加湿タイプの種類

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空気が乾燥しているとお肌がカサカサしたり、のどが痛くなったり、静電気が発生しやすくなったりします。
特に冬場の屋内はエアコンなどの暖房器具で乾燥しやすく、快適な湿度をキープするには、適度な加湿が必要。また、乾燥が天敵のウイルス対策を考えても、加湿器が手放せなくなります。
そんな加湿器ですが、気化式、スチーム式、超音波式、ハイブリッド式の4つの加湿タイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
選び方の解説に入る前に、まず4つのタイプについて知っておきましょう。
▼気化式:電気代が安く、安全に利用できる!
気化式はフィルターに吸わせた水をファンによって空気中に送り出す方式です。水を加熱しないため電気代を比較的抑えることができます。噴射口も熱くないので、お子さんがいる家庭でも安全に使えますね。
なお、最近ではフィルターの耐用年数が長いものや掃除が簡単にできるものが発売されています。とはいえ、清潔に使うためには月に1度はフィルターの掃除を行う必要があるので、お手入れが面倒な場合は避けたほうがいいかもしれません。
また、加湿機能が低めなのでメイン使いを考えているなら、ほかのタイプがいいですね。
▼スチーム式:衛生的に使えて、すぐ加湿できる!
タンクの水を加熱させて蒸気を作るのがスチーム式の加湿器。加熱式加湿器と呼ばれることもあります。熱を加えるため、カビの原因となる菌の繁殖を防ぐ効果が高く、お手入れが比較的簡単です。スピーディに部屋を加湿できたり、保湿効果が高かったりするのも魅力ですよ。
乾燥が気になる冬場には重宝しますが、使い方によっては消費電力が高くなってしまうという側面もあります。また、蒸気が出てくる吹き出し口の温度が高くなるので、小さいお子さんやペットがいる場合は、手が届かない場所に置くなど、注意が必要そうです。
ボコボコと音を出し続けるので、うるさく感じるかもしれません。
▼超音波式:寝室にも使える静音設計で、おしゃれなモデルも豊富
超音波の力で水を水蒸気に変えるのが超音波式です。熱を発しないため、安全性の高さがメリット。また、デザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせた加湿器を選ぶことができそうです。静音性に優れているので、ベッドサイドに置くなど、寝室に一番向いているタイプです。アロマ機能を搭載したモデルもありますよ。
ただし、スチーム式のように加熱するタイプではないので、本体内に雑菌やカビが繁殖しやすいというデメリットがあるため、タンクの水は毎日交換しましょう。
▼ ハイブリッド式:他タイプの欠点を克服し、高性能! お手入れも簡単
ハイブリッド式は2種類あります。1つは気化ハイブリッド式と呼ばれているもので、温風を湿ったフィルターに当てることで効率的に加湿する方式。スチーム式と異なり噴射口が熱くならないのでお子さんがいる家庭でも利用しやすいです。安全性と即効性の高いタイプですよ。
もう1つは、超音波ハイブリッド式というもので、水を温めながらミスト状にする方式です。超音波式よりスピーディに加湿することができます。
メリットは多いですが、本体が大きく床に常設するタイプがメイン。また値段が高い傾向にあります。もちろんメンテナンスも必要になってきますので、購入前には値段・サイズ・使用方法などをチェックしてください。
加湿器の選び方
ここからは、加湿器の基本的な選び方のポイントをご紹介。加湿方法の種類がわかったうえで、そのほかのポイントを解説していきます。ポイントは下記です。
【1】置き場所に合うサイズ・デザイン
【2】適用畳数
【3】タンク容量
【4】加湿以外の便利機能
【5】お手入れのしやすさ
上記のポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】置き場所に合うサイズで選ぶ
加湿器の置き方には大きく分けて、卓上型と床などの据え置き型の2つのタイプがあります。
それぞれのメリットとデメリットを紹介するので、どこで使うのか、どう使うのかをイメージしてオーバースペックとならないように選んでいきましょう。
▼卓上タイプ:コンパクトで持ち運びやすい
デスクや棚の上に置いて使える卓上加湿器は、小型で扱いやすいのがメリットです。サイズがコンパクトで持ち運びやすい加湿器が多いので、別のお部屋で使いたい場合も移動がラク。一人暮らしの方にもおすすめです。
ただし、加湿するパワー自体もあくまで「デスクの上」や小規模な範囲なので、機種によっては「出力が物足りない」と感じることもあります。
▼据え置き型:一台で部屋全体を加湿できる
広いリビングルームや寝室などを加湿したい場合は据え置き型がいいでしょう。設置場所の確保は必要ですが、パワフルな動作で部屋全体を効率よく加湿できます。
加湿以外の機能が付いているものも多く、利便性も高いですが、性能がよい反面、それだけ電力を必要とする場合があるので、消費電力がどのくらいなのかはチェックしておきましょう。
また大型なのでスペースに余裕がある場所に置くことをおすすめします。電気製品の近くに置くと故障の原因になるので要注意!
