重低音スピーカーの選び方のポイント ゲームキャスターに聞く

Photo by Jeff Sheldon on Unsplash
重低音が充実しているかはスペックをチェックしましょう。スピーカーの低音再生能力を見るために重要なスペックをご紹介します。
再生周波数帯域の下限値が100Hzを切っているか
スピーカーが再生できる音域を表す項目が「再生周波数帯域」。30Hz~50kHzといった形で表記されます。一般的なスピーカーなら、100Hz以下まで出ていれば重低音重視と言えるでしょう。さらに重低音を求めるのであれば40Hz以下が目安ですが、大型のものが多くなってきます。
サブウーファーが付いているか
サブウーファーとは、100Hz以下の低い音域のみを再生する専用のスピーカーユニットです。サブウーファーが付いていると、通常のスピーカーより豊かな低音を響かせることができます。重低音スピーカーを選ぶ際に欠かせないものですので必ずチェックしましょう。
ちなみに、ホームシアタースピーカーなどでよく目にする「5.1ch」といった表記ですが、この端数の「0.1」はサブウーファーが付いていることを意味しています。
重低音を充実させる音質向上機能もチェック
重低音を楽しみたいなら、音質にもこだわる必要があります。音質に関わる機能やスペックを確認してみましょう。
チャンネル(ch)が多ければ臨場感アップ!
スピーカーのチャンネルで代表的なものは、2.1ch、5.1ch、7.1chとなっています。チャンネル数が多いほど音の立体感と臨場感がアップしますが、設置するスピーカーも増えていきます。設置スペースの確認はしっかりとしておきましょう。
「フルレンジ」「マルチウェイ」の違いも要チェック
スピーカーユニットが単体であるフルレンジスピーカーは、全体の音域をカバーすることを得意とします。対して、低音域や高音域の聴こえ方を複数のユニットで補うのがマルチウェイスピーカーです。バランスのいい音を求めるならフルレンジ、より高音質を求めるならマルチウェイを選択するのがいいでしょう。
高音質音源が再生できるハイレゾ対応
CDの何倍もの情報量と音質のよさをもつ「ハイレゾ音源」。しかし、スピーカーがハイレゾに対応していないと、音質のよさを充分に生かすことはできません。より高音質な音楽を楽しみたい方は、スピーカーがハイレゾに対応しているかチェックしておきましょう。
サイズ・使用環境に合わせたスピーカーを
仕様や機能、サイズによって価格帯もさまざまなので、使用環境に合ったものを選びましょう。
省スペースにはバスレフ型を
低音を重視するとサイズが大きくなりがちなスピーカー。設置スペースが取れない方には、バスレフ型がおすすめです。
バスレフは、スピーカーに穴を開けて中で響く音を外に出せるようにしたタイプのスピーカー。サイズが小さくても低音域を効率よく響かせることができます。
使用環境に合わせてアクティブ/パッシブをチョイス
スピーカーには、アンプとプレーヤーを外部接続する必要があるパッシブ型と、アンプが内蔵されているアクティブ型に分かれています。
アクティブ型は大きさや価格も手ごろなものが多く、BluetoothやPCスピーカーに向いています。パッシブ型は高品質ですが、別途アンプが必須となり予算と手間がかかるので、本格的なスピーカーに多いタイプです。自身の使用環境にあったものをチョイスしましょう。
出力・パッシブラジエーターの有無も確認
出力とパッシブラジエーターの有無で、重低音の聞き取りやすさが変わります。
出力は出せる音の大きさを表しており、〇〇W(ワット)と表記されています。10Wほどあれば、一般的なお部屋で使うには充分な音量を確保できるでしょう。
パッシブラジエーターとは、電磁気回路を取り除いたスピーカーユニットのこと。スピーカー内部の振動により動作し、低音域の増幅と補強を行ってくれます。パッシブラジエーターを搭載した小型スピーカーもあり、省スペースでも力強い低音を楽しめるスピーカーが増えています。
私の「重低音スピーカー選び方のポイント」は3つ! ゲームキャスターよりアドバイス
ゲームキャスター
1. 聴いての直感!
当たり前ですが聴いてみないとはじまりません。同じコスト帯で音質が似ている場合は、聴いたときの納得感・直感に従うことは私にとって最重要!
2. 音響カスタマイズ自由度!
HiEQ・LowEQ(イコライザー:特定の周波数域を増幅、減衰することにより音質を調整するエフェクト)をいじって好きに調節できるスピーカーはより自分好みに寄せられます。店頭に「いいかも!」と思わせる製品があれば音響設定をいじらせてもらってから決めましょう。
3. ロケーションも重要!
PC作業中にひとつ上のサウンドを楽しみたい、TVや映画をより上質に、これだけで購入選択肢ががらっと変わってきます。自分がどの用途で、どこに設置するかを決めておくとグッと選びやすくなりますよ。
そして購入前に接続レイアウトは絶対確認しましょう!
【コンパクトサイズ】重低音スピーカーおすすめ7選 再生周波数帯域・チャンネル数・ハイレゾ対応・サブウーファーの有無もチェック!
置くスペースに困らない、コンパクトサイズの重低音スピーカーをご紹介します。
ゲームキャスター
『ポータブルBluetoothスピーカー Charge 3』は、ミニサイズなのに重低音もばっちり、防水もうれしい一品です。デスクにおいて音楽を楽しみたい、ドライブでひとつ上の空間を演出したい方にはぴったり!
縦置きもできますから、設置場所に困ることはまずありません。起動音が少し気になりましたが、ほかはGOOD!

