お香の魅力と効果とは? 癒しの香りでリラックス!
古くより親しまれてきた「お香」。線香のように火をつけて使うものが一般的ですが、常温で楽しめるものもあります。
白檀(びゃくだん)・黒壇(こくたん)・伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)など、香木という香りのする木が原材料となっていて、心が安らぐような和の落ち着いた香りが特徴。ほかにもフローラルやハーブ、柑橘系など洋風の香りを楽しめる商品も多く販売されており、こちらも人気があります。
お香の香りにはリラックス効果があり、疲れたときの気分転換や、仕事や勉強に集中したいときにもぴったり! また、商品によっては部屋の消臭効果がありますので、気分をリフレッシュできます。
お香の選び方
ここからは、お香の選び方についてご紹介していきます。ポイントは下記4点!
【1】お香の種類(形状)を選ぶ
【2】お香の香りで選ぶ
【3】ブランドで選ぶ
【4】プレゼントにはお香立てのセットを
それぞれ解説しているので参考にしてみてください。
【1】お香の種類(形状)を選ぶ
ひと口にお香といっても、スティック型、コーン型、渦巻型、紙タイプとさまざまな種類があります。タイプ別に特徴をおさえましょう。
香りが均一に広がる「スティック型(線香)」 燃焼時間約30分
スティック型(線香)のお香は、もっともポピュラーなタイプ。長さは短いものもあれば長いものもあります。燃焼時間は長さによって変わりますが、少しだけ香りを楽しみたいときは、適当な長さに折ることで燃焼時間を調整できるので便利です。
火をつけてから燃え尽きるまで常に同じ面積が燃え続けるので、香りが均一に広がるのが特徴です。
香りが徐々に強くなる「コーン型」 燃焼時間約10分
円錐形のコーン型タイプは、短時間で香りを楽しみたいときにぴったりのタイプです。燃焼時間は10~15分程度と短いですが、下に行くほど燃える面積が大きくなるので、香りが強くなるという特徴があります。
燃えた後、灰がそのままの形で残るので後片付けがかんたんです。風の影響も受けにくいので、外でも香りが楽しめます。
広い場所で香りを楽しむのに適した「渦巻型」 燃焼時間約1~2時間
スティック型やコーン型よりも燃焼時間が長く、長時間香りを楽しみたいときにぴったりのタイプです。燃焼時間は渦巻の大きさによって変わり、なかには90分程度燃え続けるものもあります。
風の影響も受けにくいので、広い空間に香りを広げたいときや、空気の流れが多い場所で香りを楽しみたいときに使ってみましょう。
途中で折ったり、金属製のクリップで挟むことで燃焼時間が調整できるのも魅力です。
常温でも香りが楽しめる「ペーパータイプ」 燃焼時間約1~2分
紙のお香は、常温でも香りが楽しめるタイプです。クローゼットに入れたり、ジャケットのポケットに忍ばせたりすることで、さりげなく香りが楽しめます。
しかし、常に香りが出ているものなので、火を点けて楽しむお香に比べて香りが飛びやすいという特徴もあります。最近は、常温で楽しむだけでなく、火を点けても楽しめる紙のお香も登場していますよ。
火を使わない「サシェタイプ」
最近では、マッチやライターなど火を使わないご家庭も少なくありません。また、小さい子供やペットがいる場合、火を使うのはちょっと不安という方もいるのでは?
そんな方におすすめなのが、「サシェ」という匂い袋です。火を使わないので安心安全かつ、灰が飛んで汚れる心配もありません。ドアに吊り下げられたり、洋服棚や車のなかに置いておくだけでいいので、毎日気軽にお香の匂いを楽しめます。ほのかに香るタイプなので、きつい香りが苦手な方にもおすすめ◎。
【2】お香の香りで選ぶ
お香はその名のとおり、香りをたのしむもの。購入前に自分の香りの好みを把握しておくことが重要ですが、難しいことではありません。
たとえば、柑橘(かんきつ)系の香りがほしいとか、伽羅(きゃら)や黒壇(こくたん)などの日本の香木(こうぼく)の香りが好きといった、ザックリした好みで大丈夫です。
また、苦手な香りを知っておけば、買ってから失敗だったと思うこともないでしょう。お香はアロマオイルなどに比べれば香りはそれほど強くないので、苦手な香りさえ避ければ大きな失敗はないはずです。
ここでは、香木系、柑橘系、フローラル系、ハーブ系と、大きく4つの系統に分けて、それぞれの特徴をご紹介します。
人気の白檀や伽羅など香木系の香り リラックス用に!
