一人暮らし向けテレビの選び方
それでは、一人暮らし向けテレビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】部屋の広さに合うサイズ
【2】解像度
【3】録画機能付かどうか
【4】入力端子の数
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】部屋の広さに合うサイズをチェック

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テレビを買うときにまず決めるのは画面の大きさです。画面が大きすぎると、圧迫感もありますし、目の疲れや使い勝手の悪さを感じます。大きさを決めるときは、テレビまでの距離を参考にしましょう。
基本的に最適な視聴距離は画面の高さ×3倍と言われています。32インチモデルなら約1.2mほど。ここまでの距離が取れないときは、ワンサイズ小さいモデルにするのがおすすめです。
また、4Kテレビであれば半分の距離でOKですが、傾向的に画面サイズが大なモデルが大半です。ある程度ゆとりのある部屋での設置が最適です。
【2】解像度をチェック
休みの日にのんびり家で過ごすときには、有料チャンネルやブルーレイで映画を観たり、好きなアーティストのライブを観たりすることがありますよね。どのテレビでもきれいに映りますが、より高画質なものを狙いたい方は、フルHD以上のテレビがおすすめです。とくにCGが使われるハリウッド映画などは、こまかな描写ができるテレビを選ぶことで、よりクリアではっきり見えますので楽しみも倍増しますよ。
地上波デジタル放送でバラエティやニュースを観るくらいであれば、ハイビジョン画質でもOK! 同じ予算でほかの機能が充実したモデルを選ぶか、より手頃な商品狙うとよいでしょう。
【3】録画機能付きかどうかチェック
今まではレコーダーがなければ番組を録画することはできませんでしたが、ここ数年でパソコンの容量を増やすときに使う外付けHDDをつなげて録画できる機種が増えてきました。ふだんは仕事で外出している、観たい番組があるのに時間が取れないというときのために、録画に対応しているかをチェックしましょう。
外付けHDDで録画したものは、同じテレビでのみ視聴できるというモデルが多いため、長期的に保存したいという方は、別にレコーダーを用意するほうがおすすめです。
【4】入力端子の数をチェック
PS4、NintendoSwitch、XBOX360。多くのゲーム機が販売されることで、悩みの種はHDMIの抜き差し。都度差し替えるのは面倒ですし、一度設置したケーブルの抜き差し(とくに見ないで差し込むとき)は、破損などにつながります。
同じインチ数であればHDMIの端子が多いモデルがおすすめ。Fire TV StickやAppleTVなどの端末などにも使用できますので、最低でも2個。4個以上あれば最適ですよ。
2022年・2023年発売の新商品10選
まずは、2022年・2023年発売の新商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
AI技術により、自動でより綺麗に画面を映し出す
本商品は、AIが映像シーンに合わせて自動でコントラストや彩度を変更する「オートAI機能」が搭載。
ドラマのシリアスなシーン、ライブ映像、バラエティなど、100万以上もの映像を学習し、ピッタリの画質で映し出してくれます。
さらに、立体音響の「ドルビーアトモス」に対応した高性能スピーカーも搭載。そのため、映画のようなダイナミックな音質を体感することができます。映像の没入感を求める人におすすめのテレビです。
シンプル機能の機種だけど、しっかり録画できる
※リンク先は32V型です
一人暮らしや自分の部屋にぴったりの小型テレビ。小型テレビの場合、機能をシンプルにした機種が多いですが、本商品は地デジチューナーを2基搭載し、録画をしっかり行える特徴があります。
画質も良好。4Kではなく、フルハイビジョンですが、あざやか色再現回路を搭載し、映像の色を鮮やかに再現しているため、価格を考慮すると充分でしょう。サイズが小さく、価格を抑えたいという人におすすめです。
有機ELと立体音響で、高級感のある映像を楽しめる
※リンク先は48V型です
有機ELディスプレイとドルビーアトモスに対応したスピーカーが搭載された有機ELテレビ。
高画質・高音質で映像作品を楽しむことができます。
また、ネットフリックスをはじめとしたVODサービスやスマホ連携機能など、その他の機能も充実。
最高峰モデルよりグレードは少々落ちますが、それでもハイエンドモデルに位置する高機能テレビですので、ハイコスパな商品と言えるでしょう。
反射が起きにくく、見やすい映像になる
※リンク先は43V型です
本商品は搭載された「N-Blackパネル」により、屈折率を変化させることで、日々、気になってしまう日光や照明の光や、自分が映り込んでしまう現象を防いでくれます。
そのため、サスペンスや、映画の始まり・エンドロールといった、画面が暗くなるシーンでも反射が起きにくいです。
