旅行先で洗濯するメリット
メリット1:荷物が軽くなる!
「あれも必要、これも必要」と詰めているうちに、どんどん荷物が重くなってしまう。そんな悩みを解決するひとつの方法が、持っていく衣類を減らして旅行先で洗濯することです。
旅行先での洗濯は、荷物を減らしたい方におすすめ。「旅先で洗濯?」と思う方もいるかもしれませんが、持っていく衣類を減らすだけで、荷物が驚くほど軽くなりますよ。
スーツケースに余裕ができれば、お土産をたくさん買って詰め込むことも可能です。
メリット2:汚れた衣類を洗ってからしまえる
長期出張が多い方や小さいお子さんがいる家庭にも、旅行先での洗濯がおすすめです。
汗臭くなったスーツや下着、子供の食べこぼしがついた服などをそのままにしておくのは気が引けますよね。
旅先で洗えるようにしておけば、スーツケースの中にニオイがこもることもなくなり、衛生的です!
旅行用洗剤の種類
旅行用洗剤の種類を選ぶ際に重視したいのが、どのような使い方をするのかということ。シーンや用途に応じて使えるように、タイプごとに特徴をご紹介します。
量を調整しやすい「粉末洗剤」
「荷物をとにかく減らしたい」「もち運びやすいものがいい」という方には、小分けにできる粉末洗剤がおすすめです。
液体洗剤と違い、量を調整できるのもポイント。一回分すべて使わなくても、テープや輪ゴムで留めておき、次回にまた使うというように、融通がきくのも便利です。
さらに、粉末洗剤には、洗浄力が高い弱アルカリ性の商品が多くあります。
ただし、粉末洗剤は、硬水だと溶けにくく泡立ちが悪いというデメリットも。硬水の地域で使うときは、温水で洗うと粉末がしっかりと溶けますよ。
こぼれない&使用量を調節できるから便利
子ども連れの旅行の際は、小分けになった粉末タイプの旅行用洗剤をもって行きます。
長い連泊でない限り大人の服は洗濯しませんが、食べこぼしやおもらしなどで汚れがちな子どもの服を洗うのに重宝します。
個包装になっている粉末タイプなら、移動中にこぼれる心配がありません。
また、旅行先で洗濯するといっても、ホテルの風呂場などで汚れた部分を手洗いする程度。そのため、使用量を調節しやすい粉末タイプは、子どもとの旅行にぴったりですよ。(Yさん/30代)
硬水でも溶けやすい「液体洗剤」
液体洗剤は硬水でも溶けやすいため、海外旅行などにも便利です。また、衣類を傷めにくいのでデリケートな服を洗濯するときにも向いています。
ただし、液体物の機内持ち込みには容量などの規定があるため、注意が必要です。
ANAやJALにおける、液体物の国際線機内持ち込みルールは下記の通りです。(2023年4月時点)
・1つ当たり100ml以下の容器に入れる。
・容量1L以下かつ縦横の辺の合計が40cm以内の透明プラスチック製袋(ジップロックなど)に余裕を持って入れた後、密閉する。
航空会社や空港によってもルールが異なるので、ご利用予定の航空会社および空港のホームページなどで事前に確認しておきましょう。
また、手荷物に入れた液体物は保安検査で出さなければならないケースもあります。なにかと手間がかかるため、預け入れ荷物に入れておくのが安心です。
なお、国や地域によっては、他にも液体物の機内への持ち込みや預け入れが制限されている場合があります。不安な方は粉末タイプやシートタイプを選んでくださいね。
コインランドリー用なら「ジェルボール」
ホテルのコインランドリーや留学先の洗濯機など、洗剤の自動投入に対応していない洗濯機を使うなら、ジェルボールがぴったり!
ケースなどに入れて持ち運べば、潰れて中身が漏れる心配もありません。1粒入れるだけなのでかんたんですし、洗浄力にもすぐれています。
しかし、便利である反面、使用量を調節できないというデメリットもあります。手洗いするときは、ほかのタイプを選びましょう。
ゴミが出ないし使いやすい!
