PR(アフィリエイト)

小説のおすすめ人気作品80選!話題の新作やミステリーなど【映画・ドラマ化した作品多数】

流浪の月 (創元文芸文庫 LA な 1-1)
流浪の月 (創元文芸文庫 LA な 1-1)

◆本記事はプロモーションが含まれています。
◆本記事は2022年10月14日に公開された記事です。

ページをめくるごとに、さまざまな世界へ誘ってくれる小説の数々。小説のジャンルも多岐にわたり、これまでに読んできたジャンル以外の小説に興味がある人も多いのでは?

しかし、どんな小説があるかわからず、結局いつものジャンルを読んでいることもあるのではないでしょうか。

この記事では、司書教諭・yokoさんと編集部が、新刊、ミステリー、恋愛、SF・ファンタジー、歴史・時代のジャンルごとにおすすめの小説を紹介します。

後半には、比較一覧表や通販サイトの最新人気ランキングもあるので、売れ筋や口コミとあわせてチェックしてみてください。


この記事を担当するエキスパート

司書教諭資格
タクミ
司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:ファッション、本・音楽・映画
横尾 忠徳

「本・音楽・映画」「ファッション」カテゴリーを担当。本はkindle、音楽はSpotify、映像はNetflixを愛用、見たい映画は劇場にも通う。ドメブラからファストファッションまで服とスニーカーが好きな50代編集者。

商品名 画像 購入サイト 特徴 著者 出版社 ページ数 発行日
新潮社『街とその不確かな壁』 新潮社『街とその不確かな壁』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

現実と非現実とを隔てる壁の正体は? 村上春樹 新潮社 672ページ 2023/4/13
毎日新聞出版『永遠と横道世之介 上』 毎日新聞出版『永遠と横道世之介 上』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

等身大の主人公たちに思わずほっこり 吉田修一 毎日新聞出版 352ページ 2023/5/26
KADOKAWA『魔女と過ごした七日間』 KADOKAWA『魔女と過ごした七日間』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

不思議な少女と事件の真相を捜す、ひと夏の大冒険 東野圭吾 KADOKAWA 416ページ 2023/3/17
KADOKAWA『777 トリプルセブン』 KADOKAWA『777 トリプルセブン』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

とびきり不運な殺し屋たちが繰り広げるドタバタ劇 伊坂幸太郎 KADOKAWA 296ページ 2023/9/21
集英社『鈍色幻視行』 集英社『鈍色幻視行』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

関係者と「呪いの小説」を紐解く贅沢な船旅へ 恩田陸 集英社 656ページ 2023/5/26
文藝春秋『夜に星を放つ』 文藝春秋『夜に星を放つ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

第167回直木三十五賞受賞作 窪 美澄 文藝春秋 224ページ 2022/5/30
文藝春秋『紙の梟 ハーシュソサエティ』 文藝春秋『紙の梟 ハーシュソサエティ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

この世界は「harsh society」なのか? 貫井徳郎 文藝春秋 376ページ 2022/7/15
幻冬舎『イマジン?』 幻冬舎『イマジン?』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

「有川 ひろ」改名後のお仕事小説 有川ひろ 幻冬舎 395ページ(単行本)、516ページ(文庫本) 2020/01/23(単行本)、2022/8/4(文庫本)
文藝春秋『ギフテッド』 文藝春秋『ギフテッド』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

華やかにみえる夜の街にもある「死」 鈴木涼美 文藝春秋 120ページ 2022/07/12
文響社『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』 文響社『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

「夢ってなんだろう」と思ったら開く本 水野敬也 文響社 544ページ 2022/5/19
双葉社『告白』 双葉社『告白』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

愛娘を生徒に殺された教師の復讐劇 湊かなえ 双葉社 268ページ(単行本)、320ページ(文庫本) 2008/8/5(単行本)、2010/4/8(文庫本)
講談社『希望の糸』 講談社『希望の糸』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

善人が殺されたとき家族の真実も明らかに 東野圭吾 講談社 354ページ(単行本)、400ページ(文庫本) 2019/7/5(単行本)、2022/7/15(文庫本)
角川春樹事務所『落日』 角川春樹事務所『落日』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

「令和いちの驚き、感動」といわれた作品 湊 かなえ 角川春樹事務所 384ページ(単行本)、432ページ(文庫本) 2019/9/3(単行本)、2022/08/9(文庫本)
新潮社『#真相をお話しします』 新潮社『#真相をお話しします』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

騙されて怒る人にはおすすめできない小説 結城真一郎 新潮社 224ページ 2022/6/30
文藝春秋『沈黙のパレード』 文藝春秋『沈黙のパレード』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

ガリレオシリーズ6年ぶりに再始動 東野圭吾 文藝春秋 496ページ 2018/10/11
KADOKAWA(カドカワ)『テスカトリポカ』 KADOKAWA(カドカワ)『テスカトリポカ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

裏社会とアステカを題材にしたクライムノベル 佐藤 究 KADOKAWA(カドカワ) 560ページ 2021/2/19
KADOKAWA『黒牢城』 KADOKAWA『黒牢城』

※各社通販サイトの 2024年6月24日時点 での税込価格

4大ミステリを完全制覇した戦国×ミステリー 米澤穂信 KADOKAWA(カドカワ) 448ページ 2021/6/2
講談社『十角館の殺人』 講談社『十角館の殺人』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

デビュー作にしてミステリー界に影響を与えた作品 綾辻行人 講談社 290ページ(単行本)、512ページ(文庫本) 1987/8/27(単行本)、2007/10/16(文庫本)
文藝春秋『容疑者Xの献身』 文藝春秋『容疑者Xの献身』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

湯川博士が真相を探る直木賞受賞作 東野圭吾 文藝春秋 360ページ(単行本)、394ページ(文庫本) 2005/8/29(単行本)、2008/8/5(文庫本)
講談社『麒麟の翼』 講談社『麒麟の翼』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

麒麟の翼に込められた思いとは 東野圭吾 講談社 330ページ(ハードカバー)、384ページ(文庫本) ‎ 2011/3/3(ハードカバー)、2014/2/14(文庫本)
早川書房『そして誰もいなくなった』 早川書房『そして誰もいなくなった』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

密室殺人のバイブルともいえる名作 アガサ・クリスティー著、青木久惠訳 早川書房 ‎ 387ページ 2010/11/10
小学館『謎解きはディナーのあとで』 小学館『謎解きはディナーのあとで』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

毒舌執事の安楽探偵ぶりが楽しめる 東川篤哉 小学館 255ページ(単行本)、348ページ(文庫本) 2010/9/2(単行本)、2012/10/5(文庫本)
早川書房『オリエント急行の殺人』 早川書房『オリエント急行の殺人』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

豪雪に閉じ込められた密室での殺人 アガサ・クリスティー著、山本 やよい訳 早川書房 413ページ 2011/4/5
講談社『すべてがFになる』 講談社『すべてがFになる』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

研究者は密室でどのように殺された? 森博嗣 講談社 370ページ(新書)、524ページ(文庫本) 1996/4/3(新書)、1998/12/11(文庫本)
KADOKAWA『シャーロック・ホームズの冒険』 KADOKAWA『シャーロック・ホームズの冒険』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

ホームズ初心者にも読みやすい短編集 コナン・ドイル著、石田 文子 訳 KADOKAWA 455ページ 2010/2/25
KADOKAWA『八つ墓村』 KADOKAWA『八つ墓村』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

何度もメディア化された不動の人気作品 横溝正史 KADOKAWA 320ページ(文芸書)、494ページ(文庫本) 1996/5/24(文芸書)、1971/4/26(文庫本)
光文社『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』 光文社『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

