お香立ての種類
お香立てにはいろいろな形がありますが、よく目にするのはフラットタイプ、ボックスタイプ、オーナメントタイプ、香皿です。
お香の種類によって、適するお香立ての形状が異なりますので、まずはお香立ての種類についてご紹介していきます!
スティックのお香には「フラットタイプ」
細長いお皿のようなかたちをしたフラットタイプは、スティック状のお香を焚くときにおすすめです。端に穴が開いていて、そこにスティックをさすことで固定できます。使用後の灰をお皿が受け止めてくれるか、つくりをチェックしましょう。
エアコンの風などに強い「ボックスタイプ」
ボックスタイプは、その名のとおり箱型のお香立てです。エアコンや扇風機などの風から守ってくれます。また、ボックスの中でお香を焚くので、灰が舞い上がらないのも特徴です。スティックタイプ、コーンタイプに対応しているものが多いです。ただ、目に見えないぶん灰を放置してしまう可能性も。ある程度の灰はこぼれる心配はないですが、倒したときのことも考えて、こまめに灰の処理はしておきましょう。
安全面から考えると、フタがついているボックスタイプは安心です。小さな子どもがいる家庭などは、ボックスタイプがよいでしょう。
デザイン性が高い「オーナメントタイプ」
さまざまなデザインが販売されていて、インテリアとしてもおしゃれなオーナメントタイプ。動植物などがデザインされたものが多く、デザインによって対応するお香が異なります。商品によっては、灰を受け止めるお皿が別途必要なものもあるので、確認しておきましょう。
シンプルな「香皿」
お香を置くだけのシンプルな香皿は、コンパクトで場所を取らずに使えるのがポイント。お香を焚かないときは、ちょっとした小物置きとしても使えますね。スティックタイプのお香を焚くときは、スティックタイプ用の穴が開いた香皿を選ぶようにしましょう。
お香立ての選び方
お香を炊くときに必要なお香立て。インセンスホルダーとも呼ばれ、さまざまなデザインがありますので、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、お香立ての選び方をご紹介。ポイントは次のとおりです。
【1】素材やデザインで選ぶ
【2】サイズで選ぶ
【3】お香もセットになっている商品もおすすめ
それぞれ詳しく説明しているのでぜひ、参考にしてみてください。
【1】素材やデザインで選ぶ
お香立てに使われている素材は、おもに陶器製、ガラス製、木製があります。お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
和室にも洋室にも合う「陶器製」
お香立てのなかでも種類豊富な陶器製は、デザインが豊富で和室にも洋室にもよく合います。どんなお部屋にもマッチするので、お香好きの方へのプレゼントにもおすすめです。
また、水洗いできるのでお手入れがラクなのもポイントです。
涼し気な「ガラス製」
透明なガラス製は、涼し気な雰囲気で、夏やさわやかな雰囲気にしたいときにぴったりです。
なお、お香を焚くとガラスも高温になるので、片付けるときは、冷めるのを待ってからにしてくださいね。
あたたかみのある「木製」
ナチュラルな雰囲気のお部屋や、アジアンテイストにしたい方は、あたたかみのある木製のお香立てがおすすめです。
ただし、木は水に弱いことが多く、水洗いできない場合があります。お手入れ方法は確認してくださいね。
経年劣化を楽しめる「真鍮製」
真鍮(しんちゅう)とは、主に銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金です。熱によってさまざまな形に加工がしやすいので、デザイン性にすぐれるものも多く販売されています。
さらに、経年劣化を楽しめるのも魅力のひとつ。使っていくほどに色に深みがでるので、アンティークな雰囲気を感じられます。
【2】サイズで選ぶ
お香立てのサイズは、配置する場所や、使用するお香に適したものを選びましょう。
たとえば、コンパクトに設置したい場合は、香皿でコーンタイプを、インテリアとして見せたい場合は、しっかりスペースを確保してフラットタイプなど、配置する場所によって香立てのサイズを把握していると選びやすいです。
【3】お香もセットになっている商品もおすすめ
お香立てのなかには、お香もセットで売られているものもあります。これからお香を始めたい初心者の方や、プレゼントにもおすすめです。別々で買うよりも安い場合もありますよ。
お香立てのおすすめはコチラ!
ここからは、お香立てのおすすめ商品をタイプ別に紹介していきます。
お香立ておすすめ5選【フラットタイプ】
まずはフラットタイプのおすすめ商品を厳選しました!
洗練されたスタイリッシュなデザインの香の器
笹がモチーフとなった楕円形の香の器です。香皿部分が錫製、お香立て部分が真鍮製となっています。富山県高岡市の伝統工業である錫物の技術を生かして、純度100%の錫でできています。
素材の良さが生かされたシンプルなデザインなので、インテリアとしてもおしゃれに飾れます。

