ブルーレイプレイヤーとは
DVDより画質がいい映像を楽しむことができるブルーレイプレイヤー。ブルーレイディスクの再生はもちろん、HuluやNetflixといった動画配信サービスを楽しめる機種もあります。
なお、最近では、さらに高精細な4k映像に対応したモデルも続々登場しています。
DVDプレーヤーとの違いは?
DVDプレイヤーはDVDの再生に限定されますが、ブルーレイプレイヤーはブルーレイディスクをはじめ、DVDや音楽CDまで再生することが可能です。
なお、ブルーレイプレイヤーの中には、DVDをより高画質に再生できるモデルもあります。ただし、一部の安価なブルーレイプレイヤーの場合、DVDが読み込めないものも中にはあるため、事前に確認しておきましょう。
ブルーレイドライブやブルーレイレコーダーとの違いも!
ブルーレイドライブ | ブルーレイプレイヤー | ブルーレイレコーダー | |
ブルーレイビデオ再生 |
〇 |
〇 |
〇 |
テレビへの出力 |
△ |
〇 |
〇 |
テレビ番組の録画 |
△ |
× |
〇 |
データ読み出し(PC) |
〇 |
× |
× |
データ書き込み(PC) |
〇 |
× |
× |
そもそもブルーレイドライブは、基本的にPCとセットで使います。専用のソフトや機器を使うことで、テレビ番組の録画や再生が可能になります。
一方で、ブルーレイプレイヤーやブルーレイレコーダーは、テレビとセットで使うことが一般的です。PCでの読み出し、書き込みはできません。意外と混在して認識している人も多いため、ここでしっかりおさえておきましょう。
ブルーレイプレーヤーの選び方
それでは、ブルーレイプレーヤーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】画質
【2】再生できるメディア
【3】接続端子
【4】便利な付加機能
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】画質をチェック
ブルーレイプレーヤーの画質には、さまざまな種類があるので確認しましょう。
▼フルHD
通常、ブルーレイディスクは、フルハイビジョン(フルHD)品位の画質です。画素数は、BS・CSデジタル放送と同じ画素数(1920×1080)で、地上デジタル放送の「ハーフハイビジョン」を上回っています。
同じフルHDの製品でも、ブルーレイ以外のソフトに対応している画質は製品によって異なっています。DVDなど、フルHD未満の映像をフルHDに返還できるコンバート機能が付いているものなら、コンテンツの種類を問わず、高画質で視聴できます。
▼4K対応モデル(4kアップコンバート)
ブルーレイプレーヤーのなかでも、4Kアップコンバート機能を搭載したモデルなら、フルHDやデジタル放送、DVD、ネット配信動画などのコンテンツを、4K相当まで解析補正できるのが、大きなメリットです。
ハイビジョン以下の画質でも、より精細で臨場感のある映像が気軽に楽しめるので、画質にこだわって選びたい方は、4K対応のブルーレイプレーヤーがぴったりでしょう。
ただ、あくまでも4K放送に補完するだけのため、劇的に映像が綺麗になるという状況は多くありません。過度な期待は禁物です。
▼Ultra HD Blu-ray対応
Ultra HD Blu-rayは、ブルーレイと同じサイズのディスクですが、より上位規格です。4Kの画質に加えて輝度範囲が広いハイダイナミックレンジ(HDR)と広色域に対応しており、自然な明暗表現と、色彩の豊かさが魅力。
HDR規格(HDR10)が標準で採用されているほか、さらに高品位の表示が可能なDolby VisionやHDR10+に対応したモデルもあります。4Kテレビを利用している方や、将来利用する予定のある方は、Ultra HD Blu-rayに対応したタイプがおすすめです。
【2】再生できるメディアをチェック
ブルーレイプレイヤーで再生可能なメディアは対応フォーマットにより異なるため、利用予定のDVDやブルーレイディスクが決まっているなら、購入前のチェックは必須です。
もし、このチェックを怠ってしまうと、以前に録画していたDVDやブルーレイディスクの再生ができなくなってしまいます。
DVDやブルーレイディスクのフォーマット形式をかんたんにまとめたので、参考にしてみてください。
BD-R/BD-R DL:ブルーレイ1回書き込み
BD-RE/BD-RE DL:ブルーレイ繰り返し書き込み
DVD-R/DVD+R/DVD-R DL/DVD+R DL:DVD1回書き込み
DVD-RW/DVD+RW/DVD-RAM:DVD繰り返し書き込み
(★)SACDも同時に確認!
