まつ毛美容液の効果は?
まつ毛美容液は、現在生えている自分のまつ毛をケアするための美容液です。まつ毛の乾燥を防ぐ保湿成分や、まつ毛にツヤやコシを与える美容成分が含まれています。
似たようなまつ毛ケアのアイテムに、まつ毛育毛液があります。まつ毛美容液とまつ毛育毛液の違いは、まつ毛育毛液のほうは医薬品や医薬部外品に分類されるものがあり、医師などの診断が必要となる点。まつ毛を生やす・育てるというアイテムは量販店などでは取り扱いがないので注意しましょう。
まつげ美容液の選び方
コスメコンシェルジュ・岸田茉麻さんへの取材をもとに、まつげ美容液の選び方をご紹介します。
ポイントは大きく分けて下記の5つ!
(1)まつげの悩みに合わせて成分を選ぶ
(2)肌へのやさしさをチェックして
(3)塗りやすいブラシの形を選ぶ
(3)使用回数を確認して継続しやすいものを選ぶ
(4)マツエクをしている人は「オイルフリー」を選ぶ
それでは、詳しくみていきましょう!
(1)まつげの悩みに合わせて成分を選ぶ
まつげ美容液には、商品によってさまざまな美容成分が配合されています。自分の悩みをサポートする成分が配合されているものを選びましょう。
まつげのダメージや乾燥が気になるなら「保湿」や「補修」サポート成分を
紫外線によるまつげのダメージや乾燥が気になるなら、しっかり保湿してあげることが大切です。保湿成分やまつげの補修成分が配合されたまつげ美容液を選びましょう。しっかり塗布することで、まつげにツヤをあたえたり、なめらかに整えたりしてくれます。
保湿成分は、「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「セラミド」など。補修成分は「パンテノール」や「加水分解シルク」などが挙げられます。
まつげにハリやコシを与えたいなら「合成ポリマー配合」のものを
「まつげにハリやコシを出したい!」という方は、マスカラ下地としても使えるものがおすすめ。マスカラ下地として使えるものには、「合成ポリマー」が配合されており、塗布することでボリュームアップ効果が期待できます。
また、「シスチン」や「グルタミン酸」が配合されているまつげ美容液もおすすめです。
(2)肌へのやさしさをチェックして
デリケートな肌質の方は、防腐剤や香料など合成成分を配合している商品を避けたほうがいいでしょう。
シリコン(ジメチコン)などは、まつ毛にコシをもたらす働きが期待できる成分ですが、肌に過度の刺激を与える可能性も考えられます。そのほか、界面活性剤やエタノール(アルコール)なども含まれていないものを探したほうが無難です。
(3)塗りやすいブラシの形を選ぶ
まつげ美容液のブラシの形状には、大きく分けると「ブラシ」「チップ」「細筆」「指で塗る」と4つのタイプがあります。
マスカラのように塗れる「ブラシタイプ」
ブラシタイプのまつげ美容液は、マスカラのように塗布することができるので、はじめてまつげ美容液を使う方におすすめ。まつげ全体に塗布しやすいので、全体的にダメージケアをしたいという方にもぴったりです。
まつげの根元部分など、こまかい部分には塗りにくい面もあるので、ほかのタイプと使い分けるのもよいでしょう。
マツエクをしている人は「チップタイプ」が塗りやすい
チップタイプは、まつげにたっぷりと美容液を塗ることができます。根本やまつげの先などのこまかい部分にも塗りやすいので、まつげをしっかりケアしたい方におすすめ。
マツエクやまつげパーマをしている方は、チップタイプが使いやすいでしょう。
まつ毛の生え際をケアしたいなら「細筆タイプ」
細筆タイプのまつげ美容液は、チップタイプよりもさらにこまかい部分に塗ることができます。まつげの生え際にも丁寧に塗ることができるので、こまかい部分までしっかりケアしたい方におすすめ。
まつげ全体に塗るのには不向きなので、ブラシタイプやチップタイプなどと併用してもよいですね。
マツエクやマツパーをしていない人は「チューブタイプ」がおすすめ
指で塗るチューブタイプのまつげ美容器は、クリームのように目元ケアができる商品も販売されています。アイクリームのようにまぶたに塗るだけなので、使いやすいのも魅力です。
(4)使用回数を確認して継続しやすいものを選ぶ
ふだんから肌のお手入れが苦手な方は、使い勝手のよさでまつげ美容液を選んでもいいでしょう。
たとえば、1日1回のみ使用するタイプを選ぶ、また、まつげだけではなくまぶたや眉毛にも同時に使える機能性に優れたタイプを選ぶなど、アイテムによって特徴はさまざまです。まつげ美容液は、使い続けることではじめて効果が期待できます。
毎日使うものだからこそ、継続して使い続けられるものを選びたいものですね。
(5)マツエクをしている人は「オイルフリー」を選ぶ
まつげエクステをしている場合は、通っているサロンでまつげ美容液の使用ができるか、またどのようなタイプが使用できるかを聞いておきましょう。
まつげエクステに使用するグルー(接着剤)は、油分に弱い性質を持っているため、まつげエクステをしている方はオイルを使用していないまつげ美容液を選ぶことがおすすめです。
「まつげ美容液」のおすすめ商品の比較一覧表
まつげ美容液おすすめ22選 プチプラからデパコスまで! SNSで話題の商品も
うえで紹介したまつげ美容液を選ぶポイントをふまえて、おすすめのまつげ美容液を紹介します! 1000円以下で買えるお手頃価格から、人気のデパコスまで幅広くピックアップしていますよ。




愛用者のリアルな口コミをチェック! 実際に使ってどうだった?