ジェルボールは、ポイっと洗濯機に入れるだけで使えるので重宝しています。 ほかのタイプだと袋がゴミになってしまうのですが、ジェルボールはまったくゴミが出ないのでいいですね。
長い旅行なら箱のままもアリですが、1週間程度なら衝撃を守れるような小さめの袋や容器に数個だけ入れておくのがおすすめ。
もともと、スーツケースにバッグふたつと荷物が多くなりがちでしたが、ジェルボールのおかげで準備するときも旅行先の移動がラクになりました。(Sさん/30代)
長期滞在や留学なら「チューブタイプ」や「紙タイプ」
洗剤の量を調整できるチューブタイプは、ちょっとだけ洗濯したいときに重宝します。ただし、チューブタイプはかさばりやすいことが難点。長期滞在や留学などで置き場所がある場合の使用がおすすめです。
また、旅行用洗剤にはシートタイプもありますが、どちらもスペースを確保できる場合に向いています。
旅行用洗剤の選び方
旅行用洗剤を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
【1】服のタイプに合わせて液性を選ぶ
【2】滞在日数に合わせた容量や個数を選ぶ
【3】アウトドアや短期の旅行なら「袋で洗える」タイプが便利
【4】あるとうれしい機能もチェック
これらのポイントをおさえることで、あなたにピッタリの1点が見つかります! ひとつずつ解説していきます。
【1】中性 or 弱アルカリ性? 目的に合わせて液性を選ぶ
洗剤には中性と弱アルカリ性があります。汚れをしっかり落としたいか、それともおしゃれ着だから優しく洗いたいか、目的に合わせて液性を選びましょう。
●汚れをしっかり落としたいとき:弱アルカリ性
日常的な汚れはほとんど酸性のため、中和できる弱アルカリ性の洗剤が向いています。除菌効果も期待できます。しかし、効果が強い分、衣類にもダメージがあります。
●おしゃれ着を優しく洗いたいとき:中性
中性洗剤はニット素材やウール100%の服などを色、風合いを損なわずに洗濯できるので、おしゃれ着におすすめ。しかし、洗浄力では、弱アルカリ性に劣ります。
【2】滞在日数に合わせた容量や個数を選ぶ
せっかく旅行用洗剤を用意するなら、旅行先で何回くらい洗濯するのかを考えて必要な分だけもっていきましょう。量が少ないと足りなくなるのはもちろん、多くてもかさばるだけです。
小分けタイプになっている洗剤やジェルボールの方が、洗濯する回数に合わせて持っていけるので便利ですね。
【3】アウトドアや短期の旅行なら「袋で洗える」タイプが便利
水と付属している洗剤を入れてもみ洗いする袋タイプは、場所を選ばずに洗濯できる便利アイテム。アウトドアはもちろん、短期旅行での使用にも向いています。
Tシャツ・ソックス・タオル1枚ずつ程度であれば1袋で洗濯できるので、災害時用にそなえておくのもいいですね。
【4】あるとうれしい機能もチェック
旅行用洗剤には、プラスαの機能をもったものも。あるとうれしい機能をご紹介します。
部屋干しの生乾き臭対策には「漂白剤入り」を
洗濯物を部屋干しするときは、漂白剤入りのものがおすすめです。服を白く洗い上げて、生乾き臭を抑えてくれます。
ただし、色柄物を洗うときは色落ちしてしまう可能性があるので、酸素系の漂白剤が入ったものを選びましょう。
仕上がりにこだわるなら「柔軟剤入り」を
服をふんわりさせたいときは、柔軟剤が入ったものを選ぶといいでしょう。とくに、洗濯物がゴワゴワしやすい硬水の地域に旅行する際は大活躍してくれます。
