おたまは料理に欠かせないキッチンツール! 一人暮らしにも!
カレーやスープ、味噌汁などの汁ものを混ぜたり、よそう際に欠かせない「おたま」。おしゃれなダイニングやカフェで見かける「レードル」との違いはどこでしょうか? 実は、おたまもレードルも同じもの。どちらも便利なキッチンアイテムです。
おたまの正式名称は「お玉杓子(おたまじゃくし)」。滋賀の多賀神社の縁起物「お多賀杓子」が由来ともいわれています。調理の際ひとつあると便利なおたまについて詳しくみていきましょう。
「おたま」のおすすめ商品の比較一覧表
おたまのおすすめ20選 さまざまな素材や形状のおたまをセレクト!
厳選したおたまをご紹介します。気になるものがあればぜひ検討してみてくださいね。
▼おたまのおすすめ5選|具材をかき集めやすい「シリコン製」
ポタージュや煮込み料理など、鍋底に残った食材もかき集めてキレイにすくい取れるシリコン製のおたまをご紹介します。
マルチに使える黒のスプーン型
シリコーン製の大きなスプーン型おたまです。シリコーン樹脂だから、フッ素コーティングされた鍋やフライパンをキズつけることもありません。スプーン型ではあるものの、先端は平らになっているので、鍋底にフィット。しっかりと残った食品を取り出せます。
炒めものをする際やおかずの取り分けにも活躍します。また、手軽に洗えて衛生的に長く使えます。食洗機使用可能なのも忙しい人にはうれしいポイントです。
適度にしなりながらも強度を持ったおたま
多くのアイテムを取り扱う無印良品の「シリコーン調理スプーン」は、大きなカレースプーンのようなおたまです。調理の際の、材料の混ぜ合わせから炒めたり、焼いたりの加熱調理、取りわけまで幅広く使えます。
スプーンの内部にはステンレス鋼の芯材が入っていますが、へりの部分にはステンレスが入っていないので適度なしなりで、鍋に残ったものをしっかりと掻きだすこともできます。
持つことを重視した三角構造と熱に強いシリコーン製
具だくさんのスープをかき混ぜる際など、おたまをしっかりと握るシーンは意外と多いもの。そんなときでも、握りやすいように柄の部分が「三角構造」になったおたまです。
おたまの形状はお椀型の変形バージョンで、少し角度がついているので、汁ものなどを注ぎやすいつくりになっています。シリコーン製などで鍋底や鍋肌をキズつけにくいのも特徴です。

キッチンをよりおしゃれな空間にするおたま
ストウブから新しく登場したキッチンツールのシリーズです。シリコン素材でできているので、鍋やフライパンを傷つける心配がなく安心して使えます。ハンドル部分はアカシアの天然木を使用していて、手に馴染みやすくなっています。
ワンポイントのロゴもおしゃれ。シリーズで揃えて見せる収納にしたくなります。鍋とセットで使うとより料理が楽しくなります。家ではもちろんキャンプやバーベキューにも活躍するアイテムです。プレゼントにもおすすめです。
▼おたまのおすすめ5選|鍋を傷つけにくい「ナイロン製」
まずは、フッ素コーティングの鍋やフライパンでも使えるナイロン製のおたまをご紹介します!
つなぎ目のない衛生的なおたま
「バタリニー ナイロンレードルII」は、オールナイロンのおたま。つなぎ目がなく、食品のカスなどが残ることもなく、衛生的に使えます。
ナイロン製で、フッ素加工や、金属の鍋のまわりや底をキズつけることがないのもうれしいポイントです。グラスファイバーも20%配合されており、炒めものや煮込み料理などの加熱調理にも活躍します。



▼おたまのおすすめ7選|熱に強く丈夫な「ステンレス製」
熱に強く耐久性が高いので、長く使えるのが魅力のステンレス製おたまをご紹介します!

▼おたまのおすすめ1選|ナチュラルな雰囲気がおしゃれな「木製」
木ならではの温かみのあるデザインが魅力的な木製おたまのおすすめ商品をご紹介します。

▼おたまのおすすめ1選|ニオイ移りしにくい「ホーロー製」
酸に強くニオイ移りしにくいホーロー製のおたまをご紹介します。
▼おたまのおすすめ1選|中華料理に使える「鉄製」
本格的な炒飯作りに活躍する鉄製の中華おたまをご紹介します。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする おたまの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのおたまの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
おたまの人気ブランド・メーカー おたま選びで迷っている方は参考にしてみよう!
おたま選びに悩んだら、人気のブランドやメーカーで選ぶのもひとつの方法です。ここからは、おたまを販売する人気ブランド・メーカーをいくつか紹介していきます!