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
ヒロインメイク『ウォータリングアイラッシュセラム』の口コミをチェック!








出典:LIPS
ヒロインメイクのまつ毛美容液
使用していたまつ毛美容液がなくなったので、
アイメイクに定評のあるヒロインメイクの
まつ毛美容液を使用してみました!
マスカラタイプなのかな?と思いきや、
初めて使うマルチフィットブラシタイプ
柔らかくてふにゅふにゅします!
なんとも言えない触感が結構クセになる
根元にもまつ毛にも塗れるタイプですが
ブラシが思った以上に柔らかいので
まつ毛や下瞼には塗りやすいけど、
上瞼の根元に塗るにはコツがいります
画像4枚目のように
まつ毛の根元からグッと
持ち上げるようにすると塗りやすいです!
オイルフリーなので
まつエクOKというのが嬉しいですよね!
1,000とお財布にも優しい
無香料・無着色・オイルフリーで肌にやさしい処方
スカルプDやエマーキッドがたまに目に染みてしまう私ですが、
ヒロインメイクのまつ毛美容液は一切染みることはありませんでした
アンファー『スカルプDボーテ ピュアフリーアイラッシュセラム』の口コミをチェック!






出典:LIPS
今回は、まつげ美容液のスカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュセラムのレビューをします!
ちなみに、写真2枚目はノーマルカメラで撮った写真です。使用前がなくてすみません、、参考程度に見てください。
【使い方】
朝と夜にスキンケアと一緒にまつげに塗ります。(わたしは、朝はめんどくさくてやらず夜だけ使用しています)
【塗り方】
・根本から毛先までを塗る(丁寧にしたい日やマスカラを使った日)
・根元付近にチップを当て横にスライドして全体をさっと塗る(だいたいはこのやり方です)
(↑これは私のやり方ですので、正確な情報は説明書を呼んでいただけたら良いかなと思います♀)
【使用感】
つけるところが、チップのような形になっているためまつげ全体にささっと塗ることができました。
液は、少しとろっとしているので、塗る際に目に入ってしまうと言うことはほぼありませんでした。
また、塗ってすぐは、まつげについてる感覚がありますが、5分ほどで乾くのか、違和感はなくなります。
【感想】
まつげが伸びるというよりも、「しっかりした」という感じでした。
根本の毛がしっかりとして、ビューラーをしても抜けにくくなりました。毛の量も使用する前よりもボリューム感がでました!!
UZU BY FLOWFUSHI『まつげ美容液』の口コミをチェック!












出典:LIPS
これひとつで、まつ毛、眉毛、目元全体に使える美容液です。
使い方
指で1日12回、洗顔後、スキンケアのいちばん最初に、米粒大程度を指にとり、まぶたとまつげに塗るだけの簡単でシンプルなアイケア商品です。
敏感な目もとのために「10フリー処方」をしています。 ノンシリコン 、ノンオイル 、ノンパラベン 、 アルコールフリー 、合成着色料フリー 、人工香料フリー 、無鉱物油 、 石油系界面活性剤フリー 、 紫外線散乱剤フリー 、 グルテンフリーなどです。
合わないまつ毛美容液を使うと、目元が痛痒くなったり、頭痛がしたりするので、成分がやさしい商品を選んでいます。
使ってからまつ毛に、ハリがでたり乾燥しなくなったり。とってもまつ毛が元気になったと思います。
しばらくは毎日のアイケアに、UZUの美容液を使いたいと思います。
28種の美容成分を配合。保湿成分グリセリルグルコシドをはじめ、ヒトオリゴペプチド、水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸Na等の美容成分と保湿成分が、まつ育によい環境を整えてくれるそうですよ。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする まつげ美容液の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのまつげ美容液の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まつげ美容液のぬり方・正しい使い方 塗るタイミングも!