人気シリーズのなかでもとくに高い評価を受ける作品 西村京太郎 光文社 405ページ 2009/9/8
講談社『汝、星のごとく』 講談社『汝、星のごとく』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

珠玉の恋愛小説 凪良 ゆう 講談社 352ページ 2022/8/4
KADOKAWA『今夜、世界からこの涙が消えても』 KADOKAWA『今夜、世界からこの涙が消えても』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

誰も知らない「忘れられない初恋」 一条 岬 KADOKAWA 272ページ 2022/6/24
KADOKAWA『ある日、僕が死にました』 KADOKAWA『ある日、僕が死にました』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

5カ国で40万部以上読まれている話題作 著者 イ・ギョンヘ、翻訳 小笠原 藤子 KADOKAWA 192ページ 2022/4/4
KADOKAWA『冷静と情熱のあいだ Rosso』 KADOKAWA『冷静と情熱のあいだ Rosso』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

10年前の約束を覚えていますか 江國香織 KADOKAWA 271ページ(単行本)、288ページ(文庫本) 1999/10/1(単行本)、2001/9/25(文庫本)
東京創元社『流浪の月』 東京創元社『流浪の月』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

二人の物語が15年の時を経て、再び動き出す 凪良 ゆう 東京創元社 335ページ 2019/8/30
文藝春秋『イニシエーション・ラブ』 文藝春秋『イニシエーション・ラブ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

読み返し必至の変わった恋愛小説 乾くるみ 文藝春秋 263ページ(単行本・原書房)、 272ページ(文庫本) 2004/3/1(単行本)、2007年04月10日(文庫本)
KADOKAWA『レインツリーの国』 KADOKAWA『レインツリーの国』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

障がい者の話ではなく、恋愛小説 有川 浩 KADOKAWA 208ページ(単行本)、240ページ(文庫本) 2006/9/28(単行本・新潮社)、2015年09月24日(文庫本)
小学館『世界の中心で、愛をさけぶ』 小学館『世界の中心で、愛をさけぶ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

流行語にもなった人気作品 片山恭一 小学館 206ページ(単行本)、240ページ(文庫本) 2001/3/1(単行本)、2006/7/6(文庫本)
幻冬舎『サヨナライツカ』 幻冬舎『サヨナライツカ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

25年経っても思い出は色あせることがない 辻 仁成 幻冬舎 246ページ(単行本)、267ページ(文庫本) 2001/1/9(単行本・世界文化社)、2002/7/5(文庫本)
双葉社『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』 双葉社『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

未来に悩む僕に過去の彼女からのメッセージ 住野よる 双葉社 288ページ(単行本)、328ページ(文庫本) 2015/6/17(単行本)、2017/4/27(文庫本)
KADOKAWA『図書館戦争』 KADOKAWA『図書館戦争』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

守りたいのは、愛する本と王子様? 有川 浩 KADOKAWA 345ページ(単行本)、398ページ(文庫本) 2006/2/1(単行本・メディアワークス)、2011/4/23(文庫本)
小学館『いま、会いにゆきます』 小学館『いま、会いにゆきます』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

雨の季節が待ち遠しくなりそう 市川拓司 小学館 374ページ(単行本)、432ページ(文庫本) 2003/2/27(単行本)、2007/11/6(文庫本)
KADOKAWA『小説 君の名は。』 KADOKAWA『小説 君の名は。』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

映画の感動をそのまま追体験できる作品 新海 誠 KADOKAWA 260ページ(単行本)、272ページ(文庫本) 2018/12/22(単行本・汐文社)、2016/06/18(文庫本)
講談社『ノルウェイの森 上』 講談社『ノルウェイの森 上』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

動乱の時代を背景にさまざまな愛の姿を描いた作品 村上春樹 講談社 268ページ(単行本)、304ページ(文庫本) 1987/9/10(単行本)、2004/9/15(文庫本)
幻冬舎『植物図鑑』 幻冬舎『植物図鑑』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

家事もできる「躾けられたいい子」の正体とは? 有川 浩 幻冬舎 360ページ(単行本)、425ページ(文庫本) 2009/6/30(単行本・角川書店)、2013/01/11(文庫本)
KADOKAWA『恋愛中毒』 KADOKAWA『恋愛中毒』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

恋愛にがんじがらめになる女性を描いた作品 山本文緒 KADOKAWA 352ページ(単行本)、416ページ(文庫本) 1998/11/30(単行本)、2002/6/25(文庫本)
KADOKAWA『日本沈没』 KADOKAWA『日本沈没』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

50年経っても色あせない、日本のSF小説の頂点 小松左京 KADOKAWA 409ページ(上)、 416ページ(下) 1973/1/1(新書・光文社)、1995/4/1(文庫本)
早川書房『アルジャーノンに花束を 新版』 早川書房『アルジャーノンに花束を 新版』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

最後の一文に込められた思いに涙 ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳 早川書房 ‎ 464ページ 2015/03/13
早川書房『一九八四年 新訳版』 早川書房『一九八四年 新訳版』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

近未来起こるかもしれない統治下の恐怖政治を描く ジョージ・オーウェル著、高橋和久訳 早川書房 512ページ 2009/07/18
早川書房『われはロボット 決定版』 早川書房『われはロボット 決定版』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

ロボットとのつき合い方や距離感を再確認したくなる アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳 早川書房 431ページ 2004/08/06
岩波書店『はてしない物語』 岩波書店『はてしない物語』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

ふたりの少年のそれぞれの冒険物語 ミヒャエル・エンデ著、上田 真而子・佐藤 真理子訳 岩波書店 589ページ(ハードカバー)、330ページ(文庫本・上)、418ページ(文庫本・下) 1982/6/7(ハードカバー)、2000/6/16(文庫本)
早川書房『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 早川書房『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

AIが進化した現代にこそ読みたい小説 フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳 早川書房 336ページ 1977/03/16
講談社『新世界より』 講談社『新世界より』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

かりそめの平穏はもろく崩れやすい 貴志祐介 講談社 510ページ(単行本)・488ページ(上)、448ページ(中)、560ページ(下) 2008/1/24(単行本)、2011/1/14(文庫本)
東京創元社『10月はたそがれの国』 東京創元社『10月はたそがれの国』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

幻想的でロマンチックで少しひんやりとする作品集 レイ・ブラッドベリ著、宇野利泰訳 東京創元社 498ページ 1965/12/24
東京創元社『星を継ぐもの』 東京創元社『星を継ぐもの』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

月で発見された遺骸から発覚する驚きの事実 ジェイムズ P.ホーガン著、池 央耿訳 東京創元社 308ページ 1980/5/23
KADOKAWA『星の王子さま』 KADOKAWA『星の王子さま』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

たいせつなものはなにかをもう一度考えたくなる作品 サン・テグジュペリ 著、管 啓次郎訳 KADOKAWA 160ページ 2011/6/23
早川書房『華竜の宮』 早川書房『華竜の宮』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

将来現実化しそうな危機感がある作品 上田 早夕里 早川書房 398ページ(上)、458ページ(下) 2012/11/9
岩波書店『地底旅行』 岩波書店『地底旅行』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

200年前に書かれたとは思えない斬新な作品 ジュール・ヴェルヌ著、 朝比奈 弘治訳 岩波書店 478ページ 1997/2/17
KADOKAWA『リング』 KADOKAWA『リング』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

人気ホラーシリーズ「リング」の1作目 鈴木光司 KADOKAWA 330ページ(単行本)、336ページ(文庫本) 1995/9/27(単行本)、1993/4/30(文庫本)
KADOKAWA『夜市』 KADOKAWA『夜市』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

