ホラー小説おすすめ36選！大賞受賞や本当に怖い海外作も【人気・有名作家を厳選】

恐怖を題材にしてストーリーを描き、文字だけで恐ろしさを伝えてくるのがホラー小説です。ひとりで物語と対峙するため、ゾクゾクまたは背後から迫りくるようなひっそりとした恐怖感が味わえます。

読んでいる最中や読み終わったあとには「トイレにひとりで行けなくなる！」と感じてしまっても、日常的にスリルを味わえるジャンルのため人気が高いです。今回はホラー小説の選び方をご紹介するので、ぜひ自分好みの物語に出会う指針にしてください。

ここでは、みんながおすすめする「ホラー小説」を紹介します。 商品の口コミはもちろん、おもしろさ、知名度、読みやすさといった評価ポイントも聞いてみたので、各項目にも注目して商品選びの参考にしてください！

その他にもおすすめしたい商品があるよという方は、ぜひ記事後半にある投稿フォームからご紹介をお願いします。

それでは、ホラー小説のおすすめ作品を紹介します。角川や新潮社、幻冬舎などさまざまな出版社の作品の概要をご紹介していきます。ぜひ興味をそそる作品を探してみてくださいね。

Amazon、楽天市場でのホラー小説の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

それでは、ホラー小説の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。

【1】短編・長編で選ぶ
【2】ホラーのジャンルで選ぶ
【3】文学賞などを受賞した作品から選ぶ
【4】映像化した作品で選ぶ
【5】海外作品から選ぶ
【6】新刊から選ぶ

上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

ホラー小説に限らず、物語は文章量によって、短編や長編にわけられます。まずは、どの長さのホラー小説を自分が求めているのか考えてください。短編小説は短めの物語がひとつずつ収録されています。日ごろ小説を読み慣れていない人は、読み終えた達成感を味わえるように短編小説を選ぶといいです。

一方、長編小説は上・中・下にわかれるほど長い作品もあり、読者を物語に深く入り込ませます。まずは短編小説を読んで、お気に入りの著者が見つかったら、同じ著者の書いた長編小説を選んでもいいでしょう。

ひと口にホラー小説といっても、初心者の方でも読みやすい内容の作品から、リアルでグロテスクな描写のものまで、そのジャンルはさまざまです。

ファンタジーホラーとは、そのとおりファンタジー要素とホラー要素が合わさったジャンルです。どこか幻想的でノスタルジックなストーリーは、読み終えた後に何とも言えない余韻や切なさを残していきます。ホラー小説初心者の方や、怖すぎる作品は苦手な方でも読みやすいでしょう。

『夜市』『かにみそ』『てふてふ荘へようこそ』など、ホラー要素だけではない、ちょっぴり切なくほっこりするストーリーが魅力です。

オカルトホラーは、幽霊や妖怪、ゾンビなど、人間ではないものによる怪奇現象を描いたもの。ホラー小説の王道ジャンルになりますが、ストーリーによって恐怖レベルはさまざま。なかにはあまりの怖さに、本を閉じてしまいたくなるほどのものも……。日本の怪談話を描いたものもあれば、実際に存在する心霊スポットをテーマにしたものなどもあります。

オカルトホラー作品には映画化された作品も多く、『リング』や『呪怨』『残穢』といった名作も数多く生み出されています。

サイコホラー小説は、幽霊などの怪奇現象の恐怖ではなく、人間の狂気を題材に描いたホラーです。普通の人には到底理解しえないような、常軌を逸したサイコパスの行動。「本当に怖いのは、幽霊ではなく人間なのかも……？」と思わせるリアルなおぞましさは、怖いのについつい読み進めてしまうおもしろさがあります。

サイコホラーを描いた小説には、『黒い家』『リカ』『東京二十三区女』などがあげられます。

推理小説が好きな方には、ミステリーホラーがおすすめです。刑事や探偵といった主人公が、謎の事件を推理するところに焦点を置きながらストーリーが展開されていくため、いろいろな伏線が仕掛けられているのも引き込まれるポイントです。

代表作は、『呪われた町』『火のないところに煙は』『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』など。

SFホラーは、科学的な空想をテーマにしたジャンルのホラー小説。科学や宇宙、未確認生命体といったものから、未知のウイルスによるパンデミックなど、バイオホラーなどもあります。「未来ではこういったことが起こるかもしれない」と空想しながら読むのもまた楽しさのひとつです。

SFホラーを読みたい方には、『新世界より』『パラサイト・イヴ』『霧が晴れた時 自選恐怖小説集』などがおすすめです。

各種の文学賞を受賞した作品は他者からの評価も高いので内容に期待がもてます。

「日本ホラー小説大賞」とは角川書店が1994〜2018年まで主催していたコンテストです。日本ホラー小説大賞で受賞した作品は、のちに書籍化して多くの人々に読まれました。なかには映像化した作品もあります。

日本ホラー小説大賞は2018年で終了しましたが「横溝正史ミステリ大賞」と統合し「横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」として開催されています。人気作品を読むなら「日本ホラー小説大賞」や「横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」を受賞した作品から探してみましょう。

「本屋大賞」は「全国書店員が選んだ いちばん！ 売りたい本 本屋大賞」をコンセプトに掲げ、2004年度から開催しているコンテストです。現役書店員が、おもしろいと思った本や自分の店舗で売りたい本、客に勧めたいと思った本を投票するシステムとなっています。毎年多くの作品が話題にあがります。

