アンプ内蔵スピーカーの選び方
アンプ内蔵スピーカーを選ぶときのポイントを4つ紹介します。
PC用スピーカーは設置場所に応じて選ぶ
アンプ内蔵スピーカーのなかで、もっとも人気のあるカテゴリがPC用の外づけスピーカーです。PCのアナログオーディオ端子やUSB端子に接続するタイプで、Creative、Logicool、サンワサプライ、バッファローなどPC周辺機器メーカー、JBL、YAMAHAといった音響機器メーカーも製品を販売しています。
PC用スピーカーを選ぶ際には、音質はもちろん、デスク上に置きやすいサイズかどうか、また接続がステレオミニ端子かUSB端子か、電源の接続がUSBバスパワーかコンセントなどもチェックしてください。
自身が希望する設置場所に応じて扱いやすいものを選びましょう。
音楽制作やDTM向けのスピーカーも
DTMやプロによる音楽制作に用いるパワードタイプのモニタースピーカーでも、アンプ内蔵スピーカーの出番です。YAMAHA、FOSTEX、Roland、TASCAMといった楽器系メーカーが個人のDTM向け製品を発売しています。
厳密には製品個別に異なりますが、モニタースピーカーは音楽制作の過程で音を確認する目的のスピーカーなので、味つけなくストレートに情報を出すタイプがほとんどです。
接続端子はRCA端子、XLR端子、PHONE端子など音楽制作向けの端子が一般的。あらかじめ接続したい機器とどんなケーブルで繋げるのかを確認して選んでください。
Hi-Fiオーディオ用のアクティブスピーカー

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音楽を超高音質に楽しむHi-Fiオーディオの趣味の世界は、アンプを内蔵しないタイプのスピーカーが主流です。
しかし、Wi-Fiのネットワーク機能まで一体化し、ハイレゾの高音質再生にも対応したアンプ内蔵スピーカーも存在しています。
ヤマハ、クリプトン、KEFといった国内外のメーカーによるHi-Fiオーディオとして作られているので、価格は数万円~数十万円と高価です。音楽リスニング用にとにかく高音質に音楽を聴きたい方なら、選択肢にいれてください。
ワイヤレススピーカーやスマートスピーカーも
Bluetoothで接続するワイヤレススピーカー、Amazon EchoやGoogleホームといったスマートスピーカーも分類上はアンプ内蔵スピーカーです。
アンプ内蔵を条件として考えると、ウェアラブルネックスピーカーなどもアンプ内蔵スピーカーに含まれるなど、広くとらえたときのジャンルの広がりは無限にあります。
これらを探す場合「Bluetoothスピーカー」「ワイヤレススピーカー」のように別のキーワードで探すとさまざまなラインナップが見つかります。
おすすめ商品の比較一覧表
アンプ内蔵スピーカーおすすめ9選
上で紹介したアンプ内蔵スピーカーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品を紹介します。
5000円で購入できる超高音質PCスピーカー
米国の老舗音響機器ブランドのJBLによる、PC用スピーカーの大ヒットモデル。
デジタルアンプと50mmのフルレンジドライバーの組み合わせ、そしてUSB DACとして音声信号も伝送する仕様によって、常識を覆すほどのクリアで情報量豊富な高音質を実現しています。
個人的にはこのJBL Pebblesで聴いて以来、PC用スピーカーとしての音質向上もいき着く所まで来たと考えてしまったほどの逸品です。
DTMにも使えるアクティブスピーカー
スピーカー設計の老舗のFOSTEXによる15W+15Wデジタルアンプと2ウェイスピーカーを搭載したハイレゾ対応のパーソナル・アクティブスピーカー・システム。
PC用やDTM用のように用途を指定したモデルではないのですが、FOSTEXのスピーカーは極めて精緻でストレートなサウンドを特徴としているので、用途としてはDTMを中心とした音楽制作や落ち着いた音楽リスニングに向き。
入力端子はRCA端子とステレオミニ端子が揃うので、DTM用の機器だけでなくPCとも直接接続できます。
