大容量タイプの加湿器ってなに?
大容量の加湿器はタンク容量が4L以上のものを主に差します。サイズは大きくなりがちですが、広い部屋でも十分に湿度を調節してくれますよ。また 給水回数が少なく済んだり、加湿器を複数使ったりすることもないのでとても便利です。
家以外でもオフィスや会議室などでも使えば快適な空間にしてくれます。 スチーム式や気化式など、さまざまな種類が各メーカーから展開されているのでお気に入りの加湿器を見つけてみましょう。
加湿器の種類を知っておきましょう
加湿器は主に超音波式、気化式、スチーム式、ハイブリッド式の4つの加湿タイプがあり、それぞれ特徴が異なります。併せてチェックをしてみてください。
超音波式:寝室にも使える静音設計
超音波の力で水を水蒸気に変えるのが超音波式です。静音性にすぐれ熱を発しないため、その安全性の高さがメリット。デザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせた加湿器を選ぶことができそうです。
ただし、スチーム式のように加熱するタイプではないので、本体内に雑菌やカビが繁殖しやすいというデメリットがあるため、タンクの水は毎日交換しましょう。床や壁に白いミネラルやカルキの粉が付着してしまう場合もあります。
気化式:電気代が安く、フィルターの耐用年数が長い
気化式はフィルターに吸わせた水をファンによって空気中に送り出す方式です。加熱しないため電気代を比較的抑えることができます。
機種によってはファンの作動音が大きい加湿器もあり、寝室などには向かない場合もあるので、他の家電の音がするリビングなどで使う方がよいでしょう。なお、ほかの方式に比べて加湿力が若干低め。
最近ではフィルターの耐用年数が長いものや掃除がかんたんにできるもタイプが発売されています。とはいえ、清潔に使うためには月に1度はフィルターの掃除を行う必要があるので、お手入れが面倒な場合は避けた方がいいかもしれません。
スチーム式:加熱するため衛生的で保湿効果が高い
タンクの水を加熱させて蒸気を作るのがスチーム式の加湿器です。加熱式加湿器と呼ばれることもあります。熱を加えるため放出されるスチームは衛生的で除菌効果や保湿効果が高いのが特徴ですが、超音波式同様、タンクの水は毎日交換しましょう。
乾燥が気になる冬場には重宝しますが、使い方によっては消費電力が高くなってしまうという側面もあります。また、蒸気が出てくる吹き出し口の温度が高くなるので、小さいお子さんやペットがいる場合は、手が届かない場所に置くなど、注意が必要そうです。
ハイブリッド式:他タイプの欠点を克服し、高性能! お手入れも簡単
ハイブリッド式は、ここまで紹介した各方式の欠点をカバーした加湿器です。たとえば、超音波式に加熱方式が加わったものや、気化式に温風機能を追加しています。お手入れも週に1度水交換をすれば問題ない、と言われています。
本体価格は高めではありますが、機能面はとても優秀なので、予算に余裕がある場合は検討してみるといいでしょう。
加湿器の選び方
加湿器の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つになります。
【1】置き場所に合うサイズ
【2】適用畳数
【3】タンク容量
【4】加湿以外の便利機能
詳しくは下記の記事に記載しているので是非チェックをしてみてください。
大容量タイプの加熱式おすすめ6選
それでは、おすすめの大容量加湿器をご紹介していきます。
就寝時の快適さを追求した静かな加湿
高い静音性と最適加湿機能が備わった、ダイニチのハイブリッド式加湿器。忙しい朝や帰宅時など、短時間で急速に加湿したいときに便利なターボ機能を搭載しているので、より早く快適な湿度環境を作り出します。
さらに、就寝時の快適さを叶える「おやすみ快適」機能が備わっており、眠りにつくまでの1時間は13dBと最小運転音を実現。寝室などで大活躍する加湿器ですね。
イオンフィルター内蔵で清潔な空気を送風
イオンフィルターとBIOフィルターを内蔵し、空気と水を清潔に保ちながら加湿を行なう加湿器。スイッチを入れてから約1分で蒸気を吹き出す立ち上がりの早さも魅力的ですね。
