コンパクト型ホットプレートの魅力
ホットプレートにはさまざまなサイズがあり、機種によって備えている機能も異なります。一般的なサイズのホットプレートと比べて、コンパクト型ホットプレートには、どんな魅力があるのでしょうか。
●収納に困らないサイズ感
コンパクト型ホットプレートのサイズは、メーカーによって前後するものの約A4サイズが目安です。このくらいのサイズなら、食器棚やキッチンの棚にもおさめやすいので収納場所に困りません。
複数枚のプレートがついたモデルでも、プレートを重ねてコンパクトに収納できるのも魅力的です。見た目がおしゃれなモデルなら、しまい込まずに出しておいてもいいですね。
●取り扱いの手軽さ
通常のホットプレートは、重量もそこそこありサイズも大きいため、収納場所から取り出して食卓にセットするだけでも結構大変だったりします。
準備と洗う手間ひまを考えてホットプレートを使わずにフライパンで調理してしまったという経験がある方も多いことでしょう。
軽量でコンパクトだから、準備が大変という精神的な負担が少なくなります。収納場所からの出し入れも楽なので、女性や子供、力の弱い方でも食卓にお皿を並べる感覚で、ホットプレートを準備することができ、お手入れもしやすいでしょう。
コンパクト型ホットプレートの選び方
それでは、コンパクト型ホットプレートの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】標準で付属するプレートの種類
【2】加熱方式
【3】サイズ
【4】温度調節機能
【5】フタがあるか
【6】「火力」「デザイン性」「コストパフォーマンス」
【7】洗いやすさ・片づけやすさ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】標準で付属するプレートの種類を確認する
標準付属プレート以外は別売オプションで手に入れる
ホットプレートは、フラットプレートのほかにいくつかのプレートが付属することが多いです。まずは標準で付属するプレートをチェックし、ほしいプレートが付属しない場合は、別売オプションで用意されているかをチェックしましょう。
たとえば、おもにたこ焼きを楽しみたいなら、標準でたこ焼きプレートが付属するホットプレートを選ぶとよいでしょう。また、焼肉をしたい場合は、リブのあるグリルプレートもしくは穴あきプレートがあると便利です。
【2】加熱方式をチェック
コンパクト式ホットプレートの加熱方式は、「電気式」「IH式」「カセットコンロ式」の3タイプがあります。
・電気式:電熱線でプレートを通して食材を加熱。中心部が熱くなりやすい。
・IH式:効率的に全体を温められる。商品数が少ないのが難点。
・カセットコンロ式:ガスボンベで直火加熱。コンセントがいらないので屋外でも使える。
用途に合わせて使いやすい加熱方式を選びましょう。
【3】人数に応じてサイズを選ぶ
一人で使うか、家族で使うかに合わせてぴったりなサイズを選びましょう。
一人暮らしで使うなら、幅が20~30cm程度の小さめサイズを。2人暮らし、3人暮らしなら幅30~45cm程度がおすすめです。一人暮らしでも友人を招いて食事をすることが多い方も、これくらいのサイズを。
4人家族でコンパクトなホットプレートを使いたいときは、幅45cmはあった方が良いでしょう。
【4】温度調節機能をチェック!
焼きそばやお好み焼き、焼肉などさまざまな料理に活用できるホットプレート。料理に合わせて細かく温度調節ができると、焦げや生焼けといった失敗をしにくくなります。
また、保温モードがあると、調理した料理が冷めずにずっとおいしくキープできます。加熱のモードや最高温度もチェックしておきましょう。
【5】フタがあるものが便利
餃子や目玉焼きなどを作るときには、フタがあると便利。さらに、フタがあることで蒸し料理や鍋など作れる料理の幅が広がります。
コンパクトなホットプレートならフタもあまりかさばらないので、フタ付きのホットプレートを選ぶのがおすすめです。
【6】「火力」と「デザイン性」とコストパフォーマンスを確認
「火力」と「デザイン性」は価格と比例する傾向に
ホットプレートを使ううえで重要なのは火力です。商品の多くは200℃以上で加熱できますが、安価なものだと予熱に時間がかかったり、食材を置いた後の温度低下が大きく食材をカリッと焼けなかったりすることもあるでしょう。
火力の高さとデザイン性は本体価格と比例することが多いため、安価なものを選ぶとデザイン性が低いことや、火力が弱いこともあるかもしれません。また、逆に安いのにデザインだけを重視したモデルは性能面でやや劣ることも多いです。安さやデザインのよさも重要ですが、使い勝手面も加味してコストパフォーマンスを見極めたいものです。
【7】「洗いやすさ」や「片づけやすさ」なども重要
プレートや加熱部が取り外せる商品がベター
ホットプレートの中にはプレートが外れず、水洗いできないものもあります。そういったホットプレートは、プレートと本体の間に食べかすが入っても取り出せず不便です。衛生面や使い勝手を考えると、プレートや加熱部が取り外せて、分けて洗えるタイプのものがおすすめ。
さらに複数のプレートが用意されている場合、収納性も重要です。プレートを重ねて片づけられるなど、使わないときにもコンパクトに収納できるものがよいでしょう。
>> エキスパートのアドバイス
安さだけでなく、できるだけ性能のよい商品を選ぼう
近年、コンパクトなホットプレートは「BRUNO」のヒット以降、多くのメーカーからさまざまな商品が登場しています。
しかしなかには、デザインにこだわっていても性能面ではやや劣るものや故障しやすいモデルもみられます。ホットプレートは高温に加熱する商品なので、安全性も重視して選ぶのがおすすめ。
あとはおもな用途に合わせて付属のプレートの種類を確認して選ぶといいでしょう。
できるだけプレートの種類が多い商品を選んでおくとさまざまな使い方ができて便利ですが、プレートがたくさん付属している場合はなるべくコンパクトに収納できるということも合わせて確認しましょう。
コンパクト型ホットプレートおすすめ19選
うえでご紹介した選び方をもとに、おすすめのコンパクトホットプレートをご紹介します。
▼おすすめ5選|2,000円~4,000円台
2,000円~4,000円台なら、ホットプレートをはじめて購入する方も買いやすい価格帯ですよね。コンパクトで使いやすい商品をご紹介します。
※2022年11月時点での参考価格をもとに紹介しています
オイルカット調理ができるホットプレート
キッチン用品メーカー杉山金属のホットプレート。焦げつきやこびりつきを防いでくれる3層コーティング。
少ない量の油で調理ができるので、健康志向の方にはぴったりな1台です。深さがあるので煮物を作ることもできます。
お弁当から毎日の調理まで幅広く活用できるコンパクト型ホットプレートです。
使い勝手のいいミニサイズ
ひとり暮らしの方にぴったりなミニサイズのホットプレート。
ちょうどいい深さの平面プレートで、使い勝手がいいのが特徴です。ホットケーキや目玉焼き、ウインナーなどのメニューが手軽に調理でき、朝食のおかずやおやつ作りに活躍します。
汚れがこびりつきにくいフッ素樹脂加工のプレートなので、お手入れもかんたん。コンパクトで収納スペースを取らないのも魅力です。
1人暮らしにちょうどいいサイズ感!
ニトリのコンパクトで使いやすいサイズのミニホットプレート。一人焼肉やちょっとした料理に最適です。
また、焦げ付きが少ないフッ素加工なのでお手入れのしやすさも魅力。価格も1000円ちょっとなのでコスパも最強です!
深型・浅型2種類の鍋で幅広い料理に活用できる
グリル鍋ですが、ホットプレートとしても使える商品。プレートは、軽量でフッ素加工が施され取りはずしができるので、使ったあとのお手入れもかんたん。
鍋の深さは約5.5cmとしっかりあるので、すき焼きはもちろん、カレーやシチューなどの煮込み料理も作れます。ひとり暮らしをする方や新生活をスタートする方のプレゼントにも喜ばれますよ。