日本ホラー大賞受賞作 恒川光太郎 KADOKAWA 179ページ(単行本)、218ページ(文庫本) 2005/10/26(単行本)、2008/5/24(文庫本)
新潮社『残穢(ざんえ)』 新潮社『残穢(ざんえ)』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

フィクションとリアルが混合した不思議な小説 小野不由美 新潮社 335ページ(単行本)、359ページ(文庫本) 2012/7/20(単行本)、2015/7/29(文庫本)
KADOKAWA『天使の囀り(さえずり)』 KADOKAWA『天使の囀り(さえずり)』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

天使の正体とは…… 貴志 祐介 KADOKAWA 448ページ(単行本)、528ページ(文庫本) 1998/7/3(単行本)、2000/12/8(文庫本)
KADOKAWA『ぼっけえ、きょうてえ』 KADOKAWA『ぼっけえ、きょうてえ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

方言が閉鎖的なエリアであることを強調 岩井 志麻子 KADOKAWA 224ページ(単行本)、226ページ(文庫本) 1999/10/28(単行本)、2002/7/10(文庫本)
新潮社『パラサイト・イヴ』 新潮社『パラサイト・イヴ』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

数億年の歳月を経て人類に襲い掛かる遺伝子との闘い 瀬名秀明 新潮社 400ページ(単行本)、560ページ(文庫本) 1995/4/24(単行本・角川書店)、2007/2/1(文庫本)
集英社『夏と花火と私の死体』 集英社『夏と花火と私の死体』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

子どもはかわいいだけの存在ではないと思い知る作品 乙一 集英社 236ページ(新書)、224ページ(文庫本) 1996/10/4(新書)、2000/5/19(文庫本)
KADOKAWA『クリムゾンの迷宮』 KADOKAWA『クリムゾンの迷宮』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

信じるものと奪うもの、その決断が生死を分ける 貴志 祐介 KADOKAWA 296ページ(単行本)、400ページ(文庫本) 2003/2/25(単行本)、1999/4/9(文庫本)
角川書店『Another』 角川書店『Another』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

教室という閉鎖された場所に潜む死者 綾辻 行人 角川書店 680ページ(単行本)、402ページ(上)、384ページ(下) 2009/10/29(単行本)、2011/11/25(文庫本)
新潮社『屍鬼(一)』 新潮社『屍鬼(一)』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

閉塞的な村で次々に起こる殺人事件 小野不由美 新潮社 583ページ 2002/02/01
集英社『よもつひらさか』 集英社『よもつひらさか』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

あの世とこの世の境目にある坂 今邑 彩 集英社 320ページ(単行本)、392ページ(文庫本) 1999/5/26(単行本)、2002/9/20(文庫本)
小学館『蹴れ、彦五郎』 小学館『蹴れ、彦五郎』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

あまり知られていない武将にスポットを当てた作品 今村翔吾 小学館 392ページ 2022/7/13
角川春樹事務所『あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇』 角川春樹事務所『あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

呉服商いへの大航海がいよいよはじまる 高田 郁 角川春樹事務所 368ページ 2022/8/9
文藝春秋『陰陽師』 文藝春秋『陰陽師』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

陰陽師・安倍晴明が活躍する短編集 夢枕 獏 文藝春秋 304ページ(単行本)、297ページ(文庫本) 1988/8/10(単行本)、1991/2/9(文庫本)
新潮社『燃えよ剣 上』 新潮社『燃えよ剣 上』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

新選組副隊長の半生を力強く描写した作品 司馬遼太郎 新潮社 427ページ(単行本)、592ページ(文庫本・上)、560ページ(下) 1973/2/1(単行本・文藝春秋)、1972/5/30(文庫本・上)、 1972/6/19(下)
文藝春秋『竜馬がゆく 一』 文藝春秋『竜馬がゆく 一』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

現在の坂本龍馬のイメージのもとといわれる作品 司馬遼太郎 文藝春秋 ‎ 430ページ(単行本)、‎446ページ(文庫本) 1981/11/1(単行本)、 1998/9/10(文庫本)
文藝春秋『坂の上の雲 1』 文藝春秋『坂の上の雲 1』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

明治から日露戦争までの日本を知れる作品 司馬遼太郎 文藝春秋 328ページ(単行本)、352ページ(文庫本) 1969/4/1(単行本)、1999/1/10(文庫本)
新潮社『村上海賊の娘』 新潮社『村上海賊の娘』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

名もなき少女が織田軍相手に大奮闘 和田 竜 新潮社 476ページ(単行本・上)、506ページ(下)、343ページ(文庫本・一)、327ページ(二)、ほか 2013/10/22(単行本)、2016/6/26(文庫本)
KADOKAWA『天地明察』 KADOKAWA『天地明察』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

日本オリジナルの暦を作った男の半生 冲方 丁 KADOKAWA 480ページ(単行本)、288ページ(文庫本・上)、304ページ(下) 2009/11/30(単行本)、2012/5/18(文庫本)
廣済堂出版『アマテラスの暗号』 廣済堂出版『アマテラスの暗号』

※各社通販サイトの 2024年6月24日時点 での税込価格

神道とユダヤ教の関係とは? 伊勢谷 武 廣済堂出版 536ページ 2020/10/07
新潮社『孤宿の人』 新潮社『孤宿の人』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

時代小説はチャンバラだけではないことを再確認 宮部みゆき 新潮社 493ページ(文庫本・上)、520ページ(下) 2009/12/01(文庫本)
集英社『塞王の楯』 集英社『塞王の楯』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

考え方は違えども目指す場所は同じ 今村翔吾 集英社 560ページ 2021/10/26
文藝春秋『壬生義士伝 上』 文藝春秋『壬生義士伝 上』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

仲間や家族への愛情や友情が詰まった人間ドラマ 浅田次郎 文藝春秋 390ページ(単行本)、463ページ(文庫本) 2000/4/24(単行本)、2002/9/3(文庫本)
祥伝社『蜩(ひぐらし)ノ記』 祥伝社『蜩(ひぐらし)ノ記』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

密通事件に隠された真実とは 葉室 麟 祥伝社 327ページ(単行本)、416ページ(文庫本) 2011/10/26(単行本)、2013/11/8(文庫本)
角川春樹事務所『八朔の雪―みをつくし料理帖』 角川春樹事務所『八朔の雪―みをつくし料理帖』

※各社通販サイトの 2024年06月12日時点 での税込価格

女料理人の作り出すおいしい料理の数々 高田 郁 角川春樹事務所 272ページ 2009/05/15
続きを見る

小説おすすめ5選|人気著者作品

村上春樹、吉田修一、東野圭吾など、人気の著者の新作を紹介します。

現実と非現実とを隔てる壁の正体は?