【2】適用畳数をチェック
加湿器を見た目だけで選んでしまうと、使う予定の部屋で加湿能力が足りなくなってしまう場合も。加湿器には適用畳数がありますので、部屋の広さを考えて選ぶことが重要です。
同じ加湿器でも和室と洋室で適用畳数が異なる場合が多いので、まずは使いたい部屋に合わせてセレクトしてみましょう。一般的には洋室のほうが密閉性が高いので加湿効果が出やすい傾向にあります。
迷ったらひとつ上の適用畳数を選ぶのも手です。ただ、部屋に対して大きすぎると加湿しすぎてしまい、カビが繁殖してしまう恐れもあります。
▼リビング:木造和室7畳~、プレハブ洋室11畳~
リビングで加湿器を使うなら、一般的に木造和室7畳~8.5畳、プレハブ洋室で11~14畳が適用畳数の目安と言われています。しかし、ダイニングやキッチンと一緒になっているLDKだと、少し大きくなり、木造和室11畳、プレハブ洋室18畳を目安にするのがいいでしょう。
家のなかで人がいる時間が長いリビングには、温度センサーを搭載していると、適温になるよう自動で調節してくれるため、快適な環境で過ごせます。
▼寝室:木造和室5畳~、プレハブ洋室8畳~
リビングよりも小さい寝室や一人部屋・子供部屋で加湿器を使うなら、木造和室5~7畳、プレハブ洋室8~11畳が適用畳数の目安になります。
なお、寝る際に音が気になり、眠りが浅くなったりする人は、静音設計だと安心して眠ることができるでしょう。
▼オフィス:木造和室13畳~、プレハブ洋室22畳~
オフィスなどの広い空間で加湿器を使うなら、木造和室13畳~、プレハブ洋室22畳~が適用畳数の目安になります。ただし、オフィスでは天井が一般家庭よりも高い場合があるため、上記よりも広い畳数に対応している加湿器にしておくといいでしょう。
また、オフィスの加湿器のお手入れを、毎日違う人が行う場合、お手入れがしやすい形状かどうかも大事なポイントになります。
【3】タンク容量をチェック
タンクが大きいほど、給水に行く頻度が減ります。長時間使う場合、オフィスなどで給水場所まで遠い場合は、タンクが大きいほうが便利です。ただ、大きすぎると重くなり動かしにくくなるので注意しましょう。
加湿器には、「連続加湿時間」などと記載されている場合が多いので、購入時のチェックは忘れずに。なお、おすすめなのは、朝晩2回の給水ですむタンク容量の加湿器になります。
【4】加湿以外の便利機能をチェック
加湿器には、いい香りが部屋に広がるアロマ機能、過剰な加湿や空焚きを防ぐタイマー機能、湿度や気温を計測してくれる自動運転機能、誤作動を防ぐチャイルドロック機能などが搭載されていると便利なので、解説していきます。
▼アロマ機能:いい香りも漂わせたい人に
アロマ機能を搭載した加湿器は超音波式に多く、加湿と同時にいい香りを部屋中に拡散することができます。枕元に置いておくと、リラックスして眠りにつけます。なお、加湿器のタイプによっては、専用アロマだけが使用可能で、市販のアロマオイルを使うことができない場合もあります。
無理に使用すると故障の原因につながるので、購入前に市販のアロマオイルも使えるタイプなのか、確認しておきましょう。