白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)といった香木の、伝統があり和の落ち着きを感じる香り。好みもありますが、比較的若い方から年配の方まで女性も男性も、幅広く楽しめる香りでしょう。
貴重な香料を使っているため、価格がやや高めの傾向があります。
さわやかでフレッシュな柑橘系の香り 気分をリフレッシュするなら!
柑橘系は、ゆずやレモン、シトラスなどの香り。さっぱりとした香りなので、リフレッシュや気分転換したいときにぴったりです。
ブレンドされる香料によって香りの印象が変わる点も魅力です。
エキゾチックなアジアン系の香り ムードを演出するなら!
夜のムード作りにおすすめなのがアジアン系の香り。間接照明などライトにもこだわれば、異国情緒あふれる空間を演出できますよ。オリエンタルな香りが好みならジャスミンやイランイラン、ムスクといった香りを選んでみてください。
スッキリと清々しいハーブ系の香り ホワイトセージやミントなど
ハーブ系のお香には、ミントやヒノキなどの香料が使われています。ホワイトセージやレモングラスなど複数のハーブをブレンドした香りのものも多く、さわやかで清々しい香りはメンズにもおすすめ。
仕事や勉強に集中したいとき、気分を変えたいときにぴったりです。
【3】ブランドで選ぶ
お香も国内外からたくさんの種類が発売されているので、どれにしようか迷ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、有名ブランドや人気のフレグランスを選んでみるのもよいでしょう。
なかでも世界的に有名なのが、インドの「HEM(ヘム)」とアメリカの「GONESH(ガーネッシュ)」です。HEM(ヘム)の「プレシャス・チャンダン」は白檀の香り、GONESH(ガーネッシュ)の「クラシックNO.8」はフルール系の甘い香りで、日本ではとても人気があります。
そのほかにもインド国内のシェアが高い石鹸の香りで有名なSHASHI(シャシ)、アメリカのMISTICKS(ミスティックス)などが有名です。
【4】プレゼントにはお香立てのセットを
お香はプレゼントにしても喜ばれるでしょう。日本の有名なブランドには日本香堂や松栄堂などがあるので、迷ったらブランドで選ぶのも手。
また、贈り物の場合は、贈る相手の好みに合わせて香りを選ぶことが最も重要です。男性・女性ともにどんな香りが好きか、ふだんどんな香水をつけているかなど、事前にリサーチしておきましょう。
香立てがセットになっている商品であれば、もらった人もすぐにお香を焚くことができますよ。
お香のおすすめ商品
ここからは、おすすめのお香を スティック型(線香)、コーン型、渦巻き型、紙タイプと種類別に分けてご紹介します!
▼おすすめ7選【スティック型】
▼おすすめ4選【コーン型】
▼おすすめ4選【渦巻型】
▼おすすめ5選【紙タイプ】
▼おすすめ2選【その他タイプ】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ7選【スティック型】 人気の松栄堂・日本香堂・クンバも!
まずは、最もオーソドックスな形で使いやすい「スティック型(線香)」のお香をご紹介します。
京都の老舗の少し甘めの白檀の上品な香り
京都の老舗・松栄堂のお香のなかでも人気の高い商品です。白檀ベースの少し甘めでまろやかな香りが特徴。若い方から年配の方まで、男女問わず万人に好まれやすい香りです。
7cmと短めのスティックで、自宅などで手軽に香りを楽しみたいときにぴったりです。燃焼時間は約15~20分。簡易香立て付きなので、届いてすぐに焚くことができますよ。
和花をイメージした香りのラインアップ
老舗・日本香堂のお香です。こちらの「かゆらぎ」は、和花をイメージした香りのシリーズ。
白檀は、穏やかにひろがる素朴な香りが魅力。白檀のほか、薔薇、白桃、藤などさまざまな香りのラインアップを取り揃えているので、好みに合わせて選んでくださいね。
こちらも香立ても付きなので、特別な準備はいらず手軽に楽しめますよ。
花や木の四季折々の香りが楽しめるお香
小さな瓶に入ったスティック型のお香です。りんどうやすずらんなど、ほかの商品にはない香りのラインアップも用意されています。
春には「さくら」、秋には「きんもくせい」など四季折々の花々の香りが楽しめるのもポイント。燃焼時間は約15分です。
洋風の香りの種類も豊富に展開!