ブルーレイは、映像だけでなく音楽を楽しむときにも活躍します。SACDとは、通常のCDを大きく上回る高音質で、ハイレゾ対応になっているのが特徴です。
近年では、SACDタイプの音楽コンテンツが販売されるようになってきたため、SACDに対応したブルーレイプレーヤーを選ぶことで、音楽好きの方もさらに楽しめるでしょう。
ただし、その場合は他にアンプなどのオーディオ機器が必要になる場合が大多数です。プレーヤーのみでは効果を十二分に発揮することは出来ないという点は押さえておきましょう。
【3】接続端子をチェック
ブルーレイプレーヤーの接続端子の種類も、確認しておきましょう。
▼HDMI
HDMIは、多くのデジタル機器に搭載されているメジャーな端子です。そのため、通常であればHDMI端子でこと足りることも多いですが、接続先がARCに非対応のHDMI端子の場合は、光デジタル音声出力端子から出力する必要があるため、注意しましょう。
また、AVアンプでブルーレイプレイヤーから出力したいときも、HDMIだけでは不十分なので、同軸デジタル音声出力端子を確認してください。
▼光デジタル音声出力
光デジタル音声出力は、ブルーレイプレーヤーからアンプなどの外部機器に音声を出力する端子で、ARC非対応のテレビとブルーレイプレーヤーを接続したい場合に必要です。角形と丸形のコネクタ形状にわかれています。
通常、テレビやゲーム機など、据え置き型のAV機器には角型コネクタが搭載されていることが多く、丸型はノートパソコンなどで採用されているのが特徴です。当然ながら音声出力のみになるため、映像出力のHDMIが別途必要になります。
▼同軸デジタル音声出力
同軸デジタル音声出力は、光デジタル音声出力と同じ、デジタル端子のひとつで、「COAXIAL(コアキシャル)」と書かれていることもあります。
光ファイバーのケーブルを利用している光デジタル音声出力端子よりも、音質にすぐれているのが特徴で、AV機器のなかでもとくにハイエンドモデルに備えられている場合が多いです。
【4】便利な付加機能をチェック
次に用途に合わせた便利な付加機能もチェックしておきましょう。
(a)高速起動で視聴前のストレスを軽減
電源がOFFの状態からでもスムーズに本体が立ち上がるのが、高速起動です。4k画質などのハイスペックモデルの場合、どうしても待機時間が長くなってしまいますが、この高速起動を搭載していれば電源ボタンを押すとすぐに本体が起動するため、ストレスを軽減することができます。
高機能モデルに搭載されているので、価格は高くなりますが、ストレスフリーで快適にブルーレイプレイヤーを楽しみたい方におすすめの機能になります。
(b)動画配信サービス対応
ブルーレイプレーヤーのなかには、NetflixやHulu、Amazon Prime Videoなどの動画配信サービスに対応するモデルもあります。テレビ本体に機能が搭載されていないなら、動画配信サービスに対応するプレーヤーがおすすめです。
動画配信サービスの再生にはインターネット接続環境が必要。一部のコンテンツでは4K映像でも配信しているので、4Kの映像に対応するブルーレイプレーヤーを選ぶと、より高画質で楽しめます。
ブルーレイプレーヤーの場合は無線接続よりも有線接続が主流のため、別途LANケーブルが必要になる場合がある点も押さえておきましょう。
(c)ネットワーク再生機能(wifi)
有線LANや無線LAN(Wi-Fi)などのネットワークに対応するモデルなら、スマホやタブレットの映像を映し出す「ミラーリング機能」や「リンク機能」などを楽しめます。
リンク機能というのは、ソニーの「ソニールームリンク」やパナソニックの「お部屋ジャンプリンク」のことです。リンク機能搭載のブルーレイレコーダーがあると、リビングのレコーダーで録画した番組を寝室のプレーヤーで再生することが可能となります。
別メーカーの機種同士でも接続できる場合は無くはないですが、同じメーカーのDLNA機種のほうが接続が安定する傾向にあります。
今買うならUltra HD Blu-ray一択! エキスパートのアドバイス
ブルーレイプレーヤーも安くなりましたが、最近ではUltra HD Blu-ray対応プレーヤーの低価格化が進んでいます。
4Kテレビを持っている人や今後買う予定がある人なら、Ultra HD Blu-rayプレーヤーが断然おすすめです。
動画配信サービスに対応するモデルであれば、4K映像のネット動画も楽しめるようになります。そのため4Kテレビを購入する予定がない人でも、動画配信サービス対応のUltra HD Blu-rayプレーヤーを選択肢に入れて損はないでしょう。
有名メーカー・ブランドの特徴
ブルーレイプレイヤーの特徴は各メーカーにより異なります。ここでは、厳選した人気メーカーの特徴をかんたんにご紹介します。
SONY(ソニー):ヘッドホンやスピーカーのワイヤレス化が魅力!