▼タイマー機能:安全に使うために必要
寝るときや外出の際、電源を切り忘れてしまうと、過剰に加湿してしまいますが、タイマー機能があれば、自動で電源をつけたり消したりできるので、加湿のしすぎや空焚きを防ぐことができます。
朝、加湿器をつけるのがめんどくさかったり、電源を切り忘れてしまう人にとって、必須の機能といえるかもしれません、
▼自動運転機能:適切な湿度を自動でキープしてくれる
自動運転機能を搭載した加湿器は、気温や部屋の湿度を計測し、自動で調節してくれるので、電源をつけている間は、最適な湿度に保ってくれます。
同じ家でも陽当たりなどの条件が異なれば、その都度設定が必要ですが、操作が不要なのが嬉しいポイントです。ただし、機能を搭載している分、値段が高くなる傾向にあります。
▼チャイルドロック機能:子どもが操作しても設定が変わらない
小さなお子さまはなんにでも興味津々。加湿器が触れるところにあったらペタペタ触り、せっかく設定した機能が変わってしまい、再度設定する手間がかかります。
そんな手間を減らしてくれるのがチャイルドロック機能になるので、お子さんが何にでも触ってしまう人はチェックしてみてください。うっかり触ってしまって事故が起こる心配も減らせます。
【5】お手入れのしやすさをチェック
タンク内の水分を放出するのですから、やはりカビや雑菌が発生しないように衛生面は気をつけたいところ。製品によってお手入れの期間も違いますが、時短を考えるなら、水の取り換えのタイミングでお手入れもしたいですよね。
タンクの取り外しがラクなものや、口が広いものなどは、お手入れが簡単でおすすめ。その際には、使用可能な洗剤などもしっかりチェックしてください。
カートリッジやフィルター交換などは、メーカー推奨の期間を守りましょう。お手入れをせず使い続けると、不衛生なだけでなく、製品の故障などに繋がることもあります。交換時期は守って、製品を長持ちさせましょう。
加湿器のおすすめメーカー
ここからは加湿器のおすすめメーカーをご紹介していきます。名の通ったメーカーであれば、基本的な性能がしっかりしており、壊れる心配も少なくなります。商品選びの参考にしてみてくださいね。
▼ZOJIRUSHI(象印マホービン):お手入れのラクさは随一!
象印マホービンの加湿器は非常に人気が高いです。水を加熱して蒸気を放出するスチーム式をメインに展開しています。口が広い電気ポットのようなルックスで、お手入れがとにかくラク。
また安全性にも優れています。倒してもお湯が漏れにくい構造を採用していたり、チャイルドロックやフタ開閉ロックなども備えていますよ。
▼Dainichi(ダイニチ工業):ハイスぺな加湿器をラインナップ
ハイブリッド式をラインナップしており、性能の高いアイテムをいろいろ取り揃えています。例えば、湿度を設定しておけば自動的にキープしてくれる自動運転機能や、夜間も安全に使えるタイマー機能などを備えています。
また据え置き型が多く、静音性も高いのでリビングや寝室、オフィスで利用を考えている方にはおすすめのメーカーです。
▼Panasonic(パナソニック):空気を洗浄しながら加湿!
