衣類カバーの必要性 クローゼットのほこりよけや防カビに
衣類カバーは洋服カバーや衣装カバーともいわれるもので、シーズンオフなどであまり着ない衣類をおおってほこり・湿気・虫食いなどからまもります。
材質は布もありますが、近年では使い捨てができる不織布が主流。防虫・防カビ・抗菌などの防御機能や、収納に便利な圧縮機能、デザインをほどこしたものなど、さまざまな商品があります。衣類カバーを使うことで、大切な衣類を長持ちさせることができますよ。
衣類カバーの選び方 おしゃれなデザインやまとめて収納できるものも
ここからは、衣類カバーの選び方をご紹介します。
ポイントは下記の通り。
【1】タイプ
【2】開き方
【3】サイズ
【4】素材
【5】カバーの色や柄
【6】防虫や圧縮などの機能面
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使い方にあわせてタイプをチェック
衣類カバーは、おもに洋服1着につき1枚かけるタイプと、何着かまとめてかけることができるタイプがあります。また、ハンガーラックそのものにカバーをかけるタイプもあります。
1着ずつしまうタイプ:大切な洋服の保管に
洋服1着にかけるタイプは、ハンガーを通して1枚ずつ洋服にかけていきます。1枚ずつかけることで、洋服同士の擦れも少なく衣類が長持ちしますし、なによりクローゼットの出し入れがしやすいです。スーツやフォーマルウェア、コートやワンピースなど、着用機会が少ない服や大切にしまっておきたい服には1枚タイプをおすすめします。
複数枚まとめて収納するタイプ:衣替えにおすすめ
数枚まとめてかけるタイプは、ポール部分からまるごとかけるようになっているものがほとんどなので、衣替えのタイミングなど、オフシーズンの衣類をまとめて保管したい場合におすすめです。また、アウター類、ボトムス類など、アイテムごとにまとめて収納できるのも分かりやすくて便利ですよ。
ハンガーラックタイプ:まとめてカバーできる
ハンガーラックタイプはその名のとおり、日ごろから衣類の整理に使っているハンガーラックを丸々おおってしまえる大判の衣類カバーです。1枚でたくさんの衣類を保護でき、元々あるハンガーラックをおおうので設置の手間がすくないというメリットがあります。ほこりや湿気はもちろん、色の濃い商品には日焼け対策の機能も期待できます。
【2】前開きか、上からかぶせるかは使い勝手にあわせて
衣類カバーの取り付け方にはおおきくわけて2種類あり、上からかぶせるタイプと前面のファスナーで開け閉めできるタイプがあります。ときどき着る機会がでてくる礼服などはファスナータイプがおすすめです。
一方で、オフシーズンの服をしまうなど収納したらしばらく取り出すことのない衣類は、低予算で購入できる、かぶせるタイプが適しています。
【3】洋服の長さや厚さを考えてサイズを選ぶ
衣類カバーは基本的に短い丈、長い丈の2種類に分かれています。スーツやジャケットであれば短い丈の衣類カバー、ワンピースやコートであれば長い丈の衣類カバーを選びましょう。とくに、ロングコートの場合は、しっかりとカバーできる丈かどうかをチェックする必要があります。
また、マチ付きのタイプを選べば、厚みのあるジャケットやコートにシワをつけず、よりきれいに保管することができます。まずは、どんな洋服に衣類カバーをかけたいのか、サイズを考えて選びましょう。
【4】不織布か布製か、素材をチェック
衣類カバーの素材には布や不織布があります。不織布は安価で通気性に優れる一方で耐久性にとぼしく、使い捨てが基本となります。低コストで大量の衣類を整理し、防虫・除湿の機能が薄れるタイミングで交換するイメージです。使い捨てであるということは衛生的ととらえることもできます。布製は、洗える・耐久性に優れ長期間使えるメリットがあります。
それぞれの特徴を考えて、使いやすい素材を選びましょう。
【5】カバーの色や柄もチェック
衣類カバーといえば、透明または半透明タイプが多く、衣類カバーがかかったままでも洋服が探しやすいようになっています。しかし、なかにはクローバーなどおしゃれでかわいい柄がついたタイプもあります。
また、クローゼットをすっきり見せてくれる茶系や黒色の衣類カバーもあります。なかには、一部透明な窓がついていて、収納した洋服が探しやすいという商品も。それぞれの特長を考慮して選びましょう。
【6】防虫や圧縮などの機能面もチェック!
衣類カバーは汚れやホコリ除けとしての目的はもちろん、ほかにも湿気やニオイから洋服を守ってくれる機能が付いたものもあります。ウールやカシミヤなどの天然素材の衣類は、防虫効果のある衣類カバーを選びましょう。
また、冬物のコートなど大切な衣類は、マチ付き衣類カバーにいれるとシワが付きづらくなります。ダウンコートのようなかさばる洋服を圧縮して、クローゼットのスペースをとらずに保管できる圧縮機能付きの衣類カバーもあります。
どんな機能があるといいのか、お手持ちの洋服やクローゼットなどの状態を考慮して選ぶといいでしょう。
衣類カバーおすすめ11選 タイプ別にご紹介!
ここからは、おすすめの衣類カバーを「1枚ずつ収納」「まとめて収納」「ハンガーラックタイプ」に分けてご紹介します。
▼衣類カバーおすすめ6選【1枚ずつ収納】
まずは、大事な衣類を1着ずつ収納できるタイプからご紹介します!

