粉ふるいの選び方 ポイントをチェック!
粉ふるいを選ぶときのポイントを解説していきますポイントは下記のとおり。
【1】使い方に合わせて種類を選ぶ
【2】材質で選ぶ
【3】お手入れが簡単なものを選ぶ
【4】プラスアルファの機能にも注目
ぜひ参考にして自分に合ったものを見つけてくださいね。
【1】使い方に合わせて種類を選ぶ
粉ふるいは大きく分けて5つの種類があります。用途や使い方によって使い勝手が異なりますので、自分の好みに合うものを選べるようにしましょう。
カップ・シフタータイプ|手軽で汚れにくい
カップタイプの粉ふるいは、握りやすい取っ手付きのカップに薄力粉を入れてふるいます。揺らして粉をふるうカップタイプよりも、握ったり離したりして粉をふるう仕組みのシフタータイプが便利です。子どもでも使いやすく、左右に揺らさずに使えるため、粉がこぼれることがありません。
便利ですが、部品の間に粉が入り込んで洗いにくいため、分解できるものを選ぶと衛生的に使えます。また商品によっては食器用洗浄機が使用できるものもあるため、洗い方にも着目して選んでください。
ストレーナータイプ|大量の粉をふるうことが可能
ストレーナータイプはざるのような形状で取っ手がついているのが特徴。粉砂糖をふるくらいの小さなものは網目が細かいものを選びましょう。食材に均一に粉をかけることができるため、下ごしらえ時に重宝します。
大きなものは大容量の小麦粉をふるいにかけることができるので、たくさんのお菓子を作るときに活躍します。ほかにもみそこしや出汁づくり、ゆで野菜や麺類の湯切りなどざるの代用品として幅広く使えるため、古いものでもひとつ持っていると便利です。
裏ごし器タイプ|ふんわり細かい粉に
裏ごし器タイプはステンレス製と木枠のものがあります。粉をふるいにかけるときは深めのボウルに入れて、側面を軽くたたくようにふるうのがコツ。ただし、ボウルからはみ出ていると周囲を汚してしまいます。ボウルのしたに新聞紙などを敷いておくと片づけが簡単です。
また、手のひらで押すようにしてボウルのなかに粉を落とすと周囲に粉がこぼれることがありません。網目が細かいため、ふんわりと細かい粉を作れます。使用後はしっかり粉を落とせるなら洗わない方もいるようですが、気になるなら洗浄後しっかり乾燥させてください。
粉ふるいにも使えるこし器を紹介しているので1つ2役のものをお探しであればこちらも参考にしてみてください。
スプーンタイプ|少量使いにピッタリ
スプーンタイプは食材の下ごしらえや焼き菓子の仕上げに粉砂糖をふりたいときなど、少量使いに便利です。すくって直接ふりかけるだけと使い方も簡単。商品によっては大さじ1杯ぶんなど計量スプーンの機能を備えたものもあります。
ただし、たくさんの粉をふるいにかけることができないのと、網目が大きいのできめ細かい粉をふるのには向いていません。マカロンに入れるアーモンドプードルのように粒子が粗い粉末をふるうのに役立つでしょう。
電動タイプ|手が疲れない
電動タイプの粉ふるいは、粉を入れたらボウルのうえに持ってスイッチを入れるだけ。手を動かさずに片手で粉をふるえるため、手が疲れません。また、電動なので手でやるよりも時間を短縮できます。
むずかしい操作やコツを知らなくても、子どもでも簡単に使える道具なので親子でお菓子づくりを楽しむために用意してもいいでしょう。マフィンやクッキーなどたくさんの薄力粉をふるうときに便利です。
【2】材質で選ぶ
粉ふるいはステンレス製と樹脂製が主流です。長く使えるものを選ぶなら、キッチン用品や製菓用品にも多く使われているステンレス製を選びましょう。サビにくくキズもつきにくいため、衛生的に使えます。耐久性にもすぐれているため、ざるの代用など使用頻度が高い場合もステンレス製がおすすめです。
使用頻度が少ない方や軽量のものを選びたい方は、樹脂製の粉ふるいでもいいでしょう。ダイソーやセリアなど100均ショップやニトリ、無印でも手軽に入手できるお求めやすい価格帯が魅力です。
【3】お手入れが簡単なものを選ぶ
粉ふるいは製菓や調理に使う道具ですから、使用後のお手入れは大切。「ストレーナータイプ」と「裏ごし器タイプ」はシンプルな構造のため、お手入れが簡単です。しかし、「シフタータイプ」は細かい部分に粉がたまってしまうことがあり、お手入れが少々たいへんです。洗う前に粉を叩き落としてから、細かい部分はハケなどを使用して掃除をします。
裏ごし器タイプやスプーンタイプなら食器と同じように洗えます。商品によっては食器洗浄機にも対応しているものもあるので、なるべく簡単なものを選びたい方はチェックしてください。
【4】プラスアルファの機能にも注目してみよう
粉ふるいはさまざまな機能を備えた商品が登場しています。
ボタンひとつで自動で粉がふるえる「電動タイプ」、少ない分量をふるうときに便利な「スプーンタイプ」、本体に目盛がついていて計量のできるタイプや、容器と一体型になっているタイプなどもあります!