17歳の主人公は、3歳の時に本体から切り離され、壁の外に追い出されたという少女と出会う。彼女は彼の前から消え、壁の中の彼と自分の影は別の世界で暮らしていたが、影から「一緒に現実の世界に戻らないか」と提案を受ける。

そして彼は壁の中に残ることを、影は現実の世界へ戻ることを選ぶ。激動の2020年を経て、村上春樹が6年ぶりに描く長編です。難解で奥深く、どこか揺さぶられるような村上ワールドに飛び込みたい方はぜひ。

著者 村上春樹
出版社 新潮社
ページ数 672ページ
発行日 2023/4/13

著者 村上春樹
出版社 新潮社
ページ数 672ページ
発行日 2023/4/13

等身大の主人公たちに思わずほっこり

39歳になったカメラマンの横道世之介。彼は東京郊外の下宿「ドーミー吉祥寺の南」で暮らしていました。下宿を切り盛りするあけみちゃんや、元芸人の営業マンや書店員、大学生たちとゆるく暮らす日々に、引きこもりだという知り合いの息子が入居してきます。

平凡そうでちょっと変わっているかもしれない、そんな世之介の日常を描くシリーズ3作目。彼が下宿仲間たちと繰り広げる人情劇は笑いと少しの切なさを与えてくれます。読後には思わず穏やかな気持ちになってしまう良作です。

著者 吉田修一
出版社 毎日新聞出版
ページ数 352ページ
発行日 2023/5/26

著者 吉田修一
出版社 毎日新聞出版
ページ数 352ページ
発行日 2023/5/26

不思議な少女と事件の真相を捜す、ひと夏の大冒険

AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しのスペシャリストだった父親を殺された少年は、未来を言い当てる不思議な少女・円華と真相を探る冒険に出る。一体彼女は何者なのか、殺された元刑事は何を見つけたのか。ともに行動する2人の行く末はいかに。

累計200万部を超える東野圭吾の人気ミステリシリーズの最新作。過去作のキャラも登場し、思わず一気読みしてしまうほどの展開が待ち受けています。警察ミステリと空想科学、そこへ更に少年の冒険が複雑に絡んだ傑作です。

著者 東野圭吾
出版社 KADOKAWA
ページ数 416ページ
発行日 2023/3/17

著者 東野圭吾
出版社 KADOKAWA
ページ数 416ページ
発行日 2023/3/17

とびきり不運な殺し屋たちが繰り広げるドタバタ劇

何をしてもツキに見放される不運な殺し屋、通称「天道虫」。超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという簡単で安全な仕事を請け負った彼と同じく、驚異的な記憶力を持つ女性がそこに身を隠していた。そんな彼女を狙って、物騒な裏の世界の人間たちが集う。

累計300万部を突破した『殺し屋シリーズ』の最新作。魅力的な人物たちが繰り広げる予測不可能なバトルロワイアルには目が離せません。スリリングなのに終わると何故かほっこりする、伊坂幸太郎らしい作品です。

著者 伊坂幸太郎
出版社 KADOKAWA
ページ数 296ページ
発行日 2023/9/21

著者 伊坂幸太郎
出版社 KADOKAWA
ページ数 296ページ
発行日 2023/9/21

集英社『鈍色幻視行』

関係者と「呪いの小説」を紐解く贅沢な船旅へ

撮影中の事故で映像化が3度失敗に終わった小説『夜果つるところ』と、その著者の謎を追う小説家・蕗谷梢。彼女は作品の関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫とともに参加する。作品に強い思いを抱く彼らは、梢の取材に応えてその秘密を語り出す。

物語から物語が生まれる、独特な構成で描かれた作品です。作中に登場する『夜果つるところ』も刊行されており、ぜひ併せて読みたいところ。この作品と一緒に、あなたも謎と秘密を乗せた航海に出てみてはいかがでしょうか。

著者 恩田陸
出版社 集英社
ページ数 656ページ
発行日 2023/5/26

著者 恩田陸
出版社 集英社
ページ数 656ページ
発行日 2023/5/26

小説おすすめ5選|ドラマ 話題の人気作を厳選

人間模様を描いたドラマ作品を紹介していきます。

文藝春秋『夜に星を放つ』

第167回直木三十五賞受賞作

人間関係にキズついた主人公が登場する5編の短編小説集です。主人公たちは、家族の死であったり親の再婚であったりこれまで構築してきた「家族」が変わってしまったことに戸惑い喪失感を感じています。それでも小さな救いを見つけて前へ歩こうとしている姿が描かれた作品。

2022年、第167回直木賞を受賞した作品です。

著者 窪 美澄
出版社 文藝春秋
ページ数 224ページ
発行日 2022/5/30

著者 窪 美澄
出版社 文藝春秋
ページ数 224ページ
発行日 2022/5/30

文藝春秋『紙の梟 ハーシュソサエティ』

この世界は「harsh society」なのか?

人をひとり殺したら必ず死刑になる社会。「harsh society(ハーシュソサエティ)」で起こる事件が短編4作、中編1作まとめられています。意図的な殺人はもとより、殺す意思がない殺人でも死刑が確定してしまう社会のなかで、罪と罰、贖罪、赦罪、殺人という罪に対しさまざまな立場から切り込んでいます

同時に、SNSを中心としたネットでの問題にも深く考えさせられる一冊です。

著者 貫井徳郎
出版社 文藝春秋
ページ数 376ページ
発行日 2022/7/15

著者 貫井徳郎
出版社 文藝春秋
ページ数 376ページ
発行日 2022/7/15

「有川 ひろ」改名後のお仕事小説

良助は、映像関連の専門学校を卒業しましたが、内定先であった会社が倒産。バイト生活をやむなくされますが制作会社でのバイトが決まり、張り切って仕事に臨みますが、慣れない業界用語やしきたりに悪戦苦闘する毎日。

「有川 浩」としてこれまでお役所や自衛隊、図書館など「お仕事小説」を書いてきた筆者が、自身の作品「植物図鑑」が映画化されたことにもインスパイアされて誕生した小説です。

著者 有川ひろ
出版社 幻冬舎
ページ数 395ページ(単行本)、516ページ(文庫本)
発行日 2020/01/23(単行本)、2022/8/4(文庫本)

著者 有川ひろ
出版社 幻冬舎
ページ数 395ページ(単行本)、516ページ(文庫本)
発行日 2020/01/23(単行本)、2022/8/4(文庫本)

文藝春秋『ギフテッド』

華やかにみえる夜の街にもある「死」

シングルマザーとして自分を育ててくれた母が重い病に侵されていることをしり、ホステスの私は母を引き取ります。死期がせまる母と暮らすうちに、自らの命を絶った女友達のことが脳裏によみがえってくるのでした。

「夜の街」に暮らす女性を、『「AV女優」の社会学』『身体を売ったらサヨウナラ』の作者・鈴木涼美がリアルに描写した作品です。第167回芥川賞の候補作にも選出されました。

著者 鈴木涼美
出版社 文藝春秋
ページ数 120ページ
発行日 2022/07/12

著者 鈴木涼美
出版社 文藝春秋
ページ数 120ページ
発行日 2022/07/12

司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格

『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』は、読みやすく、分かりやすい指南本です。関西弁を話すガネーシャと平凡なサラリーマンとの、テンポのいい会話がすっと頭に入ってきます。人生に悩んでいる人におすすめ!

エキスパートのおすすめ

文響社『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』

「夢ってなんだろう」と思ったら開く本

人間の体にゾウの鼻、4本の腕をもつ「神様」ガネーシャが、平凡なサラリーマンに指南を与える人気シリーズ。本作では、「夢とはなにか」「夢のかなえ方」について指南しています。

シリーズ累計450万冊を突破している人気シリーズです。関西弁を喋ったり、禁煙に何度も失敗したヘビースモーカーであるガネーシャに親近感を覚えながら読者自身も成長していける楽しい本になっています。

著者 水野敬也
出版社 文響社
ページ数 544ページ
発行日 2022/5/19

著者 水野敬也
出版社 文響社
ページ数 544ページ
発行日 2022/5/19

小説おすすめ17選|ミステリー小説 最後まで油断は禁物!

