レードルの選び方 料理研究家に聞きました
料理研究家である指宿さゆりさんに、レードルを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。
鍋やフライパンの大きさに合わせて選ぶ
用途別に複数のレードルがあると便利
ご家庭で使用している鍋やフライパンの大きさに合わせてレードルを選ぶとよいでしょう。たとえば、大きめの鍋で煮物やカレーなどをよく作るという場合、あまりにも小さいレードルだと盛りつけるのが大変です。
反対に自家製ドレッシングをレードルで盛りつけるのであれば、適度な大きさのレードルを持っていると便利。用途に合わせていろいろなレードルを持っておくのもおすすめです。
長く愛用できるかどうか
機能性はもちろんでデザインにもこだわる
レードルはできるだけ長く愛用できるデザインや機能性を重視して選ぶのが望ましいです。長く使っていてご自身が得意な料理に合うものが最適といえます。
せっかくなら高級感のあるものを選ぶとよいでしょう。長い目で見れば、長期的に使えるレードルを買うのがおすすめですし、なにより大切に使い続けることで、調理の腕も向上するはず。
お気に入りのレードルを探してみてはいかがでしょうか。
材質をチェックする
シリコン、プラスチック、ステンレスやホーローなど
レードルにはステンレスを中心に、シリコンやプラスチックなどいろいろな材質の商品があります。
シリコンやプラスチックは軽量ではありますが、おすすめはステンレス製。ステンレス製ならサビにも強く、長持ちします。
ステンレス以外にもホーロー製のレードルがあり、ホーロー製ならではの見た目のかわいさに加え、材質ならではの機能性もうれしいです。
ホーロー製のレードルならにおい移りなどが気になる料理を盛りつけるのにも最適。ホーロー製の鍋を愛用している方であれば、レードルも同じ材質で統一してみてはいかがでしょうか。
左利きの方なら両口レードル
両口タイプはレードルの万能選手
左利きの方であれば、右利きを基準としたレードルに違和感があると思ったことがあるのではないでしょうか。これは右利きの方が多いこともあり、利き手に合わない構造になっているからです。そんな方は両口になっているレードルがおすすめ。
ご自身が左利きの場合はもちろん、パートナーやご家族などが左利きのケースでも重宝します。新生活のプレゼントなどに調理器具を考えている方にも最適です。
調理に便利な穴あきタイプのレードル
使用機会の多い穴あきタイプは揃えておきたい
レードルのなかには穴あきタイプがあり、このタイプのレードルを持っておくのもよいでしょう。
たとえば、おでんを盛りつける際、穴あきタイプのレードルを使うと汁を入れずにおでんの具だけをお皿に取ることができます。
ほかにも豚の角煮を作る際、鍋の下の方で味のしみこんだ豚肉や卵をすくいあげ、新たな具材を追加するのにも活用できます。
万能タイプをひとつ用意しよう
料理によってお鍋やフライパンなどの大きさは変わってきますので、大きさに合ったレードルを用意しておくのが基本といえます。しかし、同時並行でいくつかの調理をおこなっていると、使いたいレードルをすでにほかの料理で使ってしまっているときがあります。
そのような場合に、あると便利なのが万能タイプのレードル。万能タイプには縦長タイプや横長タイプがありますが、内側に目盛りがついているタイプだと容量を量ることができて、より便利ですね。
レードル選びに迷ったら… 料理研究家からのアドバイス
レードルと言ってもいろいろな用途に合わせた商品があるため、まずは普段からどのような料理をされているか確認してみてはいかがでしょうか。
同じようなレードルであっても材質や機能性が異なるため、できるだけ長く愛用できる商品を見つけることが大切。たとえば、キッチンに壁掛けで収納する場合、フックがついていると便利ですし、引き出しにしまうのであれば、収納しやすいサイズが望ましいです。
いろいろな商品を比較し、自分に合ったレードルを見つけてみてください。
レードルのおすすめ6選|料理研究家のイチオシ
ここまで紹介したレードルの選び方のポイントをふまえて、料理研究家である指宿さゆりさんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