ヒーターを使わない気化式の加湿器を展開するパナソニック。お手入れがラクな商品が多いのも特徴で、気化式加湿器のフィルターは約10年間も交換不要です。また、空気を清潔にする独自技術「ナノイー」を搭載したものもあり、赤ちゃんやお子さんがいる家庭にもおすすめ。
適度な湿度をキープする機能や静音性にもこだわっており、快適に使える仕様が盛りだくさんですよ!
▼SHARP(シャープ):小さいお子さんがいるご家庭にぴったり!
シャープ独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載したモデルが魅力。浮遊するカビ菌やタバコのニオイなどを除去してくれたり、空気中に浮遊するウイルスの作用を抑える効果があります。空気清浄機能を兼ね備えたモデルが中心で、一年中使えるためコスパがいいです。
パーツを極力少なくしており、洗いやすい点も人気の理由。隅々まできれいにしやすく、清潔に使えますよ。
▼IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ):最初の1台におすすめ!
豊富な商品ラインナップで、好みに合わせた商品を見つけることができます。基本的な性能を持ちながら、リーズナブルな本体価格で入手しやすいのもいいところですね。
またシンプルな見た目のアイテムが多く、インテリアにもなじみやすいですよ。
加湿器のおすすめ25選
それでは、おすすめの加湿器をご紹介いたします。種類別にラインナップしているので、気になるものから確認してみてくださいね。
こちらからすぐチェック!
▼おすすめ5選|電気代が安く、安全に利用できる「気化式」
▼おすすめ6選|衛生的に使えて、すぐ加湿できる「スチーム式」
▼おすすめ5選|寝室にも使える静音設計の「超音波式」
▼おすすめ6選|高性能な「ハイブリッド式」
▼おすすめ3選|一人暮らしやデスクワークに最適な「卓上タイプ」
▼おすすめ5選|電気代が安く、安全に利用できる「気化式」
電気代を押さえたい方向けに、気化式加湿器をご紹介します。
酵素フィルターで空気を洗う
タンクがない珍しい構造の気化式加湿器で、給水方法は上から水を注ぎ入れるだけ。
適用畳数は洋室で17畳で、先進的な機能が搭載されているのも特徴。操作は本体上部のコントロールリングから行なえます。また、Wi-Fi対応でスマホアプリで遠隔操作も可能です。
加えてドイツと日本でデザイン部門の賞を受賞するほどの洗練されたシンプルなデザインは、お部屋に置いてもインテリアとしてクラシックな雰囲気を演出してくれます。
サーキュレーター内蔵でムラなく加湿
サーキュレーターのトップブランドとして名高い、ボルネードが開発した注目の気化式加湿器。
サーキュレーターを内蔵したことで、空気を循環させながら広範囲に加湿した空気を送りこむことができます。さらに室内の温度差も解消できるので、広い空間でもムラの少ない加湿が可能になりました。適用畳数は洋室なら39畳までです。
なお、湿度の自動調整機能も完備。無駄な運転を控えることで、省エネ性能だけでなく、静音性にも期待ができます。
コンパクトで移動にも便利な気化式モデル
持ち運びがしやすくコンパクトな、パナソニックの気化式加湿器。ヒーターを使っていない気化式タイプの加湿器は、電気代を比較的抑えられる魅力があります。また、手軽に持ち運びができるサイズ感のため、部屋の移動も便利に行えます。
運転レベルを「強」にしても、運転音は比較的静かな34dbで、タンク容量は約2.1Lと少なめながら連続運転時間も7時間もあるので、寝室にも最適なモデルといえるでしょう。プレハブ洋室は8畳、木造和室は5畳が適用畳数になっています。
プラズマクラスター搭載の省エネ加湿器
シャープならではのプラズマクラスターを搭載した気化式加湿器。手軽に分解できる構造になっており、お手入れがかんたんに行えるのも魅力です。
温度と湿度を確認できるWセンサーが搭載されているので、無駄な電力を抑えながら自動運転で最適湿度を作り出します。
給水タンクを清潔にするAG+イオンカートリッジも備わっていて、いつでも部屋の空気をキレイに保ってくれます。電気代をできる限り抑えたい方におすすめしたい加湿器です。
部屋をカラフルに彩るキューブ型の加湿器
スイスの家電ブランドStadler Formの気化式加湿器。 シンプルなキューブ型のデザインとカラフルな色合いが、オシャレな空間を演出してくれるモデルです。
水を染み込ませたフィルターに風を当てる加湿方式で、設定湿度になれば自動で電源がオフになるので、電気代が抑えられてエコ。噴き出し口は熱くならない仕様になっており、お子様やペットがいるご家庭でも安心して使えます。
適用畳数は洋室なら10畳までです。フレグランスフォルダーもついていて、お好きなアロマを香らせて楽しめます。
▼おすすめ6選|衛生的に使えて、すぐ加湿できる「スチーム式」
衛生的で加湿能力が高いスチーム式加湿器をご紹介します。
お手入れは拭くだけで完了!
