市販の梅酢の選び方 梅の種類に注目
料理研究家・松本葉子さんに、市販の梅酢を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
梅の産地や品種で選ぶ
料理研究家&食専門ライター
梅酢は梅干しを作るときの副産物です。そのため、梅干し(梅)の産地で多くの商品が作られています。
梅の収穫量で全国一位を誇る和歌山県をはじめ、日本各地の梅の名産地で梅酢が市販されているので、産地にこだわって選んでみるのもおすすめです。
とくに、梅の品種や生産者までわかる商品であれば、より味わい深く感じられるでしょう。
竹内農園『竹内農園特製 有機白梅酢』
紀州南高梅(きしゅうなんこううめ)の梅酢。本場の味わいと、芳醇(ほうじゅん)な香りが楽しめます。
>> 楽天市場で詳細を見る色で選ぶ
料理研究家&食専門ライター
梅酢には梅を塩で漬けたときにしみ出してくる「白梅酢」と、白梅酢に赤紫蘇(あかじそ)を加えて深紅(しんく)にした「赤梅酢」があります。
白梅酢は熟した梅の甘い香りと酸味が鮮やかで、赤梅酢は紫蘇の風味が生きているのが特徴です。
梅干しを漬けるときに梅酢が足りない場合などは白梅酢を。紅しょうが漬けなど色も楽しみたいときには赤梅酢のように、使い方によって白と赤を選んでください。
塩分で選ぶ
料理研究家&食専門ライター
梅酢の塩分濃度は、梅干しを漬けるときの塩分濃度に比例します。つまり、塩分の強い梅干しからできる梅酢ほど塩辛いというわけです。
市販品の梅酢の塩分は商品によって差がありますが、15~20%程度のものが多いです。
梅干し作りや漬物用として、防腐効果も期待するなら塩分20%以上の梅酢がおすすめ。薄めて飲用にするなら、減塩タイプの梅酢が使いやすいでしょう。
横山食品『うす塩梅酢』
素材のよさがストレートにあらわれた優しい味わいが特徴。塩分は約12%と、減塩タイプの白梅酢です。
>> 楽天市場で詳細を見る市販の梅酢おすすめ5選 料理研究家がセレクト
上で紹介した選び方のポイントをふまえて、料理研究家・松本葉子さんに選んでもらったおすすめの市販梅酢商品を紹介します。

海の精『紅玉梅酢』

出典:Amazon
内容量 | 200ml |
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産地 | 梅:奈良県吉野・和歌山県、紫蘇:奈良県・和歌山県、塩:伊豆大島 |

竹内農園『有機白梅酢』

出典:Amazon
内容量 | 500ml |
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産地 | 和歌山県 |

ながお梅園『梅酢 無添加』




出典:楽天市場
内容量 | 500ml |
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産地 | 梅・紫蘇:大分県日田市大山町、塩:長崎県 |

徳重紅梅園『梅酢』
内容量 | 330g |
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産地 | 宮崎県都城市 |

横山食品『うす塩梅酢』




出典:楽天市場
内容量 | 500ml |
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産地 | 和歌山県 |
「市販の梅酢」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 梅酢の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの梅酢の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
梅酢をつかった『梅酢うがい』はスッキリしますよ! 料理研究家からアドバイス
料理研究家&食専門ライター
梅干し、料理に、梅酢うがいも。いろいろ使える梅酢
梅干しづくりのために梅酢を買う方や、それ以外の用途を考えている方も購入量で迷われることがあるでしょう。そんなときは大きめのサイズの購入をおすすめします。
なぜなら梅酢は、梅干し以外にも、季節の野菜を漬ける、ドレッシングやたれに使う、ご飯を炊くときに加える、寿司酢にする、水や炭酸水、牛乳などで割って梅酢ドリンクにするなど、いろいろな使い方ができるからです。
料理や飲用のほか、梅の産地でよく行なわれている水で薄めた梅酢をうがいに使う「梅酢うがい」も試してみてください。すっきりして心地よいですよ。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/20 一部コンテンツと価格を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。