「Xiang Do」は、ピュアな香りが気軽に楽しめるスティック型のお香です。ローズやグレープフルーツ、ミックスベリーなど洋風の香りもそろっています。
1箱あたり20本入りなので、気になる香りがあったら気軽に試せるのもポイント。バニラ・ローズ・ラベンダー・ペパーミントの4つの香りが入ったお香セット、「Xiang Do FOUR」もあります。
エキゾチックで現代的な香り
旅先で嗅いだ香りをイメージして作られたユニークなお香です。都市をモチーフにした「CITY&STYLE」、花々と大地をイメージした「FLOWER&FIELD」、歴史と夢にインスピレーションを受けた「EXOTIC&NATURE」など5つのシリーズに分けられます。
燃焼時間は約25分。忙しい日常の中でほっと一息つきたいときに試してみてください。
ガーネッシュの代表作であり人気インセンス
アメリカで圧倒的な知名度がある老舗ブランドです。ガーネッシュの代表作といわれているのがこのクラシックシリーズで、その中でもとりわけ人気のあるのがNO.8。気づかないうちに一度はどこかで出会っている香りですよ。
フルーツ系のほのかな甘い香りでとっても上品です。自宅にももちろん、定番の香りなので、友人・知人へのプレゼントにも喜ばれます。
人と環境に優しい日本のお香専門店の逸品
クンバは世界中でもトップクラスと称される、日本初のお香専門店です。厳選された素材にこだわり、1本1本手作業で作られています。燃焼剤を使用しないため、人体や環境に優しいお香というのが特徴です。
こちらのスウィートレインは、クンバのお香のなかでも人気の香り。オゾン系の爽やかさとムスクの心地よい香りは、いつまでも香っていたくなるほどです。
▼おすすめ3選【コーン型】
続いて、短時間でしっかりと香りが楽しめる「コーン型」のお香をご紹介します。
2つの香りが楽しめるアソートタイプのお香
お茶や花、果物などの香りをイメージして作られたお香です。こちらの「新鮮な朝に」には、オレンジの香りのお香とダージリンティーの香りのお香の2種類が入っています。
オレンジの香りは明るくフレッシュな印象で、ダージリンティーは甘くまろやかな香り。気分に合わせて好きな香りが楽しめるお得なアソートです。「新鮮な朝に」のほかに、「うららかな午後に」「静かな夜に」など全部で6種類のアソートがあります。
種類に合わせてリビングや寝室等に置くとより一層お香を楽しめるかと思います!
初心者もシンプルで選びやすい香りのラインアップ
うえで紹介したかゆらぎの「コーン型」の商品です。
かゆらぎは香りのイメージがしやすいシンプルなラインアップなので、初心者の方でも選びやすいのが魅力。薔薇のほか、白檀や沈香、藤、金木犀(きんもくせい)などの和の香りがあります。
燃焼時間は約9分。手軽にしっかりとお香の香りを楽しみたい方にぴったりです。
リーズナブルで試しやすいインド香
HEM(ヘム)は、インド発のお香ブランドで、お香のなかでは定番のブランドともいえます。海外製のお香をお探しの方におすすめ。
香りのラインアップは幅広く、バニラやココナッツなどの甘い香りも多数! なかでもとくに人気の香りはこの「チャンダン(白檀)」。白檀をベースとしたエキゾチックで気品あふれる香りです。
リーズナブルな価格で購入できるので、気になる人はぜひ試してみてくださいね。
▼おすすめ4選【渦巻型】
続いて、長時間香りが楽しめる「渦巻型」のお香を4つ紹介します。

渦巻き型なので長時間楽しめる!