意外なところに隠されている伏線を探しながら謎を解き明かしましょう。おすすめのミステリーをご紹介します。

司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格

イヤミスの女王、湊かなえのデビュー作であり、代表作である『告白』。読み終えたあとは、さまざまな思いが胸に残りますよ。語り手が次々と変わっていき、事件の全貌に迫る手法にも注目。

エキスパートのおすすめ

愛娘を生徒に殺された教師の復讐劇

森口悠子は、自分が担任するクラスのホームルームで、教職をやめることを伝えます。さらに「自分の娘が殺害され、その犯人がこのクラスにいる」と驚きの告発まで行ないました。

湊かなえのデビュー作に当たる本作品で、2009年本屋大賞を受賞するなど高い評価を得ている作品です。また映画にもなっており日本アカデミー賞で4冠をはたすなどこちらも高く評価されています。

著者 湊かなえ
出版社 双葉社
ページ数 268ページ(単行本)、320ページ(文庫本)
発行日 2008/8/5(単行本)、2010/4/8(文庫本)

著者 湊かなえ
出版社 双葉社
ページ数 268ページ(単行本)、320ページ(文庫本)
発行日 2008/8/5(単行本)、2010/4/8(文庫本)

講談社『希望の糸』

善人が殺されたとき家族の真実も明らかに

善人といわれていた喫茶店店主が殺害されていたことから物語は動き出します。一方、別の場所で今まさに息を引き取ろうとしている男性の遺言書には意外な人物の名が連なっていました。事件の真相とともに、家族の絆が明らかになっていきます。

いまや東野作品に欠かせないといっても過言ではない、加賀恭一郎シリーズの新作が文庫になりました。今回は加賀の従兄弟でもある松宮刑事が活躍します。

著者 東野圭吾
出版社 講談社
ページ数 354ページ(単行本)、400ページ(文庫本)
発行日 2019/7/5(単行本)、2022/7/15(文庫本)

著者 東野圭吾
出版社 講談社
ページ数 354ページ(単行本)、400ページ(文庫本)
発行日 2019/7/5(単行本)、2022/7/15(文庫本)

角川春樹事務所『落日』

「令和いちの驚き、感動」といわれた作品

新人脚本家の甲斐千尋は、映画監督からある事件をテーマに映画を撮りたいと相談されます。その事件は、千尋が生まれ育った街で起こった事件でした。新進気鋭の監督は、この事件のなにを映像にしたいのか、千尋はどう向き合うのかを探りながら読み進めていくと驚きの真相が明らかになります。

湊かなえ作家生活10周年を記念する書下ろし作で、「令和いちの驚き、感動」といわれた作品です。ドラマ化もされました。

著者 湊 かなえ
出版社 角川春樹事務所
ページ数 384ページ(単行本)、432ページ(文庫本)
発行日 2019/9/3(単行本)、2022/08/9(文庫本)

著者 湊 かなえ
出版社 角川春樹事務所
ページ数 384ページ(単行本)、432ページ(文庫本)
発行日 2019/9/3(単行本)、2022/08/9(文庫本)

騙されて怒る人にはおすすめできない小説

孤島で「ゆーちゅーばー」となった僕たち。しかし、ある事件を境に、島の人たちがよそよそしくなっていくのを感じます。(「#拡散希望」)ほか5編を収録した推理小説集です。どの作品も最後のどんでん返しに「やられたー!」と叫びたくなるかもしれません。

「#拡散希望」は、第74回日本推理作家協会賞を受賞しています。

著者 結城真一郎
出版社 新潮社
ページ数 224ページ
発行日 2022/6/30

著者 結城真一郎
出版社 新潮社
ページ数 224ページ
発行日 2022/6/30

文藝春秋『沈黙のパレード』

ガリレオシリーズ6年ぶりに再始動

行方不明になっていた女子学生が数年後に遺体で発見。容疑者として逮捕されたのは、以前も少女殺害事件で無罪となった男性ですが、証拠不十分で釈放になります。その男性が女性が住んでいた町に現れたことで、町全体が憎悪と義憤に包まれ……。

天才的頭脳を持つ変人物理学者が、一見すると超常現象に見えてしまう事件を科学の力で解決していく、ガリレオシリーズの6年ぶり、9作目となる本作をぜひお楽しみください。

著者 東野圭吾
出版社 文藝春秋
ページ数 496ページ
発行日 2018/10/11

著者 東野圭吾
出版社 文藝春秋
ページ数 496ページ
発行日 2018/10/11

エキスパートのおすすめ

裏社会とアステカを題材にしたクライムノベル

テスカトリポカは「QJKJQ」、「Ank : a mirroring ape」に続く、鏡シリーズの最終作になります。メキシコで麻薬密売反時期を牛耳っていた男、麻薬で身を滅ぼした臓器ブローカーの日本人医師、川崎で育ったハーフの少年。一見、接点のない登場人物たちが出会い、前代未聞の犯罪ビジネスを立ち上げる本作。

裏社会とアステカを題材にしたクライムノベルは必読です。

著者 佐藤 究
出版社 KADOKAWA(カドカワ)
ページ数 560ページ
発行日 2021/2/19

著者 佐藤 究
出版社 KADOKAWA(カドカワ)
ページ数 560ページ
発行日 2021/2/19

KADOKAWA『黒牢城』

4大ミステリを完全制覇した戦国×ミステリー

「このミステリーがすごい」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい」「2022本格ミステリ・ベスト10」を史上初めて完全制覇。また、直木賞・山田風太郎賞も受賞しています。

時は本能寺の変から4年前の天正6年の冬。織田信長に反旗を翻した荒木村重が城内に立て籠ると次々と難事件が発生します。捕えていた黒田官兵衛が事件を解決するヒントをくれるという、戦国×ミステリーの本作。歴史好き、ミステリー好きどちらも楽しめる作品です。

著者 米澤穂信
出版社 KADOKAWA(カドカワ)
ページ数 448ページ
発行日 2021/6/2

著者 米澤穂信
出版社 KADOKAWA(カドカワ)
ページ数 448ページ
発行日 2021/6/2

講談社『十角館の殺人』

デビュー作にしてミステリー界に影響を与えた作品

角島にある十角館を7人の大学生が訪れます。7人は大学のミステリ研究会のメンバーでこれから1週間、交流をかねた合宿を行なう目的十角館を訪れていました。十角館は、半年前に持ち主である中村青司が妻とともに焼死した場所です。いわくつきの場所で寝泊まりする彼らのなかから最初の被害者が出てしまうのでした。

綾辻行人のデビュー作であり、「館シリーズ」の第1作目の作品です。本作品は、ミステリー界に大きな影響を与えた作品のひとつだといわれています。1987年に発表されましたが、いまなお人気のある作品です

著者 綾辻行人
出版社 講談社
ページ数 290ページ(単行本)、512ページ(文庫本)
発行日 1987/8/27(単行本)、2007/10/16(文庫本)

著者 綾辻行人
出版社 講談社
ページ数 290ページ(単行本)、512ページ(文庫本)
発行日 1987/8/27(単行本)、2007/10/16(文庫本)

文藝春秋『容疑者Xの献身』

湯川博士が真相を探る直木賞受賞作

花岡靖子は、どこに引っ越しても疫病神のようにあらわれる元夫・富樫に手を焼いていました。ある日口論のすえ、娘・美里と富樫を殺してしまいます。途方に暮れている花岡親子に、隣に住む石神が救いの手を差し伸べてくるのでした。

こちらは、東野圭吾作品の人気シリーズ・ガリレオシリーズの作品です。湯川博士が真相を探ります。

第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞を受賞した人気作品です。過去5回直木賞にノミネートされながらも落選が続いていましたが、本作で直木賞を受賞することができました。

著者 東野圭吾
出版社 文藝春秋
ページ数 360ページ(単行本)、394ページ(文庫本)
発行日 2005/8/29(単行本)、2008/8/5(文庫本)