粉ふるいおすすめ17選 タイプ別にご紹介!
ここまでご紹介した粉ふるいの選び方をふまえて、粉ふるいのおすすめ商品を紹介します。
▼おすすめ4選|シフタータイプ
使いやすいシフタータイプのおすすめ商品を紹介します。
簡単操作できめ細かいパウダー状に
製菓・調理用品メーカー、タイガークラウンの使いやすいシフタータイプの粉ふるいです。粉がだまにならないよう、きめ細かい状態に仕上げるには、粉を2度ふるいにかけるのがポイント。空気をふくんでさらさらになるため、口あたりのよいお菓子に仕上がるでしょう。
パーツの分解はできません。使用後、洗ったあとは乾いた布で水気をしっかりとり、乾かしてから保管してください。


丈夫で長く使えてお手入れもラク
北欧雑貨や家具など生活用品を幅広く取り扱うイケアの粉ふるいは、耐久性にすぐれたステンレス製のシフタータイプ。取っ手を握ったり離したりするだけで簡単に粉をふるえます。食器洗浄機と食器乾燥機に対応しているため、お手入れに手間もかかりません。
お菓子づくり初心者でも購入しやすいお求めやすい価格もうれしいポイントです。イケアはこちらの粉ふるい以外に製菓・調理用品をたくさん取り扱っています。ご家庭でお菓子作りを楽しみたい方はそろえてみてはいかがでしょうか。
▼おすすめ3選|ストレーナータイプ
ストレーナータイプの粉ふるいのおすすめ商品をご紹介します。
幅広く使えるダブルメッシュのストレーナー
ストレーナータイプの粉ふるいは、外側は8メッシュ、内側は14メッシュのダブルメッシュにより、細かいパウダー状にふるうことができます。
柄は木製で網部分は長く使えるステンレス製です。鍋にひっかけられるデザインになっているため、出汁こしや裏ごしにも使えます。製菓にも調理にも幅広く使えるものを持ちたい方にぴったりです。
裏ごし器としても使える国産ストレーナー
底面が平らな形が特徴のストレーナータイプの粉ふるいです。深さがあり大きめのボウルにもしっかりと入るため、粉がこぼれることなくきれいにふるいにかけることができます。上部の直径より小さめのボウルを使えば少し置いておきたいときに重ねておいても、底面がつかないので便利です。
洗いやすいシンプルな構造もうれしいポイント。平らな面を利用して裏ごし器としても使えますし、取っ手付きなので茹で野菜の湯切りにも便利です。

▼おすすめ5選|裏ごし器タイプ
粉ふるいの裏ごし器タイプでおすすめ商品を紹介します。
細目のメッシュでふんわりパウダー状に
金物の街、新潟県燕市にあるメーカー、下村企販の裏ごし器タイプの粉ふるいです。丈夫なステンレス製の網は、細目の30メッシュできめ細かいパウダー状の粉をふるうことが可能です。裏ごしに使えば繊維の多い根菜類もなめらかな口あたりに仕上がります。
取っ手付きなので使わないときは吊り下げて収納しておくことも可能です。
離乳食づくりから製菓・調理に大活躍
刃物を中心にキッチン用品も展開している貝印の裏ごし器です。サビに強く耐久性にすぐれたオールステンレス製なので、長く使い続けることができます。側面には収納に便利なリングがついているので、手に取りやすい位置にひっかけておくと便利です。
じゃがいもやかぼちゃなどの裏ごしやすいサイズも魅力。小さめのサイズなら、離乳食づくりや焼き菓子の仕上げで砂糖をまぶすときにも活躍します。幅広い調理で使えるものをお探しの方におすすめの粉ふるいです。
用途に合わせてサイズを選べる
サイズの異なるストレーナーの3本セットです。網目は細かいですが、目詰まりしにくく、洗いやすいのが特徴。茶こしと粉ふるいの両方の機能を備えているため、出汁こしや塩ふるい、お鍋のアク取りに活躍します。
使用後はしっかり洗って乾かしましょう。食器洗浄機の使用も可能です。お手入れの手間をかけたくない方やふだん使いできるものを選びたい方におすすめです。
用途にあわせて網目サイズをチェンジ!