蚊とり線香のような渦巻型のお香です。長い時間燃え続けるのでお得感があることに加え、なじみのある渦巻きデザインの形はなかなかキレイです。
鎮静効果にすぐれる沈香(じんこう)、日本を代表する香木であり沈香の最上位でもある伽羅、防虫効果もある白檀(びゃくだん)など、日本の香りをそろえたラインアップも魅力。
使用時には蚊とり線香入れを使うこともでき、買いやすいのでこれからお香を楽しもうという人にもおすすめできる商品です。
気になる匂いを消臭&ラベンダーの香り広がる
天然消臭成分フラボノイドを配合した、ラベンダーの香りのお香です。お部屋の匂いが気になるときなどに使ってみてください。気になる匂いを消しながら、ラベンダーのさわやかな香りが部屋中に広がります。
燃焼時間は約2時間。不燃性のマットが付属しているので、そのうえに置いて火を点けましょう。
同シリーズにはラベンダーのほかに、梅・桜・ローズ・すずらんの香りがあります。
白檀の甘い香りに癒される
うえで紹介した芳輪 堀川の「渦巻型」の商品です。
白檀ベースの甘くまろやかな香りが特徴のお香で、燃焼時間は約2時間。じっくりと白檀の香りを楽しみたいときに適しています。渦巻専用香台(うてな)付きなので、買ってすぐに火を点けて楽しめるのもポイント。
和の落ち着きが感じられつつもどこかモダンな印象の香りで、しっとりと心を落ち着けたいときに香らせてみてください。
テレビでも取り上げられた甘い香りのお香
料亭などの店舗でも使われている、古風な甘い香りのお香です。かつてテレビで取り上げられたこともありました。
香水のような香りと香木の香りをブレンドして作られた香りは、ゆったりと心を落ち着けるのにぴったり。ほのかな残り香もまた雅です。香料だけでなくベースにも白檀を使うことで生み出されるぜいたくな香りは、「月待ち雲」ならではです。
▼おすすめ5選【紙タイプ】
続いて、常温でも香りが楽しめる「紙タイプ」のお香を6つ紹介します。

老舗メーカーの伝統的な香りを手軽に楽しめる
1885年創業のフランスの老舗メーカーが創業以来作り続けている紙製のお香です。ちょっと気分を変えたいときなどに、1枚切り離して火を点ければお香になります。そのまま芳香剤として使うこともできるので、ノートや手帳に挟んでもいいですね。
伝統の商品だけあって上品な香りですが、どちらかというと香りを楽しむというより、空気を入れ替える意味でお香を使いたい方におすすめです。
香りはローズやアルメニイといった基本的なものですが、さりげなく香るので邪魔にならず気分転換できますよ。

リフレッシュに最適な和紙のお香!
和紙の名産地、兵庫県淡路島で作られているお香です。和紙を漉く(すく)工程でお香を混ぜ込むことで、燃やすとお香になる和紙に仕立てています。和紙ですがやや厚く、1枚の紙からいくつかのピースに切り分けてそのピース単位で燃やして香りをたのしみましょう。手軽な紙製のお香と本格的なお香のちょうど中間のような位置づけの商品ですが、香りはセージやゼラニウムなどさっぱりしたラインアップなので、リフレッシュしたい方におすすめ。香りはもちろん燃やさず置くだけでもたのしめます。
道具無しで楽しめる紙のお香
「紙のお香 美香」は、香炉や香立てといった特別な道具を使うことなく楽しめる紙のお香です。そのまま持ち歩いてもほんのりと香りが楽しめますが、火を点けて香らせるのもよいでしょう。
消臭効果があるので、お部屋の空気のリフレッシュにもぴったり。古典的な和の香りからモダンな香りまで9種類の中からお気に入りの香りが選べるのもポイントです。
おしゃれな缶に入った紙のお香
香水のムエット(試香紙)をイメージして作られたお香。おしゃれな銀の缶に入っています。マッチが付属しているので、缶の蓋を香皿代わりにして外出先でも気軽に楽しめるのが魅力です。
香りはスミレ、ローズのニュアンスが感じられる甘酸っぱいブラックカラントの香り。1枚当たりの燃焼時間は約5分。ちょっとした気分転換やリフレッシュにぴったりです。
財布や名刺入れに忍ばせたいフレグランス
エステバンの「カードフレグランス」は、財布や名刺入れ、香水代わりにシャツのポケットに忍ばせるのにぴったりのお香です。手紙やプレゼントに添えても、贈る相手に特別な印象を与えられるでしょう。