著者 東野圭吾
出版社 文藝春秋
ページ数 360ページ(単行本)、394ページ(文庫本)
発行日 2005/8/29(単行本)、2008/8/5(文庫本)

麒麟の翼に込められた思いとは

東京の日本橋で、警官が腹部にナイフが刺さった男性をみつけます。瀕死の状態で、移動してきたことに疑問を覚えた加賀恭一郎は捜査に乗り出し被害者が「七福神巡り」を行なっていたことを突き止めました。家族に聞いても心当たりがないとの回答。しかしある人物が反応を見せるのでした。

東野圭吾の人気シリーズ加賀恭一郎シリーズの作品です。タイトルにある「麒麟」とは東京・日本橋にある彫刻の像を指します。「ここから羽ばたく」という意味を込めて設置されている麒麟が物語に大きな影響を与えています。

著者 東野圭吾
出版社 講談社
ページ数 330ページ(ハードカバー)、384ページ(文庫本)
発行日 ‎ 2011/3/3(ハードカバー)、2014/2/14(文庫本)

著者 東野圭吾
出版社 講談社
ページ数 330ページ(ハードカバー)、384ページ(文庫本)
発行日 ‎ 2011/3/3(ハードカバー)、2014/2/14(文庫本)

密室殺人のバイブルともいえる名作

孤島に10人の男女が集められます。職業や年齢はばらばらでこれまで接点もなかったメンバーですが、招待状によって集められたことがわかります。招待主が不在のままディナーがはじまりますが、その最中に集められた招待客それぞれの過去の罪を告発する気味の悪い声が聞こえます。その直後、招待客のひとりが毒により殺されました。

1939年に発表されたアガサ・クリスティーの代表作です。連絡手段がない孤島という密室(クローズドサークル)で行なわれた殺人であることと、童謡になぞらえて殺人が続けられる(見立て殺人)ことから、いまなお人気の高い作品のひとつとなっています。

著者 アガサ・クリスティー著、青木久惠訳
出版社 早川書房
ページ数 ‎ 387ページ
発行日 2010/11/10

著者 アガサ・クリスティー著、青木久惠訳
出版社 早川書房
ページ数 ‎ 387ページ
発行日 2010/11/10

毒舌執事の安楽探偵ぶりが楽しめる

宝生麗子は、国立署の新米刑事です。地味なスーツに身を包み、風祭警部のもとで捜査にいそしんでいます。しかし、家に帰ると宝生家のお嬢様としてドレスに着替え豪華なディナーを楽しみます。事件が難航した場合には執事である影山に相談を持ち掛けますが「お嬢様の目は節穴でございますか」といつもの毒舌が返ってきます。

東川篤哉の人気シリーズの第1作目です。影山が話を聞くだけで問題点を鋭く見抜く安楽椅子探偵ぶりも読者を楽しませますが、お嬢様である麗子とのやり取りも軽快でとても楽しい作品です。

著者 東川篤哉
出版社 小学館
ページ数 255ページ(単行本)、348ページ(文庫本)
発行日 2010/9/2(単行本)、2012/10/5(文庫本)

著者 東川篤哉
出版社 小学館
ページ数 255ページ(単行本)、348ページ(文庫本)
発行日 2010/9/2(単行本)、2012/10/5(文庫本)

早川書房『オリエント急行の殺人』

豪雪に閉じ込められた密室での殺人

豪雪のなかを走っていたオリエント急行は、深夜突然停車します。夜が明けてみると、乗客のひとりが遺体となって発見されました。たまたま乗り合わせていた名探偵ポアロが捜査に乗り出します。

アガサ・クリスティー作品のなかでもとくに人気の高い作品です。1934年に発表されましたが、その後いくつもの言語に翻訳され、世界で愛されるミステリーの名作です。ドラマや映画などにもなっており、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

著者 アガサ・クリスティー著、山本 やよい訳
出版社 早川書房
ページ数 413ページ
発行日 2011/4/5

著者 アガサ・クリスティー著、山本 やよい訳
出版社 早川書房
ページ数 413ページ
発行日 2011/4/5

講談社『すべてがFになる』

研究者は密室でどのように殺された?

愛知県にある孤島・妃真加島で、手足を切断された女性の遺体が見つかりました。その遺体は、妃真加島にある研究所があり、そこでもっとも権限をもつ真賀田四季博士でした。たまたま同島を訪れていた犀川創平と西之園萌絵も捜査に加わります。

S&Mシリーズの第1作目の作品です。1994年の作品で、当時インターネットなどの知識は一般的でありませんでしたが、工学博士でもある森 博嗣により読者にも理解しやすくストーリーが展開しています。

著者 森博嗣
出版社 講談社
ページ数 370ページ(新書)、524ページ(文庫本)
発行日 1996/4/3(新書)、1998/12/11(文庫本)

著者 森博嗣
出版社 講談社
ページ数 370ページ(新書)、524ページ(文庫本)
発行日 1996/4/3(新書)、1998/12/11(文庫本)

KADOKAWA『シャーロック・ホームズの冒険』

ホームズ初心者にも読みやすい短編集

ワトソンがホームズの家に立ち寄った際、「今から依頼人がくる」といわれホームズとともに依頼人と会います。ホームズは依頼人の正体を「ボヘミアの王」と見抜き、そのうえで相談内容を尋ねました。結婚を間近に控えているボヘミアの王に、過去につき合っていた女性から脅迫状が届き、証拠となる写真を婚約者に送るというものでした。(ボヘミア王のスキャンダル)

頭脳明晰なホームズが唯一「あの女性」と敬意を払うアイリーン・アドラーが登場する「ボヘミア王のスキャンダル」を含む12編の短編が収録されています。短編集なのでホームズものをはじめて読む人にも読みやすいでしょう。

著者 コナン・ドイル著、石田 文子 訳
出版社 KADOKAWA
ページ数 455ページ
発行日 2010/2/25

著者 コナン・ドイル著、石田 文子 訳
出版社 KADOKAWA
ページ数 455ページ
発行日 2010/2/25

何度もメディア化された不動の人気作品

戦争から復員してきた辰弥は、ある日ラジオで自分を探しているという放送を聴きました。天涯孤独の身になった自分を探している人がいることに不信感を覚えながら指定された法律事務所を訪れます。数日後「八つ墓村へ帰ってきてはならぬ。」という手紙が届くのでした。

金田一耕助シリーズの代表作ともいえる「八つ墓村」。1971年に発表された作品ですが、過去10回以上ドラマや映画などの映像化が行われており、同じく金田一耕助シリーズの「犬神家の一族」と人気を二分しています。

著者 横溝正史
出版社 KADOKAWA
ページ数 320ページ(文芸書)、494ページ(文庫本)
発行日 1996/5/24(文芸書)、1971/4/26(文庫本)

著者 横溝正史
出版社 KADOKAWA
ページ数 320ページ(文芸書)、494ページ(文庫本)
発行日 1996/5/24(文芸書)、1971/4/26(文庫本)

光文社『寝台特急(ブルートレイン)殺人事件』

人気シリーズのなかでもとくに高い評価を受ける作品

寝台列車「はやぶさ」の取材を行なっていた青木は、1号車のなかで、茶色のコートを着た女性の写真を撮ります。しかし、女性が写ったフィルムを誰かに盗まれてしまいました。翌朝になって、その女性が多摩川で死亡しているのが見つかります。

西村京太郎の人気シリーズ・十津川シリーズのなかでもとくに人気のある作品です。十津川シリーズは、テレビドラマなどで放送されることも多いので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。

