衣類圧縮袋の選び方
洋服の収納スペース確保に便利なアイテム「衣類圧縮袋」。旅行時の洋服入れとしても重宝します。そして、ひと口に衣類圧縮袋といっても、商品ごとに特徴があります。そこでここからは、衣類圧縮袋の選び方のポイントを解説していきます。ポイントは下記の5つです。
【1】圧縮方法
【2】サイズ
【3】ファスナーの作り
【4】長期保管には防虫・防菌・防湿効果があるもの
【5】便利な機能
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。チェックしていきましょう。
【1】圧縮方法で選ぶ
圧縮方法によって使い勝手が異なるため、特徴をチェックしましょう。
旅行に便利なコンパクトサイズの「手押しタイプ」
圧縮バッグをクルクルと丸めながら手押しで空気を抜くタイプは、掃除機を使わずに圧縮できるため、旅行など、外出先に持ち運んで使えるのが大きなメリットです。
ただし、圧縮力は次にご紹介するバルブタイプよりやや弱いので、旅行用の衣類をスーツケースに収納するなど、短時間パッキングする使い方が適しています。
衣替えや引っ越し時の圧縮なら「バルブタイプ」
バルブつきの衣類圧縮袋は、掃除機や付属ポンプを使って、本体に設けられたバルブから空気を抜いていきます。手押しタイプよりもしっかりと圧縮できるのが特徴で、厚手タイプの衣類圧縮袋が主流。
ニット・セーターなどの冬物衣類や、布団などのかさばるものを長期間保管するときに適しています。専用のポンプが付属している商品であれば、掃除機を準備する手間が省けて、より手軽に利用できます。
布団の収納は場所をとるし、かさばりますよね。そんな布団圧縮袋をお探しの方は下の記事もチェックしてみてください!
【2】サイズで選ぶ
収納したい衣類の量に合わせて、必要なサイズの圧縮袋を選ぶことが大切です。季節ごとの衣類をしまう場合なら大きいサイズを、旅行などで少量の衣類を持ち運ぶときは小さめのサイズを選ぶといいでしょう。
サイズ選びに迷ったら、複数のサイズがセットで入っているタイプもあります。これなら色々な用途で使用できておすすめです。
商品パッケージに、なかに入る量の目安が書いてあるので参考にしてみてください。
【3】ファスナー部分の作りで選ぶ
チャックにスライダーのついた圧縮バッグは、開け閉めがかんたんで便利です。スライダーがないタイプだと、手でチャックを閉めるのに時間がかかるうえ、空気を入れずに閉めるのが難しくなります。
とくに、サイズが大きめの衣類圧縮袋の場合には、スライダーがついているものを選んでください。また、ファスナーが色つきのものなら、閉め忘れ防止になります。封を閉めた部分の色が変わるので、きちんと閉まっていない場所を確認でき、より密封性を高められます。
【4】長期保管には防虫・防菌・防湿効果があるものを
衣替えなどで長期的に衣類を保管する場合は、防虫・防菌・防湿効果がある圧縮袋がおすすめです。お気に入りのコートやセーターなど、キレイに保つためには必須の機能です。
機能の有無にかかわらず、圧縮する際には洗濯してしっかりと乾かしてから収納しましょう!
【5】保管時に便利な機能があるものがおすすめ
圧縮後にも保管しやすい機能で選んでおくととても便利です。そのポイントをチェックしてみましょう!