デュアルセンサーを搭載していて、快適な室温と湿度になるように自動でコントロールしてくれるスチーム式加湿器。弱運転だと32時間の長時間連続運転が可能になっています。
そのほか、睡眠時間に合わせて設定可能な「入、切デュアルタイマー」、地震やぶつかって本体を倒しても湯漏れを最小限にしてくれる「転倒湯漏れ防止構造」、子供がいる家庭で重宝する「チャイルドロック」など便利な機能を豊富に搭載しています。
15L大容量タンクで最大30時間の連続運転が可能
タンク容量が15Lあるので、プレハブ洋室は約42畳、木造和室は約25畳まで対応可能、使用環境により異なりますが、連続運転時間は最大約30時間あるパワフルな加湿器。
給水はタンク上部から水を注ぐだけ、水タンクはパーツごとに取り外すことができ、お手入れかんたん、いつでも清潔です。湿度は50・60・70%の3段階に設定可能で、自分好みの湿度を自動で保ってくれます。
コンパクトサイズなのに本格スチーム
デスクまわりに置けるコンパクトなサイズ感のスチーム式加湿器。小さくてスペースを取らないので置く場所にも困りません。
また、約150mL/hの加湿量で、パーソナルスペースの加湿に向いています。職場やひとり暮らしのお部屋で大いに活躍してくれるでしょう。
なお、アロマトレーつきなので加湿を行ないながら、同時に香りも楽しむことができます。アロマと本格的なスチーム式加湿でデスク環境やプライベートスペースを快適にしてくれる、使い勝手のいい加湿器です。
イオンフィルターでクリーンな空気を送風
和室なら10畳、洋室なら17畳まで対応。イオンフィルターとBIOフィルターを内蔵し、空気と水を清潔に保ちながら加湿を行ないます。
スイッチを入れてから約1分で蒸気を吹き出す立ち上がりの早さも魅力。
お部屋の温度と湿度を適切な状態を維持する自動運転機能がついており、チャイルドロックも搭載。子どもやペットがいるご家庭でも使いやすい一台です。
クリーンな蒸気でお部屋を加湿
魔法瓶で知られる象印のスチーム式加湿器です。一度煮沸した蒸気を約65℃まで冷ましてクリーンに加湿してくれる、フィルターのない湯沸かしポットのような使い勝手のよいモデル。チャイルドロックやふた開閉ロック、転倒湯もれ防止など、安全機能が充実しています。
タイマーも搭載しているので、就寝時でも安心して使用できる構造になっています。また、部屋の湿度を表示するランプや、快適な湿度に自動でコントロールしてくれるデュアルセンサーも備わっています。
運転時間に合わせて、給水量がすぐわかる水位線が容器にあるのも便利ですね。
お手入れしやすいのが魅力の一台
水瓶(みずがめ)をイメージして作られた、やわらかなフォルムが印象的なスチーム式加湿器。洋室10畳の広さまで対応できます。また、毎日使う加湿器だからこそ、お手入れのしやすさは重視したいですよね。この加湿器は、給水口が広くなっているので、なかに手を入れて隅々まで水洗いできます。
さらに、取り外しができるアロマポットがついています。スチーム式ならではの保温効果を生かして、寝室などで活用したい一台です。
▼おすすめ5選|寝室にも使える静音設計の「超音波式」
静音性が高い超音波式加湿器をご紹介します。
たまご型のフォルムがオシャレな抗菌仕様
