手洗い石鹸の選び方 汚れや見えない菌を落とす
まずは手洗い石鹸の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記3点!
【1】肌質に合う成分の石鹸を選ぶ
【2】石鹸のタイプから選ぶ
【3】製造方法をチェック
医療ライター・西村テツジさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの手洗い石鹸を選ぶために参考にしてみてください。
【1】肌質に合う成分の石鹸を選ぶ
手洗い石鹸は肌へ負担をかけてしまうことも多く、石鹸によって肌が荒れてしまうことも。そこで、肌質に合う成分の石鹸を選ぶようにしましょう。
乾燥が気になるなら保湿成分入り
石鹸で手を洗うと、菌や汚れと一緒に皮脂まで落としてしまい、肌が乾燥しやすくなります。そのため、もともと乾燥肌に悩む人は、「グリセリン」などの保施設成分の入った手洗い石鹸を選びましょう。
保湿成分があると洗ったあとの肌のつっぱり感などがなくなり、しっとりとした洗い上がりに。清潔の保持と肌の保護を両立するためにも、保湿成分の有無はきちんと確かめておきましょう。
オイリー肌の人には洗浄力が高いもの
とくに肌の悩みがない人や皮脂の多いオイリーな肌の人は、しっかりと汚れを落とせる洗浄力の高い石鹸を手に入れましょう。皮脂汚れや毛穴詰まりなどの悩みにもしっかりアプローチすることで、すっきりとした洗い上がりを体感できます。
ただし、洗浄力が強くなるほど肌への負担が大きくなる点には注意。使用するなかで違和感があれば、使うのを中断しましょう。
敏感肌には刺激の低いもの
赤みがあらわれやすいなど、肌が敏感な人は乾燥肌の人と同じように、保湿成分が配合された石鹸がぴったり。肌を保護してくれる成分が入った石鹸を選ぶことで、洗浄成分による負担を抑えられます。
また、洗浄力がマイルドな低刺激の石鹸などもおすすめ。ふだん使っている石鹸やハンドソープなどを参考にして、肌にやさしいものを手に入れましょう。
【2】石鹸のタイプから選ぶ
石鹸は大きく3つの種類に分けられ、タイプごとに石鹸分という成分の含有量が変わります。そこで、それぞれのタイプの特徴を知り、自分の使い方などに合わせた石鹸を手に入れましょう。
添加物入っていない、肌にやさしい純石鹸
界面活性剤を使用せず、石鹸分が98%以上含まれているものを「純石鹸」と呼びます。純石鹸は添加物を追加して作られていないので、肌にやさしい石鹸です。
また、石鹸分が100%ではないのは、製造上生まれてしまう油脂が含まれています。そのため、純石鹸のなかでも石鹸分が高いほど添加物が少ないのではなく、純石鹸に分類されている時点で添加物などの影響はないと考えておきましょう。
添加物を含むものの、敏感肌で保湿重視なら化粧石鹸
「化粧石鹸」は、石鹸分が93%以上であり、やや添加物が含まれている石鹸のこと。ただ、グリセリンなどの天然由来の保湿成分が含まれている場合もあり、すべてが肌への負担が大きいとはいえません。
そのため、乾燥肌の人など保湿成分を重視したい場合には、純石鹸よりも化粧石鹸のほうがいい場合があります。
医薬部外品で、感染症対策にぴったりな薬用石鹸
「薬用石鹸」は「医薬部外品」としても扱われており、殺菌などに作用する有効成分が配合されている石鹸を指します。手指の清潔をしっかりキープできるため、感染症などの対策に使いたい人にぴったりなタイプです。
ただし、洗浄作用が強いため、肌への負担が大きくなりやすいことも。そのため、殺菌や洗浄成分だけでなく、保湿成分などが含まれているかもチェックしておきましょう。
【3】製造方法をチェック
石鹸には、鹸化法や中和法、練りといった製造方法があります。実は、製造方法によって使用する原料が異なるだけでなく、泡立ちや保管方法、価格などが変わります。
原料の成分を重視したいなら「コールドプロセス製法」、安価な石鹸を手に入れたいなら「中和法」など、目的や使い方に合わせた製造方法を選んでみましょう。
肌質に合わせて使い分け!おすすめ手洗い石けん 【医療ライター】がアドバイス
手洗い石けんは、ご自身の肌質に合わせて、選ぶのがポイントです。乾燥肌の方には、保湿成分が配合されているもの、オイリー肌の方には洗浄力が強いもの、また敏感肌の方には、低刺激性のものが販売されています。
手洗い石鹸のおすすめ商品
ここからは、医療ライター・西村テツジさんと編集部が選んだ、おすすめの手洗い石鹸をご紹介します。
▼おすすめ4選【乾燥肌向け】
▼おすすめ3選【オイリー肌向け】
▼おすすめ4選【敏感肌向け】
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ4選【乾燥肌向け】 保湿成分入り、しっとりとした洗い心地など
まずは、乾燥肌の人にぴったりの手洗い石鹸から見ていきましょう!
