海におすすめの日焼け止め10選【泳いでも落ちない最強はどれ？】環境に優しいものも

海で日焼け止めを使うときには、日常使いの日焼け止めよりも効果が高いものを選びましょう。ポイントを解説していきます。

まずは、日焼け止めのパッケージに記載されている2種類の数値について解説します。

・SPF
SPFは数値で表記される指標で、UV-B波（シミ、そばかすの原因になり肌に炎症を引き起こす紫外線）に対する効果を示します。数値が大きいほど効果が高く、最大値は50です。さらに、50以上の効果がある場合には「50＋」と記載されます。

・PA
PAは、＋から＋＋＋＋までの4段階ある指標で、UV-A波（シワ、たるみの原因になり肌をすぐに黒くする性質がある紫外線）に対する効果を示します。＋の数が多いほど効果が高いです。

海水浴や屋外プールなど水に濡れたまま長時間屋外で過ごす場合には、「SPF40～50＋」「PA＋＋＋、PA＋＋＋＋」以上の日焼け止めを選びましょう。

パッケージに「ウォータープルーフ」と記載されている日焼け止めは、水に濡れてもUVカット効果があるという特徴があります。水に強いので、汗をかく場面やレジャーなどアウトドアに推奨されてきました。

しかし、ウォータープルーフという表記には明確な基準がなく、今まではメーカー独自の判断で表記されていました。そこで、日本化粧品工業連合会によって表記を「UV耐水性」に統一。UV-B波を防ぐSPFの持続性を判断基準に、「UV耐水性☆」「UV耐水性☆☆」の2段階で記載されることになりました。なお、2024年11月30日まで従来のウォータープルーフという表記も可能です。

・耐水性☆
40分水に浸かった後のSPF値が、水に浸かる前の50％以上保持されていることが基準。川遊びや水遊びなど、水を浴びる環境での使用が推奨されています。

・耐水性☆☆
80分水に浸かった後のSPF値が、水に浸かる前の50％以上保持されていることが基準。海やブールなど水のなかに入る場合には耐水性☆☆が推奨されます。

ただし、水に強い日焼け止めたでも落ちないわけではありません。水に濡れた後やタオルで体を拭いた後には、日焼け止めをこまめに塗りなおすようにしましょう。

日焼け止めの効果を最大限発揮するには、少なくとも2～3時間おきに塗りなおす必要があります。さらに、汗をかいたときや水濡れたときには日焼け止めが落ちることもあるので、時間に関係なくこまめに塗るようにしましょう。

日焼け止めの塗りなおしには、ミストタイプがおすすめです。シュッと吹きかけるだけで手軽！ 背中などの手が届きにくいところもカバーできます。手で塗り広げなくていいので、砂がつきやすい海での使用にもぴったりです。

紫外線をカットする成分には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。紫外線吸収剤は紫外線のエネルギーを吸収してしまうので肌への負担が大きく、肌荒れなどの原因にもなりかねません。

敏感肌の人は、「ノンケミカル」と表記がある紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶといいでしょう。パラアミノ安息香酸やメトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどが紫外線吸収剤として代表的な成分なので、パッケージ裏の成分表記をチェックすることをおすすめします。

ここ数年、注目されているのが「ビーチフレンドリー処方」などの、海の環境やサンゴへの影響に配慮した日焼け止めです。特定の紫外線吸収剤や防腐剤などの成分が不使用になっています。

日本の南に位置する島国パラオや、観光地として日本人に人気のハワイでは、特定の成分を含む日焼け止めの使用や持ち込みが規制されています。海で日焼け止めを使うときには、「オーシャンフレンドリー」「ビーチフレンドリー」「自然由来成分100％」などの環境に配慮されたものを選びましょう。また、購入時にはパッケージ裏の成分表をチェックするのもおすすめです。

なお、海外で日焼け止めを使う場合は、禁止成分が使われてないかを各国大使館のホームページなどで確認してから購入してください。

ここからはドラッグストアで購入できる日焼け止めのなかから、海で使うのにおすすめのアイテムをご紹介します。

海やサンゴ礁に優しい日焼け止めをピックアップしました。一部の国や地域では日焼け止め成分の規制があるので、日焼け止め購入前に忘れずにチェックしましょう！

Amazon、楽天市場での日焼け止めの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

最後に、海での日焼け対策のポイントをご紹介します。コツをおさえて日焼け止めの効果を最大限発揮させましょう！

・ベースメイクにもこだわる
スキンケアのあとには、まず日焼け止めを塗り、化粧下地、ファンデーションと順番に重ねます。とくに下地は崩れにくいタイプを薄く均一に塗るように気をつけてください。ベースメイクの最後にメイクキープミストを吹きかけるとさらに効果的です。

・こまめに日焼け止めを塗りなおす
強い紫外線を浴びるレジャーでは、2時間を目安に日焼け止めを塗りなおしましょう。海やプールに入ったときや、汗をたくさんかいたときにはその都度塗りなおすのを忘れずに！ スプレーやミストタイプの日焼け止めはメイクのうえから使えるものも多く、塗りなおしに便利です。

・髪や頭皮も忘れずに
紫外線ダメージによって髪は傷みやすくなってしまいます。頭皮や髪の日焼けは忘れやすいのでとくに注意しましょう！ スプレーだとヘアスタイルを崩しにくく、かんたんに紫外線対策ができます。

・紫外線対策アイテムも使う！
ラッシュガード・帽子・サングラスも海に行くときに必須のアイテムです。太陽の光が直接当たる部分をできるだけ少なくして対策をしましょう。

・アフターケアもていねいに
日焼けした肌は火傷を負ったような状態になっています。まずはできるだけ早く肌を冷やしましょう。肌がしっかりと冷えたら、表面の水分を補うためにしっかりと保湿をします。

また、日焼けをした体は水分が失われたカラカラの状態なので、積極的に水分補給をしましょう。

海にぴったりの日焼け止めは、耐水性やUVカット効果だけでなく塗りなおしの手軽さも重要になってきます。海はさえぎるものがなく強い日差しを直接浴びてしまうので、しっかりと対策をしてからでかけましょう。

紫外線は肌の大敵！ 「若いから大丈夫」と油断せずに早い段階でケアをするのがおすすめです。日焼け対策をして海でのレジャーを楽しみましょう！

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