洗濯石鹸とは? メリット・デメリットを解説
洗濯石鹸は、自然由来の成分を使用しており、洗濯洗剤よりも肌にやさしく環境にもやさしいことで人気。赤ちゃんや敏感肌の方にもおすすめです。それでいて、洗浄力も高く油汚れもしっかり落とすことができます。
一方で、石鹸カスが洗濯槽に残りやすく、雑菌やカビの原因となってしまうというデメリットも。メンテナンスをしっかりとすることが必要です。
洗濯石鹸は、固形タイプだけでなく粉末、液体タイプもあるので、使い方に合わせて選ぶことができますよ。
洗濯石鹸の選び方 赤ちゃんや敏感肌の方にも!
ここからは、洗濯石鹸の選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】石鹸のタイプ
【2】成分
【3】香り
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】石鹸のタイプを選ぶ
洗濯石鹸には、「液体タイプ」「粉タイプ」「固形タイプ」の3タイプがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
使いやすい「液体タイプ」
液体なので、石鹸の溶け残りを気にせず使いやすいのが液体石鹸タイプ。ドラム式洗濯機や、節水タイプの洗濯機でも手軽に使うことができますよ。
コスパ重視なら「粉タイプ」
固形石鹸をくだいて粉末状にしたのが粉タイプの洗濯石鹸です。比較的安価で購入できるものが多く、コスパ重視の方におすすめ。水に溶けにくいというデメリットがあり、石鹸カスが残りやすいので、定期的に洗濯機をメンテナンスしましょう。
あらかじめ40度前後のお湯で溶かしてからドラム式や縦置き式の洗濯機に入れると、石鹼カスが付きにくく、汚れも落としやすくなりますよ。
頑固な汚れには「固形タイプ」
部分洗いにぴったりなのが固形タイプです。シミや油、泥汚れなど、普通の洗濯では落としきれない頑固な汚れをピンポイントで落とすことができます。液体・粉タイプと併用してひとつ持っておくといいでしょう。
【2】使い方にあわせて成分もチェック
汚れ落ちがいいものや、肌へのやさしさなどを考えて、成分もチェックしましょう。
汚れ落ち重視なら「純石鹸分」の配合率が高いものを
純石鹸分とは、石鹸から水分を差し引いた重量に対する石鹸の割合を指します。洗濯石鹸には、成分として「純石鹸分(98% 脂肪酸ナトリウム)」のように表示されているので、純石鹸分の配合率を確認してみましょう。
この割合が高いほど、しっかり洗浄してくれて汚れがよく落ちるといわれます。
「蛍光増白剤」の有無をチェック
洗濯石鹸のなかには、白さを際立たせる蛍光増白剤が入っているものと、そうでないものがあります。白いシャツのえりやそでの汚れ、上履きや白いスニーカーを洗うときなど、しっかり白くしたいときもあるはず。その場合、固形石鹸の『ウタマロ』のような蛍光増白剤が入っている石鹸を選びましょう。
しっかり汚れが落ち、満足な洗い上がりになります。
肌へのやさしさを考えるなら「無添加」を
赤ちゃん用や敏感肌の方など、肌へのやさしさを考えるなら「無添加」と表示されているものをチェック。着色料や防腐剤、香料などの添加物を使用していないため、肌への負担がかかりにくいです。
無添加洗濯石鹸は、「どんな成分が無添加なのか」もあわせて確認してくださいね。
【3】香りの有無もチェックして
洗濯石鹸は「無添加なので香りはつけていない」という商品が多いです。しかし、本来は香りのあるタイプが好きで、「少しでも香りが残ったほうがいいな」という方なら、好みの香りがついた洗濯石鹸を選びましょう。
香りつきの洗濯石鹸は、天然のアロマオイルを使っているものが多く、香りが強すぎない点も魅力。ローズマリーやラベンダーなどハーブ系の香りを選べば、アロマオイルを使っているときと同じ気分に。洗うときや着るとき、いい香りに癒されます。
おすすめの洗濯石鹸はこちら 液体、粉末、固形タイプ別に紹介!
ここからは、洗濯石鹸のおすすめ商品をご紹介します。液体、粉末、固形タイプ別に紹介しているので、気になるタイプから見てみてください!
▼液体タイプ|利便性が高い
▼粉タイプ|コスパが良い
▼固形タイプ|部分洗いに便利
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼液体タイプ|利便性が高い
まずは、石鹸が溶け残る心配も少なく使いやすい液体タイプです。カップで軽量して洗濯機に投入するだけという手軽さが魅力!

