米肌を実際に購入し試してみました
乾燥が気になり普段使っていたスキンケアが物足りなくなってきたので、うるおいをサポートしてくれるお米のスキンケア『米肌』のトライアルセットに興味をもちました。
今回選んだトライアルセットは『米肌 肌潤トライアルセット』です。『米肌』はスキンケアやメイクなどのブランドを展開する『KOSE(コーセー)』の商品です。
お米のスキンケアは日本人にとても相性がよさそうですが、実際に使いやすいのか気になりますよね。
本記事では、『米肌』のトライアルセットを実際に購入し、みなさんが気になる使い心地を検証しました。
米肌の魅力・特徴とは 公式サイトの情報などを調査
『米肌』は日本の伝統であるお米と発酵技術を使い、長年の研究の結果、開発されました。
「ライスパワーNo.11」というお米由来の成分を配合している点が特徴です。高保湿シリーズの「肌潤」とエイジングケアシリーズの「活潤」、高保湿美白シリーズの「肌潤美白」、ベースメイクシリーズ「つやしずく」と4つのシリーズがあります。
今回試す『米肌 肌潤トライアルセット』は、『米肌』の基本的なスキンケアを体験できるセットです。
トライアルセットの内容
『米肌 肌潤トライアルセット』の内容は、洗顔石鹸、化粧水、美容液、クリームと基本のスキンケアがそろっています。14日分のセットなので、じっくりと試すことができそうです。
それぞれの内容量は、『肌潤石鹸』15g、『肌潤化粧水』30ml、『肌潤改善エッセンス』(美容液)12ml、『肌潤クリーム』10gです。また、おまけとして『肌潤化粧水』のマスクもついていました。
成分の特徴
米肌のアイテムには、それぞれに「ライスパワーNo.11」が配合されています。
『肌潤石鹸』の配合成分です。
『肌潤石鹸』は、無香料、無着色、鉱物油フリー、石油系界面活性剤フリーとなっています。石けん素地をベースとしたシンプルな固形石鹸ですが、コメエキスやダイズ発酵エキスなどが入っています。
『肌潤化粧水』と『肌潤改善エッセンス』の配合成分です。使用法も書かれていて、わかりやすいです。
『肌潤化粧水』は無香料、無着色、弱酸性、鉱物油フリーです。発酵によってとろみのあるテクスチャーになっています。
医薬部外品の『肌潤改善エッセンス』には有効成分として「ライスパワーNo.11」の記載があり、無香料、無着色、弱酸性です。
『肌潤クリーム』の配合成分。
『肌潤クリーム』は、無香料、無着色、弱酸性、鉱物油フリーで、エモリエントオイルが配合されています。
米肌トライアルセットの口コミ・評判は? SNSやECサイトでの評価を調査
『米肌』のトライアルセットは、賛否両論の口コミがありました。
ポジティブな口コミではかなり高く評価している人が多くみられましたが、一方でネガティブな口コミではかなり批判的な人も。スキンケアの使い心地は、やはり相性や好みの個人差が大きく影響するので、意見が分かれました。
ポジティブな口コミもネガティブな口コミも双方の意見をチェックしてみましょう。
米肌トライアルセットのポジティブな口コミ
『米肌』のよい口コミでは、「半信半疑で使ったがお肌に合っていた」といった使用感に関するものや「2週間以上もった」という量に関するものがありました。
石鹸の泡を気に入った人、クリームの伸びのよさを感じた人などもいました。混合肌の人もべたつかずにクリームを使えたそうです。
米肌トライアルセットのネガティブな口コミ
『米肌』のトライアルセットのネガティブな口コミにあったのは、「調子がよくなったかわからない」「この商品をわざわざ使う必要はないのでは」などの意見でした。
『米肌』トライアルセットでは、すべて使いきってもよさを感じられない人もいたようです。また、化粧水のエタノールのにおいを指摘する人や「肌がギシッとする」「つっぱる」など石鹸の洗い上がりの不満を挙げている人もいました。
米肌トライアルセットを体験してみました 検証レビュー
『米肌』のトライアルセットは、ネガティブな口コミもありましたが、口コミのとおりなのか実際に体験してみます。
『肌潤』シリーズのカラーは深いブルーです。『肌潤石鹸』以外の容器、パッケージに使われており、高級感と清潔感を感じました。
『肌潤化粧水』のにおいや『肌潤石鹸』の使用感を指摘する声があったので、その点もくわしくチェックしていきます。
米肌 肌潤石鹸 (固形石けん)
米肌の『肌潤石鹸』は、まるでお米のような素朴なクリーム色の固形石鹸です。
無香料スキンケアにありがちな素材のいやなにおいもないため、香りが気になる人も違和感なく使えそうです。
米肌 肌潤石鹸はどれくらい泡立つ?
