油はねガードの選び方 アルミやアクリルなど素材に注目!
整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに、油はねガードを選ぶときのポイントを6つ教えてもらいました。
【1】使い方に合わせて3つのタイプから選ぶ
【2】IHやガスコンロなど、調理台に合わせて形状を選ぶ
【3】耐久性・強度にすぐれたステンレス製がおすすめ
【4】耐熱温度をチェック
【5】食洗機で洗えるタイプか確認する
【6】出しっぱなしで使いたいなら、見た目も意識しよう
それぞれ解説しているので、参考にしてみてくださいね。
【1】使い方に合わせて3つのタイプから選ぶ
油はねガードは大きくわけて3つのタイプがありますので、それぞれの特徴をチェックして自分に合ったものを選びましょう。
お手入れをすれば長く使える「スタンドタイプ」
スタンドタイプの油はねガードは、お手入れをすれば繰り返し使うことができるのが特徴的です。折りたたんでコンパクトに収納することができるので、料理に合わせて使うことができます。
3面式タイプが主流ではありますが、製品によっては2面式や4面式タイプもあります。料理中に倒れないか不安だという方は、接地面に滑り止めやスタンド、マグネットがついているものを選びましょう。
掃除の手間が省ける「使い捨てタイプ」
油はねガードをふだんあまり使用しない方や、掃除の手間を省きたいという方は100均一などで売られている使い捨てタイプのものを選びましょう。使い捨てとはいっても、汚れが目立ってきたら交換をすればよいので、人によっては半年程度使い続けることが可能です。
ただし、ほかのタイプの油はねガードよりも耐久性が劣るため、強い力がかかると変形しやすい点だけ気をつけてください。
コンパクトで使いやすい「カバータイプ」
カバータイプの油はねガードは、鍋ぶたのように直接フライパンにセットするタイプのものです。使いたいときにセットするだけでよいので、油はねガードの設置し忘れを防ぐことができます。
製品によって湯切り・水切りができるものもあり、忙しい主婦の強い味方になってくれるでしょう。キッチンスペースが狭く、油はねガードを設置できないという方にピッタリです。
【2】IHやガスコンロなど、調理台に合わせて形状を選ぶ
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター
油はねガードには、グリル排気口をおおうもの、IHパネル全体をおおうもの、コンロ奥に設置するもの、コンロ1口の幅に設置するもの、鍋やフライパンに乗せて使うものなどさまざまなタイプがあります。
どこをガードしたいのか、どの程度の油はねを防ぎたいのかによって選ぶ商品が変わってきます。狭いキッチンなら調理台にもなるIHパネル全体をおおうカバータイプを、より油はねを防ぎたい場合には鍋やフライパンに乗せるものを、グリルの排気口が気になる方は排気口カバータイプを選ぶといいでしょう。
【3】耐久性・強度にすぐれたステンレス製がおすすめ
使い捨てタイプの油はねガードに多いアルミニウム製は、力を加えると変形しやすいので、耐久性や強度を重視するのならステンレス製のものを選びましょう。
ステンレス製は耐久性が高いのはもちろんのこと、耐熱性も備えているのでガスまわりにピッタリの素材です。また、お手入れもしやすくサビにくいので、長く愛用することができます。
【4】耐熱温度をチェック
油はねガード自体、熱に強い素材でできていますが、耐熱温度は製品によって異なるため購入前にしっかりとチェックしてください。200度以下の耐熱温度の油はねガードを使用する場合、熱源から離して使わなくてはいけません。
ただし、油はねガードに防火加工が施されている製品なら、フライパンの近くに置いても問題なく調理ができます。
【5】食洗機で洗えるタイプか確認する
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター
油はねガードは油汚れを防いでくれるものですが、油で汚れてしまうものなので洗浄や手入れが必要です。忙しい方は食洗機でカンタンに洗えるものやさっと丸洗いできるものを選ぶといいでしょう。
その際にベラスコート塗装のものなら洗剤も不要で洗浄もカンタンです。手へのなじみやすさと軽さで選ぶならシリコン製がおすすめです。
【6】出しっぱなしで使いたいなら、見た目も意識しよう
油はねガードは、使うときに設置したほうがよいですが、人によっては出しっぱなしにしているケースも。もし、片づけるのが面倒で出しっぱなしにしておきたいという方は、オシャレな見た目の油はねガードを選びましょう。
白色の油はねガードは汚れが目立ちやすいので、黒色などの落ち着いた色を選んでもよいでしょう。ガラス製の油はねガードは見た目がオシャレなので、出しっぱなしにしても気になりにくいです。
油はねガードおすすめ13選
うえで紹介した油はねガードの選び方のポイントをふまえて、時短家事コーディネーターであり、整理収納コンサルタント・ルームコーディネーターとしても活躍する瀧本真奈美さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。油はねガードはその機能で家事の手間や時間を省くだけではなく、お気に入りのデザインのものを設置すると日々の料理が楽しくなりますよ!