収納に便利なスリムボディなホットプレート
商品名は「たこ焼き器」ですが、フラットプレートも付属しており、ホットプレートとして使えるモデルです。最大の魅力は奥行きが155 mm と非常にスリムなことです。
たこ焼きプレートの穴は2×6列という驚きの細さです。このため一度に大量のたこ焼きを作りたい方には向いていません。
ただし、一人で使う場合や少人数でお酒のつまみをゆっくりと焼きたいといった場合には十分に活用できます。 本体カラーはブラックかホワイトが選択できます。
▼おすすめ4選|5,000円~7,000円台
5,000円以上になると、個性的な機能を備えた商品を選べます。5,000円~7,000円台のコンパクト型ホットプレートをご紹介します。
※2022年1月時点での参考価格をもとに紹介しています

白いセラミックコートプレートで華やかな料理に
レトロでポップなデザインを採用したミニホットプレートです。標準でたこ焼きプレートと平面プレートが付属し、本体正面のダイヤルで最大約250℃まで加熱することができます。
セラミックコートの遠赤外線効果により、短時間で素早く火が通るのが魅力です。
本体カラーはアイボリー、アッシュピンク、アッシュブルーの3色あるので、好きな色味やインテリアに合うものを選んでみるとよいでしょう。
コンパクトなのに万能!
少し大きめの雑誌くらいのサイズなので、小さいテーブルに置いても邪魔になりません。コンパクトなので収納もしやすく、サッと出してサッとしまえるのもうれしいですね。もちろん、プレートは着脱可能。フッ素加工が施されているので洗うのもラクです。
さらに平面プレートだけではなく、波型プレートとたこ焼きプレートもついています。お弁当や朝食のおかず作り、また少人数でのタコパなどに活躍しますよ!
▼おすすめ10選|8,000円~1万円台
ECサイトでも人気の高い8,000円~1万円台のコンパクト型ホットプレートをご紹介します。
※2022年11月時点での参考価格をもとに紹介しています
おしゃれでかわいいデザイン
おひとりさまや二人で使うのにぴったりな、カセットガスホットプレート。食卓に置いても邪魔にならない、コンパクトでかわいいデザインです。
コードレスだから、ピクニックやキャンプなどお出かけ先でも大活躍! レシピ本もあるので、さまざまな料理に挑戦したくなるはずです。

