レインポンチョがおしゃれで便利! いろいろな用途に使える
レインポンチョとは、脱ぎ着がかんたんで急な雨にもすぐに対応できる頭からかぶれるタイプのレインウェアです。また、身体に対してゆとりのあるつくりをしているので、リュックやショルダーバッグをかけたままでも着ることができ荷物を守れます。ゆとりのあるつくりにより、風通しもいいのでポンチョの中がムレにくく、アクティブに動きやすいのもポイント。足が動きやすいので、自転車に乗るときなども便利です。
上半身だけ、長くてもひざくらいまでのものが多いため、足は濡れやすくなってしまうのがデメリット。そんなときは、レインブーツやレインパンツと合わせれば全身を雨から守ることができますよ。
レインコートとポンチョの違い
レインコートは、袖もフードもあり、洋服のコートのように羽織るタイプです。一方レインポンチョは、フードはありますが袖はなく、布の真ん中に開いた穴から頭を出して着用するもの。ゆったり着用でき、リュックなども一緒に雨から守ることができます。
レインポンチョの選び方 登山やフェスなどアウトドアや自転車通勤に!
それでは、レインポンチョの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】用途にあわせて選ぼう
【2】性能をチェック
【3】ポケット付きのレインポンチョは身軽に動ける
【4】収納袋がついているものが便利
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途にあわせて選ぼう
野外フェスやキャンプ、登山などのアウトドアや、バイクや自転車通勤、子供の保育園や幼稚園の送り迎えなど、さまざまなシーンで使えるレインポンチョ。用途にあわせて選びましょう。
▼普段使いならシンプルで使いやすいものを
ちょっとした買い物やお出かけ、通勤など、普段の雨用ポンチョを探している方は、どんな服装にもあわせやすいシンプルなデザインのものを選ぶといいでしょう。短時間の着用であれば、性能はそこまで重視しなくても大丈夫です。
▼フェスなどのアウトドアでは動きやすく快適なものを
アウトドアシーンでは、身体を動かすことも多いため、動きやすいレインポンチョを選びましょう。視界が遮られない工夫がされているフード付きなど、機能も要チェックです。また、せっかくのイベントはおしゃれしたいもの。気に入りデザインで選ぶのもいいですし。多くの人が集まる場面では、仲間とはぐれないように目立つデザインのものを選ぶのもおすすめです。
▼バイクや自転車では裾がまくれないものを
バイクや自転車に乗るときに使用する場合は、裾がまくれあがってしまうとズボンが濡れてしまうことも。まくれあがるのを防ぐつくりのものを選ぶとよいでしょう。なかには、リュックを背負ったままで荷物も守れるものや、自転車の前かごまで覆うことができるアイテムもあります。
また、レインポンチョとあわせて足元をカバーするレインパンツを着用するのもおすすめです。
【2】性能をチェック
防水性だけでなく、耐水性や通気性などの性能もチェックしましょう。
▼「撥水」と「防水」は機能が違う
レインポンチョを探すときに、よく見る「撥水」と「防水」という機能。これらは同じように見えて機能が異なります。まず、「撥水」は雨をはじく機能で、生地の表面を水滴がコロコロと転がり落ちるため、水滴が生地に残りにくいというもの。普段使いには撥水機能でもじゅうぶんで、着用後も軽く振れば雨を落とすことができます。
一方防水機能は、水の侵入を防ぐというもの。「耐水圧」という数値で表され、なかには台風並みの大雨にも耐えられるものもあります。長時間の着用やアウトドアで使うなら、防水機能付きがおすすめです。なお、有名な「ゴアテックス」素材は、完全防水です。
▼防水性をみるなら「耐水圧」をチェック
「耐水圧」は、生地がどれくらいの水圧まで耐えられるかと数値化したもので、「300mmH2O」という表記で表されます。数値が高いほど、より水に耐える力が強いです。
目安として、大雨に耐えられるのが「10,000mmH2O」、嵐に耐えられるのが「20,000mmH2O」とされています。ふだん用であれば、そこまでに気にする必要はありませんが、アウトドアなど長時間の着用が想定されるシーンでは、10,000mmH2O以上を選ぶとよいでしょう。
▼「透湿性」の数値が高いと蒸れずに快適
レインポンチョの蒸れが気になるという人もいるでしょう。ポンチョ内が蒸れないよう、内部の水蒸気を外に逃がす働きをするのが「透湿性」です。内部の蒸れを防ぐと同時に、汗によってからだが冷えるのを防いでくれます。
透湿性の単位は、g/m2/24hrsで表され、数値が大きいほど透湿性が高くなります。たとえば5,000g/m2/24hrsなら、素材1m2あたり、24時間に約5,000gの水分を排出する能力があるということ。
選ぶときは、5,000g/m2/24hrs以上を目安にしてください。アウトドアなどハードな環境で使用する場合は、10,000g/m2/24hrs以上のものを選ぶとよいでしょう。
【3】ポケット付きのレインポンチョは身軽に動ける