香りはネロリやマグノリア、グリーンノートなど全部で5種類。グリーンノートなど男性が使いやすい香りもあります。カードは1枚ずつ個包装になっているので、封を切るたびにフレッシュな香りが楽しめます。
▼おすすめ1選【その他タイプ】

マッチ状なので手軽に楽しめる
こちらはマッチの形をしたお香です。マッチなので、もちろん箱の外側にあるやすりで擦る(こする)と着火しますが、それがそのままお香になります。
短いので約10分で燃え尽きてしまいますが、その10分をリラックスして香りがたのしめるのはとても心地いいものです。忙しいなかでも、灰皿があればそれだけでお香がたのしめるため、手軽さを求める方におすすめ。
香りは柑橘系の甘酸っぱいものからフローラルの香り、ひのきの香り、森の奥のような香りなど、老若男女が楽しめる幅広いラインアップとなっています。マッチ箱ひとつから買えるので、お試しで使いたい方にもおすすめです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お香の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのお香の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お香に関するQ&A よくある質問
香りの持続時間はどれくらいですか?

松栄堂によれば、お香の香りの持続はおよそ半年を目安に取り替えるとしています。とくに、気温の高い場所や常に外気に触れているような環境では、香りの発散が早まるため、香りの持続時間も短くなります。たんすや引き出しのなかで保管している場合は1年に1回。外気に触れるような環境であれば3ヶ月に1回を目安にしましょう。
どのように保管したらよいですか?

香雲堂によれば、暑からず寒からず、人が快適と感じる環境での保管がおすすめとしています。桐箱に入れ、直射日光を避けて屋内で保管してください。桐の箱は腐食に強く、お香の乾燥を防ぎ香りを長く保つことができます。
お香に欠かせない道具「香炉」にもこだわろう
お香を楽しむときは、専用の「香炉(こうろ)」が欠かせません。ぜひ香炉にもこだわってみましょう。
香炉(こうろ)とは?
香炉とはお香を楽しむときに使う専用の容器で、なかに香炉灰を入れて使います。大きさやデザインはさまざまですが、蓋や側面に穴が開いているものがほとんど。蓋が付いていないものは、お仏壇の線香立てとして使われていることも多いです。
最近はモダンなデザインのものやシンプルなデザインのものなど、洋風のお部屋でも使いやすいものが増えてきています。
香炉の使い方
香炉を使うときは、香炉の8分目まで香炉灰を入れておきます。お香に火を点けて炎を消し、煙が立ち上ったのを確認して、香炉灰の上にそっと置きましょう。
基本的にお香を焚いている間は、酸欠によりお香の燃焼が止まってしまうのを防ぐため、蓋は開けっ放しにしておきます。蓋に穴が開いているものは蓋を閉めて使っても構いません。
お香が燃え終わったら、「灰ならし」という専用の道具で燃え残ったお香を取り除き、香炉灰を平らにならしてください。
はじめてお香を買う人は国産を選ぼう 目利きライターからのアドバイス
海外製に比べて国産のものは香りがマイルド!
お香は世界中にあります。しかも、その香りの種類は海外のほうが豊富です。
ただし、場合によっては海外製のお香はクセが強いこともあり、パッケージがキレイだから、めずらしい香りだからといきなり飛びつくのはやめておきましょう。
国産のお香は日本人に合わせて作られていることもあり、極端にクセが強い香りのものや煙が出すぎることもありません。とりあえずは国産のものを選び、それから徐々に海外のものへと進んでいくといいでしょう。
そのほかのお香・アロマ・ディフューザーのおすすめはこちら 関連記事
好きな香りを見つけて楽しもう 編集部より一言
お香というと和風の落ち着いた香りをイメージする方は多いと思いますが、最近はハーブや香水系だけでなく、食べ物や飲み物の香りを再現したお香も続々と登場しています。
この記事を参考に、ぜひお気に入りのお香を見つけて香りを楽しんでくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。