ゴムベラってどんなもの? お菓子作りや料理で活躍!
ゴムベラとは、先端がゴムなどでつくられたヘラのことをいいます。スパチュラという呼び方も多くなってきました。文字どおりゴム素材でできたものもありますが、最近ではシリコーン素材でつくられたものが主流となっています。
お菓子づくりでは生地を混ぜたりすくったりするときにあると便利です。耐熱性があるタイプは、フライパンや鍋で炒め物をするなどの加熱調理にも使えます。
ゴムベラのおすすめ20選 人気の無印やマーナ、ル・クルーゼも
ここからは、料理家の河野真希さんと編集部が厳選した、おすすめのゴムベラを紹介します! ぜひ参考にして使い勝手のよいゴムベラをみつけてくださいね。
▼ゴムベラおすすめ15選【大きめサイズ】
ケーキやクッキーなどのお菓子作りや炒め物などの料理に使いやすい大きめサイズのゴムベラをご紹介します。
ヘラを直置きすることなく清潔に使用可能
スタイリッシュでおしゃれなキッチン用品・生活用品を多く販売する山崎実業のシリコン製のゴムベラです。この商品の大きな特徴は柄の部分にスタンドが付いていること。このスタンドがあることにより、ヘラを直置きすることなく清潔に使用できます。
耐熱温度は約220℃、耐冷温度は約-40℃と幅広い温度に対応しているのもポイントですよ。
持ちやすいショートサイズで調理やサーブに使える
全体のサイズだけでなく柄の部分も短くなっていて持ちやすい形状です。シリコン製でボウルなどの曲面にもぴったりフィットします。通常のヘラよりも先が大きく自分の手のような感覚で使え、ひき肉や生地なども手を汚さずにしっかりと混ぜられます。
調理だけでなく、料理をサーブするときなどさまざまな場面で活躍します。
シンプルで実用的! 用途に合わせて使い分け
シンプルなデザインが特徴のtower(タワー)シリーズの、調理スプーン、菜箸、スパチュラ、シリコンスプーンの4点セットです。
それぞれ先端が浮く形状になっており、調理台に直置きにならず清潔に使えます。たとえば調理スプーンは小さじと大さじが測れるメモリつき、菜箸は麺や小さい食材がつかみやすいなど、シンプルながら実用的な機能を兼ね備えています。
スパチュラは先がしなるのでボウルや鍋の端までフィットし、お菓子作りや裏ごしなどに便利です。また、耐熱性にすぐれているのでジャムなどの煮込みにも使えます。
お菓子作りから料理にも使える!
人気の無印良品から販売されている、シリコンのゴムベラです。耐熱温度が300℃と高いので、お菓子作り以外にも炒め物などにも安心して使えます。
柄の部分に穴があいており、引っかけて収納することができて便利。ほかにも同じデザインで調理スプーンやジャムスプーンなども販売されているので、揃えるとインテリアにもなってよいですね。
機能的な形状で洋菓子作りに大活躍
生地を混ぜたり切ったり、ボウルに残りがちな生クリームやケーキの生地をきれいに取ったりと、洋菓子作りのさまざまな工程で活躍できます。
ヘラの形状は、片側はカーブしていますが反対側は先がとがっているので、ボウルのカーブにもケーキ型の角にもしっかりとフィットします。先の部分は柔軟な抗菌剤入りの樹脂でできており、長い間清潔に使い続けられます。

形状やサイズの異なるゴムベラが5本セットとなっているSUNCOON『製菓道具 スパチュラ(5b)』。用途に合ったものが選べるので、使いやすさが違います。
使いやすい弾力! 形状もサイズも豊富
大スパチュラ、大フライ返し、小フライ返し、ヘラ、シリコーンブラシのセットです。大スパチュラはお菓子づくりで生地を混ぜるときに、大フライ返しは大鍋での調理に、小フライ返しは卵焼きなどの繊細な調理に、ヘラはかんたんな炒めものにと用途に合わせて使い分けできます。
ヘラの先端部分は、クリーム状のものもすっきりとすくえるしなやかさ。耐熱仕様なので加熱調理もしっかりカバーします。
▼ゴムベラおすすめ5選【小さめサイズ】
ジャムの瓶やお皿など、小回りがきいてなにかと使い勝手のいいコンパクトなゴムベラをご紹介します。
耐熱温度280度!カラフルで洗いやすさも抜群◎
280度と高い耐熱性を持ち、お菓子作りだけでなく炒めものなど料理でも活躍できます。シリコン製なのでフッ素加工のフライパンや鍋をキズつける心配が少ないでしょう。
カラー展開も豊富で、インテリアと合わせて選ぶこともできます。漂白剤や食器洗い乾燥機も使用でき、柄と先が一体型なのでお手入れしやすいです。

スプーンとヘラのいいとこ取りなのが、マーナ『お料理はかどるシリコーンスプーン(K514)』。これひとつでさまざまな用途に対応してくれます。
使える! コンパクトサイズで小まわりがきく
小まわりのきくコンパクトなサイズ感で、調理から盛りつけまでサポートします。ジャムづくりなどにはもちろん、ちょっとした盛りつけにも使え、幅広く活躍してくれるでしょう。