何度も給水する手間が省ける、大容量の5Lタイプ超音波式加湿器。プレハブ洋室だと最大10畳の加湿が可能で、電源を入れるとすぐに部屋を潤してくれる、動作の立ち上がりの早さも魅力な加湿器です。
水タンクは抗菌仕様になっており、いつでも清潔に安心してご利用頂けます。また、ミストの角度を360度変えられる吹き出し口、持ち運びしやすい取っ手、加湿量無段階調節など、便利な機能がたくさん備わっています。
丸みを帯びたボディや深みのあるカラーがオシャレなので、インテリアのアクセントになる一品です。
お部屋のうるおい度合いをLEDがお知らせ
植物の茎をイメージしたようなデザインで、インテリアとしても存在感のある重厚な作りが魅力的です。スリムな形状で、約220cmまでミストが舞い上がります。広い部屋でも効率よく加湿が可能で、適用畳数は洋室17畳まで対応することができます。
また、お部屋のうるおいを測定できる機能があり、LEDの光で湿度状況をお知らせしてくれます。IoT対応の家電なので、専用のアプリをインストールすれば、スマホで操作が可能。これで、外出先からリモート操作もできます。
コロンとしたフォルムでデザイン性も抜群
どんなインテリアにもマッチしそうなコロンとしたフォルムが特徴的。かわいい見た目だけでなく、連続加湿時間は最大約27時間(使用環境により異なる)あるため、在宅ワークやテレワークで自宅にいる時間が長い人でも、朝に一度給水しておけば、1日快適に使うことができます。
給水やタンク内部のお手入れは、上部の蓋を外すだけで完結するのもうれしいポイント。さらに、アロマオイル・アロマウォーターに対応して、7色に変色するLEDライトとあわせれば、好きなニオイ・色と仕事ができて効率アップも期待できそうです。
インテリアに溶けこむナチュラルテイストの6畳用
まるで小さな木のような木目柄が印象的な超音波式加湿器です。適用畳数は和室なら3畳、洋室なら6畳まで。ひとり暮らしのお部屋や寝室にもちょうどよいサイズ感です。
また、ナチュラルなデザインで、どんなお部屋の空間にもなじみやすいのが特徴。コンパクトで携帯しやすいので、書斎やデスクまわり、リビングなどにナチュラルなテイストをプラスできます。
シンプルなデザインで持ち運びしやすい
持ち運びしやすいサイズで、上から給水ができるシンプルなデザインの超音波式加湿器。強運転時の連続加湿時間が約10時間なので、夜寝る前につけても朝までしっかり加湿してくれます。
超音波式なので、お手入れは週に1~2回行う必要があり、その際は必ず本体とタンクに残った水を捨ててから行いましょう。本体とタンク、上フタに汚れがあれば水で濡らしてかたく絞った布で拭き、仕上げに乾拭きしましょう。
▼おすすめ6選|高性能な「ハイブリッド式」
高機能が魅力のハイブリッド加湿器を厳選してご紹介します。
ミストをより遠く飛ばす拡張カバーつき
加熱した水を超音波振動により拡散するタイプです。ヒーターで加熱するので、蒸気が熱くなりすぎず安全。
適用畳数は洋室なら8畳までですが、拡張トップカバーを装着すれば、より遠くまでミストを拡散できます。
また、必要なときにだけヒーターを稼働させる省エネ性能、静音設計もうれしいポイントです。加えてインテリアとしても充分なほどデザイン性が高いので、さまざまなお部屋のテイストを邪魔しません。
