膝サポーターとは
膝サポーターを使うと膝への負担を減るため、楽に膝を動かせるようになります。膝の動きをサポートして不調を予防できます。
膝サポーターの用途は、大きく分けて「日常生活用」「スポーツ用」があるため、使用用途に合ったものを選ぶようにしてください。
膝サポーターの選び方 ケガや予防のために着用を!
パーソナルトレーナー・田子政昌さんに、膝サポーターを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
自分にあった適切なサイズを選ぶ
サポーターのなかにはS・M・L……または子ども(ジュニア)サイズなど、同じ商品でも複数サイズ展開がされているものがあります。
大きすぎてぶかぶかでは固定力が減って効果が期待できず、小さすぎる場合は動きにくさのほか、ムレやこすれの原因になることがあります。サイズ展開がある商品に関しては、購入前に太ももや膝周りなどの周囲径を測っておくのがおすすめです。
スポーツ用ならテーピング効果があるものを
サポーターといっても、弾性包帯のような素材で肌のうえに靴下をはくようにつけるだけのタイプもあれば、開いている状態のものをマジックテープなどで密着させるタイプもあります。なかでも、サッカーや筋トレ、テニスなどのスポーツをされる方にはベルト状のパーツを左右両側から逆方向へ巻きつけるような構造のものをおすすめします。
一般的にテーピングは消耗品で、巻くさいにテクニックが必要になりますが、このような構造のサポーターはむずかしい膝のテーピングに近い効果を発揮することが期待できます。もちろん、テーピングとの併用でぐらつきが抑えられ、より安心感を高めることも可能です。
膝の固定を重視するか、動きやすさ重視なのか
同じ膝のサポーターでも、単純に膝自体を圧迫するほか膝蓋骨(しつがいこつ、膝のお皿)を固定し、膝関節を曲げ伸ばしの際の不必要な動きを抑える効果があるものもあれば、太ももやふくらはぎの筋肉のサポートをして、より膝の動きをスムーズにする効果が期待できるものもあります。
たとえば、すでにケガをしていて日常動作での再発や悪化を防ぎたい場合は、見た目も頑丈で固定力の高いタイプのほうがおすすめです。また、あまり固定力が強すぎると、スポーツなどをしていて動きづらさを感じます。そんな場合は比較的ソフトで巻きつけるようなタイプのほうがおすすめです。
サポーターのタイプで選ぶ
膝サポーターは大きく「保温タイプ」と「機能性タイプ」に分けられます。自分の状況に合った方を選ぶようにしましょう。
膝を温めたいなら「保温タイプ」
保温タイプの膝サポーターを使うと、膝が温かくなって血液の流れを良くなり、膝への負担を抑えたり、痛みを軽減させたりすることができます。
保温方法は、ゲルマニウム加工や遠赤外線加工などさまざまな種類があるため、好みで選ぶと良いでしょう。
膝の負担軽減のためなら「機能性タイプ」
機能性タイプの膝サポーターは、膝を固定することで膝への負担を減らしてくれます。形状は大きく分けて、筒状のものとベルト付きのものがあります。
膝全体を固定したい場合は筒状のもの、膝の曲げ伸ばしを安定させたい場合は、圧迫具合が調整しやすいベルト付きのものがおすすめです。
洗い方で選ぶ
膝サポーターは肌に直接触れるものであるため、衛生面に気をつける必要があります。洗濯機が使えるのか、手洗いでしか洗えないのか、購入前にしっかりチェックしましょう。
膝サポーターの中には、洗濯をすることで生地が縮んでしまうことがあります。説明書を確認し、正しい洗い方でお手入れするようにしてください。
膝サポーターのおすすめ16選 人気のザムスト、ミューラー、マクダビッドも厳選!
ここからは、パーソナルトレーナー・田子政昌さんと編集部で選んだおすすめの膝サポーターを紹介します。

伸縮性が高いスポーツ用タイプ
スポーツトレーニングでの使用など、「固定力も大切だけど動きを妨げない」ことが求められるさいにおすすめな伸縮性が高いタイプ。
BERTERの膝サポーターは伸縮性が高い本体から伸びる長いベルトを多少テンション(圧力)をかけながら下からうえへ巻き上げることで、左右の動きのほかにねじれ動作(ねじる動きは膝に大きな負担)に対する固定力を高めることができます。通気性のほか、防水性もあり、においがつきにくいなど動く人に使いやすい商品です。