お部屋の温度と湿度を適切な状態を維持する自動運転機能やチャイルドロックも搭載。子どもやペットがいるご家庭でも使いやすい一台です。
オシャレなのに大容量で広範囲を加湿
電源や加湿度調節、タイマーなどの機能の操作が本体だけでなくリモコンでも可能。離れた場所からでも操作できるハイブリッド式の加湿器になります。
温度センサーが室内の温度を感知して適切な湿度を保つように自動で運転をしてくれるので、自分で湿度調整をするのがめんどうな方にもおすすめ。また大容量にもかかわらず動作音はわずか45dB以下の静音設計なのも嬉しいポイントです。
アロマ機能も備わった寝室にぴったりの加湿器
ゆったりとした広口のタンクなので、給水もしやすくお手入れもかんたん。タンクとタンクキャップは抗菌加工されており、清潔に使かえる加湿器。シンプルで清潔感のある白を基調としたデザインが、部屋のインテリアの邪魔をしません。
点字つきの運転スイッチや、タイマー、チャイルドロック、アロマ機能など便利な機能が充実しているのも魅力的です。
酵素フィルターで空気を洗う
タンクがない珍しい構造の気化式加湿器で、給水方法は上から水を注ぎ入れるだけ。ドイツと日本でデザイン部門の賞を受賞するほどの洗練されたシンプルなデザインが魅力的な加湿器になります。
適用畳数は洋室で17畳で、先進的な機能が搭載されているのも特徴。操作は本体上部のコントロールリングから行なえます。また、Wi-Fi対応でスマホアプリで遠隔操作も可能です。
お部屋に置いてもインテリアとしてクラシックな雰囲気を演出してくれます。
サーキュレーター内蔵でムラなく加湿
ボルネードといえばサーキュレーターのトップブランドとして有名なメーカー。そのボルネードが開発した注目の気化式加湿器になります。
サーキュレーターを内蔵したことで、空気を循環させながら広範囲に加湿した空気を送りこむことが可能。さらに室内の温度差も解消できるので広い空間でもムラの少ない加湿ができますよ。適用畳数は洋室なら39畳までととても広範囲をカバーしています。
なお、湿度の自動調整機能も完備。無駄な運転を控えることで、省エネ性能だけでなく、静音性にも期待ができます。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 加湿器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での加湿器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
レジオネラ菌に注意
冬場のインフルエンザや風邪を予防するには、室内の湿度を一定に保つ加湿器が欠かせません。ですが、使い方を誤った結果、2017年にレジオネラ菌による肺炎が発症、残念なことに死亡事故につながってしまいました。
レジオネラ菌とは、自然界(土壌、河川、湖水、温泉など)に生息し、約60種類ほど確認されています。なぜ、加湿器が原因と思うかもしれませんが、レジオネラ菌に汚染されたこまかい霧やしぶき(エアロゾル)の吸引によって感染してしまいます。
喫煙者やよくお酒を飲む方、免疫機能が低下している患者さん、高齢者、新生児は注意が必要です。レジオネラ菌は熱に弱い(60℃の温度だと5分で殺菌)性質があります。
超音波式の場合、水の入れ替え・容器の洗浄は毎日行うことが必須になります。
※スチーム式やハイブリッド式でも汚れやぬめりがあるとレジオネラ菌が繁殖しやすいので、定期的なお手入れは、どの加湿器を選んでもしっかり行うことが大切です。
【関連記事】そのほかの加湿器の記事も参考に
タンクに入れる水は水道水を!
加湿器に使うさいの水は水道水を使うようにしましょう。ミネラルウォーターなど、塩素がない水を仕様すると雑菌が繁殖しやすいため、定期的なメンテナンスを怠ると、カビの原因になるかも……。少なくとも週に一度はしっかり洗浄、メンテナンスをしてください。
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