天然ハーブの香りが特徴的な液体洗濯石鹸
ヤシ油とパーム油からできた無添加石鹸に、ラベンダー・スペアミントの天然ハーブが入っている液体石鹸です。ドラッグストアやスーパー、赤ちゃん用品のお店などでも見かける商品で、比較的手に入りやすいのではないでしょうか。
洗濯石鹸は香りがほとんどないものが多いのですが、こちらはラベンダー、ミントの香りつき。忙しい家事の合間、洗剤を入れる際にアロマオイルのよい香りが洗濯機、洗濯物に漂い、優しい気持ちになれます。また、ぬるま湯に溶かして使う必要がある粉石鹸とは違い、こちらは液体タイプ。使う際は計量して入れるだけという使いやすさで、時短にもなります。
忙しいお母さんにとくにおすすめしたい洗濯石鹸です。

無添加にこだわりあり! 敏感肌の人からも好評
化学物質や合成添加物を含まない石鹸の開発・販売にこだわっている「シャボン玉石けん」が、無添加に徹底的にこだわった液体石鹸です。「石鹸だと汚れが落ちにくいのでは?」という消費者からの声に応え、独自の研究・開発で高い洗浄力を実現。口コミでも高い評価を得ています。
また、日本アトピー協会から推薦されている商品でもあります。シャボン玉石けんは、無添加にこだわり続けた信頼のおけるブランド。安心して使えます。
爽やかなオレンジの香りとシンプルさが人気の秘密
真っ白なシンプルデザインがおしゃれな『ソマリ洗濯用液体せっけん』。衣類や肌に優しいだけではなく、インテリアとしても邪魔にならないデザインで、いま人気を集めています。
持ちやすく使いやすいボトルで、オレンジ精油の優しく爽やかな香りもポイント。天然由来のいい香りです。大容量の詰替え用サイズもあるので、大家族にもおすすめです。
ふんわりとした仕上がり、愛らしいキャラに癒される
洗濯洗剤でおなじみのファーファから登場したベビーファーファシリーズ。洗浄成分の約70%以上に石けんを使用し、ふんわりとした仕上がりが特徴です。
香料、着色料、防腐剤無添加で、100%植物由来の洗浄成分。赤ちゃんの衣類にも安心して使えます。また、石鹸カスが出にくいのも嬉しいポイント。天然ベルガモット精油の優しい香りと愛くるしいファーファに癒される複合石けんです。
▼粉タイプ|コスパが良い
大容量ながら比較的安価なのが粉タイプです。水に溶けにくく、石鹸カスが残りやすいですが、お湯で先に溶かしてから使用すればその心配も少ないですよ。
ほのかな香りに包まれたやさしい洗いあがり!
衣類の汚れはしっかり落としますが、環境にも肌にもやさしい純石鹸。純度の高い植物油が主原料の粉タイプの洗濯用石鹸です。天然アミノ酸系の分散剤を配合しているので溶けやすいのも魅力のひとつ。
また、石鹸カスを軽減する成分と洗浄力を高める助剤が配合されているのも高ポイントです。柔軟剤を使用しなくてもふんわりと洗いあがり、ほのかにスイートフローラルの香りが漂いますよ。
洗浄力に自信! お財布にもエコにも優しい粉石けん
純石けん分99%の無添加の粉せっけん。環境に配慮した紙袋は、どこか懐かしさも感じさせてくれます。液体タイプに比べ、コスパが良く、経済的なのも嬉しいポイント。
洗浄力が高いのに添加物が入っていないので、木綿・化繊・麻から、ウールやシルクと、おしゃれ着の気になる汚れにも使えます。柔軟剤いらずのふんわりとした仕上がりに思わずうっとり。ファンの多い洗濯石鹸です。
▼固形タイプ|部分洗いに便利
Yシャツの襟や袖などの汗シミ、子供の体操服に付いた泥汚れ、食べカス汚れなど、洗濯機に入れるだけでは落ちにくい頑固な汚れは、固形石鹸を使って重点的に落としましょう。部分洗いしてから洗濯機に入れると格段に汚れが落ちますよ。

驚くほどの汚れ落ちで人気の固形石鹸
ママ友から「ウタマロ、いいよ」と聞き、使ってみたところ、汚れ落ちのよさにびっくり。それ以来愛用するようになりました。入っている成分は純石鹸分(98%脂肪酸ナトリウム)と蛍光増白剤です。この蛍光増白剤が、白いものの汚れを落とす役目を果たしています。また、さわやかなハーブ系の香りつき。
子どもの体操服の泥汚れもしっかり取れますよ。白い服に食べこぼしがついたときも、『ウタマロ』できれいに。また、上履きを洗うときは『ウタマロ』で洗い、ゴム部分をメラニンスポンジでこするのが私の定番の洗濯法になっています。洗濯用ブラシのすぐ横に置き、頼れる相棒として活用しています。
ただし白以外の色ものを洗う際は、変色させてしまうおそれがあります。この場合には、ほかの石鹸を使ったほうがよいでしょう。

部分洗いに適した純度の高い固形石鹸
