一人暮らし向けテレビの選び方
それでは、一人暮らし向けテレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】部屋の大きさに合わせる
【2】映画やライブは解像度
【3】録画機能が付いているか
【4】ゲーム目的は入力端子数
【5】動画サービスを視聴するならWi-Fi内蔵型テレビ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】6畳なら32インチ以下! 部屋の広さに合わせた大きさを選ぶ

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テレビを買うときにまず決めるのは画面の大きさです。画面が大きすぎると、圧迫感もありますし、目の疲れや使い勝手の悪さを感じます。大きさを決めるときは、テレビまでの距離を参考にしましょう。
基本的に最適な視聴距離は画面の高さ×3倍と言われています。32インチモデルなら約1.2mほど。ここまでの距離が取れないときは、ワンサイズ小さいモデルにするのがおすすめです。
また、4Kテレビであれば半分の距離でOKですが、傾向的に画面サイズが大なモデルが大半です。ある程度ゆとりのある部屋での設置が最適です。
【2】映画やライブを高画質で楽しむなら解像度をチェック
休みの日にのんびり家で過ごすときには、有料チャンネルやブルーレイで映画を観たり、好きなアーティストのライブを観たりすることがありますよね。どのテレビでもきれいに映りますが、より高画質なものを狙いたい方は、フルHD以上のテレビがおすすめです。とくにCGが使われるハリウッド映画などは、こまかな描写ができるテレビを選ぶことで、よりクリアではっきり見えますので楽しみも倍増しますよ。
地上波デジタル放送でバラエティやニュースを観るくらいであれば、ハイビジョン画質でもOK! 同じ予算でほかの機能が充実したモデルを選ぶか、より手頃な商品狙うとよいでしょう。
【3】欠かさずに観たい番組がある方は録画機能付きモデルを
今まではレコーダーがなければ番組を録画することはできませんでしたが、ここ数年でパソコンの容量を増やすときに使う外付けHDDをつなげて録画できる機種が増えてきました。ふだんは仕事で外出している、観たい番組があるのに時間が取れないというときのために、録画に対応しているかをチェックしましょう。
外付けHDDで録画したものは、同じテレビでのみ視聴できるというモデルが多いため、長期的に保存したいという方は、別にレコーダーを用意するほうがおすすめです。
【4】ゲーム機がたくさんあるなら入力端子の数が多いモデルを
PS4、NintendoSwitch、XBOX360。多くのゲーム機が販売されることで、悩みの種はHDMIの抜き差し。都度差し替えるのは面倒ですし、一度設置したケーブルの抜き差し(とくに見ないで差し込むとき)は、破損などにつながります。
同じインチ数であればHDMIの端子が多いモデルがおすすめ。Fire TV StickやAppleTVなどの端末などにも使用できますので、最低でも2個。4個以上あれば最適ですよ。
【5】NetflixやAmazonプライムを視聴する場合はWi-Fi内蔵型テレビがおすすめ

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最近では映画やドラマなどの映像作品も自宅で手軽に見ることができるようになりました。人気のあるNetflixやAmazonプライムビデオ、Hulu、U-NEXT、dTV、FOD、Abema、TVerなどを視聴する方法にはたくさんの方法がありますが、手軽な方法のひとつがWiFi内蔵型テレビでの視聴でしょう。
Fire Stickなどを差し込まなくても視聴が可能となり、かつ大画面で動画サービスを見ることができます。音響設備にもこだわれば、大迫力かつきれいな画質で楽しめるでしょう。
【24インチ】一人暮らし向けテレビおすすめ6選 パナソニック、東芝、ハイセンス、マクスゼンなど
テレビの大きさは必要最低限でよいという人は、まずは24インチから選んでみてください。
裏番組をボタン1つで簡単に録画できる
視聴中の番組だけでなく、裏番組をボタンを押すだけで録画できます。番組表を見て選ぶだけなので難しい操作はありません。地デジだけでなく衛星放送も色鮮やかに映し出してくれます。
また、別途対応機器をLANでつなぐことで、別の部屋の録画映像を見ることができます。他の部屋にいても番組や写真などを手軽に見られるので、自由に楽しめるテレビです。
レグザエンジンファインの高画質映像処理が魅力
ハイビジョン画質の24インチ液晶テレビ。東芝独自のレグザエンジンで残像を低減し色彩豊かな映像処理を行うので、立体感のある高画質な映像を楽しむことができます。
地上/BS/110度CS放送チューナーを2基搭載、ウラ録が簡単にできます。

ネット動画を高画質で!
高コスパで人気のハイセンス。ネット視聴の需要に応じた機能が充実しています。
テレビ画面上では、YouTubeやネット配信動画など、好きなコンテンツを好きな配置にカスタマイズすることが可能。
それだけではなくネット動画用の高画質処理機能を追加し、斜めからみても美しい画質が保たれえるADSパネルを搭載し、ネットコンテンツに適した視聴を楽しむことができます。