著者 西村京太郎
出版社 光文社
ページ数 405ページ
発行日 2009/9/8

著者 西村京太郎
出版社 光文社
ページ数 405ページ
発行日 2009/9/8

小説おすすめ16選|恋愛小説 主人公と一緒にドキドキキュンキュン

恋愛はドキドキしたりキュンキュンしたりと、いつもココロに刺激を与えてくれます。リアルな世界で恋愛とは遠ざかっていても小説のなかならいつでも甘酸っぱい気持ちを追体験できますよ。おすすめの作品を紹介します。

司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格

『冷静と情熱のあいだ Rosso』は、イタリアを舞台にしたすてきなラブストーリー。恋愛小説の女王、江國香織が描き出す美しい情景に心奪われます。辻 仁成の「Blu」とセットで読むのがおすすめです。

珠玉の恋愛小説

瀬戸内の島で育った男女の高校生。共通するのはどちらもいわゆる「身勝手な親」を持つという点。互いに惹かれあい、かけがえのない存在になるものの、すれ違い、そして成長していく様を描いています。

物語は交互の視点で進んでいく、珠玉の恋愛小説です。

著者 凪良 ゆう
出版社 講談社
ページ数 352ページ
発行日 2022/8/4

著者 凪良 ゆう
出版社 講談社
ページ数 352ページ
発行日 2022/8/4

誰も知らない「忘れられない初恋」

「本気で私をすきにならないこと」を条件に綿矢先輩とつき合うことができた僕。「恋人ごっこ」を続けるうちに彼女が「忘れられない恋」を抱えていることに気づく。

映画化された「今夜、世界からこの恋が消えても」の続編にあたる本作は、前作でもキーパーソンとなった綿矢 泉がヒロインとなり、話が進みます。前作ヒロイン・日野真織も登場。前作から成長したふたりの姿が描かれています。

著者 一条 岬
出版社 KADOKAWA
ページ数 272ページ
発行日 2022/6/24

著者 一条 岬
出版社 KADOKAWA
ページ数 272ページ
発行日 2022/6/24

5カ国で40万部以上読まれている話題作

中学生のユミは、バイク事故で亡くなった親友の母から1冊の日記を渡される。彼の日記には「ある日、僕が死にました」の一文が。親友の死は自殺だったのか、と悲しみにくれながらも、彼の母親の頼みもあり、日記を読み進めるユミ。少年を襲った突然の死、受け止めきれない周囲の嘆き、それでも訪れる日常。誰にでも起こりうるできごとを流れるような文章でつづっています

韓国で出版され、その後4カ国の言葉に翻訳された話題作です。

著者 著者 イ・ギョンヘ、翻訳 小笠原 藤子
出版社 KADOKAWA
ページ数 192ページ
発行日 2022/4/4

著者 著者 イ・ギョンヘ、翻訳 小笠原 藤子
出版社 KADOKAWA
ページ数 192ページ
発行日 2022/4/4

エキスパートのおすすめ

KADOKAWA『冷静と情熱のあいだ Rosso』

10年前の約束を覚えていますか

「30歳の誕生日にミラノのドゥオモであいたい」と、学生時代の恋人・順正と交わした約束をいまも胸に刻んでいるあおい。約束の日がちかづくにつれ、現在の恋人・マーヴとの関係もぎくしゃくするようになっていました。

『月刊カドカワ』『feature』で、江國香織と辻 仁成が、それぞれあおいと順正の視点でストーリーを進めていた作品です。江國香織のターンが「Rosso」、辻 仁成のターンが「Blu」というサブタイトルでそれぞれ刊行されています。イタリアを舞台に映画化もされました。

著者 江國香織
出版社 KADOKAWA
ページ数 271ページ(単行本)、288ページ(文庫本)
発行日 1999/10/1(単行本)、2001/9/25(文庫本)

著者 江國香織
出版社 KADOKAWA
ページ数 271ページ(単行本)、288ページ(文庫本)
発行日 1999/10/1(単行本)、2001/9/25(文庫本)

二人の物語が15年の時を経て、再び動き出す

公園で出会った家に帰りたくない少女と孤独な青年。奇妙な共同生活が始まりますが、世間では少女が行方不明となり、事件に巻き込まれたとニュース番組で報道されていました。

ある日訪れた湖で青年は逮捕されてしまい、少女と離れ離れに。15年が経ち、大人になった少女はたまたま訪れたカフェで青年と再会し……。

愛ではないがそばにいたい二人、周辺の人間関係を実力派作家が余すところなく描いた作品です。

著者 凪良 ゆう
出版社 東京創元社
ページ数 335ページ
発行日 2019/8/30

著者 凪良 ゆう
出版社 東京創元社
ページ数 335ページ
発行日 2019/8/30

読み返し必至の変わった恋愛小説

合コンにピンチヒッターとして出席した僕はマユと出会い、恋に落ちます。甘美でほろ苦い恋愛小説……と思いきや「最後から2行目(絶対に先に読まないで! )」を読むと、ここまでの印象ががらりと変わり、もう一度はじめから読み直したくなります。

映画にもなった話題作です。恋愛小説とミステリーを同時に楽しみたい人におすすめの1冊です。

著者 乾くるみ
出版社 文藝春秋
ページ数 263ページ(単行本・原書房)、 272ページ(文庫本)
発行日 2004/3/1(単行本)、2007年04月10日(文庫本)

著者 乾くるみ
出版社 文藝春秋
ページ数 263ページ(単行本・原書房)、 272ページ(文庫本)
発行日 2004/3/1(単行本)、2007年04月10日(文庫本)

KADOKAWA『レインツリーの国』

障がい者の話ではなく、恋愛小説

1冊の本をきっかけにして、メール交換がはじまったふたり。「会いたい」と願う彼に対し、彼女には会えない理由があるのでした。ネットでの出会いが、難聴の彼女をどんどん変えていきます。

有川 浩の人気シリーズ「図書館戦争」の劇中作として登場した「レインツリーの国」が現実の作品として出版されました。この小説をめぐる図書館戦争・小牧や鞠江の気持ちにひたるもよし、純粋な恋愛小説としてひたるもよし、の作品です。

著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA
ページ数 208ページ(単行本)、240ページ(文庫本)
発行日 2006/9/28(単行本・新潮社)、2015年09月24日(文庫本)

著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA
ページ数 208ページ(単行本)、240ページ(文庫本)
発行日 2006/9/28(単行本・新潮社)、2015年09月24日(文庫本)

小学館『世界の中心で、愛をさけぶ』

流行語にもなった人気作品

オーストラリアに向かう飛行機の中で、朔太郎が考えていたのは、亡くなった最愛の恋人・アキのことでした。誰からも愛されるほど明るく性格がよかったアキ。しかし高校2年生のときに白血病に冒されます。アキの夢をかなえるべく朔太郎がとった無茶な行動によりアキは空港で倒れてしまい……。

映画やドラマ化もされ、「セカチュー」が流行語大賞にも選ばれた人気作です。

著者 片山恭一
出版社 小学館
ページ数 206ページ(単行本)、240ページ(文庫本)
発行日 2001/3/1(単行本)、2006/7/6(文庫本)

著者 片山恭一
出版社 小学館
ページ数 206ページ(単行本)、240ページ(文庫本)
発行日 2001/3/1(単行本)、2006/7/6(文庫本)

25年経っても思い出は色あせることがない

光子との結婚を控えている豊は、不思議な魅力を持つ杳子と出会い恋に落ちます。激しく求めあい愛しあったふたりですが、別れを決断することに。やがて25年の月日を経てふたりは再会をはたします。