『肌潤石鹸』を実際に泡立ててみました。『米肌』では泡立てネットを使わずに十分泡立つと書かれていたので、ネットと手のみでの泡立てを試してみました。
最初は泡立てネットを使いました。
軽く水につけてネットを揉むと、いとも簡単に柔らかな泡ができました。泡立ちのよさがわかりました。
ふわふわのクリーミーな泡です。
次に、ネットを使わず手のみで泡立ててみました。
ネットありと比べると、多少時間がかかりましたが、泡洗顔するには十分な量の泡が作れました。どちらかというと、ネットを使わない方がしっかりとした泡が作れたように感じます。
泡洗顔したところ、さっぱりとした洗い上がりを感じました。口コミで「つっぱる」といわれていましたが、しっとり系を好む人にはそのように感じるかもしれません。
米肌 肌潤化粧水(化粧水)
米肌の『肌潤化粧水』は、無色透明でみずみずしいテクスチャーの化粧水です。口コミにあったエタノールのようなにおいは多少感じました。
とはいえ、顔に塗布し終えるとほとんど気にならないので、筆者の個人的な感想としては問題ない範囲だと思います。
手に乗せて写真を撮りましたが、サラサラで透明なのでほとんどみえません。
動画では化粧水のみずみずしさが伝わると思います。
米肌 肌潤化粧水マスク
今回購入した『米肌』のトライアルセットには、特典として『肌潤化粧水』を使ったフェイスマスクが同梱されていました。
丁寧に広げてから、目や口の場所に合わせながらマスクをそっと顔に乗せます。乗せる時間は3~5分と短めですが、のんびりスキンケアできる夜のケアに取り入れるとよさそうです。
こちらも、エタノールのにおいが若干しますが、パック中に気になるほどではありませんでした。
※購入店舗により特典がない場合があります
米肌 肌潤改善エッセンス(美容液)
こちらは、エタノールのにおいはなく、代わりにほのかに爽やかな香りが感じられます。無香料なので、人工香料の香りではなく植物成分の自然な香りでしょうか。
『肌潤改善エッセンス』は、乳白色のジェルクリームのような美容液です。
硬めのテクスチャーなので、こぼしたり垂れたりすることを気にせず使えます。伸びがよく、肌なじみのよさも感じました。
米肌 肌潤クリーム(クリーム)
米肌の『肌潤クリーム』は、エモリエントオイルの油分をしっかりと感じられる濃厚なテクスチャーです。香りはなく、純白のきれいなクリームです。
よく伸びて、オイルのなめらかさが感じられます。
『肌潤クリーム』は、指ですくうとホイップクリームのように角が立ちます。
水分量・油分量・肌の弾力をスキンチェッカーで測定
『米肌』トライアルセットの使用前、使用後の肌の状態をスキンチェッカーで計測してみました。普段の私の肌の水分量・油分量・弾力は以下の通りです。
洗顔からクリームまでを使用し、約30分経過した肌(ほお)の状態をスキンチェッカーで計測。
使用前と使用後で、数値に大きな変化があったのは、「ほお」と「あご」でした。油分は理想の範囲内に抑えられ、水分と弾力はアップしています。
ほお
【水分】使用前:37→使用後:44
【油分】使用前:33→使用後:25
【弾力】使用前:中→使用後:高
あご
【水分】使用前:36→使用後:43
【油分】使用前:45→使用後:25
【弾力】使用前:中→使用後:高
鼻の油分は理想の範囲内にこそ入りませんでしたが、大幅な減少がみられました。べたつきがちな鼻の油が落ち着いたのはうれしい変化です。
鼻
【水分】使用前:33→使用後:39
【油分】使用前:40→使用後:30
【弾力】使用前:中→使用後:中
個人差はありますが、筆者の場合、『米肌』のトライアルセットを使うことで、油分量が落ち着いた印象でした。
使用後のべたつきを検証
トライアルセットを使用した5分後にどれくらいのべたつきが残っているのか、スパンコールを使ってチェックしてみました。
大量のスパンコールを肌に押し付けたところ、20枚弱が貼りつきました。スキンケア後5分ではクリームがなじみきってはいないようです。
スキンケア後にメイクする人は、10分程度は置いてからのほうがファンデーションのよれやアイメイクのにじみを防げるでしょう。
※レビューで使用した『肌潤化粧水マスク』は特典のため、購入店舗により付属していない場合があります
内容量 | 肌潤石鹸:15g、肌潤化粧水:30mL、肌潤改善エッセンス:12mL、肌潤クリーム:10g |