湿気対策ができる珪藻土素材のお香立て
スティックタイプのお香を、湿気から守りつつ収納もしたい方におすすめです。お香が収納できるものはほかにもありますが、こちらは吸水性のある珪藻土(けいそうど)を素材に使用。珪藻土にこだわっている人気のブランド「soil」というところがうれしいポイントですね。
フタを裏返すと香台に。ここでご紹介している商品はMサイズですが、短めのスティック用のSサイズもあります。
お香初心者さんにおすすめ!すぐ始められるセット
すぐにお香を始められる便利なセットです。受け皿一体型のお香立てで丸洗いができるので、清潔にたもてるのが嬉しいポイントです。
灰がこぼれないつくりなので、お香立ての周りが汚れてしまう心配もありません。挿し口が3つあり、さまざまな太さのお香に対応できます。お香の他にもお線香などを立てることができますよ。インテリアをアジアン雑貨で揃えてる方にもぴったり。

インテリアに合わせやすいシンプルデザインの一品
短いスティックタイプのお香を楽しみたい方におすすめ。
シンプルなデザインの陶器製で、カラーは3色。アジアン、和風、洋風など、どのタイプのお部屋にも合わせやすく、玄関やトイレなど狭くシンプルな空間で使ってもステキです。気軽に使いやすい形とデザインにこだわったシリーズなので、はじめてお香立てを使う方にもおすすめします。
『お香立て ワイド香立 マンゴーウッド 』
お香立ておすすめ3選【ボックスタイプ】
次に、ボックスタイプのおすすめ商品をご紹介します!
安全性にもすぐれたスタイリッシュなお香立て
内側に防火綿が付いているので、安心して使うことができるお香立てです。デザインもスタイリッシュで、4色のカラーからお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、横に置くタイプなので、焚いている間にお香が倒れないのも魅力。フタ付きなので、灰が飛び散ったり、落ちる心配がないのも嬉しいポイントです。
透かし彫が美しいコンパクトなお香立て
繊細な透かし彫が施された少し小さめのお香立てです。透かし彫間から立つ煙とお香の香りはまるで芸術作品。ボックスタイプで周囲が汚れないうえに、小さな子どもがいても危なくないのが安心ですね。
お香を焚くときは、同時に難燃シートを使用するようにしましょう。お香を横置きして使用します。

お香を風からしっかり守る! アジアン風のお香立て
アジアン風のデザインを探している方におすすめで、「スティックタイプ」「コーンタイプ」が使用できます。
フタ付きなので、風で灰が飛び散ってしまう心配が少なく、多少の風があるお部屋でも安心して焚くことができます。
また、横の部分の扉を開けるとスティックタイプのお香を収納できるので、お香コーナーがスッキリしますね。香りで癒やされ、フタの穴から出る煙を見てさらに癒やされることでしょう。
お香立ておすすめ3選【オーナメントタイプ】
続いて、オーナメントタイプのおすすめ商品を紹介します!

渦巻きタイプに対応したモダンでシンプルなお香立て
お香立てに見えないようなデザイン性のあるものを探している方におすすめなのはこちら。スリットから出る煙が、香りだけでなく見た目でも癒やしてくれます。
フタ付きで灰の飛び散りの心配がなく、渦巻きタイプに対応しています。
また、フタを開ければコーンタイプの使用も可能。モダンでスタイリッシュなデザインなので、洋風のお部屋や和モダンのお部屋に置くとステキです。

夏にピッタリの貝の形のお香立て
季節ごとにお香立ても衣替えしているという方におすすめのお香立て。夏のシーズンにこの二枚貝のお香立てを使えば、リッチな質感と夏のオブジェのシェルが清涼感を運んできてくれそうで、粋(いき)な演出ができるでしょう。
お香をはさんで立てるクリップ形式で、はさむ場所によって角度を変えることができます。
単体では灰が飛び散ってしまうので、不燃性のお皿の上にのせて使用します。そのお皿のデザインにより雰囲気を変える楽しさもありますね。
お香を焚かないときは、お気に入りの写真やカード、メモなどをはさむスタンドとしてという使い方も。