一般的な粉ふるいは網と枠部分が一体になっていて取り外しができません。この粉ふるいは、料理に合わせて網目の大きさを変えられます。網部分は別売りですが、パン粉ふるいから絹ごしまで、8種類のオプションがあるプロ仕様の粉ふるいです。
枠と網部分が分解できるので網目のお手入れもしやすく、業務用でしっかりとしたつくりです。「いろいろなサイズの網目の粉ふるいがほしいけれど、収納場所は少なくしたい」という人向けです。

▼おすすめ5選|スプーン・電動タイプ スプーンや電動、目盛りつきタイプなど!
粉ふるいのなかでも手軽に使えるスプーンタイプと便利な電動タイプのおすすめ商品を紹介します。
あると便利! 均一にきれいにまぶせる
長く使えるステンレス製の粉ふりスプーンです。薄さ0.3mmのステンレス板に開けられた穴は、サイズや形状が場所によって異なります。目詰まりもしにくいため、スムーズに粉をふるうことが可能です。
また、粉をすくうときに大さじ1杯を量れるので、すくった粉を無駄なく使えるのもポイントです。食材の下ごしらえや粉砂糖をふりかけたりするときなど、少量の粉ふるいに便利です。
まんべんなく均一な粉がふるえるスプーンタイプ
軽くて安いものがいい、という方には、プラスチック製がおすすめ。スプーンタイプだから、粉の入った袋から使いたい分だけすくえて、洗うのも簡単です。
さらに、きめ細やかな粉が均一にふるえるのが特徴。食材の下ごしらえなどに手軽に使えるので便利です。
コンパクトサイズで使いやすい
ユニークなオリジナルの生活用品を展開するオークスのスプーンタイプの粉ふるい。スライド式で小さじ1杯分の量をすくえます。穴のサイズは大きめなので、サラサラとした精製塩や粉砂糖をふるうときは、穴の開いている面をうえに向けて振るとうまくふるうことができます。
コンパクトサイズなので調味料入れにもすっぽり入ります。調味料スプーンや計量スプーンの代わりに使えるので便利です。
少量まぶしたいときにはとても便利なスプーンタイプ
マラカス型をしたスプーンタイプの粉ふるいです。料理のときに、ほんのちょっと粉をふりたいというときには重宝するアイテム。スライド式の蓋の部分がふるいになっていて、スプーン部分で粉をすくい、蓋を閉めてひっくり返して使います。
縦に小刻みにふれば狙った部分に集中して粉をふるえますし、横に大きくふればまんべんなく広く粉をふるうことができます。コンパクトなので収納場所を選びません。
大量に粉を振るいたいなら電動が便利
こちらの粉ふるいは電動タイプなので、スイッチを入れれば、片手で大量の粉がふるえるのが特徴です。パンやケーキ作りが趣味で、一回の調理で大量の粉を振るうという人は、電動タイプの粉ふるいを試してみてください。力がいらないので手が疲れにくいですし、調理時間の短縮にもつながります。
▼おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングをチェック!
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの粉ふるいの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
粉ふるいの代用になるのはコレ! 粉ふるいがない!というときに
粉ふるいがない時は、いくつかのキッチン用品で代用が可能です。少量の粉をふるうなら、茶こしで代用できますが、商品によっては目詰まりしやすく大量の粉ふるいには向いていません。大量の粉をふるうなら、ざるが便利です。網目が大きいため細かいパウダー状にならないことも。
しかし、代用品よりも粉ふるいを使ったほうがふんわりと細かい粉に仕上がります。用途を縛られたくない方は幅広く使えるストレーナータイプや裏ごしタイプなどを選ぶといいでしょう。
お菓子作りに役立つアイテムをご紹介! 美味しいお菓子を作ろう!
粉ふるいが決まったら、お菓子作りに挑戦してみましょう!下の記事ではそんなお菓子作りに役立ちそうなものをピックアップしたので参考にしてみてくださいね。
粉ふるいはひとつ持っておくと便利なキッチン用品 いかがでしたか?
粉ふるいはお菓子づくりや料理の下ごしらえなどで重宝するキッチン用品です。薄力粉や強力粉などを簡単に細かいパウダー状にするのに役立ちます。カップ/シフタータイプやストレーナータイプ、裏ごし器タイプ、スプーンタイプ、電動タイプなどの種類があり、それぞれ粉ふるいのやり方や用途の幅が異なります。
製菓用として用意したい、ふだんの調理にも活用できるものを選びたいなど目的に応じて選ぶことが大切です。ざるや茶こしなどで代用されている方も、粉ふるいをひとつ持っていればその活用の幅に驚くはず。
この記事でご紹介した粉ふるいの選び方やおすすめ商品も参考にして、自分の使い方にあった粉ふるいを探してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
学生時代に栄養学を学び、製菓会社・食品会社のフードコーディネーターを経て独立する。 現在は書籍・WEB・企業などのレシピ考案やフードスタイリングを中心に活動する。 美味しい料理を作るため食材選びからこだわり、普段から居心地のよいキッチン作りや、効率よく仕事をするため機能性に優れた調理道具えらびを心がけている。