オーディオ機器に定評があるソニーのハイエンドモデルは、Bluetooth経由でハイレゾ音源を伝送可能なLDACに対応。これにより、今までよりも約3倍の速度でデータ転送が可能になりました。
また、音の響きの余韻や広がりを再現したり、圧縮音声も高音質で楽しめるデジタルミュージックエンハンサー機能が搭載されたモデルもあります。
Panasonic(パナソニック):映像とサウンドクオリティが魅力!
パナソニックは国内で初めてUltra HD Blu-rayに対応し、画質はもちろんハイレゾに対応したモデルもあります。映像美とサウンドクオリティにこだわるなら、パナソニック一択と言っても過言ではありません。
TOSHIBA(東芝):レグザテレビと相性バツグン!
お使いのテレビがレグザなら、ブルーレイプレイヤーは相性抜群の東芝製にしましょう。なぜなら、録画した番組を機器間で共有が可能なレグザリンク・シェアが使えて便利だからです。
また、レグザと繋げ、本体の電源を入れると自動で電源がONになるレグザリンク・コントロールが搭載されたモデルもあります。
シャープ(SHARP):スマホやスピーカーとの連動性が特徴
シャープが展開するのが「AQUOS(アクオス)」シリーズ。大きな特徴はスマートフォンや外部スピーカーとの連動性です。
例えば、自宅で録画した番組をスマホで見たり、スピーカーの音量をAQUOS(アクオス)のリモコンで操作できるなど、便利で快適に操作することができます。
ブルーレイプレーヤーおすすめモデル
それでは、おすすめのブルーレイプレーヤーをご紹介いたします。すぐに各商品が見たい方は、下記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ3選|SONY(ソニー)
▼おすすめ3選|Panasonic(パナソニック)
▼おすすめ1選|TOSHIBA(東芝)
▼おすすめ3選|その他のメーカー
▼おすすめ3選|SONY(ソニー)
ここからは、ソニーのおすすめブルーレイプレーヤーをご紹介します。

4Kネット動画だけでなくスマホミラーリングも対応
4Kコンテンツを楽しめるUltra HD Blu-rayプレーヤー。YouTubeのほか、Netflix、Hulu、アマゾンPrime Video、デジタル・コンサートホールの動画配信サービスに対応しています。動画を存分に楽しみたいという人にはYouTubeに対応するこちらのモデルがおすすめ。
ほかの部屋のレコーダーで録画した番組を楽しめるソニールームリンクにも対応しているだけでなく、スマートフォンやタブレットの画面をWi-Fi経由で表示できる「スクリーンミラーリング」機能にも対応しています。HDMI出力端子が2系統(1系統は音声出力のみ)と同軸デジタル音声出力端子を備えているのも魅力です。
高速起動モード付きの再生専用モデル
映画などのコンテンツをフルHDで視聴できるブルーレイプレーヤーです。スーパークイックスタート機能を搭載しており、ディスクを読み込み後、わずか1秒未満で起動するのが特徴。
DOLBYTrueHDやDTS-HDに対応しているため、音質にこだわる方も、クリアで忠実なサウンドが満喫できます。本体はコンパクトに設計されており、リビングの限られたスペースにも設置しやすいでしょう。
4Kの「Ultra HD ブルーレイ」再生対応
ストレージなどは搭載しておらず、シンプルな再生専用モデルです。操作もとても簡単なので、単純にブルーレイを再生することができればいい、という方向けのモデルとなっています。
ソニー独自の技術を採用することにより、HDR非対応の4Kテレビであっても、高画質に表示することができるという点もポイント。音源もハイレゾ相当の高音質で楽しむことができます。
▼おすすめ3選|Panasonic(パナソニック)
次に、パナソニックのおすすめブルーレイプレーヤーをみていきましょう。

「ハイレゾ音源」を保存したディスクの再生にも対応
幅約245mmと、かなりコンパクトに仕上がっているブルーレイプレーヤー。置き場所を選ばないのが魅力です。DVDの映像をフルハイビジョンに高画質化するフルHDアップコンバート機能も内蔵。ブルーレイディスクだけでなくDVDをよく観るという人におすすめです。
また、CDを超える音質を実現した「ハイレゾ音源」を保存したディスクの再生にも対応しています。オーディオプレーヤーとして楽しめるのもうれしいポイントです。