また、「フロント オープン サラウンド システム プラス」は音抜けがよく、聞き取りやすい音質になっています。声が小さいセリフでも聞き取りやすく、ストレスフリーでより没入感を持って作品を楽しめます。
ハイビジョンでもクリアに映像を表現
※リンク先は32V型です
32V型・24V型サイズを展開する、「HDR」搭載のハイビジョンテレビ。
HDRとは、ハイダイナミックレンジのことで、従来映像の輝度情報を拡大・調整し、映像にリアリティを持たせる技術です。これにより、風景の奥行き・素材の質感など、映像をリアルに再現してくれます。4Kが主流になりつつある昨今、フルハイビジョンでも低価格で高画質なテレビ映像を見ることが可能です。
また、ネットフリックスやhuluをはじめとしたVODサービスも搭載。「ちょっとテレビを見る」「暇なとき、スマホではなく画面で動画を見たい」という人には申し分ない商品です。
AIによる自動判別でより綺麗で鮮明な映像になる
※リンク先は42V型です
本商品は「Medalist S3AI」を搭載。画面上に出る「人の顔」「空・海・山」「スポーツの道具や照明」、「建物などのオブジェクト」などを検知し、さらに、ドラマ、バラエティ、スポーツなどの放送ジャンルに合わせて、自動で画質を調節してくれます。
また、「フロント オープン サラウンド システム プラス」は音抜けがよく、聞き取りやすい音質を作り出します。
AIを用いた有機EL映像と質の高い音質により、妥協のないテレビ体験が可能です。
広色域に映像を描くプレミアム4Kテレビ
※リンク先は50V型です
認知特性プロセッサー「XR」と直下型LED部分駆動が、高コントラストかつ広色域に映像を描くプレミアム4K液晶テレビ。高性能な液晶を、認知特性プロセッサー「XR」によって管理・調節することで、自然な色味となめらかなグラデーション表現、そして高コントラストで見やすい映像に仕上げてくれます。
スピーカーは独自の音響技術「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。4つ搭載されており、臨場感のあるサウンド体験へと導きます。毎日使うテレビだからこそ、少し贅沢をしたいという人におすすめの商品です。
レグザエンジン搭載で美しい映像が見られる
※リンク先は40V型です
4K映像の情報処理を行える高性能エンジン「レグザエンジン Power Drive」を搭載したハイビジョンテレビ。
さまざまな映像のノイズ除去やコントラスト調整、動きボケの防止、画素の微細な映像復元などを自動で行ってくれます。このため、風景映像や人肌が高画質になるだけでなく、テロップの文字などもはっきりと表現します。
もちろん、手動でも画質管理が可能。「おまかせ」「あざやか」「映画」「ゲーム」など、9種類ものモードを用途に合わせて設定できます。低価格で高画質なテレビがほしいという人にぴったりの商品です。
高画質な映像と瞬速ゲームモードが魅力
※リンク先は48V型です
レグザのAIエンジン「ZRⅡ」を搭載した高性能テレビ。有機ELパネル、独自開発の高冷却インナープレートの構造により色の表現と、AIエンジンによる自動画質調整により、より鮮明な画質を再現しています。また、重低音立体音響システムを搭載することで、パワフルなサウンドを体感できます。
さらに、本商品は「有機EL瞬速ゲームモード」を搭載。レスポンスが高速で、格闘ゲームなどもストレスなく操作可能です。
搭載エンジンと高性能ディスプレイによる高画質映像
※リンク先は43V型です
低価格で高コスパな4K液晶テレビ。情報量が多い4K映像を高速処理するため、「NEOエンジン Pro」を搭載。地デジからBS・CS、4K放送、ネット動画までも高画質で視聴することができます。
また、120Hzの高性能倍速ディスプレイを採用しており、カーレースやスポーツといった動きの速い映像もなめらかに表現します。美しい映像を高コスパで楽しみたいという人におすすめの商品です。
一人暮らし向けテレビおすすめ10選
それでは、一人暮らし向けテレビのおすすめ商品をご紹介いたします。
裏番組をボタン1つで簡単に録画できる
視聴中の番組だけでなく、裏番組をボタンを押すだけで録画できます。番組表を見て選ぶだけなので難しい操作はありません。地デジだけでなく衛星放送も色鮮やかに映し出してくれます。
また、別途対応機器をLANでつなぐことで、別の部屋の録画映像を見ることができます。他の部屋にいても番組や写真などを手軽に見られるので、自由に楽しめるテレビです。
レグザエンジンファインの高画質映像処理が魅力
ハイビジョン画質の24インチ液晶テレビ。東芝独自のレグザエンジンで残像を低減し色彩豊かな映像処理を行うので、立体感のある高画質な映像を楽しむことができます。
地上/BS/110度CS放送チューナーを2基搭載、ウラ録が簡単にできます。
ネット動画を高画質で!
高コスパで人気のハイセンス。ネット視聴の需要に応じた機能が充実しています。
テレビ画面上では、YouTubeやネット配信動画など、好きなコンテンツを好きな配置にカスタマイズすることが可能。
それだけではなくネット動画用の高画質処理機能を追加し、斜めからみても美しい画質が保たれえるADSパネルを搭載し、ネットコンテンツに適した視聴を楽しむことができます。