必要な荷物だけをポケットに入れて、身軽に動くことができるのがポケット付きのレインポンチョです。野外フェスなどではとくに、大きい荷物を背負ったままでは動き回るのが大変なので、あると便利ですよ。
ポケットの開閉部がフラップになっているものと、ファスナーになっているものがあります。ポケットのファスナーは、水の侵入を防ぐ「止水ファスナー」が使われているものをおすすめします。
【4】収納袋がついているものが便利
万が一の雨に備えてかばんに入れておきたいときには、収納袋がついたレインポンチョを選びましょう。軽量なものも多く、コンパクトになるので、持ち運びに便利です。旅行などのときに、キャリーケースに入れておくのもいいですね。
また、雨が降ってレインポンチョを着用したあと、晴れたときにも収納袋が活躍します。濡れたら乾燥させる必要があるレインポンチョですが、びちょびちょのままだと置き場所に困ってしまうことも。そんなとき、一時的に収納しておくことができます。ただし、入れっぱなしにして忘れないように注意してくださいね。
レッグガードなどを用意しておくと安心 エキスパートからのアドバイス
雨の日が楽しくなるポンチョですが、本降りになってくるとその形状から足元が怪しくなってきます。どうしても裾から雨だれが落ちるので、動いているとズボンがだんだん濡れてきてしまうのです。本降りが予想される日には、ズボンのあるレインウェアを用意しておくか、ポンチョを使いたい場合はレッグガードなどを用意しておくとずいぶんましになります。とはいえ、ポンチョで防ぎきれないような悪天候の日はあまり外に出ていると危険ですから、天候にはじゅうぶんに注意してください。
レインポンチョの人気ブランドは?
レインポンチョは、アウトドアブランドやスポーツブランドなど、さまざまなブランドから販売されています。ここからは人気ブランド・メーカーをいくつかご紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
ザ・ノースフェイスは、1968年にアメリカのカリフォルニア州バークレーで創業したメーカー。レインポンチョをはじめ、世界初のドームテント、ダウンパーカの原形ともいえるシェラ・パーカなどさまざまな製品を生み出してきたアウトドア・ブランドです。
レインポンチョもアウトドアに適した、機能性の高い商品を多く販売しているブランドといえます。
mont-bell(モンベル)
モンベルは日本のメーカーで、1975年に大阪市西区で創業したアウトドア用品の会社。アウトドア用品の製造販売以外にも、アウトドアイベントや雑誌も手掛けています。アウトドア用品は、「機能美」と「軽量と迅速」をコンセプトに商品開発をしています。
レインポンチョでは、346gという軽量のポンチョや、子供用のポンチョなども販売しています。
KiU(キウ)
KiUは、「どんな天気でもその場を楽しむこと」というモットーのアウトドアブランドです。アウトドアシーンでも快適かつ、自分らしく過ごせることを目指していて、「大人の外遊び」を応援しています。
社名の「キウ」も日照りが続いた夏に降る恵みの雨の「喜雨」からきています。レインポンチョに関しては、見た目の美しさと機能性を両立した製品を販売しています。
レインポンチョおすすめ8選|大人向け 通勤通学や普段使い、アウトドアまで
ここからは、普段使いからアウトドアに適したレインポンチョまで幅広くご紹介していきます。
シンプルな傘屋さんのレインポンチョ
シンプルかつ、フリーサイズでどんな人にも使いやすいレインポンチョです。雨天時の通勤通学やレジャー、買い物などさまざまなシーンで使用できます。また、テフロンブリックプロテクターという加工がされているので、撥水・撥油・防汚機能にすぐれています。
ただし、完全防水ではないので、激しい雨には不向きですが、日常向けとなっています。

コストパフォーマンスの高いレインポンチョ
レインポンチョは初めてで不安、でも興味津々という人にぴったりのアイテムです。オーソドックスなフォルム、軽量で撥水性の高い素材、豊富なカラーと基本的な要素がすべて詰まっています。それでいて価格はぐっと抑え目ですから、趣味別にいくつか買ったり、男女兼用なので家族でお揃いにしたり、複数買いにも最適です。キッズ用も展開しています。
透明窓からスマホが見える! 濡らさず安心
おなかの部分に透明窓がついているレインポンチョです。内側の生地をめくると、透明窓からスマホの画面を見て操作することができます。スマホだけでなく、雨に濡らしたくない文庫本やゲームなども楽しめますよ。
便利な収納袋もついていて、念のために持っていくのにも重宝します。カラーはブラックとカモフラの2種類です。

定番のレインポンチョは使い勝手が抜群
軽量でしなやか、たるみにくい裾で動きやすさも抜群、大きめのバックパックを背負っていても簡単に着ることができるなど、いいところ尽くしのレインポンチョです。脇や裾が大きく開いてくれるので蒸れにくく、長時間の雨や暖かい日でも快適に過ごすことができます。
たたむととてもコンパクトになるので収納性もばっちり。迷ったらこれ、といいたくなるとてもよくできたレインポンチョです。
豊富なカラバリから気分の上がる一着を!