肌が荒れやすい方や子ども用なら「無添加」の洗剤を
肌への負担が少ない無添加洗剤は、肌が弱い方や子どもにおすすめ。肌トラブルのリスクを減らせるだけでなく、哺乳瓶などの食器を洗う際に使えるものもあります。
小さな子どもと旅行する際などには、無添加洗剤をチェックしてみてください。
旅行用洗剤おすすめ8選
ここからは、旅行用洗剤をタイプごとに紹介していきます! ぜひ合ったものを見つけてください。
▼粉末洗剤
まずは持ち運びやすい粉末洗剤から見ていきましょう。
硬水地域でも使える! 除菌・漂白・脱臭効果あり
◆天然ヤシ油由来の界面活性剤使用! 洗浄力にすぐれており食器や床などにも使える
◆泡の発生が抑えられており、すすぎやすい
◆硬水での利用を考慮して開発されているため、海外旅行などにもおすすめ
◆10袋入りなので、旅行が長期になるときにも使いやすい
部屋干しの生乾き臭が気になる方にぴったり
◆汚れや菌・ウイルスをしっかり落として、部屋干しのイヤなにおいを防いでくれる
◆粉が舞いづらいため、洗濯機や洗面所のまわりを汚しにくい
◆粉末タイプでかさばらない&1袋で肌着約15枚分が洗える
◆シトラスフルーティの香りでさわやかな仕上がり
▼液体洗剤
服を傷めにくく、硬水地域でも使いやすいおすすめの液体洗剤をご紹介します。
色の風合いを変えずにスッキリ洗浄!
◆すすぎ1回でOK! 落ちにくい汚れやにおいを落とし、菌の隠れ家ゼロへ
◆蛍光増白剤無配合だから、淡色の服の色合いが変わりにくい
◆微香タイプだからにおいに敏感な方にもおすすめ! 清々しいリーフィブリーズの香り
◆硬水の地域でも使える!
時間が経ってしまった黄ばみ・食べこぼしにも
◆1袋に洗浄・消臭・防臭・抗菌の4機能が凝縮されている
◆繊維の汚れを浮かび上がらせて強力洗浄
◆原液を直接塗布して半日置けば、時間がたった黄ばみや食べこぼしもきれいに
◆泡切れがいいためすすぎ1回でOK
▼ジェルボール
コインランドリーで使いやすいおすすめのジェルボールをご紹介します。
赤ちゃんの衣類を洗うときも安心の無添加洗剤
◆植物由来の柔軟成分を配合したジェルボール
◆漂白剤・着色料無添加で肌にやさしいため、赤ちゃんの服にも安心して使える
◆汚れが落ちにくい襟や袖もすっきりと洗い上げられる
◆ふんわりとしたアロマの香り
家では液体タイプを使っていますが、旅行用洗剤にはいつもジェルボールをもっていきます。1回の使用量がわかりやすく、コンパクトかつ洗浄力もあるので、ジェルボール一択です。
子どもたちの食べこぼしによる汚れなどもすっきりと落としてくれて、においも取ってくれます。柔軟剤や漂白剤がなくても、ひとつで済むところがお気に入りです!(Sさん/30代)
1粒でしっかり消臭&洗浄してくれるジェルボール
◆食べもののシミ・泥汚れを洗浄してくれる
◆すすぎ1回でも、パワフルな消臭力! 汗臭・生乾き臭にも効く
◆襟・袖汚れも漂白剤なしでキレイに
▼チューブタイプ・シートタイプ
長期滞在などのときに使いやすいチューブタイプ、シートタイプの商品をご紹介します。
使用量の調節が可能! 手洗いするときにおすすめ
◆洗濯を手洗いするときにぴったり! チューブタイプだから使用量を調節しやすい
◆軟水にも硬水にも対応しており、どんな地域でも使える
◆機内持ち込みできる100mlサイズ。手荷物だけで移動するアウトドア旅行にも!
