「ヘナカラー」のおすすめ商品の比較一覧表
ヘナカラーとは? 使うメリットと注意点を紹介 髪に優しい天然由来成分使用

Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash
髪や頭皮をいたわりながらカラーリングできるヘナカラー。特徴や注意点をしっかりチェックしましょう。
ヘナとは、古くから染料として使われているミソハギ科の植物の色素です。髪に塗ると、ローソニアという色素が髪のタンパク質に反応して着色します。
そんなヘナを使用したヘナカラーは、化学成分を含まずに安全に髪を染めることができるアイテム。自然派の髪染め、髪に良い白髪染めとして人気があります。ただ髪を染めるだけではなく、ヘナで染めた髪はハリやコシが出るといわれていて、ヘアケア感覚で使えるのも人気のポイント。ダメージが気になる方も使用しやすいメリットがあります。
一方、注意点としては、自然派の成分といっても人によってはかゆみやかぶれなどを起こす危険性があることです。アレルギーが気になる方、まだヘナカラーを使ったことがない方は事前にパッチテストをしてから行なってください。また、独特の香りがするので臭いが気になる人もいる、黒髪にヘナを使用しても染まらない、ほかのヘアカラー剤と比べて染めるのに時間がかかるなどのデメリットもあるので、購入前に押さえておきましょう。
ヘナカラーの選び方 おしゃれ染めや白髪染めにも!
ヘナを使ったことがない方は、染まり具合や手触りなど、仕上がりが気になるかもしれません。ここでは、ヘアデザイナーの窪田圭志さんにヘナカラーの選び方を教えてもらいました。
仕上がりの色味に合わせて配合成分を選ぶ
ヘナカラーは、成分表を見て選ぶと理想の髪色に仕上がります。ヘナの染料のみで染めるものだけでなく、ほかの植物染料が配合されていて色味を調整しているものも販売されているためです。違いを知り、かしこく選びましょう。
白髪を隠して自然な色味にしたいなら「ヘナ+インディゴ配合」
インディゴは藍色の色素で、「ナンバンアイ」「木蘭」などの植物から作られます。この色味を加えると、ブラウンやダークブラウンなど日本人の自然な髪色を表現するのに適しているのです。
また、インディゴ配合のものにも2つのタイプがあります。ヘナの粉末自体にインディゴが配合されているものと、ヘナだけで染めたあとにインディゴで暗い色に染める、という2段階の工程があるものです。2段階の工程があるものは、そのぶん手間や必要な時間も増えます。
白髪を自然に染めたい場合や、暗い色にしたい場合は、インディゴなどの植物染料成分がプラスされたものがおすすめです。
明るくおしゃれな印象にしたいなら「ヘナ100%配合」
白髪が少ない場合などは、ヘナ100%のもので染めると、自然に白髪を隠せておしゃれな色味に仕上がります。というのも、ヘナに含まれている色素は、ローソニアという赤色酵素色素。白髪を濃いオレンジ色に染めるので、さりげなく明るい印象を演出できるためです。
ヘナに脱色効果はないため黒髪は染まらず、白髪だけがオレンジ色となり、メッシュを入れたような仕上がりとなります。
ヘナ以外の配合成分を確認して選ぶ
本来ヘナには脱色効果はありません。しかし、脱色する成分を配合したものも販売されており、髪の色が明るく仕上がることがあります。
ほかにも、市販のヘナ製品には化学染料が含まれているものもあります。塩基性染料、ジアミン系染料などです。「塩基性青7」「赤277」「トルエン-2,5-ジアミン」「パラフェニレンジアミン」などの表示がそれにあたります。ジアミン染料配合のものはオレンジ以外の色を楽しみたい方や、パーマやカラーをしている方に向いています。
しっかり成分にこだわりたいという方は、成分表をしっかり確認するとともに、口コミ評価などを見て、信頼できる店舗で購入するなど気をつけましょう。
トリートメント成分や保湿効果のあるものを選ぶ
ヘナカラーの使いはじめは、きしみを感じやすいものです。これは収れん作用によるもので髪が傷んでいるのではないのですが、気になってしまう方も多いようです。
継続して何度か使ううちに、髪にハリやコシがでるなどの効果が期待できます。
ツヤのあるしっとりとした質感に仕上げたいなら、植物由来のトリートメント成分や保湿成分の入った製品がおすすめです。成分表をよくチェックして選んでください。
髪の長さや量にあった内容量を選ぶ
ヘナカラーを購入する時は、髪の長さ・量などに適した、じゅうぶんな量のものを選びましょう。セミロングで髪全体を染めるには、60g程度が一般的です。
一度使うと色が抜けにくいので、髪が伸びて根元が白いのが目立ってきたらリタッチすれば、美しい髪色を保てるはずです。
染めるだけでなくヘアケアをしていきたいという場合は、1カ月に1〜2回程度使うのがおすすめですが、毎日使っても問題はありません。
ヘナカラーのおすすめ15選 ヘナの効果を実感! 自宅で簡単セルフカラー!
ここからは、毛髪改善スペシャリストと編集部が選ぶヘナカラーのおすすめ人気商品を紹介します。なかには薬局・ドラッグストアなどで気軽に購入できるものも。ぜひチェックしてみてくださいね。