継ぎ目がないので使いやすい
安心の日本製で、程よい重さがあり、安定感のあるレードル。継ぎ目がなく、シンプルなデザインを求めている方におすすめです。オシャレな艶消しのサテンが特徴で、キッチンのレイアウトとしても映える商品です。
鉄製の鍋やフライパンにも使いやすく、スープなどの料理をすくったり、ソースをかけたりするのに重宝します。継ぎ目がないため、使用後の洗浄もしやすく、衛生面でも評価できるものと言えるでしょう。

色々な料理に使えるので便利
ステンレス製で、サビにも強く、におい移りの心配もありません。カレーやシチューなどから、フルーツポンチなどのデザートの盛りつけにも使用できるのがうれしいポイント。さまざまな料理に活躍するので、幅広い料理にチャレンジしたいと思っている方におすすめです。
柄の先がフック式なので、鍋などのふちにかけられますし、壁掛け式の収納にも便利。サイズ的には少量のソースやドレッシングの盛りつけにも重宝します。

利き手に左右されずに使える
一般的な横口のレードルは右利きの方を基準とした商品が多いですが、こちらは両口のレードル。左利きの方でも使いやすいレードルを探している方におすすめです。
ステンレスでお手入れもしやすく、ご家族や友人へのプレゼントやギフトとしても最適。右利きの方でも使えますので、利き手に左右されることなく使用できるのがポイントです。大きさはお玉よりは少し大きめなので、ある程度、大きめの鍋をお持ちの方に向いています。

シンプルで飽きがこない
こちらは業務用のレードルで、シンプルで長く愛用できるレードルを探している方におすすめです。ステンレスでお手入れもしやすく、長持ちします。シンプルなデザインだから流行に左右されることなく、飽きのこない商品だと言えるでしょう。
別売りになっているカレーとソースで使えるポットを用意すれば、ドレッシングやカレーもレストランのように使うことができます。

機能性が高く盛りつけに便利
「穴あきレードル」と「かす揚げ」と2つの利点を持ち合わせた便利なレードル。機能性の高いレードルを探している方におすすめです。小さめのサイズなので、スープ料理の具材を盛りつけたり、煮物の具材を引き上げて器に盛りつけたりするのに便利。
たとえば、おでんを作って煮込む際、味がしみ込んだおでんの具を皿に盛りつけ、追加で具材を加える際、穴あきのレードルが役立ちます。1本持っておくとなにかと調理に重宝するレードルと言えるでしょう。