就寝時の快適さを追求した静かな加湿
高い静音性と最適加湿機能が備わった、ダイニチのハイブリッド式加湿器。忙しい朝や帰宅時など、短時間で急速に加湿したいときに便利なターボ機能を搭載しているので、より早く快適な湿度環境を作り出します。
さらに、就寝時の快適さを叶える「おやすみ快適」機能が備わっており、眠りにつくまでの1時間は13dBと最小運転音を実現。その後は静音運転モードで設定した湿度に自動で切り替わります。
また、タンクキャップのアタッチメント・フラットトレイ・フィルターには、雑菌の繁殖を抑える抗菌加工が施されています。
静音性が高く隅々まで清潔なミストで加湿する
部屋の隅々まで加湿可能なサーキュレーターを内蔵した、アイリスオーヤマのハイブリッド式加湿器。ヒーターで水を温めて抗菌銀ビーズを通して除菌し、超音波振動で熱くなりにくい細やかなミストを放出します。
約30dbと運転音も静かながら、部屋全体の湿度を一定に保つ、約500mL/hという力強い加湿量があります。約3.7L入る大容量のタンクは、約6.7時間の連続使用が可能。部屋に馴染むシンプルなデザインも魅力です。
また、首振りサーキュレーターが搭載されているので、加湿が必要ない季節にも活躍するでしょう。
持ち運びが便利な家族で使えるユニバーサルデザイン
お子様から高齢の方まで、家族みんなが使えるユニバーサルデザインを採用したハイブリッド式加湿器。触っても熱くなく、奥行はわずか16.5cmで、重さも3.9kgと軽量でスリムな設計なので、持ち運びや部屋の移動にも便利な仕様になっています。
タンクは直径82mmの広口だから、給水しやすくお手入れもかんたん。長時間使わないときは、ヒーターの温風でフィルターを乾燥させてカビを防ぐ機能もあり、いつでも清潔に使用できます。
設定された湿度になると、自動で気化式に切り替わるため、ランニングコストが抑えられます。
加湿調整とタイマー機能を備えたスマートな加湿器
加湿効率を上げるヒーターと静音性の高い超音波式を組み合わせた、いいとこ取りの加湿器。
洋室の場合、10畳まで対応可能です。タンクに入る水量は約4.4Lなので、給水回数も少なく済みます。
また、湿度や温度を表示する機能、自動で加湿量の調整、タイマーやアロマ機能など、加湿以外の便利機能も充実。毎日でも使える使い勝手のよさが、この加湿器の魅力でしょう。
超音波式の加湿方式がベースの、おしゃれな加湿器
超音波式の加湿方法をベースに、加熱ヒーター、UVライト照射、クリーンフィルターを搭載したハイブリッド式。
超音波式の弱みを補う除菌効果の高さで、クリーンなミストを室内に送ることができます。なお、ミストは4段階調整ができ、洋室なら14畳まで対応可能。
また、薪ストーブをモチーフにしたデザイン性の高さも魅力で、おしゃれな見た目ながら、パワフルな性能を持った高機能な加湿器です。プレゼント用としても喜ばれる一台です。
▼おすすめ3選|一人暮らしやデスクワークに最適な「卓上タイプ」
最後に卓上に置いて利用する小型のタイプをご紹介します。ひとり暮らしや、リビングでデスクワークをする際に重宝しますよ。
タンブラー型でオフィスや車内で利用しやすい!