シックなお部屋にピッタリ! 黒い見た目が渋い一品
ブラックが渋い、日本伝統の技が活かされた鋳物(いもの)のお香立てです。大人っぽい落ち着いたお香立てをお探しの方におすすめ。
スティックタイプ、コーンタイプ両方に対応しています。和空間でも、モノトーンのシックなお部屋でもしっくりくるシンプルなデザイン。
父の日や、お香を楽しんでもらいたいおしゃれな男性へのプレゼントとして贈ってみるのもよいかもしれません。
お香立ておすすめ2選【香皿】
最後に、香皿タイプのおすすめ商品をご紹介します!

バリ島の雰囲気漂うアジアンテイストのお香立て
コーンタイプ用のお香立てです。一見、お香立てには見えないプルメリアのお花の形がかわいいですね。お香を焚かないときは、アクセサリー置きとして使用することもできます。
置いてあるだけで、バリ島のような雰囲気のお部屋になるでしょう。ガラス製で涼しさもありつつ、職人さん手作りの温かみも感じられますね。アジアンリゾート風のインテリアが好きな方におすすめします。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする お香立ての売れ筋をチェック
楽天市場でのお香立ての売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
お香の使い方・楽しみ方
お香の使い方は、マッチまたはライターでお香の先端に火をつけるところから始まります。スティックタイプ・コーンタイプ・渦巻きタイプどれも同様です。
スティックタイプは、スティックタイプ対応のお香立てにお香を立てて焚きます。長いスティックの場合は、半分に折って使いましょう。コーンタイプは、香皿や小さめのお香立てに乗せると、最後まで燃えるのでじっくり楽しむことができますよ。香りは短時間で強く広がります。
渦巻きタイプも同様に専用のお香立てを使用。一番じっくりと長く楽しめて、1時間から2時間ほどは燃焼します。
お香立がない場合の代用品は?
お香を購入した後に、「お香立てがないから使えない」という場合もあるかもしれません。そのため、本項では、お香立ての代わりになるアイテムをピックアップし、ご紹介いたします。
歯ブラシ立て
立てかけるタイプの歯ブラシ立てにお香を置くことで、お香立ての代用として使用できます。紙を下に敷くことで、落ちる灰も集めることができるため、おすすめです。
調味料の容器に砂を入れる
調味料の容器に砂を入れ、お香を挿すことでお香立てとして使用できます。お香を垂直に立てるため、灰もそのまま容器内に落ちるため、お手入れもラクですよ。
粘土・紙粘土
粘土にお香を挿すことで、お香立てとして使用できます。粘土は大きいサイズのまま使っても、一部分だけ切り取って使ってもOK。安定感もありますよ。
クリップ
少しコツが必要ですが、クリップもお香立てとして使用可能です。持ち手の部分にお香を挿すことで立て掛けることができますが、安定感が少ないため、事故などに気をつける必要があります。
エキスパートからのアドバイス
お香に種類豊富な香りがあるように、お香立てもさまざまな材質や形状があります。季節ごと、またイベントごとに、お香立てもインテリアの一部としてチェンジして楽しむのもステキですね。
古来から香りを楽しむ風習が世界各地にありますが、いにしえの人々に想いを馳せながら、リラックスしたときを楽しむ心のゆとりを持ちたいものです。
鼻から香りで癒やされ、目からお香立てのデザインとゆらゆら揺れる煙で癒やされ、あなたの五感を心地よく刺激してくれるお香立てをみつけてくださいね。
香りを楽しむアイテムをご紹介
お気に入りのお香立てを見つけよう!
この記事では、お香立てをご紹介しました。いかがでしたか?
香りで人々の心を満たしてくれるお香は、季節や気分によって使い分けるのが魅力だといえます。そして、お香立てはサイズから素材まで商品によって違っていて、それぞれに良さや注意点があります。とくに、お線香などの使用がNGな木材でできたお香立てなどもあるので、立て方もあわせて、購入前に一度確認するようにしましょう。
おうちでも気軽にお香を焚いて、心がほぐされるリラックスした空間を楽しんでくださいね。
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株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書『「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。