料理が楽しくなるホーロー製
新潟県燕市にあるメーカーから発売されている珍しいホーロー製のレードル。こちらはホーロー製の鍋などを愛用している方におすすめです。ホーロー製の鍋との相性がよく、鍋と一緒に使うのに向いています。
ホワイトのあたたかい色合いがかわいく、キッチンにレイアウトするだけでも料理が楽しくなるはず。おかずを盛りつけるときにもこぼれにくく、しっかりとした形状なので、おかずの入ったホーロー鍋を食卓に置き、レードルも一緒に使ってもよいでしょう。
レードルのおすすめ4選|サビに強い ステンレス製・アルミ製レードル!
軽量カップの面倒さを解消できる
料理をしていて、調味料などをいちいち軽量カップで量るのが面倒ですね。その不満を解消するのがこのレードル。おたまの内側に目盛つきなので、ダシ汁や調味料をそのままレードルで量れます。
目盛が5cc、15cc、30ccの3種類なので料理によって使い分けられます。よこ口もついているのでカップやプリン型などの小さな口の容器に注ぐとき、こぼしにくいのもうれしいですね。デザインもシンプルなので壁に掛けておいてもおしゃれです。
汁漏れしにくく注ぎやすいレードル
プロ御用達の厨房用調理用具シリーズ「味道(あじどう)」のレードル。プロ仕様なので使いやすさは折り紙付き。ステンレス製なので丈夫でさびにくくメンテナンスもらくです。
おたまの部分が雫型なので、スープなどをこぼすことなく器に注げます。柄のはしはフック形状になっているので、調理中の使いやすさはもちろん収納もしやすいでしょう。
スープや煮込み料理で一気にすくえるレードル
容量約200㏄のやや大きめのスープレードルです。一気に料理をよそうなら便利なのは容量の大きいもの。こちらはスープやみそ汁などを一度すくうだけで1人分が取れるような大きめのサイズとなっています。
柄が28cmとやや長くできていますので、カレーやシチュー、豚汁などを寸胴鍋で作ったときに使うにはピッタリの一品。レードルの柄は、キッチンにかけて収納できるようになっているので使い勝手もいいです。
ポイントは平たい底面! かき揚げ専用レードル
レードル内面にアルミフッ素樹脂加工が施されているため、調理中に食材がレードルにつきにくく、使いやすいレードルです。
ヘッド部分の底面が平たい形になっており、かき揚げを作る際にぴったり。取っ手部分は耐熱性の高いナイロン材質でできており、温度が上がりやすい揚げ物料理でも安全に使えるように配慮されています。
レードルのおすすめ2選|軽量&熱に強い シリコン製・ナイロン製レードル!
耐熱性があるシリコーンゴム製
耐熱性にすぐれているシリコーンゴム製のレードルです。金属製のレードルはお鍋やフライパンをキズつけてしまうことがありますが、このレードルはシリコーンゴム製なのでキズ防止になります。
耐熱温度も250度で、フライパンやお鍋にも使用できます。また、食器洗い乾燥機でも使えます。色は明るめカラーなので、キッチンにカラフルな彩りを添えておしゃれな収納もできそうですね。
具だけ拾える! 鍋料理でも活躍するレードル
ナイロンで作られたレードル。鍋やフライパンを傷つける心配なく使用することができ、つなぎ目なども無いためサッと洗いやすいのがポイントです。耐熱温度は210℃と熱にも強い素材で、食洗機での洗浄にも対応しています。
網目状になっており、ゆでた野菜などの水けをきりたいときや、鍋料理で具材だけすくいたいときにもぴったりです。
レードルのおすすめ2選|熱を通しにくい 木製レードル!
天然ブナの木を使用。おしゃれな木製
天然ブナの木のぬくもりを感じられる、木製レードルです。木ならではの丸みのある質感を活かしたシンプルなデザイン。
木製のメリットは、なんといっても熱を通しにくいことです。お子さんがいる家庭で料理の手伝いをしてもらう時に、金属製のレードルではやけどをしてしまう可能性も。このレードルはすべて木でできていて、持ち手の部分が高温になる心配がないので、お子さんと一緒に安心して調理ができます。
パスタ料理専用の竹製レードル
スス竹を加工して作られた、パスタ専用のレードルです。レードルの先端部分に、いくつかの棒状の突起がつけられています。その突起がパスタの麺に引っかかることで、楽にパスタをすくうことができる仕組みです。
竹製でシンプルな見た目をしているので、どのようなタイプのキッチンでも自然になじむでしょう。おしゃれな調理アイテムとして、購入してみてはいかがでしょうか。
レードルのおすすめ2選|左利き用
左利きの方必見! 横口が右側でよそいやすい
左利きの方のために作られたレードルです。レードルは基本的に、利き手で持って自分の体のほうに傾けて使うもの。一般的のレードルでは右利き用に作られており、横口が左側についています。こちらのレードルは横口が右側についているため、左利きの方も自然に使うことが可能です。
また耐久性の高いステンレスでできているため、サビにくい特徴もあり、リーズナブルな商品です。
利き手は関係なし! 両口タイプでストレスフリー
横口がレードルの両端にある両口タイプのレードルです。右利きの方も左利きの方も、このレードルを使用できるのがポイントです。
食材をすくう部分は横に広い形になっており、約80ccの容量を取ることができます。ステンレスでシンプルなデザインで日常にとけこむアイテムです。
「レードル」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レードルの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのレードルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連商品】そのほかの調理器具をお探しの方はこちら
レードルについて6つのポイントをおさらい
1)鍋やフライパンの大きさに合わせて選ぶ
2)ステンレス製はサビに強く長持ちする
3)ホーロー製はにおい移りなどが気になる料理に最適
4)シリコン製・プラスチック製は軽い
5)左利きの方は両口レードルが良い
6)縦長タイプ・横長タイプの万能タイプをひとつ購入すると便利
料理に合わせて使いやすいレードルを選ぼう!
ひとくちにレードルといっても、素材や大きさはさまざまです。また、穴あきタイプのもの、軽量目盛りが付いているもの、利き腕を選ばずに使用できるものなど、機能面でもたくさんの種類がありますので、指宿さんのアドバイスを参考にしながら、自分にとって使いやすいレードルを選んでみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。 企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。