県口之津町から望む地名「早崎瀬戸(海峡)」)、瀬戸内地方での栽培が期待されたことと、せとか品種のもつ良香にちなんでいるそうです。

偉大なる母品種!「清見タンゴール」
清見オレンジ、品種名は清見タンゴールといいます。タンゴールはみかん類とオレンジ類をかけあわせた品種に対してつけられた総称。
清見オレンジは温州みかんとトロビタオレンジの掛け合わせです。
清見オレンジのすごいところは、「デコポン」「せとか」「天草」「はまさき(麗紅)」といった品種の親ということです。
清見オレンジとのかけあわせでできた品種はどれも美味しく、ブランドみかんとして人気になっています。
味わいは、果肉のぷるぷる感、オレンジのさわやかな香り、みかんのやさしい甘さが特徴です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする みかんの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのみかんの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
みかんに関するQ&A よくある質問
子どもから大人まで大人気のみかんについて、よくある疑問にお答えします!
美味しいみかんの見分け方は?

美味しいみかんを見分けるためのポイントは次の7つ!
・色:オレンジ色が濃いものを選ぼう
・形:丸い形よりも平たい形!
・軸:中心部の軸が細いものを選ぼう
・ヘタ(がく):完熟してヘタが黄色くなったものを選ぼう
・油胞(ゆほう):表面のブツブツ=油胞が小さくきめ細かいものを選ぼう
・果皮:みかんの皮が薄いものを選ぼう
・サイズ:小さい方が味が凝縮。大きい方がみずみずしい。
品種によっては選び方に違いもありますが、家に届いたみかんの中からより美味しいものを選ぶための参考にしてみてくださいね!
みかんを揉むと甘くなるのはなぜ?

「みかんを食べる前に揉むと甘くなる」と感じたことがある方も多いはず。みかんが揉まれて傷ができると、「クエン酸」を使って細胞を修復します。
酸味を感じるクエン酸が消費されるため、甘みを強く感じるとされています。「糖度を上げる方法」というよりも、酸味が減って相対的に甘さが強まるというイメージですね
皮のむき方もチェックしてみよう 大きく3種類!
柑橘の皮のむき方(食べ方)は主に以下の3つがあるので簡単にご紹介します。
1.手でむいて食べる
2.カットして食べる
3.外皮をむいたあと、内皮もむいて食べる
1の手でむいて食べるのに向いている品種は、「温州みかん」「デコポン」「甘平(かんぺい)」「ゆめほっぺ(せとみ)」「黄金柑・湘南ゴールド」「はまさき(麗紅)」「はるみ」「たまみ」「津之輝(つのかがやき)」などです。
2のカットして食べるのに向いているのは「紅まどんな」「せとか」「清見オレンジ(清見タンゴール)」「天草(あまくさ)」「美生柑(みしょうかん)品種名:河内晩柑」「ニューサマーオレンジ(日向夏・小夏)」「はるか」「ブラッドオレンジ」など。
3の外皮をむいたあと、内皮もむいて食べるのに向いているのは、「はっさく」「いよかん」「土佐文旦(とさぶんたん)」などです。
そのほかにも、少し変わった食べ方をする柑橘で「金柑」があります。金柑は苦くすっぱいイメージがあると思いますが、最近販売されているものは、ハウス栽培の完熟金柑なので、そのまま食べても甘酸っぱくて苦みも少なく、おいしく食べられます。
最近ではブランド金柑も人気で、宮崎県産「たまたま」や静岡県産の「こん太」も、甘味が強く、ビタミンがたっぷりです。
料理やお菓子作りに使えるみかんの品種 味のアクセントに!
果物は、そのまま生で食べることが多いですが、実はお料理に入れてもおいしく食べられます。
お料理に向いているのは、酸味のある柑橘やちょっぴり苦みのある「金柑」です。「金柑」は鶏手羽と合わせて煮ると、酸味、苦み、甘味が鶏手羽を引き立ててくれるのでおすすめ。
「みかん」以外にも、「はっさく」や「ニューサマーオレンジ」、「美生柑」などはサラダに合わせてもおいしく食べられます。
また、柑橘類とチョコレートの相性は抜群で、柑橘の皮を使ったピールにチョコレートをコーティングするだけで、ちょっと大人のお菓子が楽しめます。
手軽に食べられるみかんの缶詰のおすすめも! 子供のおやつやデザートに!
季節を問わず美味しいみかんをたのしめるのが缶詰。下の記事では、さまざまな品種のみかんを使用したみかん缶詰をご紹介しています。
フルーツ好きのあなたにおすすめ! 【関連記事】
いろんなみかんを食べてみて! フルーツアドバイザーからひとこと
「中晩柑類」といわれる温州みかん以外の柑橘は、外皮が厚く、温州みかんのようにかんたんに手でむいて食べられない品種も多くあります。
手で皮がむけないと面倒に感じますが、みかんの皮をむいたときやカットしたときのさわやかな香りはリラックス効果が期待できるといわれてるので、ちょっと手間をかけてでも食べてみてください。
見た目も味もさまざまなみかん類ですが、こちらでご紹介したものはまだまだほんの一部です。みかんは年々品種改良もすすみ、さらに味の良いものが出回ってきています。
ぜひいろいろな種類のみかんを食べてみて、お好みの美味しいみかんに出会ってみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
私が、こんなにもフルーツのとりこになったきっかけは、大田市場で仕入れたフルーツが本当に美味しく感動したことです。 こんなに美味しく感動するフルーツをもっといろいろな人に食べてもらいたい、伝えたいと思い、フルーツの勉強をしフルーツアドバイザーの資格をとりました。お客様へ美味しいフルーツを伝えるためにフルーツの知識を勉強していく中、フルーツはほかの食材にないすばらしい効能や、フルーツ自体のすばらしさを知りました。 フルーツを毎日食べるだけで、健康で元気に日々を暮らせていると実感しています。 ■日本最大の青果市場「大田市場」勤務 ■フルーツ定期宅配”果物の達人”バイヤー ■一般社団法人FRUIT LOVERS LIFE代表 ■フルーツイベント主催「桃まつり」「苺まつり」「マンゴーまつり」「ぶどう・ワインまつり」