膝の靭帯損傷の再発を防ぐさいにおすすめ
テーピングなども展開するMueller(ミューラー)の膝サポーター。左右にアルミ製のヒンジを取りつけるという特徴的な構造により、靭帯損傷や半月板損傷を起こしやすい膝の左右ブレを大きく軽減することができます。運動再開後のケガ再発を防ぐ効果が高いのがポイントです。
サポーター本体のクロス状のストラップが屈伸運動時に膝とサポーターとの密着度を高めるため、脚とサポーターの一体感がより高まります。これらの機能は取りつけるさいに若干調整できるため、多くの方におすすめしやすいです。
サポート力と快適性のバランスに配慮された製品
医療器具メーカーである日本シグマックスが設立したスポーツ用サポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」の膝サポーター。本製品は、サポート力と着用感の両方をバランスよく実現した製品です。
正面の面ファスナーにより圧迫力を自在に調節が可能。また膝の両側に装着されたアクティブ樹脂ステーによって膝をしっかり固定しながら、曲げ伸ばしが不安定にならず、スムーズに行うことができるようになっています。
薄いのにぴったりフィット
薄さが約0.6mmなので、スポーツの動きを妨げません。3D動態解析技術で、皮膚の動きによって生地を使い分けています。樹脂プリントの密度ごとに伸縮の強度を変えているので、ひざの動きに追随し、激しい動きでもぴったりフィット。
ナノファイバー素材と、両サイドのコイルボーンがズレを抑制し、しっかりサポートするので、ひざにかかる負担を軽減してくれます。可動域を制限し、捻挫や脱臼などのけが予防や再発防止に役立つでしょう。
マジックテープで簡単装着
マジックテープなので膝のお皿にあわせて締め付けを調節し、簡単に装着できます。もも、ひざ、ふくらはぎの太さにあわせて5箇所で固定します。好みの圧力でしっかりフィット。スポーツ時でもズレることなく、膝をしっかり固定します。
サポーターの上下にある点状コーティングが滑りを防止。肌触りがよくて、打孔が通気性を保ち蒸れません。水洗いができるので、汗をかく激しいスポーツでも衛生的に使えます。膝の皿の大きさにあわせてサイズを選んでください。

膝サポーターの定番! ベルト構造が使いやすい
サポーターブランドのリガードの膝サポーター。膝のうえまで本体をはいて下のマジックを閉じ、ベルトでテンションを調節することでより高いホールド感を体感することが可能です。膝の固定は膝蓋骨(しつがいこつ)の不必要な動きを減らすことが基本となります。
とくに上方に変位した膝蓋骨は膝のなかでも傷めやすい膝蓋靭帯(しつがいじんたい)の負荷を増やしてしまうため、サポーターによりこれらを抑えることはとても重要になります。
リガードのサポーターはSから3Lまでの5サイズの種類があるのも魅力的。通気性もよく、使い心地のよいサポーターを探している方におすすめです。
膝全体を圧迫サポート!ラップタイプのサポーター
着脱が簡単なラップタイプの膝サポーター。ダブルラップで膝全体をしっかりとサポートしてくれます。メーカー表示のプロテクションレベルはミドルサポートレベルで、軽~中等度以上の捻挫や障害向けとなっています。
通気性を高めた薄型ゴムにより快適な装着感を実現しています。
ドイツの医療器具メーカーの開発するサポーター
ランナー膝やジャンパー膝に適応するサポーター。膝の上のシリコンパッドとサイドストラップにより運動時に発生する膝関節の外方向への移動を抑制し安定化をサポート。
また皮膚への刺激を減らすニットの開発、高いフィット感を実現する立体縫製など、随所にノウハウが詰め込まれています。左右兼用ではないため、購入の際にはお気をつけください。
3Dニットの採用で膝を曲げても違和感が少ない
フランスにおいては、医療・スポーツ用の繊維開発メーカーとして有名なチュアンヌ社が開発・製造する膝サポーターです。伸縮性、通気性、発散性を重視した製品づくりが特徴。
登山、スポーツからリハビリまで幅広いシーンで活用できる膝サポーターです。
KOWA(興和)『バンテリンサポーター ひざ専用 しっかり加圧タイプ』
「膝サポーター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 膝サポーターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの膝サポーターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
膝サポーターに関連する記事のご紹介
膝のケガにはサポーターを有効活用して
日常生活やスポーツ動作のなかで身体の痛み、とくにランニング動作や屈伸運動のさいの膝の痛みを抱えている人は多いです。多少の痛みはそのままにしてなにも対策をしていない人も多いものですが、膝の痛みは長期化すると回復に時間がかかる、完治がむずかしくなる、大ケガにつながるなどの場合があります。
また、一度靭帯損傷や半月板を傷めたことのある方やX脚(膝が内向きになっている、とくに女性に多いです)の方は膝の外傷が起きやすいため、不安であればサポーターの使用を強くおすすめします。最近ではつけ心地のよいタイプも増えていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。 現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。 各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。