スプーンの形状は柔軟性に富み、小瓶の底もすくいとりやすく、こまかな盛りつけにも対応。柄の根もとに脚がついているので、ちょっと置いておくときにスプーンの部分を浮かせておくことができて衛生的です。

ブランシェ アソシエ『SO スパチュラミニ』は、そのサイズ感が魅力。ジャムをすくったり、ドレッシングを混ぜたり、小回りのよさが便利です。
ほどよいかたさ! コンパクトサイズが魅力
ヘラの先端部分を薄くして、ペースト状のものまで余すところなくすくい取れる、ほどよいかたさになっています。日本の食生活でよく使われる「小さじ加減」に対応したコンパクトなサイズが特徴。
2006年にグッドデザイン賞も受賞したスタイリッシュで握りやすい持ち手は、使いやすくちょっとした味の微調整にも重宝します。味にこだわり、調理に繊細さを求める方のためのゴムベラです。
どんなシーンでも! 小回りが利くコンパクトサイズ
コンパクトサイズで小回りが利き、小瓶からジャムなどを取り出したりバターナイフの代わりに使用したりとどんなシーンでも使えます。耐熱性にもすぐれているので、メイン料理のソースを作るなど加熱調理のときも活躍します。
シリコーンゴムを一体成型しているので柄と先の接続部に汚れがたまることもなく、とても衛生的です。
「ゴムベラ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング Amazon、楽天市場の売れ筋をチェック!
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのゴムベラの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ゴムベラの選び方 サイズや形状、耐熱温度やお手入れのしやすさに注目
ひとくちにゴムベラといっても、最近ではお菓子づくりに調理にと用途もひろがって、機能性を重視したゴムベラが増えてきています。ここからは、使いやすいゴムベラを選ぶときのポイントを紹介します。ポイントは下記の3つ。
【1】サイズや形
【2】耐熱温度
【3】お手入れのしやすさ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】調理器具に合うサイズや形を選ぶ
ゴムベラを使う場面に合わせて、サイズや形を基準に選んでみてもいいでしょう。大きいサイズであれば炒めものなどの調理に重宝しますし、コンパクトなサイズなら小まわりがききます。
たとえば、お菓子作りなどでたくさんの生地やクリームを混ぜるときなどには、25~30cm程度の大きさだと使いやすいでしょう。小さい鍋でソースを作るときなどには、小まわりのきく15cm程度のミニサイズのゴムベラだと便利です。
また、先端部分に角のあるスクエア型であれば、小瓶の底に残った食材をきれいに取り出すことができます。
【2】耐熱温度も確認しよう
最近では加熱調理に使われることも増えたゴムベラは、耐熱温度も重要なチェックポイントです。高温に耐えきれず、調理中にゴムベラの先端部分が溶けてしまった、ということがないように、耐熱温度を事前に確認しておきましょう。
高温で調理する炒め物でフライパンの温度は200℃程度なので、炒めものなどの調理を想定している場合は耐熱温度が200℃以上のものを選ぶといいです。シリコーンゴムは耐熱性にすぐれており、耐熱温度が200℃以上のものも販売されています。
【3】お手入れのしやすさもチェック
お手入れがしやすいかどうかも確認することが大切です。
一体型だと洗いやすい
柄の部分がプラスチックでヘラの部分がシリコーン素材に分かれているタイプもありますが、どんなに気をつけて洗っていてもヘラと柄との隙間に汚れが溜まってしまいがちです。
ヘラと柄がつながっている継ぎ目のない一体型であれば、洗いやすくて汚れも溜まらず長く衛生的に保てます。
穴あきの柄やフック付きは収納に便利
柄の先端部分に穴が開いたタイプは壁のフックにかけることもできるので、収納に困りません。ヘラのつけ根にフックがついているタイプは、調理の途中でボールや鍋の縁にひっかけておくことができます。
こうした付加的要素も考慮すると使い勝手がよくなります。
>> 料理家からのアドバイス
用途別に複数持っておくと便利
お菓子作りに欠かせないゴムベラ。スパチュラと呼ばれることもあります。最近はシリコーン製が主流となったため、加熱調理も可能。幅広い調理に使えます。
お菓子作りであればしなやかさ、炒め物であれば耐熱温度、ジャムなどの小瓶をすくうのであればミニサイズといったように、どんな用途で使うのかをイメージしながら選びましょう。
サイズや用途を変えて、複数持っていても決して無駄にはなりません。
ゴムベラを調理で使う際の注意点 ゴムベラが溶ける!?