適度な厚みがある丈夫な素材
衣類圧縮袋は、しっかりとした厚みがあり、丈夫な素材を使っているものを選ぶようにしましょう。厚手のものは、何回も繰り返し使えますが、1度破れてしまうとそれ以上は使えません。
旅行用に持っていったときに破けて、カバンに荷物が入らなくなってしまうなどのトラブルも考えられます。そのため、素材の耐久性はしっかりと確認しましょう。
逆止弁つきのもの
逆止弁つきの衣類圧縮袋は、空気の押し出しをやめても空気が袋のなかに逆流することがなく、圧縮された状態をたもってくれます。
逆止弁なしだと、最後にどうしても空気が戻ってしまって、サイズが大きくなりがちです。衣類をなるべくコンパクトにしたい人や、ニットやセーターなどのかさばる冬物をしっかり圧縮したいときは、逆止弁つきの圧縮袋を選びましょう。
収納ケース付き
圧縮袋に収納ケースもついた商品なら、シーズンオフで着なくなった衣類や布団を1カ所にまとめてコンパクトに保存できます。ケースを積み重ねてクローゼットに入れられるので、衣類の整理がしやすいです。
また、収納ケースに圧縮バッグを入れておけば、衣類と圧縮袋本体のどちらも保護できるのがメリット。長期保管用のほか、旅行用の収納ケース付き商品もあります。
圧縮袋のタイプ別にメリットやデメリットも下の記事では詳しく解説しています。
衣類圧縮袋のおすすめ14選
ここからは、衣類圧縮袋のおすすめ商品をご紹介します。さまざまな商品の特徴をまとめているので、販売サイトでの口コミなどもあわせて、ぜひ参考にしてください。
ハンガーにそのままつるせる衣類圧縮袋
ロングサイズの圧縮袋が2枚セットになっています。上部にはフックがついており、クローゼットなどのハンガーに掛けた状態で、掃除機を使って圧縮できるため、スムーズに作業が進みます。
冬物のジャケットやベンチコートなどが2~3着入るサイズで、オフシーズン中にかさばる衣類をコンパクトに保管しておけるのが便利です。

収納力ばっちりのバッグ型衣類圧縮袋
バッグ型になった、衣類圧縮袋です。内部には区切りが2つ設けられており、着ていないきれいな衣類と、汚れた衣類をわけて収納できるのが便利。
バッグ外側の素材は撥水タイプになっているため、ジムや海、温泉など、外出先にも気軽に持ち運んで使えます。セーターなどの冬物も収納できる大容量で、50%ボリュームダウンできる圧縮力が魅力です。

虫の害が多いウールやカシミア、麻や綿など動物繊維や天然素材でできた洋服の衣替えにおすすめです。圧縮袋+脱酸素剤で大切な洋服を来シーズンも気持ちよく着られるように保管しましょう。
コンパクトに収納できて防虫効果も抜群
衣類の圧縮と防虫が同時に行える衣類圧縮袋です。付属の脱酸素剤を袋内に入れることで酸素を吸収し、衣類を虫から守ってくれます。しばらく着ない季節ものの衣類を収納するのに適した商品です。
殺虫効力のある薬剤は含まれておらず、脱酸素剤にニオイはないため、子ども服にも安心して使うことができます。スライダーやオートロックバルブを採用しており、カンタンに圧縮ができる仕様で扱いやすさも充分です。

片面は中身が見えにくい柄でプライバシーを守れる
片面が中身が見えにくいストライプ、反対側が透明となっており、収納時に中身を隠せる圧縮袋です。下着など、ふとした時に人目に付くとイヤなものも安心して入れておけます。また、片側が透明で中身の確認しやすいのはうれしいですね。
旅行に便利な手で巻くだけで圧縮できる方式を採用。スライダーもついており、手軽かつ確実に荷物のサイズを減らせます。
冬物ジャケットをまとめて圧縮
ジャケット用サイズの衣類圧縮袋です。1枚につき、ダウンジャケットなどのアウターを3枚収納できます。また、クッションやペットベッドなどのかさばる小物を、まとめて圧縮することも可能。
掃除機を使うバルブタイプなので、かさばる冬物でも空気をしっかり抜いて、コンパクトな状態で長期間保存できるでしょう。上部にはフックがついており、そのままクローゼットに掛けられます。
旅行用にぴったりの圧縮バッグ
手で丸めて空気を抜くタイプの圧縮バッグです。片面が透明、片面は色つきになっているため、なかに入れた衣類が見えにくいのが特徴。
また、チャック部分にはスライダーがついており、しっかりと空気を抜きやすくなっています。1枚にTシャツなら2~3枚、セーターやトレーナーは1~2枚入るため、旅行用や出張用の携帯衣類圧縮袋として適しているでしょう。
掃除機で吸引するだけで空気をしっかり遮断
独自のバルブ形状により、だれでもしっかりと圧縮が行えるのが特徴。掃除機などでバルブを吸引すると自動的にフタが開き、吸引をやめるとフタが閉じる便利仕様。すぐにフタが閉まるので、空気が圧縮袋のなかに入りません。
バルブは薄型になっており、圧縮袋を重ねてもかさばらないようになっています。衣類を沢山収納したい方にはうれしいポイントですね。
湿気インジケータつきで内部の湿度がわかる
湿気インジケータが装備されており、圧縮後に内部が高湿度状態になっていないか分かるようになっています。間違って湿ったままの衣類を圧縮袋に入れてしまっても、カビが発生する前にひと目で気づくことができるすぐれもの。
袋はマチ付きで、衣装ケース2個分の衣類を入れることができます。ダブル構造のチャックで密閉性も高く、衣類の長期保管に適しています。
子どもたちも大好きなマイメロディデザイン
かわいらしいマイメロディデザインの衣類圧縮袋。旅行に使いやすいサイズで、お子さんと一緒に楽しく旅行の準備ができるでしょう。マイメロディのファンの方や、かわいいものが好きなお子さんにおすすめのアイテムです。
子どもでもかんたんに扱える、押すだけで圧縮できる仕様となっています。片面は不透明、もう片面は透明となっているので、目隠し効果も期待できます。
8枚も入ったコスパの高い衣類圧縮袋
コストパフォーマンスが高いAmazonベーシックブランドの衣類圧縮袋です。M、Lサイズが4枚ずつセットになっており、たくさんの衣類圧縮袋が必要な方におすすめです。
チャックは二重チャックでスライダーも付いており、しっかりと密閉状態を保持できます。逆止弁つきの袋をジッパー側から巻くだけで圧縮できる、手軽な衣類圧縮袋です。
防ダニ効果で衣類を守る!