ホコリから服をしっかりガードしてくれる衣類カバー
高さ50cmと、一般的なものよりも丈が短いタイプの衣類カバーです。オープンクローゼットに衣類を収納している方や、収納した洋服の肩部分につくホコリをしっかりガードしたい方におすすめです。
喪服やドレスなど、ふだん出番の少ない洋服をはじめ、オフシーズンのコートやジャケットなどを、汚れから守ってくれます。つけ外しがとてもかんたんなので、気軽にお使いいただけますよ。

防虫衣類カバーで大切な服を守ります
大切な洋服を保管したい方、ホコリ除け以外に防虫を目的にしたショート丈の衣類カバーをお探しの方におすすめです。
不燃布に練りこまれた薬剤の効果が1年間持続しますので、別途防虫剤をそろえなくても安心して衣類を守れます。もちろん、ほかの防虫剤とも併用可能。前面が透明なので、探したい洋服がみつけやすいのもうれしいところです。コート・ワンピース用のロングタイプもあります。
虫から衣類を1年間まもるロング丈用
1年間の有効期限をもつ防虫剤が配合されており、衣類を虫からまもります。
さらに防カビ剤の配合と、特殊フィルムにUVカット加工がほどこされています。ほこり・虫・カビ・日焼けによる色あせの4つのダメージから衣類をまもる衣類カバーです。
130cmの高さで、コートやワンピースなどの丈の長い衣類もおおうことができ、12枚入の大容量は衣替えの強い味方になります。

虫・カビ・菌・臭いを防げるクローバー柄カバー
Sサイズ40枚、Lサイズ10枚の計50枚セットの大容量衣類カバーです。ティッシュのように袋からかんたんに引き出して、必要な分だけ取り出すことができます。
手軽に衣類カバーを使いたい方、無地ではなく柄ものをお探しの方におすすめ。クローバーの柄がかわいくて、クローゼットの中も明るい印象になりますよ。また、防虫、防カビ、抗菌防臭加工も施されています。

マチ付きなのでスーツが型崩れしません!
7cmのマチが付いたスーツ用カバーです。マチ付きの衣類カバーをお探しの方におすすめ。マチがあることで、お気に入りのスーツはもちろん、厚物衣類も型崩れを防いできれいに保管できます。
不織布製で、防虫剤を入れられるポケット付きなのもうれしいポイント。多くの衣類カバーは下部がオープンになっていますが、この衣類カバーは閉じているので、下からのホコリの侵入も防いでくれます。
見た目すっきり大容量カバー
20cmの厚みに収まる4~7着の衣類を同時に収納できるカバーです。衣類の丈ごとに「パーソナルクローク」シリーズにまとめて収納することでクローゼット内の見た目を揃えるという使い方もできます。
中を確認できる透明窓、バーにかけたまま衣類の出し入れができるサイドのファスナー、防虫剤を入れられる内側のポケットなど使いやすい配慮がなされているのも魅力です。
抗菌・防カビ機能も備えるロング丈用
不織布カバーのメリットである通気性にくわえ、さらに抗菌・防カビ剤を練りこんでいます。130cmの高さがあるので、コートやドレスなどロング丈の衣類をすっぽりおおって保護します。
日付を書き込むことで薬剤の有効期限・衣類カバーの交換時期がわかりやすい「お取替え目安シール」と、衣類の整頓に役立つ「名前シール」が付属しているのも便利です。
▼衣類カバーおすすめ3選【まとめて収納】
ここからは、複数の洋服をまとめて収納できる衣類カバーをご紹介します。