洗濯機にも手洗いにも! 自然の力でしっかり洗浄
◆冷水でも数秒で溶けるランドリーシート! 温水がなくても洗濯が可能
◆ココナッツ&バイオ酵素の力で、汚れをしっかりと洗浄
◆肌にも地球にもやさしい旅行用洗剤
◆シートを分割すれば少量の洗濯にも使える
【番外編】袋で洗えるタイプ
水さえあればどこでももみ洗いできる、便利な袋タイプをご紹介します。
もみ洗いもつけ置きも! 場所を選ばない洗濯方法
◆アウトドア・旅行・災害時にぴったり! 水さえあればどこでも洗濯が可能
◆5Lサイズのたっぷり容量だからでもみ洗いだけでなくつけ置きにもおすすめ
◆すすぎ口があるから、かんたんに排水できる
◆汚れ・におい・洗剤残りゼロ
袋を丸めれば脱水できる! 粉末洗剤つき袋タイプ
◆袋を丸めれば脱水も! 粉末洗剤がついた袋タイプ
◆1袋で洗濯から脱水まで可能! 脱水するときは袋を丸めるだけ
◆長期の保存にも適した粉末タイプの「EE-E洗ざい」2個つき! 除菌・漂白・脱臭効果あり
◆市販洗剤でも使用できるから、くりかえし洗濯できる
「旅行用洗剤」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 旅行用洗剤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの旅行用洗剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
旅行先での洗濯に関するQ&A
旅行先で上手に選択するために、よくある質問をチェックしておきましょう。
旅行先で手洗いするときのコツは?
旅先で手洗いするときのコツは、服を洗濯液につけて押し洗いすることです。
ぬるま湯に洗剤を溶かして洗濯液をつくったら、洗濯物をたたんで液につかるサイズにしましょう。その後、洗濯液につけながら5回ほど両手で押し洗いし、ひっくり返して反対側も同様に洗います。
押し洗いが終わった後はしばらくつけ置きし、きれいな水で再び押し洗いしながらすすぎます。しぼるときは、強い力ではなく握るような感覚でやさしく行うのがポイントです。
乾いたタオルでくるんで吸水するのもいいですね。洗濯ロープを家具などに取りつけて間隔をあけて洗濯物をつるすと、乾きやすいですよ。
旅行先で洗濯物はどうやって乾かす?
旅行先によっては、乾燥機が混んでいたりうまく動かなかったりして使えないというトラブルもおこりがち。また、服によっては乾燥機にかけるとシワだらけになってしまうことも。
いくつかハンガーを荷物に入れておくと、洗濯した衣類を部屋で干せるので便利ですよ。また、ロープもあわせて用意すれば、バスルームではなく部屋でエアコンの風に当てながら乾かすことができます。
ロープを部屋に張るとたくさん干せる!
海外旅行の際は、粉末洗剤をもって行きます。私の場合、滞在中に着るのは雑に扱ってもいい衣類ばかりなので、とにかく洗浄力重視の粉末タイプを選んでいます。
ホテルの洗面台で押し洗いして、ある程度水をしぼったあとはバスタオルにはさんで水切り。持参のロープを部屋に張って干しています。
柔軟剤を使わないので、若干のごわつきはあるものの、化繊の衣類であればエアコンの風量程度ですぐに乾きますよ。ランドリーサービス代の節約だけでなく、お部屋の乾燥対策にもなってメリットが多いです。(Sさん/30代)
旅行に便利なアイテムをご紹介!
そのほかの旅行用品についての記事も参考にしてください。
旅行用洗剤を活用して身軽に旅行しよう!
旅行用洗剤があれば、汗をかいた服や子供の食べこぼしで汚れた服を洗えるので、帰宅後に「ニオイがひどい……」「汚れが落ちない……」と悩むことがなくなります。また、最初から旅先で洗濯をする予定なら、荷物を減らすこともでき、一石二鳥といえるでしょう。さまざまなタイプがあるため、どのようなシーンや方法で洗濯をするのかを考えて選ぶのがポイントです。
長期の旅行になるほど、衣類がかさばって荷物が重くなったり、帰宅後の洗濯が大変になります。帰宅後の洗濯で大変な思いをしたことがあるなら、ぜひ洗濯洗剤を取り入れてはいかがでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
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