並のPCスピーカーでは満足できない人にも試してほしい機種ですね。
150Wの大音量を再現するパワフルなスピーカー
20センチほどの高さでコンパクトな設計をされている2Wayパワードスピーカーになります。多彩な入力方法が装備されており、スマートフォンなどもUSB入力で音を鳴らせます。よい音を出す作りをしており、音のおいしいところを逃さず、再生可能です。
ほかの製品とサイズは大きく変わらないですが、150Wという大型のギターアンプに匹敵するような音量を出すことができます。講習会などの音源再生などでも役立つでしょう。
格安・高音質・扱いやすいの三拍子
上向きのスピーカーユニットが特徴の小型PC用スピーカー。見た目には小さなスピーカーですが、PCデスク上に置くとちょうど耳に向けて音が出てくる絶妙な設計です。
ゲームや音楽再生、YouTubeや映像配信をPCで視聴する人なら「もうこれでじゅうぶん」と言いたくなるほどの高音質。
接続は3.5ミリのステレオミニ端子で電源はUSBバスパワーという変則的な仕様ですが、ノートPCと組み合わせて持ち歩きも可能です。
PC接続もWi-Fi再生もこなすオールインワン
Hi-Fiオーディオ発のアンプ内蔵スピーカーのなかでも注目モデルがYAMAHAのNX-N500です。
一見すると左右独立したパワードスピーカーですが、Wi-Fi内蔵でハイレゾのネットワーク再生やSpotifyの音楽配信にも対応。PCと直結すればハイレゾのなかの上位仕様となる384kHz/24bit、もちろんアナログ入力にも対応。
高音質なだけではなくアンプ内蔵スピーカーの可能性を凝縮したマルチな一台です。
英国オーディオブランドのアンプ内蔵スピーカー
高音質での音楽リスニングを目指す趣味性の高いHi-Fiオーディオ。そのなかでも珍しいアンプ内蔵スピーカーで、高音質を目指すモデルとして評価されているのが、KEFのLS50 WIRELESSです。
KEFは英国の人気スピーカーブランド。音を精緻に再現する「Uni-Qドライバー」という独自のスピーカー設計が得意で、ベースモデルのLS50もベストセラー。LS50 WIRELESSはそんなLS50にWi-FiやBluetooth、USB DACといった現代的な入力をすべて搭載しました。
高級オーディオらしい超高音質サウンドと使い勝手を両立したスピーカーです。
重低音再生がテーマのBluetoothスピーカー
アンプ内蔵スピーカーのなかでも、今最も盛り上がっているジャンルがBluetooth接続のワイヤレススピーカーです。
SRS-XB41は、スマホとワイヤレスで接続できる上にバッテリー内蔵で、最大24時間の音楽再生に対応しています。
PCの前でじっくり音楽を聴くよりもお部屋でガンガン音楽を流したい人は、Bluetoothスピーカーから選ぶといいです。
味わいのある木目が特徴の製品
シンプルな入力端子でオーディオ初心者でもかんたんに設置しやすい製品です。デジタル制御もされていて、音量の調整を自動で行ってくれる機能が含まれています。オーディオの上級者でもうなる音質もまたこの製品のメリットになります。
本体は木材を利用し、レトロな雰囲気をもった味わいのある仕上げがなされています。
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アンプ内蔵スピーカーは用途が様々
冒頭にアンプ内蔵スピーカーについて解説した通り、アンプ内蔵スピーカーは用途が様々。自分が再生する音楽をどんな目的で聴きたいのかによって、製品選びの選択肢がガラリと変わります。今回は各分野イチオシの機種を選出しました。
より専門的な情報で検討したい人は、PC用のスピーカーを探しているならPCスピーカー、音楽制作用ならモニタースピーカー、そして、スマホと組み合わせて音楽を聴くワイヤレススピーカーのおすすめナビの記事も併せてチェックしてみてください。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。