コンパクトでより自然でリアルな描写が魅力
場所を選ばないコンパクトなデザインが特徴のUltra HDブルーレイプレーヤー。よりひろい明るさの幅を表現できるHDRを一歩進めたHDR10+/Dolby Visionに対応しており、より自然でリアルな描写の4K映像が楽しめます。
また、PCやUSBフラッシュメモリなどのハイレゾオーディオを含む音源や音楽ファイルの再生も可能。お部屋ジャンプリンクにも対応しています。
快適動作でストレスフリー
「4Kアップコンバート」に対応した再生専用機種です。フルハイビジョン映像が4K映像へ引き上げられ、ブルーレイディスクやDVDの映像を美しく高精細な画質で再生します。有線LANの接続で「お部屋ジャンプリンク」や「ネットワーク機能」に対応でき、YouTubeやNETFLIXなどのコンテンツが楽しめます。
リモコンは電源スイッチを押すと約1秒で起動し、開閉スイッチを押すとトレイが高速オープンするので快適に操作できます。
▼おすすめ1選|TOSHIBA(東芝)
ここでは、東芝でおすすめのブルーレイプレーヤーをチェックしましょう。
蓄光ボタンリモコン付属のコンパクトなプレーヤー
コンパクトなボディが持ち味のブルーレイプレーヤー。コンパクトにもかかわらず、毎秒24コマで製作された映画本来の映像をそのまま出力し、質感も忠実に再現します。AVCREC形式のDVD再生にも対応。
蓄光ボタンリモコンなので、暗いところでも光ります。映画鑑賞のために、室内を暗くしていても操作がしやすいです。レグザリンク・コントローラでハイビジョンテレビ・レグザとつなげばさらに便利になります。
▼おすすめ3選|その他のメーカー
そのほかのメーカーの、おすすめ商品をご紹介しましょう。
高い互換性がある再生専用機種
小型サイズの再生専用ブルーレイです。アップコンバート機能搭載により、DVDビデオや低解像度の動画も美しく高精細な映像で楽しめます。市販のDVDやブルーレイから動画・写真ファイル形式まで、さまざまなメディアの再生に対応しています。
音楽CDからの音声ファイル化も可能で、音声ファイルとしてハードディスクなどに保存できます。HDMIケーブルが同梱されているので、ネットワーク接続すればYouTubeの再生もできます。
YouTubeに対応する4Kプレーヤー
4Kコンテンツを楽しめるUltra HD Blu-rayプレーヤーです。パナソニックやソニーに比べると価格が少し安めですが、動画配信サービスはYouTubeとNetflixにしか対応していないのが少し残念なところ。
HDMI出力端子が2系統(1系統は音声出力のみ)と光デジタル出力端子が1系統あるので、テレビだけでなく、AVアンプなどにも音声を出力したいという人に向いています。
コンパクトデザインでリーズナブル
ブルーレイ、DVD両方を楽しむことができるプレーヤー。置き場所に迷う心配もないコンパクトデザインで本体質量約930gと比較的軽量です。HDMI端子搭載で美しい映像を堪能できます。
ブルーレイ再生機能つきとなると、価格が数万円台になることもあります。しかし、この商品は価格がお手ごろなことも魅力。1万円未満で手に入るので、手を出しやすいですね。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ブルーレイプレイヤーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのブルーレイプレイヤーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
その他のブルーレイレコーダーをチェック
まとめ:自分が求める映像に合わせて!
ブルーレイプレーヤーには、高音質・高画質で映画館のような体験ができるもの、コンパクトで収納しやすいものがあります。高機能のものは値段も高くなる場合があるので、自分が求める映像に合わせてお買い求めください。
また、アップスケーリング機能を搭載している機種もあります。自宅にあるお気に入りの映画をさらに美しい映像でたのしみたいという方は、ぜひこの機能を備えた機種を検討してみてはいかがでしょうか。
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