ここからは、まつげ美容液の上手な塗り方など、効果的な使い方を紹介していきます!
まつげ美容液をしっかり塗布するための手順を紹介します。
<塗り方の手順>
1. まぶたを持ち上げ、上のまつげの根元から塗布していく
2. 上側のまつげを1本1本コーティングするように塗る
3. 下まつげも生え際から毛先まで塗る
しっかりとまつげケアをするには、塗るタイミングも重要。まつげが清潔な状態の洗顔後に塗るのがベストです。メーカーにより異なりますが、とくに頻度の指定がなければ朝晩の1日2回がおすすめですよ。
目に入ったときはどうすればいいの?
もしまつ毛美容液が目に入ってしまったら、すぐに水で洗い流してください。洗い流したあとも、目に違和感や痛みなどがある場合は、病院を受診しましょう。
まつげ美容液をたっぷり塗りすぎてしまうと、目に入るリスクも高まるので、塗る際は適量を取るなど注意しましょう。
まつげ美容液を選ぶ際の注意点 気をつけて選ぼう!
目元は顔のなかでもとくに敏感な部位です。まつげ美容液によるトラブルも増えているのでじゅうぶんに気をつける必要があります。
ここでは、まつげ美容液を選ぶときに注意したいポイントを紹介します。
過度な効能効果を記載した商品には注意! 育毛・発毛効果はない!?
まつげ美容液の効能効果で多いのは、ハリやコシ、ツヤなどについてです。それなりの効果はありますが、なかには育毛の効能効果までをうたっている商品もあります。
医薬品等適性広告基準によって、毛髪についてはハリやコシなどの効果をうたうことはできますが、まつげの育毛効果は認められていません。
また、エタノールなどのアルコール類が成分表示されているケースもあるので、注意が必要です。
「医薬部外品」表示には注意!
2019年8月に国民生活センターから発表された、インターネットショッピングモールで販売されているまつげ美容液の調査では、育毛剤がまつげ美容液として売られているケースがありました。
育毛剤は医薬部外品として承認されていますが、現在(2020年11月6日時点)まで医薬部外品として承認されたまつげ美容液はありません。
表示をよくチェックして、まつげ美容液の商品に医薬部外品という表示が出ていたら注意しましょう。
使用前にパッチテストをする方法も
顔は部位によって皮膚の構造が大きく違っているので、刺激の強い化粧品などを使用すると痒みやはれなどの副作用が出ることがあります。
とくに目の周囲は非常にデリケートな部位なので、注意が必要です。もし痒みやはれなどが出てしまったら、早めに病院を受診しましょう。
また、事前にパッチテストを行うなどの対策も考えてみましょう。今まで異常が出なかったという人でも、久しぶりにまつげ美容液を使う場合や、妊娠出産後など、環境や体調の変化がある場合には、パッチテストを受けるというのもひとつの方法です。
まつげが抜ける、少ない人は日頃からケアを! エキスパートからのアドバイス
コスメコンシェルジュ
まつげ美容液に期待できる効果は、あくまでもとのまつげにハリやコシを与える、またダメージを補修するものであり、まつげが増えるようなことはありません。
もちろん、まつげ美容液によるトリートメント効果で抜け毛などのダメージを防ぐことができますが、まつげ美容液に頼るのではなくふだんからまつげをいたわることが大切です。
落ちにくいマスカラは専用のリムーバーで落とす、また過度なパーマやエクステ、ビューラーの使用を控え、地まつげをいたわりましょう。
まつげ美容液は慎重に選ぼう!
コスメコンシェルジュとして活躍されている岸田茉麻さんへの取材をもとに、まつげ美容液の選び方、おすすめ商品、トラブルへの注意点などについて紹介しました。配合されている成分だけでなく、ブラシやチップなどの形状も選ぶ際のポイントになります。
目元は顔のなかでもとくにデリケートな部位なので、選び方には慎重さが必要です。またマツエクを使っている方にも使えるまつげ美容液もあります。
数多くのまつげ美容液が販売されているので、本記事を参考に自分に合った商品を見つけてくださいね。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
日本化粧品検定1級を持つコスメコンシェルジュです。 化粧品・健康食品を扱う美容部員として勤務後、コスメコンシェルジュとして美容コラムの作成や情報サイトの監修、化粧品会社様の社内向けテキスト作成など幅広く活動しています。 大切にしているのは「消費者目線でものを考えること」。美容部員時代に培ったカウンセリング経験をもとに、読者のニーズに合うグッズを見極め、みなさんに良い情報をお届けします。