フィルムの内側に無機系防ダニ剤が練り込まれており、ダニの被害から衣類を守ってくれます。長期間収納しておくことも多い衣類圧縮袋にはうれしい機能です。ハウスダストやダニが原因のアレルギー疾患がある方も、安心して使うことができるでしょう。
圧縮方法は、掃除機での吸引と手で押す方法の両方に対応。手軽にサッと圧縮するときは手で押す、しっかりと圧縮したいときは掃除機を使うなど、状況に応じて使い分けることが可能です。
独自のスライダーで開閉がラクラク
チャックの開け閉めのしやすさにこだわった商品。特許申請中の技術が使われたスライダーが採用されており、軽い力で確実にチャックの開け閉めができます。衣類圧縮袋で開閉に苦労してストレスを感じていた方は、ぜひ試してみてください。
また、掃除機による吸引用のバルブには凹みがついており、海外の掃除機にも対応しています。もちろん日本の掃除機も使えるので、幅広いご家庭で活躍してくれるでしょう。
消臭効果付きで臭いが移らない
圧縮袋の内側に消臭剤が練りこまれており、消臭効果が期待できます。カバンやスーツケース内でほかの荷物へのにおい移りを抑えられるので、部活動の合宿などで便利に使えるでしょう。
また、逆止弁が付いているので、圧縮中に空気が戻りません。チャックを閉めて手で押すだけで、だれでもカンタンに圧縮ができますよ。
付属の特許スライダーで圧縮袋をかんたんに密閉
手巻き圧縮でなかの空気は圧搾によって排出。真空状態で収納されてるので、湿気や埃、ダニやカビなどの侵入を防ぎ、清潔に保管されます。
高品質で丈夫なPA+PE複合材料の厚く丈夫なビニールなので、破れにくく耐久性の高い製品です。
「衣類圧縮袋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 衣類圧縮袋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの衣類圧縮袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
シワをつけずに衣類圧縮袋に収納する方法
衣類圧縮袋を使えば、収納スペースが少なくても上手に収納できるのがメリットですが、圧縮バッグで衣服を収納する際に気になるのがシワです。冬物のコートやスーツ・ワイシャツなどにシワがつくと、かんたんに取れないこともあって困ってしまいます。そこで、シワにならないためのヒントをご紹介しましょう。
1.ひとつの衣類圧縮袋に詰め込み過ぎないこと
2.中身が平になるようにたたむこと
万が一、シワがついてしまったとしても、霧吹きを使って衣類のシワに水を吹きかけて、その部分をドライヤーで乾かせばかんたんにシワを直せるので、試してみてください。
また、衣類スチーマーがあると、衣類のシワ伸ばしがラクです。
【関連記事】洋服の収納に便利なグッズもチェック!
衣類圧縮袋で衣替えもスッキリ
本記事では、衣類圧縮袋をご紹介しました。いかがでしたか?
衣類圧縮袋は、用途に合ったサイズを選ぶことが重要です。また、スライダーや逆止弁など、圧縮しやすくなる機能が付いたものを選ぶと、使いやすいでしょう。
ダイソーなどの100均やホームセンターなどでも衣類圧縮袋は購入できます。よりたくさんの商品を比較検討したい方は、通販を利用するのがおすすめです。ご紹介した情報を参考に、あなたに合った衣類圧縮袋を選んでみてくださいね。
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株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書『「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。