キッチンスクレーパーの選び方 トータルフードアドバイザーに聞いた!
トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんに、キッチンスクレーパーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ポイントは下記の通り。
【1】用途に合わせて選ぶ
【2】素材をチェック
【3】先端の形状と固さ
【4】持ち手の有無やデザインもチェック
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

Photo by Becca Tapert on Unsplash
いろいろな形状のキッチンスクレーパーがあれば、料理にあわせて活用ができそうですね。
【1】用途に合わせて選ぶ
まずは、キッチンスクレーパーの用途に着目してみましょう。
「調理用」には、残ったソースやホットケーキの生地などをかき出したり、パン生地やクッキー生地などを切ったり、みじん切りにした野菜などを集めたりできるような、多目的な用途に合うものを選びましょう。表面積が広く平らなものがおすすめです。
「洗い物用」として使う場合は、お鍋やフライパンなどのこびりつきもしっかりとれるような、固さのあるスクレーパーを選ぶことをおすすめします。
【2】スクレーパーの素材もチェック
スクレーパーの素材には、シリコン・プラスチック・金属・セラミック・竹など、さまざまなものがあります。それぞれ固さや特徴が異なるので、用途にあわせた素材を選んでください。
シリコン製
しなやかさが特徴。商品によって固さはさまざまですが、カーブしている調理器具にもぴったりフィットしてくれます。また、耐熱性があるので調理用途にも向いています。
プラスチック製
シリコンより硬さがあるものの、器具を傷つけにくいので、パン生地などを切ったりする際にも対応できます。
金属・セラミック・竹製
フライパンの焦げ付きなど、しっかり汚れを落としたいというときにおすすめ。ただし、金属製のものはフッ素加工のフライパンなどで使用すると、加工がはがれてしまうこともあるので注意しましょう。
【3】汚れ落としには先端の形状と固さも重要
シリコン製のスプーン状になっているスクレーパーは、瓶の底など深さのあるものをきれいにするときに便利です。先端の角が丸くなっていてしっかりとした固さのあるものは、鍋やフライパンの汚れ落としとして使うといいでしょう。
また、竹製のスクレーパーは、先端が細かく分かれているので、生姜のすりおろしなどで汚れたおろし金の歯も、かんたんにきれいにすることができますよ。
【4】持ち手の有無やデザインもチェック
キッチンスクレーパーのなかには、持ち手に穴があいているタイプや、フック状になっているタイプがあります。とくに、洗い物用として使用する場合は、シンクにかけて使えるタイプを選ぶと衛生的でおすすめです。
また、調理用として使用する場合には、ソースや生地を残さずぬぐえる、持ち手がついているタイプが使いやすいのでおすすめです。
キッチンスクレーパーのおすすめ7選 サイズ・素材・耐熱温度・食洗機対応かチェック!
うえで紹介したキッチンスクレーパーの選び方をふまえて、トータルフードアドバイザーの内藤まりこさんと編集部でピックアップしたおすすめ商品を紹介していきます!

多用途に手軽に使える万能タイプ
無印良品のキッチンスクレーパーは、固さとしなやかさがちょうどいい点がおすすめ。ソースなどを集めるだけではなく、フライパンの焦げ付きやこびり付きを掃除するときにも使うことができます。
また、シリコン製はカレーやミートソースなどの汚れを落とした際、スクレーパーに色が付着してしまうことがありますが、その点こちらのスクレーパーは黒なので、色の付着も目立ちません。
手ごろな値段で購入できるのもうれしいポイント。長さも11cmと小ぶりなので、女性の手でもしっかりと握ることができますよ。

瓶の底までしっかりすくえるスクレーパー
商品名にもあるように、細長いびんの底をきれいにする際におすすめのキッチンスクレーパーです。持ち手が長く、スプーンでかき出すように使えるため、はちみつやジャムなど、最後まで使いづらいものにも対応できます。
先端がカーブしているので、底の丸みにそって隅々まできれいにすくい取れるような設計になっているのもポイントです。
大きめサイズで料理もケーキ作りもこの1本でOK
こちらも一体成型タイプです。本体の芯棒にステンレスが入っていて、持ちやすさと使いやすさの両立を実現!
キッチンに1本備えておけば、炒め物からケーキ作りまでさまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。大きめサイズなので、鍋料理にも活用することができます。
なお、高温調理だけではなく、低温での使用も可能です。キッチン用品に傷がつきにくい、大きめのキッチンスクレーパーを探している人におすすめです。
使い分けできる先端の形状がポイント
食器の角や隅だけではなく、平らな部分や丸みのある部分まで、いろいろな箇所に対応できる柔軟性の高さが特徴です。ヘラには弾力性があるため、お鍋などのしつこい汚れもかんたんに落とせます。
手のひらサイズなので、収納スペースに悩むこともありません。リーズナブルでコンパクトなキッチンスクレーパーを探している方に向いています。
カラバリ豊富! 使いやすいスモールタイプ
フッ素加工がほどこされたシリコン製キッチンスクレーパーです。小型のヘラは、小さなボウルやミキサーなどにも対応。ヘラは200度以上の高温に耐えられるので、お菓子作りから本格的な炒めものまで、さまざまな用途に活用できます。
グリーンのほか、レッドやラズベリーなどもそろう豊富なカラー展開で、キッチンのインテリアに合わせて好みの色が選べる楽しさもありますね。
洗い物用に適したかわいいペンギン型
洗浄前の食器をちょっとぬぐうだけで、かんたんに汚れを落とせるペンギン型のキッチンスクレーパーです。
ペンギンの頭の部分は硬さがあるので、頑固な汚れもしっかり除去。30gという軽量コンパクトタイプながらも、柔軟性にすぐれているため使いやすさは抜群です! 汚れを残しがちな容器の隅々までキレイにできますよ。
メインで使うスクレーパーとは別に、小さなサイズをそろえておきたいという方にも向いています。
元祖シリコン製スクレーパー
世界で最初にシリコン製のキッチン用品を作った、アメリカRubbermaid(ラバーメイド)社のシリコン製スクレーパーです。
使っているときに先が抜けることのない一体型タイプなので、安心して料理に集中することができます。ボウルの底も取り残さない柔軟性のあるヘラは、毎日のお料理やケーキ作りに活躍してくれるでしょう。
取っ手に大きめの穴があいているので、壁などにかけて収納することが可能です。
「キッチンスクレーパー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キッチンスクレーパーの売れ筋をチェック
楽天市場でのキッチンスクレーパーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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用途を決めたら必ず素材をチェックしよう トータルフードアドバイザーからのアドバイス
素材や形状などさまざまな商品が販売されています。まずは洗い物用として使用するか、調理の際にも使いたいか、ここから考えてみるとよいでしょう。
調理で加熱することがあるなら、シリコン製のものだと耐熱性があるのでおすすめです。金属製などの固い素材は、キッチン道具を傷めてしまうこともあるので、使われている素材に注意しましょう。
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埼玉県出身。4人の子育て中のワーキングママ。 学生のころから美味しいものに目覚め、管理栄養士と料理講師の二足のわらじで、栄養相談・メニュー開発、講演会活動、フードコーディネートまで様々なジャンルで活動中。 趣味は家庭菜園と子どもが喜ぶ満足度の高い公園探し。