炭入りの消臭衣類カバー
洋服数着をまとめて収納できる衣類カバー。炭入りで消臭効果があるので、きちんと消臭できるものをお探しの方におすすめです。
炭加工シートが、衣類についたニオイや、クローゼット内の気になるニオイを消臭してくれます。サイドが透明なので洋服を探しやすく、防虫剤ポケットもついている点もうれしいポイントです。
ご紹介しているのはショートタイプですが、ロングタイプもあるので、衣類の丈に合わせて使い分けるといいでしょう。
衣類カバーと圧縮袋の合体技
衣類カバー内の空気を掃除機で吸い取って圧縮できるタイプです。チャックは閉じた部分の色が変わるようになっており、密閉状態をひと目で確認可能。
上部にハンガーが付いており、圧縮袋として利用しつつほかの衣類カバーのように吊るして収納ができます。ハンガーには2連フックがついており2枚の「吊るせるコート用圧縮袋」を同時に収納することも。かさばるコートなどを圧縮してスペースを有効活用できます。
▼衣類カバーおすすめ2選【ハンガーラック】
ここからは、ハンガーラックの上からかぶせる衣類カバーをご紹介します。

ハンガーラックに被せるだけ! お手軽衣類カバー
ハンガーラック専用の上からかけるタイプの衣類カバーです。サイズは、幅90cmのハンガーラックにフィットする90×100cm。
長期保管の場合には、洋服の上からスッポリと覆うようにかけ、日常使いの場合には片側を短くセットすれば取り出しやすいです。毎日着る洋服をホコリや汚れから守ってくれます。
日ごろから使う服をカバーしたい方も、衣替えしたオフシーズンの服をカバーしたい方にも、どちらにもおすすめです。
ハンガーラックごと保護する大判サイズ
90cmもの幅を持ち、ハンガーラックにかけられた衣類をまとめてまもる衣類カバーです。設置は両サイドのひもで固定するだけのかんたん構造で、ずり落ちる心配もありません。
不織布素材で通気性が良く、ほこりや汚れからハンガーラック全体をまもります。上部の透明窓で中身を確認しやすく、中央のスリットで衣類の出し入れもかんたんです。
「衣類カバー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 衣類カバーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの衣類カバーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
エキスパートからのアドバイス 収納のプロ!
衣類カバーをかけて保管する場合、湿気がこもりカビが発生することもあるので、カバーはかけずに保管したほうがいいといわれることもあります。しかし、クローゼットの状況によっては、除湿剤や防虫剤と併用して衣類カバーを使ったほうがよいケースもあります。
状況に応じて、ぜひ衣類カバーを上手に活用してみてください。お気に入りの洋服を大切に保管してくれるアイテムのひとつになってくれます。
あわせて使いたいアイテムも! 【関連記事】
個性的な商品から理想の衣類カバーをみつけて いかがでしたか?
衣類カバーは、まず1着ずつしまうか複数着をまとめるかを考え、かける服のサイズに合わせたものを選びます。頻繁に使う服には取り出しやすいファスナーつき、長くしまう服はコストパフォーマンスの優れたかぶせるタイプが良いですね。
防虫や圧縮などの機能性や、クローゼット内の整頓を意識してデザイン性に注目しても良いかもしれません。近年では使い捨てで清潔を保てる不織布の商品が主流ですが、洗えて長く使える布製という選択肢もあります。
記事を参考に、理想の衣類カバーをみつけてみてください。
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株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書『「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。