ごまの選び方 白ごま、黒ごま、金ごまなど!
料理研究家の松本葉子さんに、ごまを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。
料理に合わせてごまの色を選んでみる
料理研究家&食専門ライター
一般に販売されているごまの種類には、「黒ごま」「白ごま」「金ごま」があります。
これはごまの外皮の色で、その色を生かして、色のインパクトも欲しいごまあんには黒ごま、目立たずにごまの風味をプラスしたい白和えには白ごまというように使い分けます。加えて、色ごとの風味の特徴を知って選べばよりごまをおいしく味わえます。
たとえば野菜の和え物につかう場合も、淡泊な野菜には優しい風味の白ごま、クセのある野菜には力強い黒ごまをというように選んでみましょう。
手軽にいりごまを使う? 自分で炒る?
料理研究家&食専門ライター
あらかじめ焙煎してある「いりごま」は手軽で便利ですが、自分で煎ることを前提にごまを選ぶのもおすすめです。
ごまを洗って乾燥しただけの「洗いごま」は「いりごま」とはちがい、熱乾燥したものでもほぼ生といってよいので、そのままでは食べられません。しかし、自分の好みや、つかい方に応じて炒ることができ、炒りたての香ばしさを堪能できるのが利点です。
ただ最近では、「いりごま」の方が多くの商品が発売されていて、「洗いごま」はあまり選択肢がないこともあります。
使い方に合わせて形状を選ぶのもコツ
料理研究家&食専門ライター
焙煎済みのごまには、炒ったごまそのまま(粒)の「いりごま」のほか、炒ったごまをすって粉末状にした「すりごま」、杵で搗いて細かくした「つきごま」、切り加工した「切りごま」、ペースト状になるまですりつぶした「練りごま(あたりごま)」があります。
"焙煎済みのごまには、炒ったごまそのまま(粒)の「いりごま」のほか、炒ったごまをすって粉末状にした「すりごま」、杵で搗いて細かくした「つきごま」、切り加工した「切りごま」、ペースト状になるまですりつぶした「練りごま(あたりごま)」があります。
粒のまま使いたい時や、自分ですったり切ったりして用いるなら「いりごま」、ラーメンにかけるなら麺にうまくからむ「切りごま」、和え物などに使うなら「すりごま」や「つきごま」、ごまだれには「練りゴマ」というように、使い方に適した形状のものを選ぶのもポイントです。
ごまのおすすめ7選 料理研究家が厳選
うえで紹介したごまの選び方のポイントをふまえて、料理研究家の松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

オニザキコーポレーション『ごまのオニザキ プレミアムロースト つきごま白』

出典:Amazon
ごまの色 | 白ごま |
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ごまの種類 | つきごま |
内容量 | 85g |
賞味期限 | 製造日から6カ月 |
保存方法 | 直射日光を避け、常温で保存 |

九鬼産業『九鬼きりごま白』

出典:Amazon
ごまの色 | 白ごま |
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ごまの種類 | 切りごま |
内容量 | 60g |
賞味期限 | 1年 |
保存方法 | 直射日光・多湿を避け、常温の暗い場所で保存(開封後は要密封) |

豊年屋『胡麻の豊年屋 純ねりごま白』

出典:楽天市場
ごまの色 | 白ごま |
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ごまの種類 | ねりごま |
内容量 | 500g |
賞味期限 | 製造日より12カ月 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避けて保存 |

アサヒ食品工業『胡麻屋の底力 香る白洗いごま』






出典:Amazon
ごまの色 | 白ごま |
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ごまの種類 | 洗いごま |
内容量 | 1kg |
賞味期限 | 製造から10カ月 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け常温で保存(20℃以下) |

安心食品のみつばち一番亭『金ごま 焙煎済』










出典:Amazon
ごまの色 | 金ごま |
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ごまの種類 | いりごま |
内容量 | 300g |
賞味期限 | 6カ月 |
保存方法 | 開封後は冷蔵で保存 |

和田萬『有機 練りごま 黒 ごまペースト』








出典:Amazon
ごまの色 | 黒ごま |
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ごまの種類 | ペースト |
内容量 | 80g |
賞味期限 | 30日以上のものを出荷 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け常温で保存、開封後は冷蔵で保存 |

祇園むら田『京のごまや いりごま(白・特小瓶)』
ごまの色 | 白ごま |
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ごまの種類 | いりごま |
内容量 | 115g |
賞味期限 | 未開封で12カ月 |
保存方法 | 未開封時は冷暗所で保存、開封後は冷蔵で保存 |
「ごま」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ごまの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのごまの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのごまのおすすめはこちら
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害虫に気を付けて!ごまの保存方法について 料理研究家からのアドバイス
料理研究家&食専門ライター
ごまは比較的長期保存ができる食品ですが、開封後は、洗い胡麻よりいりごま、いりごまよりすりごまの方がより酸化しやすいということを覚えておくと商品を選ぶ時にも役立つと思います。
酸化に加えて、害虫もつきやすいので、密封保存が必須ですが、チャックシールを過信せず、袋の上からラップを巻いたり、密封容器に入れるなどしておく方がよいでしょう。
使いかけの練りごまもなるべく空気にふれる部分を少なくするようにして保存することを心がけてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/01/26 コンテンツを一部更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 渡辺裕美)
紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。