小豆の魅力とは
小豆には、腸内環境を整える食物繊維が含まれています。なお、食物繊維には「不溶性」と「水溶性」がありますが、小豆には「不溶性」が多く含まれているのが特徴です。
この不溶性食餅繊維は腸内環境を整えるだけではなく、少量で満腹感が得られるというメリットもあります。食物繊維のほかにも、ビタミンB1やカリウム、鉄分などが含まれているのも小豆の魅力です。
小豆の選び方のポイントは? 品種や粒の大きさなどをチェック
料理研究家・松本葉子さんへの取材をもとに、小豆を選ぶときのポイントをご紹介します。どんな小豆を選んだらいいのか迷っている人は参考にしてみてくださいね!
小豆の見た目をチェック
質の高い小豆を選ぶときには、小豆の状態を見て選ぶことも大切です。よい小豆は粒の大きさがそろい、つやや光沢があります。
袋に入っている小豆を選ぶ場合も、粒の状態や小豆の形、つやや光沢を見て選ぶようにするといいでしょう。ネットショップなどで購入する場合は、写真などを参考にしながら小豆の質をチェックしてみてください。
可能なら生産地や栽培法、乾燥法もチェック
小豆の生産地や栽培法なども確認しておきたいところです。
原産地や加工地をチェック
小豆の原産地や加工地によって味わいが変わることもあります。
料理研究家&食専門ライター
日本の小豆(あずき)は、一大生産地である北海道のほか、兵庫県や岩手県をはじめとして多くの地域で栽培されています。同じ品種でも生産地によって味わいが異なることもあるため、購入するときには生産地がわかる商品を選ぶと自分好みの小豆をみつけるのに役立ちます。
栽培方法や遺伝子組み換えなども確認
ナチュラルな小豆を選びたいという方は、遺伝子操作されていないタイプの小豆に注目してみるといいでしょう。
料理研究家&食専門ライター
オーガニックにこだわる方なら有機栽培した小豆を選ぶのもおすすめです。味にこだわるなら、乾燥法に注目して、昔ながらの自然乾燥で味を凝縮させた小豆を探してみるのもいいですね。
小豆の「品種」で選んでみるのもよい
料理研究家&食専門ライター
あまり知られていませんが、小豆にはいくつもの種類があります。たとえば、多く流通している北海道産の「エリモショウズ」のほか、大粒の「大納言」と呼ばれるもの、高級な和菓子に用いられる「白小豆」、日本各地の在来品種、そのほかにも近年開発された新品種など。
品種が違えば香りや味はもちろんのこと、餡(あん)に加工したときの食感や色合いも異なります。一般的に安価な商品には小豆の品種は明記されていないことも多いのですが、小豆のおいしさをより楽しむためには、品種にこだわって選んでみるのもよいでしょう。
料理に向いている「大納言」と「中納言」
小豆のなかでも、とくに粒が大きいものは「大納言」と呼ばれます。大納言と認定されるためには、直径5.46mm以上の大きさが必要です。
この大きな粒のため、ホクホクとした食感と煮崩れしにくいという特徴があります。なお、江戸時代には大納言よりも小さなものを「中納言」などと呼び、今でも一部の地域でその名称が残っています。
甘さや味わいで選ぶなら「白小豆」
一般的な小豆とは違う風味が楽しめるのが「白小豆」です。白小豆には、京菓子などにも使われるほどの質の高いおいしさがあります。
白小豆の餡はさっぱりした風味と舌ざわりで、質の高い餡としての需要が絶えません。なお、白小豆は基本的に料理としては使われず、煮豆や価格の高い和菓子などに使われます。また、栽培が難しく高価という特徴もあります。
購入前には収穫年を確認しましょう
料理研究家&食専門ライター
小豆は乾燥豆として流通しますが、晩秋ごろから販売されるその年の「新豆」(翌年の収穫まではこう呼ばれる)は香りも味もすぐれています。
見た目はほとんど変わらなくても、古い豆より新しい豆のほうがふっくらと煮上がり、小豆を煮ることに慣れていない方でもうまく調理できます。小豆を購入する際には、収穫年が記載されているかどうかを確認して、収穫後1年以内のものを選ぶのがおすすめです。
小豆のおすすめ10選 あんこやぜんざい作りに!
うえで紹介した小豆の選び方のポイントをふまえて、料理研究家・松本葉子さんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。商品に合ったおすすめの食べ方にも触れているので、ぜひ参考にして選んでみてくださいね!

渡部信一『渡部信一さんの小豆』












出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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品種 | キタロマン |
収穫年 | 2019年 |
生産地 | 北海道 |

北海道産『しゅまり小豆』

出典:Amazon
内容量 | 200g、500g、900g、1kg |
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品種 | しゅまり |
収穫年 | 2019年 |
生産地 | 北海道 |

恵産業『平譯さんのえりも小豆 300g』

出典:楽天市場
内容量 | 300g |
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品種 | エリモショウズ |
収穫年 | - |
生産地 | 北海道 |

宮古島まちづくり株式会社『宮古島の黒あずき 300g』






出典:楽天市場
内容量 | 300g |
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品種 | 黒小豆 |
収穫年 | - |
生産地 | 沖縄県 |

小田垣商店『丹波大納言小豆』

出典:Amazon
内容量 | 500g |
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品種 | 大納言小豆 |
収穫年 | 2019年 |
生産地 | 京都府 |
アサヒ食品工業『まめやの底力 北海道産小豆』










出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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品種 | - |
収穫年 | 2020年 |
生産地 | 北海道 |
神戸乾物本舗『豆力 契約栽培十勝産小豆』












出典:Amazon
内容量 | 1kg |
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品種 | - |
収穫年 | 2020年 |
生産地 | 北海道 |
ホクレン農業協同組合連合会『北海道の小豆』








出典:Amazon
内容量 | 500g |
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品種 | - |
収穫年 | - |
生産地 | 北海道 |
神明産業『北海道十勝産小豆』






出典:楽天市場
内容量 | 250g |
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品種 | - |
収穫年 | - |
生産地 | 北海道 |
ヤマリュウ『大納言ゆであずき』




出典:楽天市場
内容量 | 1kg |
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品種 | 大納言 |
収穫年 | - |
生産地 | 北海道 |
「小豆」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 小豆の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの小豆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
価格も気になるけれど質重視で選ぶのが正解 料理家からのアドバイス
料理研究家&食専門ライター
小豆はかなり価格に差がある商品です。そのため、購入する方はまずそこで迷ってしまうかもしれません。
でも、よほど大量に使うのでなければ、価格よりも産地や種類にこだわって選んでみることをおすすめします。身近な食品だからこそ味の違いがよくわかりますし、上質の小豆を選ぶと、いつものぜんざいや赤飯の味が格段にアップすることを実感できるでしょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/18 コンテンツ追加のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 矢部栞)
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。