高いデザイン性と使い方を提案した一台
デザイン性の高いコンパクトなホットプレートのルームを作ったきっかけとなる商品です。豊富なカラーを用意しており、デザイン性にすぐれているのが特徴。
標準で平面プレートとたこ焼きプレートが付属されています。 さらに別売オプションとしてマルチプレートやセラミックコート鍋、グリルプレート、 そしてスチーマーなどがバリエーション豊富にあります。
本体前面に温度設定ができるレバーが付属しており、レトロなデザインながら使い勝手もよい商品。 一回り大きなグランデサイズもあります。

6カ所の穴があいたバーベキュープレート付き
自宅内のダイニングテーブルでバーベキューが楽しめるホットプレートです。
フラットプレートのほかにバーベキュープレートが標準で付属しており、肉の脂を落としながら焼くことができるのが魅力。
プレートの下には水受け皿が用意されており、脂はその水に落ちる仕組みになっています。本体に油汚れがつきにくく、プレート、水トレイ、本体が完全に分けられる構造のため、水洗いもかんたんです。
オプションでバラエティプレートやたこ焼きプレート、セラミックスチーム深鍋の購入も可能。焼肉やステーキなどを楽しむのに向いている商品です。

ホットプレートなのに標準で深鍋が付属
パーティーシーンに映えるレッドをボディカラーに採用したパーティープレートです。
標準で約4.6cmの深さがある白い深鍋が付属しており、別売プレートとしてたこ焼きが焼けるボールプレートとリブのあるグリルプレートが用意されています。
深さのある鍋では煮込み料理なども作れるので使い方はさまざま。さらに、グリルプレートも適度な深さがあるので、油が外にはねにくいのが魅力です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ホットプレートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのホットプレートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
コンパクト型ホットプレートでどんな料理ができるの?
コンパクト型ホットプレートは、モデルにもよりますが「焼く」「炒める」「煮る」などご家庭のコンロと同じような調理が楽しめます。使うシーンにぴったりの料理をご紹介しましょう。
お家で本格的な「焼肉」を
お家での焼き肉も本格的な味わいを堪能してみませんか? 用意するのは「コチュジャン」。スーパーでも手軽に購入できます。
みじん切りにしたねぎとおろしにんにく(1片)、みそ、はちみつ、ごま油をそれぞれ大さじ1杯、コチュジャンを大さじ2杯くわえて混ぜましょう。仕上げに白いりごまも混ぜてください。
よく焼いたお肉に合わせタレをのせてサンチュに巻けば、本格的でおいしい焼肉を楽しめます!
たこ焼きプレートを使って、みんなで「タコパ」
タコパをするなら、通常のたこ焼きもおいしいですが、具材に変化をつけるとより楽しめます。例えばウインナーやコーン、チーズ、お餅なんかも入れるといいですよ。
とくにお餅は、しゃぶしゃぶ用を使うとうまい具合に溶けて、ちょっと変わったたこ焼きを楽しむことができます。
大人味に仕上げるなら、キムチがぴったり! えびや明太子など海産物もおいしく仕上がります。女性が多いなら、ヘルシーで栄養価の高いトマトをひと口サイズに切って入れてもおいしいですよ。
おしゃれな「おつまみアヒージョ」をカンタンに
にんにくと鷹の爪をいれたオリーブオイルで煮るアヒージョも、たこ焼きプレートでかんたんに作れます。
それぞれのくぼみに異なる食材を入れられるので、自分の好きな食材で作れるのがうれしいですね。定番のタコをはじめ、きのこやブロッコリーをひと口サイズに切って入れましょう。
他にもミニトマトやパプリカ、少し加熱したじゃがいももおいしく仕上がります。オイルが飛ばないように食材の水分をしっかり切っておくことがポイントです。
ほかのおすすめ調理家電はこちら!
自分にピッタリの商品を選ぼう
コンパクト型ホットプレートといっても、形状やサイズ、機能などもさまざま。購入するときは、ご自宅のテーブルのサイズや使用する人数を考慮してあらかじめ収納場所も決めておくと、どんな商品を選べばいいのかわかってきます。作りたい料理に合った機能のチェックも忘れずに!
コヤマ タカヒロさんからのアドバイスを参考にして、あなたに合ったコンパクト型ホットプレートを選んで最後にご紹介したレシピにもぜひ挑戦してみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてパソコンからデジタルガジェット、AV機器、白物家電全般を専門分野として執筆活動を展開。得意分野は調理家電。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外に企業へのアドバイスやコンサルティングなども行う。