「ねりごま」のおすすめ商品の比較一覧表
ねりごま選びのポイントは? 料理研究家に聞いた!
料理研究家・松本葉子さんに、ねりごまを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。多くの種類のねりごまが売られていますが、香りやコクだけでなく使いやすさなどもポイントです。好みのねりごまを選ぶためにも、したの選び方を参考にしてください。
ごまの種類(色)で選ぶ ポイント1
一般的なごまの種類には「白ごま」「黒ごま」「金ごま」の3つがあります。
ねりごまは、別名「あたりごま」とも呼ばれています。どのごまにも、ねりごまがありますが、商品数でいうと白ごまのねりごま、次が黒ごまのねりごまの順番で多く売られています。
ごま和えやごまだれなどいろいろと使いやすいのが白ごまのねりごまです。色のインパクトが強いので一見使いにくそうな黒ごまのねりごまですが、黒ごまプリンや黒ごまあんなどを作るときに役立ちます。できれば白ごまと黒ごま、両方用意して使い分けるといいのですが、使いやすさで選ぶとすれば白ごまをおすすめします。
また、より香りやコクのあるねりごまを選びたいなら、白・黒より価格は高くなることが多いですが、金ごまのねりごまを選ぶのがいいでしょう。
パッケージの種類で選ぶ ポイント2
ねりごまを選ぶときにパッケージはかなり重要なポイントです。なぜならねりごまは油と固形分が分離しやすい食品で、分離した場合はよく混ぜ合わせてからでないと使えないからです。
毎日のようにねりごまを使う方、使う量が多く使い終わるのが早い方は、ガラス瓶やプラスチック容器、または缶入りでもスプーンなどでその都度混ぜて使えばそれほど不便ではありません。
しかし頻繁に使わない場合は分離しやすいので、パウチタイプ(バッグ型)のパッケージの商品がおすすめです。このタイプなら袋ごと揉むことでカンタンに全体をしっかり混ぜられるからです。さらに使う量が少ない方には、使い切りの少量パックになったものが向いています。
もとのごまが皮つきか皮なしかで選ぶ ポイント3
ねりごまはごまを煎ってからペースト状に練り上げたものですが、もとのごまが皮つきか皮をむいたものかで風味に違いがあります。
皮つきは皮なしより、カルシウムや鉄分が多いという利点があり、皮ごとねりごまに加工したほうが通常は香りも強くなります。一方、皮むきごまを使ったねりごまは皮ごとねりごまにしたものよりも舌触りがなめらかで、クリームのような食感が楽しめる商品もあります。
ごま和えにはかすかな粒感もある皮つきねりごまを使って香ばしさを増やし、ごま豆腐を作るときには皮むきねりごまでよりなめらかに、というように使い分けを考えて選んでみるのもいいでしょう。
ねりごまのおすすめ6選 料理研究家が厳選!
うえで紹介したねりごまの選び方のポイントをふまえて、料理研究家・松本葉子さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。金ごま、白ごま、黒ごまなど種類もいろいろですが、製法などでも風味が異なります。それぞれの特徴を比較してお気に入りのねりごまを選んでくださいね。

料理を引き立てる皮つきタイプ
皮つきタイプのねりごまで香りが鮮やかな商品です。濃厚な味わいのなかにかすかな苦みがあって、これが料理をぐっと引き立ててくれます。
原材料は、中南米およびアフリカ産のごま。皮つきですがかなりなめらかな舌触りに仕上がっていて、業務用でも保存料などを加えていないのも魅力です。
そして1kgという大容量ですが価格がお手ごろなので、和・洋・中いろいろな料理に気兼ねなく使えます。ごまだれや担々麺など、ねりごまを使う料理をよく作る家庭におすすめしたい商品です。

無添加無農薬にこだわった逸品
宮崎県北諸県郡三股町産の金ごまを石臼でゆっくり時間をかけてペースト状にしています。口にしたときの香りはやわらかですが、長続きするのが特徴。また、油っぽさを感じさせないので、ねりごまはしつこくて苦手という方にもおすすめできます。
原料のごまは、農薬や化学肥料を一切使わず栽培し、植え付けから収穫、選別も手作業でおこなっています。そのため生産量が限られていて、お値段も張りますが、ごま好きなら試してみる価値があるねりごまです。

スティックタイプの濃厚な風味
皮つきのまましっかりと練り上げ、コクと旨みが凝縮されているためとびきり濃厚なねりごまを探している方におすすめしたい商品です。1袋10gの使い切りタイプなので、ねりごまを買ってもなかなか使い切れないという方も、これならいつでも新鮮なねりごまが味わえます。
スティック包装なので、スプーンを使わずに料理に加えられるのも便利。1袋が大さじ1杯分になります。とにかく濃厚で分離しているので、袋から出す前によく揉むこと、また、液体と混ぜるときは、ねりごまに少しずつ加えていくようにするのがポイントです。

ギリシャ製で甘みとの相性がぴったり
中東料理や地中海料理に欠かせないごまのペースト「タヒニ」は、日本のねりごまと同様の使い方ができます。この「タヒニ」はギリシャの有名食品メーカーの製品。添加物不使用なので、ごまの味がストレートに楽しめ、かすかな苦みが味のポイントです。
とくに甘みとの相性がいいので、はちみつやメープルシロップ、黒蜜などと混ぜて使いたい方にぴったり。瓶の形がかわいいので、食卓でピーナツバター代わりに使うのもいいですね。

特許製法で仕上げるリッチな風味のねりごま
金ごまにこだわるメーカー「金ごま本舗」が作るねりごまです。原料は金ごまの主産地であるトルコ産のなかでも厳選した金ごま100%。商品名の「ミクロペースト」は、特許製法でごまを微粉砕し、抜群のなめらかさに仕上げていることからつけられたものです。
もともと金ごまは、白ごまや黒ごまと比べると香りが豊かで、脂質が多いため味わいも濃厚なのですが、ねりごまに加工されているとそれが一層よくわかり、料理に少量加えるだけでも存在感があります。リッチな風味のねりごまを求めている方は一度使ってみてください。

香りにこだわるプロ仕様
料亭や割烹の料理人さんが好んで使うプロ仕様のねりごまです。そのためスーパーなどではあまり見かけませんが、ネットからなら購入ができます。
大村屋はクリーム状の「絹こし胡麻」で有名ですが、こちらのねりごまもおすすめです。大粒で旨みが豊かなホンジュラス産のごまを特殊製法で微粒子になるまですりつぶして作っています。絹胡麻という名称どおり、舌の上でなめらかに溶けて優しい香りが広がります。
ストレートにねりごま本来の味を味わいたい方におすすめです。たとえば、栄養補給のために毎日ねりごまをひとさじ・・・・・・という使い方などにもぴったりでしょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ねりごまの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのねりごまの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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料理研究家からのアドバイス
使い方に応じて容量を選び、保存にも注意を!
ねりごまは脂質の多い食品なのでなるべく早く使い切るにこしたことはありません。購入するときには使う頻度を考慮して容量を選びましょう。
また、ねりごまを冷蔵庫で保存すると固まったり、分離した油が濁って劣化したように見えることがあります。これはほとんどの場合、よく混ぜればもとに戻るので心配はいりません。
ただ注意したいのは冷蔵庫から出したときに庫内との温度差で結露してしまうことです。カビの原因にもなるので、冷蔵庫で保存している場合は使い終わったらすぐに冷蔵庫に戻してください。
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