無印良品|シンプルだから使いやすい
日用品からインテリア、食品まで幅広いアイテムをそろえる無印良品。おたまだけでも、ステンレス製、木製、シリコン製などさまざまな材質で展開しています。なかでもシリコン製は、軽くて丈夫、衛生的に使えることからも幅広い客層に支持されているアイテムです。
シンプルな見た目ですが、炒める・混ぜる・すくう・よそうとさまざまな場面で活躍してくれます。
マーナ(MARNA) |使いやすい機能が充実
マーナは、創業140年を超える家庭用品のメーカーです。200度までの温度に耐えるナイロン製のおたまは、フッ素樹脂加工のフライパンなどをキズつけることもなく、つなぎ目もないことから衛生的に使えるのが特徴です。
シリコン製のおたまもあり、柔軟なシリコン素材が鍋のそこや側面をスクレーパーのようにフィットして、無駄なく食品をすくい取ることができるのがポイントです。用途に合わせたおたまが選べます。
柳宗理|洗練されたデザインと心地良い使用感
柳宗理は、日本のインダストリアルデザイナーとして幅広いデザインを手がけた人物です。柳宗理のおたまは、機能美とシンプルさを追求したステンレス製。腐食に強く、耐久性もあるので、長く使えることを考えるとコスパも高い製品といえます。
つなぎ目がなく、シンプルなフォルムのため、洗いやすく衛生的に使えます。食洗機の使用も可能です。和食の調理・盛り付けに適した形をしています。
おたまの選び方 材質や形状、お手入れのしやすさや機能に注目!
ここからは、おたまの選び方を詳しく解説していきます!ポイントは下記のとおり。
【1】材質
【2】形状
【3】洗いやすい一体型
【4】便利な機能
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
【1】おたまの材質を確認する
おたまの材質はシリコン、ナイロン、ステンレス、木製、ホーローなどさまざまなものがあり、それぞれ材質によって特徴があります。
「シリコン製」は柔らかくて使いやすい
柔らかくて軽く、あつかいやすいのがシリコン素材おたまの特徴です。熱に強いイメージのあるシリコン素材ですが、商品によっては耐熱温度がそれほどではないものもあります。購入する前に耐熱温度を確認しておきましょう。
おたま自体が変形しやすいので、鍋の底にのこった食材やスープもすくい取りやすいメリットもあります。
「ナイロン製」は鍋を傷つけにくい
適度なかたさがあるナイロン製のおたまは、軽くて丈夫なのが特徴です。フライパンより柔らかくあたっても傷がつきにくいので、フッ素コーティングしているお鍋やフライパンに使うのにぴったり。食洗機で洗える商品もあるので、お手入れもかんたんです。
ほかの素材より熱に弱いので、耐熱温度は購入前にチェックしておくようにしましょう。
「ステンレス製」は耐久性があり熱にも強い
ステンレス製おたまは、熱に強く丈夫なのが特徴です。シンプルなつくりのものが多く、見た目がおしゃれなのでキッチンの見える場所にかけておきたくなるような商品も。熱を気にせず思い切り使えるのですが、素材のかたさから当たると鍋やフライパンを傷つけてしまう場合もあります。
また、熱が伝わりやすいので持ち手が熱くて持てない場合も。気になる人は、持ち手に違う素材が使われているステンレスおたまを選ぶようにしましょう。
「木製」はあたたかみがありおしゃれ
自然素材である木製のおたま。おしゃれで飾っておきたくなるような見た目なので、ホームパーティなどでも積極的に使いたくなるキッチンツールです。ただし、お鍋などに入れたまま火にかけてしまうと焦げてしまうことも。
また、しっかり乾かさないとカビが生えるなど、お手入れに少し手間がかかるデメリットがあります。
「ホーロー製」は見た目も機能性も抜群!