ガラス製で、高級感をプラス!
ガラス製の油はねガードで、見た目がとても美しくキッチンの美観を変えずに油をガード出来ます。強化ガラスで出来ているので、耐熱温度は200℃、飛散防止フィルムも付いているので、揚げ物でも油ハネを気にせずに安心できます。キッチンのコーナーに置くタイプなので、使わない時でも出しておいても、キッチンのインテリアとして置いといても違和感はないです。油でもサッと吹けば落とすことができるので、何度でも使えます。
花柄のプリントが可愛らしい油はねガード
大きな花柄デザインが特徴のこちらの商品。キッチンに彩りをプラスしたい方や、デザイン性で選びたい方におすすめです。価格も高くなく、リーズナブルなので、定期的に交換したい方や、お試し用としての購入も良さそうです。
すぐに使えて場所を取らずに収納できる!
必要なときにサッと取り出して使えるニトリのオイルスクリーンです。材質はステンレス鋼なので耐久性もあり、場所をとらずに収納できるところが魅力。ソースやカレーなど、とろみのある料理の飛び散りも防止し、湯切りにも便利です。
アルミタイプは軽くて低価格
長年愛用されているのがこのアルミタイプ!軽くてしっかりと油から保護することができます。他製品に比べ、低価格なので使い捨てで使用できるのは衛生面からみても良いポイントです。こちらはコンロ周りに立てて使うバージョンです。油汚れはなかなか簡単には落ちない面倒な汚れですよね。油ハネを防いで、尚且つ掃除をサッと済ませたい方におすすめです。
テフロン加工でお手入れを簡単に!
据え置きタイプのガステーブルにぴったりの油はねガードです。脚部分が長くデザインされているため、ガステーブルとキッチンの間に挟んで使用するのでガタつかずに使えます。スライド式で、36~65cmの間で幅を調節可能。キッチンの壁に油汚れが飛び散りにくい上に、お手入れが簡単なテフロン加工がされているのでこれまた便利です。
全面フッ素加工でお掃除ラクラク!
エコタイプの油はねガードです。ガステーブルでもシステムキッチンにも対応できるのがポイントです。高さがあるタイプなので油の跳ねをしっかりとガードしてくれます。マグネット式で取り付け出来るので、取り付けるのも取り外すのもワンタッチで簡単です。油を使った揚げ物などのお料理をする際に、これさえあれば簡易的に拭くだけでコンロ周りをキレイに保つことが出来ます。


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油はねを事前に防ぐポイント 油はねの原因は何?

Photo by Nguyen Dang Hoang Nhu on Unsplash
そもそも油はねの原因って何?と意外と知らない人も多いのではないでしょうか。原因としては食材や調理器具の水分が主にあります。水分は油より低い温度で沸騰しますよね。そんな水分が油の中で加熱されてしまうと、沸騰した水蒸気の行き場がなくなり小さな爆発を起こしてしまいます。それがまさに油はねなのです。
油はねを最小限に抑えるためにも以下のポイントをチェックしていきましょう。
油はねを防ぐ方法はコレ!
①食材の水分や調味料をキッチンペーパーであらかじめ拭き取る
②手や調理器具の水分が油に入らないように注意する
③破裂しやすそうな食材には切込みを入れておく
油がはねることでヤケドしてしまったり、コンロの周りの油汚れの掃除が大変ですよね。上記3つのポイントを常に意識することで今まで悩まされていた油はねが改善するはずです。ぜひ試してみてくださいね。
油はねガードを使う際の注意点
ここからは、油はねガードを使う際の注意点を解説します。
必ずメーカーの指示に従って使用する!
揚げ物をする際だったり、毎日料理を作るときに油はねガードを使うことで掃除がラクになったりとメリットが多いですが、使い方を間違えると火事やヤケドの原因になってしまう可能性もあります。必ずメーカーが提示している使用方法や注意事項を守って安全に使いましょう。
ガスコンロを使う場合は、油はねガードが火にあたらない位置にあるかをしっかり確認するようにしてください。また、IHコンロに関しても注意が必要です。料理する前に、熱源からガードが離れた場所に設置されているかを確認した上で調理を開始してください。
購入する前のサイズ確認は忘れずに!
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター
IH排気口に使うタイプ、IHパネル自体を覆い隠すタイプ、鍋やフライパンに乗せるタイプ、コンロ奥に立てるタイプとさまざまな油はねガードがあります。いずれにしても購入前にしっかりとサイズ確認をしましょう。
あと少しサイズが足りない、大きすぎて効果が発揮できないとなったら、省けるはずだった掃除の手間も省けないことになります。そうならないために、どこでどんな風に使うかをしっかりと決めて、そのサイズはどのくらいなのかをきちんと計測してから購入を検討しましょう。
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株式会社クラシングR 代表取締役 化粧品会社勤務、看護師を経て転職。 整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。 出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。 専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。 SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。