外づけHDDで録画にも対応
観たい番組が裏番組で被って観られない! ということは誰しもが経験したことでしょう。いままでは我慢していたという方でも、Wチューナー搭載で裏番組録画ができるこちらのテレビなら、迷うことはありません。
市販の外づけHDDをテレビに接続するだけで、レコーダー代わりにテレビ番組の録画ができます。毎週欠かさず観ているドラマは録画で、映画はリアルタイムで観ることも可能。レコーダーを新たに買うよりも手軽なところもポイントです。

コスパにすぐれたバランスのいいコンパクトモデル
コンパクトなテレビは価格が手ごろにはなりますが、機能面に不満を覚えることも少なくありません。とくに端子類は、ゲーム機やブルーレイプレイヤーをつなぐ上で大切なポイントになります。
こちらの商品はHDMIが2つ、録画に使用するHDDを繋ぐUSBポートが2つと、多くの端子が揃っていますので、カジュアルに使う方であればあまり困ることはないでしょう。
最近では削られることもあるコンポジット端子(昔ながらの赤、白、黄色の3色端子)も搭載。DVDプレイヤーや少し古めのゲーム機にもしっかりと対応しますよ。

ハードディスク内蔵にDVDプレイヤー付きのテレビ
500GBのハードディスクが内蔵されているテレビ。買ってテレビにつなぐだけで番組予約ができてしまいます。また、本体にDVDプレイヤーが付いているのでわざわざプレイヤーを購入する必要もありません。
これから一人暮らしをはじめる方におすすめの欲しい機能がすべて備わっているテレビになります。
【32インチ】一人暮らし向けテレビおすすめ5選 ソニー、パナソニック、ハイセンス、アイリスオーヤマなど
一人暮らし向けテレビの定番の大きさは32インチまで。自分のスタイルにあったテレビを見つけてください。

32インチとしては珍しいフルHDモデル
置き場所は限られるけど、せっかく買うならなるべくきれいなテレビがいいなと思っている方は、SONYのBRAVIAがおすすめ。衛星放送で放送されているスポーツ中継や海外ドラマなども、本来の画質をそのまま楽しめます。フルHDパネルですので、32インチ以下のHDパネルからの買い換えや、画質のよいテレビを探しているのであれば本機種を選ぶとよいでしょう。
元の映像をさらにきれいにしてくれる映像エンジンも搭載されていますので、スマホやビデオカメラで写した映像もこまやかに映します。たとえ元データーがDVDであっても、つなげた映像をきれいに映してくれます。思い出のビデオや懐かしの番組などを観たい人にもおすすめです。

スマホでテレビを有効活用できます
スマホに専用のアプリをインストールすることで、リモコン代わりに使えるのが特徴。電源のオンオフやボリュームを調整する以外にも、録画した番組を楽しんだり、Youtubeのおすすめ動画を大画面で視聴したりできます。サムネイル画像を観ながら選べますので、どんな動画なのかもわかりやすいですよ。
「TV Remote2 フルモード」なら、スマホの動画や写真をテレビの画面で再生できます。スピーカー代わりにしてお気に入りの音楽を流したり、動画アプリの視聴など、シーンに応じていろいろな使い方ができるテレビです。

正面も横からもきれいに見えるIPSパネル搭載
テーブルに座りながら食事をしているときはキレイなのに、ラグの上で横になりながら観ると白っぽく映って見づらいと感じたことはないでしょうか。本製品なら正面はもちろん、斜めから観ても色鮮やかに見えるIPSパネルを搭載していますので、姿勢や場所を問わずきれいな映像が楽しめます。
ソファやベットなど、視聴スポットが何カ所かあるという人には、視野角の広いテレビが向いていますよ。
人気のアイリスオーヤマの32型液晶テレビ
圧倒的に安い価格が魅力の32型液晶テレビ。VAパネルは高コントラストで、漆黒の闇まで明暗をくっきりと再現しています。
アイリスオーヤマ独自のチューニングにより目に優しい自然な色合いもポイント。Wチューナー搭載で裏番組録画まで可能ですが、記録は別売りのHDDになります。
録画機能が搭載されているのが魅力的
番組表から簡単に録画予約はもちろん、視聴中録画もできるので、番組を見逃したくない人におすすめ。映像と音声を同時に転送できる端子が2つついており、レコーダーやゲームを同時に接続することも可能です。
また、説明書とは別にガイドがついているので、機械に苦手意識がある人でも快適に使い始めることができるでしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 一人暮らし向けテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの一人暮らし向けテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
家電コンシェルジュからのアドバイス 横転防止用のシートやシールなど地震対策を忘れずに!
モノレビュアー・家電コンシェルジュ
中型パネル以上のテレビは、どうしても横転が気になります。横転するとパネルが割れるだけでなくケガの元に。
耐震ベルトや耐震ジェルといったものが1,000円前後で販売されていますので、あわせて購入しておくとよいですよ。
【関連記事】1ルームに適したサイズのテレビ
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カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。