ホーロー製のおたまは、ニオイ移りなどが気になる料理を盛り付けるのに便利です。見た目もかわいく、使い勝手もよいのが魅力。ホーロー鍋を使っている方は、おたまのデザインもあわせるのもおしゃれでおすすめです。
【2】おたまの形状で選ぶ
おたまの形状にもさまざまなものがあり、計量付きなど便利な機能がついたものまであります。ここでは、おたまの形状や機能について紹介します。
「お椀型」は初心者でも使いやすい
一般的なおたまの形状です。深さがあるものが多く、大きな具材の料理やスープなどをしっかりすくってくれます。料理初心者の方でも使いやすく、一本持っておくと便利です。
「楕円型」は具材や汁をすくいやすい
お椀型のおたまより横に広がり、鍋につく面積が広いタイプ。具材や汁をすくいやすいので、スープやカレー、味噌汁などの料理に使うと便利です。
「横口おたま」はゆで野菜や肉じゃがに便利
おたまの横がすぼまっていて、煮汁を細い口の容器に移したり、煮汁を残して具材だけをすくったりすることができます。肉じゃがやゆで野菜のときにあると便利な一本です。
ほかにも、お出汁を取るときにも重宝します。ちょっと味見をして味がうすいときには、横口おたまの口から少しずつ微調整しながら調味料を追加できるので便利です。ただし、横口おたまは利き手があるので、左利きの人は左利き用の横口おたまを買うように注意してください。
「中華おたま」は炒飯などの中華料理を作るときに
スープや具材をすくうのはもちろん、中華鍋などで食材を炒めるときにも使えるおたま。本格的な中華料理を作りたいときに便利です。鉄製のものが多く販売されていますが、ステンレス製のものもあります。
「穴杓子おたま」は具材だけを取り出しやすい
よりかんたんに具材だけを取り出したい場合は、穴杓子おたまが便利です。おたまに穴が開いているので、煮汁を残して確実に具材だけを取り出せます。煮物や揚げ物などで一本あると便利なおたまです。
そのほか、泡立て器やマッシャーの代用品として利用することも可能。ただし、鉄製やステンレスでしっかりとした強度がないと、すぐに曲がってしまうので注意が必要です。
【3】洗いやすさ重視なら継ぎ目のない「一体型」がおすすめ
おたまには、持ち手と頭の部分が異なる素材などでつくられた継ぎ目があるタイプと一体型になったタイプがあります。継ぎ目部分はどうしても洗いにくく、汚れがたまってしまうことがあります。衛生面を気にするのであれば、継ぎ目のないおたまを選ぶとよいでしょう。
継ぎ目部分がはずれてしまうこともないので、長く使い続けることができます。
【4】便利な機能があるかもチェック!
おたまは、シンプルにみえていろんな便利機能が備わっています。ここでは、いくつかの便利機能を紹介します。
「目盛りつき」の計量おたまは手早く調理できる
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー
完成したカレーやシチューなどを盛り付けるためにおたまを使う場合もあれば、煮込み料理などで調理中におたまを使うこともあります。調理中におたまを使う方の場合、計量機能の付いたおたまが便利です。
たとえば、醤油や清酒などを加える際、おたまで計量ができれば、わざわざ計量スプーンや計量カップなどを用意する必要がありません。計量スプーンや計量カップなどを使わずに済むので、洗い物も減らすことができます。
食卓でも活躍する「自立するおたま」は調理にも
鍋をみんなで囲むとき、おたまをどこに置くかで悩むことがあるかもしれません。自立してくれるタイプのおたまなら、おたまを置く小皿などを用意する必要がありません。おたま自体を支える必要がないので、調理中にちょっとおたまを置いておくのにも便利です。
「フック穴」や「スタンド」があると収納に便利
おたまをフックにかけて収納している人や、スタンドに立てて収納している人は多いかもしれません。商品によってはフックにかけられる穴がないタイプもあります。おたまを購入するときには、自分がどのように収納するのか、フックに収納するのであれば穴はあいているのかもチェックしておきましょう。
おたまの収納に便利なキッチンツールスタンドをご紹介します。こちらもチェックしてみてください。
>>>料理研究家からのワンポイントアドバイス
料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー
おたまと一緒に使う調理器具との相性を考えて選ぼう
ご自身が使用している鍋やフライパンのサイズ、材質などに合わせておたまを選ぶようにしてください。
たとえば、ステンレスのおたまの場合、フッ素加工の鍋などに使用すると、傷が付いてしまう可能性があります。ご家庭にある鍋が小さい場合、あまりにも大きすぎるおたまだと使い勝手がよくありません。反対に大きな鍋の場合、おたまが小さすぎると何度もすくわないといけなくなってしまいます。
いろいろなおたまを比較し、お気に入りのおたまを見つけてみてくださいね。
置き場所に困る? そんな時は「おたまスタンド」が便利! 菜箸や鍋フタも!
料理中に発生するのが、おたまの置き場所問題。便利なおたまスタンドを活用して、より快適に料理しましょう!
おたま以外のキッチンツールはこの記事もチェック! 【関連記事】
使い勝手の良いおたまをどんどん使おう! いかがでしたか?
ここまで、調理の際には欠かせないおたまの選び方と厳選した商品をご紹介してきました。
おたまには「おたまといえば……」というスタンダードなタイプから、軽量ができたり、汁切りができたりと、さまざまな機能を持ったものがあります。またすくう、混ぜるといった作業だけではなく、取りわけたり、炒めたりできるおたまもありました。
この記事を参考にして自分の調理スタイルにあったものを長く使って、食生活をもっと豊かにしてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。 企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。