アネッサの日焼け止めはスキンケアもできるの？　実際に使って、使用感を確かめてみました

アネッサの日焼け止め『パーフェクトUVスキンケアミルク』の特長は、日焼けを防ぎつつスキンケア成分を50%含んだ製品であるという点。スキンケア成分として厳選配合されている主な成分は、スーパーヒアルロン酸やマリンコラーゲン、アロエエキス、バラ果実エキス、グリセリンなど。肌によい成分として、聞いたことがあるものもあるのではないでしょうか。

また、スーパーウォータープルーフのほかに、耐久性アクアブースターEX技術により、汗や水にふれるとUVブロック膜がさらに強化。濡れても落ちることなく、日焼け止めの効果を持続することができます。

そのほかにも、肌に砂がつきにくくする「サンドプルーフ」や石鹸でするりと落ちる簡単クレンジングなど、さすが実力派アネッサの高スペックです。

そこで、今回は特に気になるスキンケア成分50％配合によるさらさらしっとりの使用感と、スーパーウォータープルーフ、簡単クレンジングについて検証してみました。エアリータッチで伸びのよいミルクを腕に塗り伸ばしてみた感触とは？ 詳しくレポートしていきます。

資生堂の歴史は古く、創業は1872年。日本初の「民間洋風調剤薬局」としてスタートしました。

化粧品の販売を開始したのが1897年。1923年に「ウビオリン」という名前で日焼け止めを発売して以来、100年にわたり紫外線研究を続けてきた、紫外線研究のパイオニア的存在です。

アネッサが誕生したのは、1992年。日焼け止め専用ブランドとして誕生したアネッサは、誕生以来それまでなかったような、さまざまな特徴のある日焼け止めを次々に発売してきました。

2004年、専用クレンジングを使わず、肌への負担を軽減した日焼け止め「アネッサパーフェクトスムースサンスクリーン」が発売されました。その後、水や汗にふれると紫外線をブロックする効果がパワーアップする「Wet Force技術」を開発し、それまでにない画期的な日焼け止めと話題になりました。

そんな資生堂独自の技術は、今回試した『パーフェクトUVスキンケアミルク』にも生かされています。100年もの間、紫外線研究を続けてきた資生堂ならでの高い技術を結集して誕生したアネッサ。口コミでも「日焼け止めはアネッサと決めています」という声や「長時間屋外にいても焼けませんでした」という声に代表されるように、長い歴史に裏付けされた実力派。

なかでも今回ご紹介する『パーフェクトUVスキンケアミルク』は、日焼けを防ぎながら潤い肌に導くスキンケア成分がたっぷり配合されています。さらさらとした伸びのよいミルクは、腕や首など身体に塗るのにぴったりの日焼け止めとしてはSPF50+と高数値。「1日海に行ったとは思えないほど、日焼けを防いでくれました」という口コミもありました。

アネッサ『パーフェクトUVスキンケアミルク』について口コミや評判を確認したところ、敏感肌でもトラブルなく使用できたと評価している人が多いことがわかりました。

しかし、ネガティブな評価もいくつかあったため、良い評価と悪い評価のそれぞれを紹介します。

特に多かったネガティブな口コミは、「汗で流れ落ちない代わりに、お風呂でも簡単に落ちない」という意見でした。

また、「日焼けしてしまった」「同ブランドのジェルタイプの方が伸びがよかった」といった意見もありました。

口コミ通り落ちにくいのか、のちほど実際に検証してみたいと思います。

口コミの中で多かったのは、「効果を実感できました。ずっと愛用しています」というもの。さすがアネッサですね。そのほか、「汗をかいても流れ落ちることがないのでスポーツの時はマストです」という日焼け止め機能の高さを評価している意見がありました。

また、テクスチャーに関しては、「伸びがよい」「サラサラしている」「長時間経ってもつっぱらない」などの意見がありました。

アネッサの『パーフェクトUVスキンケアミルク』は、ふたの形状が変形オーバルで目を引きます。外でちょっと塗り直しという時も、転がることなく扱いやすそうです。

ふたの上部は斜めにデザインされていて、晴れた日の空を思わせるブルーに。一度見たら忘れない、個性的なデザインです。

「スキンケアする最強UV」という文字が目に飛び込んできます。

そのすぐ下に、スキンケア成分50％という気になる数字が。数字が入っていると、おっと思いませんか。半分がスキンケア成分でできている日焼け止めなんだなと思うと、想像しやすいですよね。