外づけHDDで録画にも対応
観たい番組が裏番組で被って観られない! ということは誰しもが経験したことでしょう。いままでは我慢していたという方でも、Wチューナー搭載で裏番組録画ができるこちらのテレビなら、迷うことはありません。
市販の外づけHDDをテレビに接続するだけで、レコーダー代わりにテレビ番組の録画ができます。毎週欠かさず観ているドラマは録画で、映画はリアルタイムで観ることも可能。レコーダーを新たに買うよりも手軽なところもポイントです。

コスパにすぐれたバランスのいいコンパクトモデル
コンパクトなテレビは価格が手ごろにはなりますが、機能面に不満を覚えることも少なくありません。とくに端子類は、ゲーム機やブルーレイプレイヤーをつなぐ上で大切なポイントになります。
こちらの商品はHDMIが2つ、録画に使用するHDDを繋ぐUSBポートが2つと、多くの端子が揃っていますので、カジュアルに使う方であればあまり困ることはないでしょう。
最近では削られることもあるコンポジット端子(昔ながらの赤、白、黄色の3色端子)も搭載。DVDプレイヤーや少し古めのゲーム機にもしっかりと対応しますよ。
ハードディスク内蔵にDVDプレイヤー付きのテレビ
500GBのハードディスクが内蔵されているテレビ。買ってテレビにつなぐだけで番組予約ができてしまいます。また、本体にDVDプレイヤーが付いているのでわざわざプレイヤーを購入する必要もありません。
これから一人暮らしをはじめる方におすすめの欲しい機能がすべて備わっているテレビになります。

32インチとしては珍しいフルHDモデル
置き場所は限られるけど、せっかく買うならなるべくきれいなテレビがいいなと思っている方は、SONYのBRAVIAがおすすめ。衛星放送で放送されているスポーツ中継や海外ドラマなども、本来の画質をそのまま楽しめます。フルHDパネルですので、32インチ以下のHDパネルからの買い換えや、画質のよいテレビを探しているのであれば本機種を選ぶとよいでしょう。
元の映像をさらにきれいにしてくれる映像エンジンも搭載されていますので、スマホやビデオカメラで写した映像もこまやかに映します。たとえ元データーがDVDであっても、つなげた映像をきれいに映してくれます。思い出のビデオや懐かしの番組などを観たい人にもおすすめです。

スマホでテレビを有効活用できます
スマホに専用のアプリをインストールすることで、リモコン代わりに使えるのが特徴。電源のオンオフやボリュームを調整する以外にも、録画した番組を楽しんだり、Youtubeのおすすめ動画を大画面で視聴したりできます。サムネイル画像を観ながら選べますので、どんな動画なのかもわかりやすいですよ。
「TV Remote2 フルモード」なら、スマホの動画や写真をテレビの画面で再生できます。スピーカー代わりにしてお気に入りの音楽を流したり、動画アプリの視聴など、シーンに応じていろいろな使い方ができるテレビです。

正面も横からもきれいに見えるIPSパネル搭載
テーブルに座りながら食事をしているときはキレイなのに、ラグの上で横になりながら観ると白っぽく映って見づらいと感じたことはないでしょうか。本製品なら正面はもちろん、斜めから観ても色鮮やかに見えるIPSパネルを搭載していますので、姿勢や場所を問わずきれいな映像が楽しめます。
ソファやベットなど、視聴スポットが何カ所かあるという人には、視野角の広いテレビが向いていますよ。
人気のアイリスオーヤマの32型液晶テレビ
圧倒的に安い価格が魅力の32型液晶テレビ。VAパネルは高コントラストで、漆黒の闇まで明暗をくっきりと再現しています。
アイリスオーヤマ独自のチューニングにより目に優しい自然な色合いもポイント。Wチューナー搭載で裏番組録画まで可能ですが、記録は別売りのHDDになります。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 一人暮らし向けテレビの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの一人暮らし向けテレビの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】そのほかのテレビもチェック
最後に|エキスパートのアドバイス
横転防止用のシートやシールなど地震対策を忘れずに
中型パネル以上のテレビは、どうしても横転が気になります。横転するとパネルが割れるだけでなくケガの元に。
耐震ベルトや耐震ジェルといったものが1,000円前後で販売されていますので、あわせて購入しておくとよいですよ。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。 大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。 一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。 現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。