ゴムベラを使って調理をしていたらゴムベラが溶けてしまった!なっていう経験はありませんか?
価格の安いゴムベラは耐熱温度が低く溶けてしまうこともあります。「耐熱」と記載されているゴムベラであれば、どんな調理方法で使用しても大丈夫なのか心配になりますよね。
ここからは、ゴムベラを使用して調理する際の注意点をまとめてみたので、ゴムベラを購入する前の参考にしてみてください。
ゴムベラが溶けてしまう使用方法

Photo by Jason Briscoe on Unsplash
かなりの高温に達してしまった場合、ゴムベラが耐えられず溶けてしまうことがあります。単純にボウルの中で何かを混ぜ合わせるような作業であれば溶ける心配はありません。
料理用のゴムベラには耐熱性と書いているものが多いですが、中には書いていないものも。100均などのゴムヘラは耐熱性がなく70度くらいの温度で溶けてしまう場合があります。そうならないためにも鍋の中でかき混ぜるときには「耐熱」と書いてあるゴムベラを選びましょう。耐熱温度の高さもチェックしておくと安心です。
ゴムベラの素材別耐熱温度
ゴムベラは大きく分けて、ポリエチレン製、ポリプロピレン製、シリコン製の3つの素材を使用しているものが多いです。そして素材によって耐熱性が全然違うので注意が必要。下記の耐熱温度を目安として覚えておきましょう。
<ゴムベラの素材別耐熱温度>
■ポリエチレン製:耐熱70℃〜90℃
■ポリプロピレン製:耐熱90℃〜110℃
■シリコン製:耐熱200℃〜300℃
フライパンの表面温度が、食材を炒めている時で200℃以下になるのでシリコン製であれば調理熱を使う調理にも使えそうですね。しかし、鉄のフライパンなどは強火で使ったりするので、ゴムベラの使用は避けた方が良いでしょう。
ゴムベラは他のもので代用できる? 「今すぐに必要!」そんなときには
お菓子作りや料理などでいざゴムベラを使いたいというときにない場合もありますよね。そんなときは、木べらやしゃもじなどで代用することができます。
生地を混ぜたりクリームを集めたりする際にはそのまま使えますが、メレンゲなどは泡がつぶれてしまうことがあるため注意しながら使う必要があります。
また、ゴムベラに比べると生地やクリームをきれいに取ることが難しいので、お菓子作りをするときはゴムベラを用意しておくのがおすすめです。
おすすめのキッチンツールをさらに紹介! 【関連記事】
耐熱温度に注意して使いやすいものを選ぼう いかがでしたか?
この記事では、ゴムベラの選び方とおすすめの商品をご紹介しました。
加熱調理に使いやすい耐熱性や、材料のすくいやすさにも影響するヘラの先端部分のしなやかさ、調理にもお菓子づくりにも使える汎用性の高いサイズ感も、使いやすいゴムベラを選ぶうえで重要なポイントです。
あなたがほしいゴムベラを選んでみてくださいね。
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料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。 流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 簡単&時短料理が学べる『料理教室つづくらす食堂』主宰。