続いて裏面もチェックしてみます。

スキンケア成分とは具体的にどんな成分が入っているのか。また、汗や水に濡れるとさらに強くなる理由などがわかりやすくまとまって記載されています。裏面は、表面を補足する詳しい情報が書かれていることが多いので、ドラッグストアなどで購入する場合は、しっかり裏面も読むとよいでしょう。

そのほかに、「石鹸でスルリと落ちる！」や「さわやかなシトラスソープの香り」、表面にも記載がありましたが「エアリータッチのさらさらミルク」というキャッチコピーに心惹かれました。

落ちない、焼かない。

従来のアネッサ製品を継ぐ、高機能な日焼け止めなんだなという印象を持ちました。

まずはテクスチャーを試してみることにしました。

腕にだしてみた第一印象は、想像していた通り「まるで乳液のようなゆるめのミルク」というもの。このままの状態で腕を動かしたら、すぐに液だれをしました。それぐらいゆるめなので、塗り伸ばすのがラクかも知れないと感じました。

まずはハンドプレスで肌にミルクをなじませます。

ミルクをさっと伸ばしてから、15秒ほど上から手でおさえると肌になじんで塗りやすいという口コミがあったので、試してみました。手でミルクに触れた最初の印象は、意外とオイリー。すっと消えてなくなるジェルやムースとは違い、しっかり膜を作っていく感覚があります。

口コミにあるように、しばらくハンドプレスをすることで肌になじんでいきましたので、ハンドプレスをしてから塗り広げるのは、おすすめです。

15秒ほどおさえた後、さっと塗り広げた状態がこちらです。

あっという間に腕全体を塗ることができ、伸びのよさを感じました。時間のない朝など、身体用の日焼け止めはなるべくさっと塗りたいですよね。このあと2～3回塗って終了でした。

しっかり膜を作ってくれている感触と、塗っていくうちに表面がさらさらとしてきて、「さらさらミルク」も実感できました。たださらさらとしているのではなく、これまで使用したことのあるアネッサの日焼け止めに比べ、しっとり潤いも感じられました。

ほのかに香る、優しいシトラスソープ系の香りも自然でグッド。

化粧下地としても使えると書いてあったので、顔にも使用してみたいと思いました。

次に拭き取り用のクレンジングをコットンに浸し、日焼け止めが塗ってあるところを擦ることでどれだけ落ちるか試してみました。

コットンで2〜3回拭き取ったところ。

「石鹸でスルリと落ちる」は、本当でした。検証では腕全体に塗ったので、1枚のコットンではじゅうぶんに落としきれなかったかもと思いましたが、ばっちり落ちていたことにびっくり！

コットンにしっかり日焼け止めが付着していたので、キャッチコピーは本当だと思いました。帰宅後の手洗いの時、ついでに腕も洗えばじゅうぶん落ちそうです。手洗い、腕洗いが、新しい習慣になりそうです。

スーパーウォータープルーフも検証してみることにしました。

腕全体に日焼け止めを塗布した後、スプレータイプの化粧水をシュッとひと吹き。どんなふうに水をはじくのか、結果が気になります。

見事に水をはじいていることがわかります。

しかも、スプレーをした後の表面はうっすら白くなっていき、膜ができているのがわかります。これが水に濡れるとUVブロック膜が強くなる、耐久性アクアブースターなのだと実感しました。汗をかくことの多い真夏や海やプールなど水に濡れる場所には、ぴったりの日焼け止めですね。

使用感、落としやすさ、ウォータープルーフの3項目を検証してみてわかったことは、どれも想像以上の効果を実感できたということです。

日焼け止めにありがちなのが、高数値だけど肌がカサカサするとか、スルスル塗れるけど、なんども塗り直さないと効果を感じないなど、一長一短の使用感です。

このアネッサの『パーフェクトUVスキンケアミルク』に関しては、全ての項目に対して満足のいく効果を発揮していて、難がないというのが正直な感想です。

ひとつ挙げるとしたら、皮膚の上に膜を張る感じが、肌にふたをしているような密閉空間に似た印象を受けました。でもその膜が紫外線をブロックしてくれるわけですし、そもそも日に焼けたくないという目的に対してはいい仕事をしてくれているということなので、欠点とはいえません。

アネッサの『パーフェクトUVスキンケアミルク』はワンシーズンで使い切るコンパクトサイズ（60ml）も使いやすいし、SPF50＋で日焼けからしっかり紫外線をブロック。スーパーウォータープルーフで水や汗にも強く、スキンケア成分も配合という、その名の通り、パーフェクトな日焼け止めだということがわかりました。

Amazon、楽天市場での日焼け止めの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

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