レインウェアやレイングッズが人気のKiU。こちらは、2020年新作のレインポンチョです。ベーシックなデザインでありながら、耐水圧20,000mmH2Oと本格仕様。袖付きでアクティブに動くことができ、ツバ付きフードで視界もよく快適です。
2トーンのレッドのほか、ブラック単色のシンプルなカラーから、キリム、ゴブラン、チェックイエローなど個性的な柄も多数。憂鬱(ゆううつ)な雨でも気分の上がるカラーが見つかるはず!
しっかり防水してムレにくく快適に使える!
アウトドアウェアが人気のノースフェイスの、ユニセックスレインポンチョです。独自開発の「ハイベント」という素材を使用しており、防水性と透湿性にすぐれています。
裏地には細かな凹凸があり、さらっとしているためムレてぺたつく不快感を軽減。フロントの両脇には、手を出すことができるアクセスジッパーがあり、手を使った作業もしやすいです。こまかな使用感まで工夫されたポンチョといえます。
自転車屋さんが作った自転車用ポンチョ
雨の日の自転車での移動に適した自転車さんが作ったレインポンチョです。雨の日でもサッと着ることができ、前かごや足もとがぬれにくい前側に広い構造になっています。また、前カゴにとめることでめくれや風飛び防止を防止できます。
さらに、風雨の浸入を防ぐファスナーがついている襟もと二重フラップ構造なので、襟前の調節も簡単ですし、反射ラインがついているので、夜の使用も安心です。
自転車の前かごまでしっかり覆ってくれる
ホットプレートなどのキッチン雑貨が人気のブルーノ。こちらは、自転車通勤などに便利な2wayのレインポンチョです。大きいサイズで自転車の前かごまで覆うことができ、荷物も雨から守ってくれます。徒歩のときは、リュックを背負った上からかぶれますよ。
リフレクターが5カ所についていて、安全面にも配慮。自転車だけでなく、アウトドアシーンやフェスなどでも使いやすい、楽しい柄が揃っています。
レインポンチョおすすめ2選|キッズ向け 通園や通学に
ここからは、子どもにおすすめのレインポンチョをご紹介します。
子どもが自分で脱着しやすいフルジップ式!
レインポンチョといえば、頭からかぶるタイプが一般的ですが、こちらはフルジップタイプ。子どもが自分で着たり脱いだりできるのがうれしいですね。かわいいデザインのおしゃれポンチョです。ファスナー部分には止水ファスナーを使用し、縫い目にはシームテープを使った本格派なので、ファスナーから水がしみてしまう心配がありません。
ゆったりめのサイズで、通学時やアウトドアなど、幅広く活躍しますよ。フードには透明窓つき、ドローコードで頭部の調節もできるため、視界もたもてます。
シンプルデザインながら子どもにうれしい機能が充実
おしゃれなキッズブランド、OCEAN&GROUNDのレインポンチョです。こっくりカラーがシンプルでおしゃれですね。
フロントスナップで、着脱しやすい仕様になっています。ゆったりサイズで、リュックを背負ったままでもかぶることができますよ。また、風でもめくれにくいよう、袖口にはスナップボタンがついています。リフレクターもついているので、雨の日の暗い道でも安心です。
「レインポンチョ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする レインポンチョの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのレインポンチョの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レインウェアのお手入れ方法
レインポンチョを長持ちさせるためには、普段のお手入れや保管が大切です。まずは、野ざらしにするなど、劣悪な環境での保存は避けてください。次に、こまめに汚れを洗い落とすことが大切ですが、その際は、基本的に手洗いをするとよいでしょう。
また、洗うときには洗濯表示の指示に従うようにしてください。さらに、専用洗剤で洗うと生地の撥水効果が長持ちします。
ほかの雨具もチェックして! 【関連記事】
レインポンチョで快適な梅雨を迎えよう!
この記事では、雨の日も快適に過ごせるレインポンチョをご紹介しました。アウトドア向けのもの、自転車やバイクにおすすめのもの、子どもにおすすめのものなどおすすめの使用シーンなどごとに製品があることをおわかりいただけたと思います。
レインポンチョは耐水性など機能面もさまざま、サイズもいろいろありますので、ぜひ自分にあったものを選んでみてはいかがでしょうか。この記事を参考にしていただき、雨の日の外出も楽しくお過ごしください。
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