JBL(ジェービーエル)『ポータブルBluetoothスピーカー Charge 3』


















出典:Amazon
サイズ | 213×87×88.5mm |
---|---|
再生周波数帯域 | 65Hz~20kHz |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
JBL(ジェービーエル)『LINK 500』






出典:楽天市場
サイズ | 370×200×157mm |
---|---|
再生周波数帯域 | 55Hz〜22KHz |
チャンネル数 | 2ch |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
SONY(ソニー)『ワイヤレスポータブルスピーカー(SRS-XB21)』


























出典:Amazon
サイズ | 約193×72×65mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | 2ch |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
SONY(ソニー)『ワイヤレスポータブルスピーカー(SRS-HG10)』


























出典:Amazon
サイズ | 約204×62×60mm |
---|---|
再生周波数帯域 | 60Hz~40kHz |
チャンネル数 | 2ch |
ハイレゾ対応 | 〇 |
サブウーファー | なし |
Anker(アンカー)『SoundCore mini』














出典:Amazon
サイズ | 約67×67×67mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
Bose(ボーズ)『SoundLink Mini Bluetooth speaker II』


























出典:Amazon
サイズ | 180×59×51mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
Anker(アンカー)『SoundCore 2(AK-A3105014)』


















出典:Amazon
サイズ | 168×47×56mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
【デザイン性】重低音スピーカーおすすめ5選 映画や音楽の音を存分に楽しめる!
映画や音楽の音を存分に楽しめる、見た目もおしゃれなスピーカーをご紹介します。
ゲームキャスター
『HTP-CS1』は小さなサテライトスピーカーが便利! 本体が設置可能ならぜひ購入選択肢に入れてください。肝心の低音が結構パワフル、高音もクリアに届けてくれます!

Pioneer(パイオニア)『コンパクトフロントスピーカーシステム(HTP-CS1)』

出典:Amazon
サイズ | フロントスピーカー:150×88×57mm、アンプサブウーファー:435×369×115mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | 2.1ch |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | あり |
ゲームキャスター
『DHT-S316』は迫力もあり心地よい重低音、そして2万円台とかなりコストパフォーマンスも優秀。サブウーファーの設置位置でまた楽しみ方が変わります!本テーマ「重低音スピーカー」エントリモデルにハマる一品です。TV・映画・ゲームとの相性ばっちりです!

Denon(デノン)『ホームシアターサウンドバーシステム(DHT-S316)』
















出典:Amazon
サイズ | サウンドバー:900×83×54mm、サブウーファー:171×318×342mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | 2.1ch |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | あり |
ELEGIANT『SoundBar Speaker SR500』

出典:Amazon
サイズ | 約450×60×50mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
Bose(ボーズ)『SoundLink Revolve Bluetooth speaker』


































出典:Amazon
サイズ | 82×82×152mm |
---|---|
再生周波数帯域 | - |
チャンネル数 | - |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | なし |
logicool(ロジクール)『Z625 スピーカーシステム』














出典:Amazon
サイズ | サテライト:195×124(左)/135(右)×116mm、サブウーファー:303×264×282mm |
---|---|
再生周波数帯域 | 35Hz~20kHz |
チャンネル数 | 2.1ch |
ハイレゾ対応 | - |
サブウーファー | あり |
「重低音スピーカー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 重低音スピーカーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの重低音スピーカーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのスピーカー商品はこちら
重低音スピーカーの選び方をおさらい
1)低音重視なら再生周波数帯域の下限値が100Hzを切っているか確認
2)サブウーファーが付いているか
3)チャンネル(ch)が多ければ臨場感アップ!
4)「フルレンジ」「マルチウェイ」の違いも要チェック!
5)高音質音源を再生したいならハイレゾ対応モデル
6)省スペースにはバスレフ型を
7)使用環境に合わせてアクティブ・パッシブをチョイス
8)出力・パッシブラジエーターの有無も重要
重低音に特化したスピーカーを選べば、ロックミュージックや映画といった迫力を重視したいコンテンツがより楽しめます。今回ご紹介した選び方のポイントや商品を参考に、ご自身に合ったスピーカーを探してみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/11/13 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
ゲームキャスター・MC・NA・コミュニケーションコンサルタント。 東京タワーDJ・ディズニーチャンネルのお兄さん・MCを経て、2015年TokyoGameShowから各ブースのMC・実況を担当。 代表的な競技シーン実況はカードゲーム「Gwent世界大会」、FPSゲームは「OverWatch W杯」。 配信放送では「Hearth Stone」またサッカー元日本代表前園真聖さんをゲストに迎えて「NBA2K19」のバラエティ配信MC等幅広く活動。 「ゲームで皆が楽しい」をコンセプトに、笑顔の役に立ちたいとゲーミングステージに立っている。 ゲーム以外では「承認力」をテーマに上司と部下のコミュニケーションコンサルティングを企業講義。 大手電機会社より受託、製品のプロモーションディレクター(販売士)。 他にもVP・企業展示会ナレーター、ステージMCと稼働中! 今回のエキスパート取材案件も二つ返事で受託、今後も時間の許す限り楽しく自分と仕事を広げていく予定。 趣味は「バスケットボール・読書・ゲーム・断捨離・QOL向上の模索・美味しいお店探し」 モットーは「面白そうな事は全てやる」