本屋大賞に選ばれた作品は、書店員という読者に近い目線で選出されているので内容にも期待がもてるでしょう。選ばれる作品はホラー作品だけとは限りませんので、推薦文をよく読んで選んでみてください。

ホラー小説のなかでも、映像化されている作品は高い評価を得ており、人気があるという証拠。ホラー小説をこれまで読んだことがない方は、ドラマ化や映画化された作品から選ぶのもひとつです。

ホラー小説からドラマ化した作品がいくつかあります。鈴木光司の代表作ともいえる『リング』が最初に映像化されたのは1995年のドラマです。2012年にBSプレミアムにてドラマ化されたのは乾ルカの『てふてふ荘へようこそ』。2016年には内藤了の『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』、2019年には長江俊和の『東京二十三区女』がWOWOWにてドラマ化されました。

上記ドラマ作品を見たことがある人は、原作小説を読んでみるのもいいでしょう。

2〜3時間の映画のなかにギュッと凝縮して再現された小説作品もあります。鈴木光司の『リング』は1998年に映画化され大ヒットを記録。日本の人々を恐怖の世界へ導き震撼させました。続編やパラレル作品として『リング2』や『らせん』を製作するに至り、のちにハリウッドでもリメイクされるなど、日本の代表的なホラー作品です。

また、2003年の映画『呪怨』はホラーの名手である大石圭によって小説化されています。一度映画を見た人も文字による恐怖を再度味わってみるのもいいでしょう。

ドラマや映画ではなくアニメ化されたホラー小説もあります。2006年にアニメ化した『ゴーストハント』は小野不由美の小説をもとに作成されています。2010年のアニメ『屍鬼』も小野不由美のホラー小説が原作です。

貴志祐介が発表した『新世界より』や綾辻行人の『Another』も2012年にアニメ化されています。「このアニメって小説が原作なんだ！」と思った人は、ぜひ原作であるホラー小説を手にとってみましょう。

国内のみならず、海外のホラー作品にも名作がたくさんあります。ロバート・ルイス・スティーヴンソンによるホラー小説『ジーキル博士とハイド氏』は、1880年代にイギリスで出版されました。100年以上のときを経ても愛され続けている作品は、1994年に日本語に訳されています。

スーザン・ヒルの『黒衣の女 ある亡霊の物語』は『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』として2012年に映画化もされた作品で、霊的な恐怖感を味わえます。モダン・ホラーの巨匠スティーヴン・キングが描いた『呪われた町』は上下巻にわかれた長編小説。スティーヴン・キングが「恐怖の帝王」の名を不動のものにした作品です。

多くの作品が翻訳されていますので、ぜひ海外作品にも目を向けてみましょう。

人気作品や著名な作品から選ぶのもいいですが、新しい出会いを求めるなら新刊から探してみるのもいいでしょう。新刊は発刊日から約3カ月間までの書籍のことを指します。

新刊は毎月さまざまな出版社から出されており、新鋭の著者に出会えることも。新刊の情報は各出版社のホームページに掲載されているので、お気に入りの出版社のサイトをチェックしてみましょう。

「ホラー小説を読むだけでは足りない！」という人は、自分で書いてみるのもいいでしょう。ホラー小説の書き方のポイントをご紹介します。

ホラー小説はいくつかのジャンルにわけられます。心霊もの（＝ホラー）は書き手も読み手も想像できる、一般的なジャンルです。また、人間の心情を投影したものや連続殺人を犯すシリアルキラー、ゾンビや化物など架空のモンスターもの、多重人格などの病気など、ほかにもホラーに分類できる内容が多数あります。

まずは、自分がどのようなジャンルで描きたいのかを考えてから、作成に移ってください。

ホラー小説は読み手を恐怖の世界に導く作品です。しかし、驚かせ方にはおもに「ジワジワ系」と「ビックリ系」のふたつのパターンがあります。ジワジワ系は読者に対してひっそりと忍び寄るような恐怖を積み重ねるパターンです。一方、ビックリ系は霊や化物などを急に描写して大きく驚かせる手法です。

ホラー小説は文字だけで恐怖感を伝えなければなりません。はじめてホラー小説を書く人は、気味の悪さを重ねて徐々に恐怖させるようなジワジワ系からはじめてもいいでしょう。

どのようなジャンルでも描写のていねいさは欠かせません。ポイントはいかに主人公に感情移入させられるか、といえるでしょう。実体験ならこまかい描写ができるのでおすすめです。実体験がない人は、読者が構えていない場面で恐怖をもってくるなど、ホラー作家として活動している方の手法をまねしてもいいです。

ホラー小説は音による効果音はつけられませんが、文字でこまかく描くことができます。これは書き手の語彙の多さが影響するため、人気作品を読み込んでどのような表現をしているのか学んでください。

本記事ではホラー小説の選び方とおすすめ商品を紹介しました。ホラー小説は賞を受賞した作品で選ぶのがポイントです。第三者から高く評価されているので読んだあとに満足感を得られるでしょう。

また、映像化して話題になった作品なら文章になると違った視点を得られる可能性も。ホラー小説を読み慣れていない人は短編集から挑戦し、気に入った作家が見つかれば長編に手を出すのもいいでしょう。

今回紹介したおすすめ商品をぜひ参考にしてみてください。

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