『カウブランド 赤箱 10コ入』は、保湿成分スクワランを配合しているので、肌を乾燥から保護し、肌にやさしい弱アルカリ性の石けんです。
洗顔にも使え、ローズ調の香りでこころも安らぎます。

ミルク成分とスクワランで肌のうるおいをキープ
発売当初から続く、約1週間かけて熟成させる「釜だき製法」によって作られる石鹸。原料には、新鮮な牛乳から作られるミルクバターを用いることで、肌の調子を整えなめらかな肌へと導いてくれます。
さらに、うるおい成分であるスクワランを配合し、肌の乾燥をしっかり軽減。肌のうるおいをキープさせ、すべすべした魅力的な肌を目指しましょう。
手指のキレイを目指せる石鹸
ヒアルロン酸やコラーゲンといった美容成分を配合し、肌の調子を整えることでキレイな手指のサポートをする手洗い石鹸。さらに、植物由来の保湿成分により肌のうるおいをキープし、しっとりとした洗い上がりを実現しています。
そのため、乾燥肌などで悩んでいる人でも肌をいたわりながら使える、肌にやさしい手洗い石鹸です。
きめこまかい泡がしっかり伸びる!
1890年から続く長い研究のなかで作られたこの商品は、きめこまかい濃密泡がヘタることなくスーッと伸びていくのが魅力。最後まで泡が消えずしっかり手指を包みこむことで、手の汚れをやさしく洗い落とせます。
石鹸素地に使われる原料は、すべて植物由来のもの。肌へのやさしさと洗いやすさ、洗い心地など、さまざまなポイントにこだわった石鹸です。
▼おすすめ3選【オイリー肌向け】 洗浄力が高い
続いて、オイリーな肌や普通肌の人にぴったりの石鹸を、3種類紹介していきます。
『洗う、デオドラント石けん』は、殺菌成分を配合した、薬用石けんです。さっぱりとした洗い上がりはもちろん、殺菌成分により、デオドラント効果も期待できますので、汗のにおいが気になる季節にお勧めです。

手汗のニオイをしっかりケア!