カビや雑菌などが繁殖しやすい超音波式の加湿器ですが、こちらは容器に銀イオンを含んでいるので、タンクの水を清潔に保つことができます。本体重量は約230gと軽量かつ、タンブラー型なのでオフィスや車内などでも利用しやすいはずです。
また最大で14時間の加湿運転ができ、水がなくなると自動で停止する仕組みなので、空焚きしてしまうこともありません。お手入れがラクなコンパクト加湿器なので、1台あると便利ですよ。
ミニマルデザインの加湿器
加湿、除菌消臭、アロマディフューザーという3種類の使い方ができて、1年中活躍するアイテムです。水タンク上部にはLEDライトを搭載しており、ブルーやイエローなど好きな色を照らすことも可能。
見た目はモダンな印象漂うすっきりとしたデザインで、使う場所を選びません。家で使うもよし、車内でドリンクホルダーにセットして使うもよし! 移動中も壊れる心配がない専用のキャリケースも付くので旅先にも持ち出しやすいですね。
電気要らずでどこでも使える!
付属ボトルに水を入れるタイプの、エコ加湿器です。ちいさな森をイメージしてデザインされたフィルターがおしゃれで、インテリアにもなじみやすいでしょう。
フィルターには溝のある特殊な繊維を使っており、コップ1杯より約10倍も多く水分を蒸発させられるのが特徴です。また、抗菌・防カビ処理も施されており、より清潔に使えます。
「加湿器」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 加湿器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの加湿器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
加湿器の注意点
加湿器を使う上で、注意点が複数あります。誤った使い方をしていると本来の効果が発揮できない、故障につながる可能性もあるので、しっかり覚えておきましょう。
加湿器のお手入れ方法
お手入れ方法は基本的にすすぎ洗いで問題ありませんが、どうしてもにおいが気になる場合は、クエン酸水につけ置きしてから、中性洗剤で洗いましょう。
タンクに入れる水は水道水を!
加湿器のタンクに入れている「水」がどんな水ですか? 水道水の塩素の味が苦手で、ミネラルウォーターや浄水された水を飲む方も多いと思いますが、加湿器に使う水に関していえば、水道水が適していると言えます。
塩素がないと、雑菌が繁殖しやすいため、きれいな水と思っていても、逆に部屋中に雑菌をまき散らしていることになります。とくに、超音波式の加湿器は、定期的なメンテナンスを怠ると、カビが発生しやすくなります。使用後は毎日すすぎ洗いをし、少なくとも週に一度はしっかり洗浄するのがおすすめです。
なお、浄水器の水、井戸水、アルカリイオン水なども雑菌が発生しやすいため、気をつけましょう。
レジオネラ菌に注意
冬場のインフルエンザや風邪を予防するには、室内の湿度を一定に保つ加湿器が欠かせません。ですが、使い方を誤った結果、2017年にレジオネラ菌による肺炎が発症、残念なことに死亡事故につながってしまいました。
レジオネラ菌とは、自然界(土壌、河川、湖水、温泉など)に生息し、約60種類ほど確認されています。なぜ、加湿器が原因と思うかもしれませんが、レジオネラ菌に汚染されたこまかい霧やしぶき(エアロゾル)の吸引によって感染してしまいます。
喫煙者やよくお酒を飲む方、免疫機能が低下している患者さん、高齢者、新生児は注意が必要です。レジオネラ菌は熱に弱い(60℃の温度だと5分で殺菌)性質があります。
超音波式の場合、水の入れ替え・容器の洗浄は毎日行うことが必須になります。
※スチーム式やハイブリッド式でも汚れやぬめりがあるとレジオネラ菌が繁殖しやすいので、定期的なお手入れは、どの加湿器を選んでもしっかり行うことが大切です。
【関連記事】そのほかの加湿器の記事も参考に
使用目的によって加湿方式などを見極めよう
本記事では、加湿器の選び方やおすすめ商品をご紹介しましたが、いかがでしたか?
加湿器には多種多様な加湿方法があるうえに、選ぶポイントもさまざまで迷われてしまう方も多いかと思います。自分のお部屋にぴったりの加湿器をセレクトするためにも、上にあげた選定基準を参考に、機種の比較を行なってみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
「家電・オーディオ」「パソコン・スマホ」「カメラ・ビデオカメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。