ハナヘナ『ハーバルマホガニー』

出典:Amazon

テクノエイト『ピアンタカラー スペシャルブラウン(医薬部外品)』

出典:楽天市場

ハニホコ ハッピーライフ『ハホニコリタ ローソニア ダークブラウン』

出典:楽天市場
ナイアード『ヘナ+木藍 黒茶系』






出典:楽天市場
耀ヘナ研究開発『ナチュラリスト・ヘナ ダークブラウン』






出典:楽天市場
三宝『テンスター ファインヘナ ダークブラウン』

出典:Amazon
アートビーング『マハラニハーバルカラーシリーズ 5・ダークブラウン』












出典:Amazon
Radico『COLOUR ME Organic ダークブラウン』






出典:Amazon
グリーンノート『グリーンノートヘナ オーガニータ ディープブラウン』










出典:Amazon
ピアエンタープライズ『かの子のハーバルヘナ 35番』


















出典:Amazon
イノチ『ハーティーハート 染め粉ヘナ ダークブラウン』








出典:Amazon
ヘナ物語『ダークブラウン』

出典:Amazon
シムシムジャパン『マダムヘナ ダークブラウン』

出典:Amazon
アインズラボ『マハロ ダークブラウン』






出典:楽天市場
HTI『ラジャスタンヘナ ダークブラウン』










出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ヘナカラーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのヘナカラーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
実際に使ってどうだった? 口コミをチェック ヘアカラーの評判は?
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
ナイアード『ヘナ+木藍 黒茶系』の口コミをチェック!

出典:LIPS
髪染めで髪質が良くなるヘナカラーです。
超がつくほど傷んでいて、まだ毛先はブリーチした部分も残っていますがかなり状態が良くなりました。どんなケアや美容院のトリートメントでもダメージケアができなくて、ヘナにたどりつきました。カラーやブリーチ、パーマやデジパなど繰り返していました。
こちらは木藍(もくらん)入りのため、液を作ったら1時間以内に使わないとインディゴが発色しなくなるので割と普通のカラー感覚で染められます。普段30~40分放置して流してます。
少し緩めにペーストをつくるとギシギシ感も弱く、回を重ねることでツヤが出て来てくれます!
ヘナカラーの染め方・使い方のコツ
白髪など部分染めにも使いやすいヘナカラー。ヘナカラーは染まりにくいのでは? と思う方もいらっしゃるかもしれません。ふつうのヘアカラーとは異なる部分もあるので、使い方をしっかりチェックしましょう。
お湯で溶いて冷めないうちに塗る 染め方・使い方のコツ1
ヘナは、使用する前にお湯で溶いてペースト状にします。このときのかたさが重要なポイント! かたすぎると染まりにくくなってしまいますし、薄めすぎないことも大切です。マヨネーズくらいのかたさを目安に、商品の使用方法に従った温度のお湯(45度程度が一般的)で溶きましょう。
そして、ちょうどよいかたさになったら冷めないうちに髪の毛に塗ります。冷めると染まりにくくなってしまうため、再度湯煎して温めるのもおすすめです。やけどに注意して作業しましょう。
加熱OKのものは、ドライヤーで温めるとよく染まる 染め方・使い方のコツ2
ヘナを使用する前は、頭皮にオイルをつけてガードしておくのがおすすめです。
加熱使用OKのものは、ヘナを髪の毛に塗り終わったらラップを巻いて、ドライヤーの温風を2〜3分当てるとよく染まります。次に、タオルやヘアキャップで髪を覆い、温度を保って放置します。放置時間は商品によって異なりますが、だいたい30分〜1時間くらいのようです。放置時間をしっかり守りましょう。
ヘナを洗い流す時は、すぐにすべてを流そうとするのではなく、かたまっているヘナに少し水分を含ませて、ほぐすように揉み込んでからにしましょう。シャンプーをしてもよいですが、少なめにしてお湯でしっかり流すのがよいでしょう。染めたてよりも、48時間ほど時間が経つと色が定着してきます。
ヘナカラーで染めるときの注意点
ヘナカラーは放置する時間を含めると、一回に1時間半くらいかかります。放置時間・置き時間が短いとうまく染まらず色落ちの原因になるので、パッケージに書かれている時間は必ず守りましょう。カラーを継続するためには、いつヘナカラーをするかスケジュールを考えておくことをおすすめします。また、タオルや爪、枕カバーなどに色素が付着する可能性もあるので、十分気をつけましょう。
ヘナカラーによって、染めた直後に髪が緑色に見えることもありますが、2~3日経過すると地毛になじんだ落ち着いた色味になります。
毛髪改善スペシャリストからのメッセージ
Hairsalon PAPERS Tokyo代表 ヘアデザイナー
地肌にやさしいもので髪を染めたい方、髪のダメージやエイジングサインが気になる方におすすめなのがヘナカラーです。天然100%は、髪を傷めにくいだけではなく、すでに傷んだ髪の補強もしてくれるので自然なハリ・ツヤ・コシがでます。
ヘナカラーなら、地肌や髪をいたわりながら髪を美しく染めることができます。
白髪染め・ヘアカラーのおすすめ記事はこちら
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ヘナで自分にあったセルフケアを
ヘアデザイナー・毛髪改善スペシャリストの窪田圭志さん監修のもと、ヘナカラーのなかからおすすめのアイテムや使い方のポイントをご紹介しました。
植物由来の成分で、トリートメント効果もあるということで、美容室だけでなく、自宅でのセルフカラーにも使いやすいですよね。ぜひ、選び方や使い方の情報を参考にして、白髪ケアに取り入れてみてください。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
サロンワークを中心に一般誌・業界誌・広告撮影 ヘアカット・パーマのセミナー講師、海外・国内でのヘアーショー出演、 商品開発やアドバイザーとして幅広く活躍中。 テレビ放送で話題になった毛髪改善水素トリートメント『MKスムーストリートメント』とヘアケアカウンセリングが大人気。毎週日曜日TBS系列放送『林先生の初耳学』の《アンミカ先生の教えるパリコレ学》でモデル候補生の『人生が変わる!ヘアカット』を担当。