有効成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合し、しっかりと手指の汚れや菌を落とせる薬用石鹸。さらに、ニオイケアに有効な成分が配合されているため、手汗などの気になる手指のニオイケアにぴったりです。
また、手指だけでなく脇など幅広い部分に使えるのもうれしいポイント。この商品で、気になる部分のニオイケアをはじめましょう。
※この商品は「医薬部外品」です。
古い角質を取り除きキレイな手指へ
角質ケア成分によって、毛穴の汚れや余分な皮脂をしっかり洗い流し、キレイな肌へと導いてくれる石鹸。洗顔石鹸である本商品ですが全身に使用でき、日々の手洗いに使うことで、うつくしい手もとの実現をサポートしてくれます。
また、泡をのせたまま状態で2~3分待つ「泡パック」を行なうことで、キレイな肌をキープしやすくなります。
▼おすすめ4選【敏感肌向け】 天然素材を使用
最後は、敏感肌の人が使いやすい肌にやさしい手洗い石鹸を紹介していきます。
厳選した植物油脂から作られた石鹸
数ある植物油脂のなかから厳選したものだけを使用して作られた石鹸。香料や着色料、合成界面活性剤を使用していないため、肌へ負担をかけにくく、天然の保湿成分で手肌のうるおいをキープします。
また、石鹸特有のニオイを抑えているのもポイント。すべすべとした洗い上がりとストレスのない使い心地は、毎日使いたくなる石鹸です。
シンプルな素材で作られた丸い石鹸
大豆油や菜種油、パーム油といった、植物由来の油脂を原料に使用し、水とグリセリンを加えてシンプルに仕上げた化粧石鹸。添加物を使用しないことで肌への刺激や負担を抑え、敏感肌の人でも使いやすい石鹸です。
また、球体のような丸いフォルムが特徴的。包み込むように石鹸を掴んで泡立てることで全体が均等に消費され、いびつな形になりにくいでしょう。
『カウブランド 無添加せっけん』は、敏感な肌の刺激因子とされている香料、着色料、パラベン、品質安定剤、アルコール不使用に加えて、皮ふアレルギーテストも実施しており、敏感肌の方の安心を考えた石けんです。

デリケートな肌にも使えるやさしい石鹸
天然油脂から約1週間かけて、じっくり窯で作られた、国産石けん素地のみを使用した純石鹸。油脂に含まれている天然保湿成分を逃さずしっかり閉じ込めることで、肌にうるおいを残したまま手指の汚れを落とします。
肌へのテストを実施しており、テストをクリアした処方だけを採用。肌への刺激や負担が気になる人は、ぜひ使ってみてください。
質の高い食品用天然油脂を使用した純石鹸
精製度の高い食品用天然油脂を原料に使用し、本釜焚き製法でていねいに作られた純石鹸。うるおい成分を石鹸内にしっかり閉じ込めたことで、洗い上がりの肌もしっとりとした肌に仕上がります。
また、添加物を使用していないため、肌へ与える負担が抑えられているのも特徴。敏感肌や肌の弱い人でも、しっかり洗える石鹸です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 手洗い石鹸の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの手洗い石鹸の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
手洗い石鹸をしっかり泡立てるポイント きめ細かい泡でしっかり洗おう
手洗い石鹸で手をしっかり洗うためには、きめこまかい泡を作ることが大切です。そこで、ぬるま湯を使用して石鹸を泡立て、少しずつ立ってくる泡をまとめて潰すように泡へ空気を入れていきましょう。
こうすることでふわっとしたきめこまかい泡に仕上がり、手肌のすみずみまで泡が行き渡りやすくなります。ただ、石鹸や手のひらををこするときには力を抜くようにして、摩擦による刺激をなるべく抑えるように気をつけましょう。
さまざまな原料の石鹸をチェック!
手洗い石鹸で手の清潔をキープしよう! まとめ
手はさまざまなものを掴んだり触れたりする場所であり、知らないうちに汚れや菌が付着していることがあるため、手洗い石鹸でしっかりとキレイにすることが大切。しかし、肌質と石鹸の相性が悪いと、肌荒れや赤みなどのトラブルを招くことがあります。
そこで、今回肌質ごとに分けて紹介した商品や、手洗い石鹸の選び方を参考にして、自分の肌や使い方に合う手洗い石鹸を手に入れてください。そして、毎日の手洗いに購入した石鹸を使用して、手の清潔をきちんとキープしましょう。
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新薬の企画開発を10年経験。その後、日用品メーカーで医薬部外品、化粧品、健康食品の商品企画、マーケティング、新事業開発を18年経験。 健康関連のスペシャリストとして、青汁マイスター・ソムリエ、薬膳コーディネーターの資格を有し、これまでに執筆は100事案を超え、商品企画提案などにも含め幅広く活動中。