純石鹸分(98%脂肪酸ナトリウム)の固形石鹸です。ただの白い石鹸とあなどるなかれ。石鹸は、純度が高いほど汚れをよく落とすので、この石鹸を使うとよく汚れが落ちます。えり、そで口などの部分汚れの予洗いにおすすめです。泡立ちも汚れ落ちもよく、使いやすいですよ。
サイズが大きく泡立ちもよいので、ちょっとしたものを手洗いする際にも重宝します。思いきり泡立てて、どんどん汚れを落としましょう。
シミ落としに効果を発揮する注目ブランド
ランドリーアイテムを扱うブランドとして注目されているフレディレック。『ガルザイフェ』は、ヨーロッパの伝統的な洗濯石鹸で、シミ抜きに優れた固形石鹸です。
原料である牛の胆汁に含まれる酵素がシミ汚れにアプローチ。油汚れや血液、泥などのシミ落としにひとつは持っておきたい石鹸といえるでしょう。天然由来の成分なので、赤ちゃんの洗濯物にも使用できます。
クリーニングのプロも愛用、頑固汚れに頼もしい1本
クリーニングのプロも愛用する、頑固汚れ専用の洗濯石鹸。スティックタイプで、汚れ部分に塗り付けやすいのもポイントです。
頑固な汚れもしっかり落としてくれるのは、石鹸、洗剤、溶剤の3つのパワーが一緒になっているから。落ちにくい靴や靴下の泥汚れ、襟袖の黒ずみにも頼もしい洗濯石鹸といえるでしょう。部活動のユニフォーム、作業着などの洗濯物が多い家庭にもおすすめです。
「洗濯石鹸」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 洗濯石鹸の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での洗濯石鹸の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗濯石鹸の使い方 基本を確認!
ここからは、タイプ別に洗濯石鹸の使い方をご紹介します。
液体洗濯石鹸の使い方
液体タイプの洗濯石鹸は水に溶けやすく、液が溶け残ることがないため、洗濯石鹸をはじめて使う方でもかんたんに洗濯ができます。洗濯ものの洗濯表示を確認し、洗濯機に洗濯ものを入れ、石鹸溶液を洗濯もののうえに直接注ぎます。
かき交ぜて溶液を溶かす必要はないので、そのまま洗濯をはじめます。洗う時間は7~10分程度。洗うあいだに泡がなくなるようなら溶液を足しましょう。すすぎは、水が透明になるまでためすすぎを行ないます。
洗濯石鹸で洗濯すると、洗いあがりがやわらかいため柔軟剤は必要ありませんが、衣類のリンスなどを使うのもよい方法です。衣類のリンスなどには、生地の黄ばみやニオイを防ぐ働きが期待できます。
粉末洗濯石鹸の使い方
粉タイプの洗濯石鹸を使って洗濯する場合、パッケージに書かれた使用量を守り、洗濯機はすすぎを2回以上に設定します。
粉石鹸は使用量が少ないと汚れが落ちにくくなるため、少々量が多いくらいで洗うといいでしょう。粉石鹸は、投入口に入れると固まってしまうことがあるので投入口には入れず、水流に沿って少しずつ投入します。
粉石鹸で洗濯する際の水の適温は20~40℃。そのため夏場はそのまま使えますが、冬場はまえもってお湯で溶かしておくなどの工夫が必要です。また、洗う水の温度が低く(10℃近く)なると、粉石鹸が溶けずに残ってしまうため、その際は洗濯層にお湯を入れて水温を上げます。
固形洗濯石鹸の使い方
洗濯用の固形タイプの石鹸は使い方がとてもシンプルです。ほとんどの場合、固形石鹸はシミや汚れの部分洗いに使用されます。
シミや汚れの目立つ洗濯物を水で濡らし、シミや汚れ部分に固形の洗濯石鹸をよくぬり込み、手もみ洗いまたはブラッシングを施します。そのあとで、ほかの洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗えば終了です。
固形タイプの洗濯石鹸を使いあらかじめ部分洗いを済ませておけば、なかなか落ちなかったシミや汚れがかんたんに落とせます。シミや汚れがひどくなかなか落ちそうにない場合は、つけ置き洗いをしましょう。そのあと、さらにもみ洗いをして洗濯機で洗えば、汚れ落ちがかなり期待できます。
洗濯洗剤もチェック! 【関連記事】
手間と価格のバランスを考えて エキスパートからのアドバイス
洗濯石鹸は、液体・粉・固形のどれを選ぶかで、かかる手間も変わります。個人的には「粉を溶かす」という作業が面倒に思えるので、粉はあまり使ったことがありません。ただ、こうした手間が苦にならない方はコストパフォーマンスがよいので、粉がおすすめです。
また固形石鹸は比較的安いので、気になるものがあったら、ぜひ気軽に試してみてください。
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