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おもな成分 | - |
内容量 | 肌潤石鹸:15g、肌潤化粧水:30mL、肌潤改善エッセンス:12mL、肌潤クリーム:10g |
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おもな成分 | - |
米肌を実際に購入し試してみた上でのまとめ 総合評価:2.8点
米肌 肌潤 潤い体感セットを試した感想をチャートにしてみました。
香りのよさ:3
保湿力:4
容器の使いやすさ:1
浸透力:3
※執筆者の主観を数値化したものです。
『米肌』のトライアルセットを試しましたが、洗顔からクリームまで使うことで油分量が減るというメリットを感じられました。
口コミでいわれていたネガティブな評価も、一部は納得できるものもありましたが、筆者の個人的な意見としては「それほどの問題ではない」と思いました。べたつきや洗顔後のつっぱりなどは、とくに気にならず、むしろ気持ちよく使えました。
それぞれのアイテムの量も適量以上で、14日間より長く使えました。とくに美容液とクリームは量が多い印象です。
ただし固形石鹸は、使い方によってはすぐに使いきってしまうかもしれません。チューブで絞り出す洗顔料に慣れている人は1回分の石鹸の使用量に迷いそうです。また、石鹸は水はけのいい場所に保管して、溶かさないように注意しましょう。固形石鹸に慣れると、洗い上がりのさっぱり感が病みつきになりそうです。
『米肌』には、今回筆者が試したトライアルセットの本商品があります。お肌との相性がいいと感じたら本格的なケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
内容量 | 80g |
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おもな成分 | カリ含有石ケン素地、水、ラウリン酸、グリセリン、オリーブ油、グリコシルトレハロース、コメエキス、ダイズ発酵エキス ほか |
内容量 | 80g |
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おもな成分 | カリ含有石ケン素地、水、ラウリン酸、グリセリン、オリーブ油、グリコシルトレハロース、コメエキス、ダイズ発酵エキス ほか |
内容量 | 120mL |
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おもな成分 | 水、BG、エタノール、グリセリン、ジグリセリン、グリコシルトレハロース、コメエキス、ダイズ発酵エキス ほか |
内容量 | 120mL |
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おもな成分 | 水、BG、エタノール、グリセリン、ジグリセリン、グリコシルトレハロース、コメエキス、ダイズ発酵エキス ほか |
内容量 | 30mL |
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おもな成分 | 有効成分:ライスパワー®No.11(米エキスNo.11)、その他成分:精製水、1.3-ブチレングリコール、濃グリセリン ほか |
内容量 | 30mL |
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おもな成分 | 有効成分:ライスパワー®No.11(米エキスNo.11)、その他成分:精製水、1.3-ブチレングリコール、濃グリセリン ほか |
内容量 | 40g |
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おもな成分 | 水、BG、メドウフォーム油、グリセリン、スクワラン、トリエチルヘキサノイン、セテアリルアルコール、グリコシルトレハロース ほか |
内容量 | 40g |
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おもな成分 | 水、BG、メドウフォーム油、グリセリン、スクワラン、トリエチルヘキサノイン、セテアリルアルコール、グリコシルトレハロース ほか |
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