映画にもなった作品です。日本とバンコクが舞台になっており、美しい街の描写を背景に、お互いを思いあいながらすれ違う豊と杳子の姿が描かれています。

著者 辻 仁成
出版社 幻冬舎
ページ数 246ページ(単行本)、267ページ(文庫本)
発行日 2001/1/9(単行本・世界文化社)、2002/7/5(文庫本)

著者 辻 仁成
出版社 幻冬舎
ページ数 246ページ(単行本)、267ページ(文庫本)
発行日 2001/1/9(単行本・世界文化社)、2002/7/5(文庫本)

双葉社『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』

未来に悩む僕に過去の彼女からのメッセージ

母校に勤務しながらも、教職に向いていないと感じていた「僕」は老朽化で取り壊しが決まった図書室の図書整理を任されていました。整理する本のなかに「共病文庫」とかかれた本を見つけます。高校時代の同級生・山内桜良が書いたものでした。彼女との思い出がよみがえります。

アニメ映画や実写映画にもなった作品です。ドキッとするようなタイトルですが、主人公の高校時代をしることで、タイトルの意味を理解できるでしょう。

著者 住野よる
出版社 双葉社
ページ数 288ページ(単行本)、328ページ(文庫本)
発行日 2015/6/17(単行本)、2017/4/27(文庫本)

著者 住野よる
出版社 双葉社
ページ数 288ページ(単行本)、328ページ(文庫本)
発行日 2015/6/17(単行本)、2017/4/27(文庫本)

KADOKAWA『図書館戦争』

守りたいのは、愛する本と王子様?

高校3年のとき、メディア良化委員会に反抗した笠原 郁を救ってくれたのは、図書特殊部隊の「王子様」でした。厳しい母の目をごまかし、なんとか図書特殊部隊に配属された郁の前に現れたのは鬼教官の堂上でした。

有川 浩の「お仕事小説」の原点ともいえる作品です。実写映画やアニメ映画にもなっています。愛するものや人を守るために武器を手にする郁の姿にハラハラしながらも目が離せません。

著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA
ページ数 345ページ(単行本)、398ページ(文庫本)
発行日 2006/2/1(単行本・メディアワークス)、2011/4/23(文庫本)

著者 有川 浩
出版社 KADOKAWA
ページ数 345ページ(単行本)、398ページ(文庫本)
発行日 2006/2/1(単行本・メディアワークス)、2011/4/23(文庫本)

雨の季節が待ち遠しくなりそう

小学生の息子と暮らす巧は、1年前に妻を病気で亡くしています。一生懸命頑張っているものの妻がいたころのような生活が送れずへこんでいる巧でしたが、「雨の季節に戻ってくる」という妻の言葉が忘れられずにいました。ある雨の日息子とふたりで森の廃工場に向かった巧のまえにあらわれたのは、なくなったはずの妻でした。

映画やドラマにもなった話題作です。ファンタジーの要素も織り交ぜながら家族3人の幸せな暮らしが描かれています。

著者 市川拓司
出版社 小学館
ページ数 374ページ(単行本)、432ページ(文庫本)
発行日 2003/2/27(単行本)、2007/11/6(文庫本)

著者 市川拓司
出版社 小学館
ページ数 374ページ(単行本)、432ページ(文庫本)
発行日 2003/2/27(単行本)、2007/11/6(文庫本)

KADOKAWA『小説 君の名は。』

映画の感動をそのまま追体験できる作品

東京で暮らす「瀧」と、飛騨で暮らす「三葉」は、あるとき奇妙な夢を見ました。しかし、その「夢」が何度か繰り返されるうちに、ふたりは夢ではなく、実際に体が入れ替わっていることに気づきます。あるときを境に入れ替わりがなくなったのを不審に思った瀧が記憶を頼りに調べると、三葉の住む村が隕石により壊滅していたことを知るのでした。

小説 君の名は。は、映画「君の名は。」の原作小説ともいわれていますが、実際は映画の脚本が完成したのちに書かれた作品です。通常の映画のノベライズとは異なり、映画とほぼ同じ内容なので、映画の感動もそのままに読むことができます。

著者 新海 誠
出版社 KADOKAWA
ページ数 260ページ(単行本)、272ページ(文庫本)
発行日 2018/12/22(単行本・汐文社)、2016/06/18(文庫本)

著者 新海 誠
出版社 KADOKAWA
ページ数 260ページ(単行本)、272ページ(文庫本)
発行日 2018/12/22(単行本・汐文社)、2016/06/18(文庫本)

動乱の時代を背景にさまざまな愛の姿を描いた作品

37歳のワタナベは、飛行機のなかでビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、大学生時代が脳裏によみがえります。出会ったときの直子は、友人の恋人でした。やがてその友人は自殺しますが、直子との距離も離れてしまいます。1年後偶然再会したワタナベと直子は距離を近づけ結ばれましたが、直子の入院により再び別れます。

「世界の中心で、愛を叫ぶ」が登場するまで日本の小説(単行本)において発行部数が首位であったほどのベストセラーです。60年代の日本の様子もしっかりと描かれています。

著者 村上春樹
出版社 講談社
ページ数 268ページ(単行本)、304ページ(文庫本)
発行日 1987/9/10(単行本)、2004/9/15(文庫本)

著者 村上春樹
出版社 講談社
ページ数 268ページ(単行本)、304ページ(文庫本)
発行日 1987/9/10(単行本)、2004/9/15(文庫本)

家事もできる「躾けられたいい子」の正体とは?

深夜、飲み会から帰ってきたさやかが発見したのは自転車置き場に行き倒れている男性の姿だった。「よかったら俺を拾ってくれませんか」の言葉がツボにはまったさやかは男性・樹を部屋に入れカップラーメンをごちそうする。翌朝目覚めたさやかがまず感じたのは、おいしそうな食事の香りだった。

2009年にKADOKAWAから単行本、2013年に幻冬舎から文庫が出版され、累計80万部以上の人気作品です。漫画化・映画化もされ、読者と書店員が選ぶ「みんなの幻冬舎文庫(書店編)」など、いくつかの賞を受賞しています。

著者 有川 浩
出版社 幻冬舎
ページ数 360ページ(単行本)、425ページ(文庫本)
発行日 2009/6/30(単行本・角川書店)、2013/01/11(文庫本)

著者 有川 浩
出版社 幻冬舎
ページ数 360ページ(単行本)、425ページ(文庫本)
発行日 2009/6/30(単行本・角川書店)、2013/01/11(文庫本)

KADOKAWA『恋愛中毒』

恋愛にがんじがらめになる女性を描いた作品

小さな編集プロダクションに努める井口。彼には職場に気になる女性がいます。それは、パートで勤務している水無月でした。社長と水無月の関係にも微妙なものを感じていましたが、ある夜、会社の飲み会で水無月の秘密を聞くことになったのでした。

水無月の恋愛中毒ぶりが、井口をとおして明らかにされます。恋愛に依存する傾向は多くの人のなかにあるでしょう。水無月の中毒ぶりにどこかで共感してしまうかもしれません。

こちらの作品は第20回吉川英治文学新人賞を受賞しています。

著者 山本文緒
出版社 KADOKAWA
ページ数 352ページ(単行本)、416ページ(文庫本)
発行日 1998/11/30(単行本)、2002/6/25(文庫本)

著者 山本文緒
出版社 KADOKAWA
ページ数 352ページ(単行本)、416ページ(文庫本)
発行日 1998/11/30(単行本)、2002/6/25(文庫本)

小説おすすめ12選|SF・ファンタジー小説 夢が広がる

ここからは、SFやファンタジーを扱った小説をご紹介します。

司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格

『日本沈没』は、日本のSF御三家のひとりと言われる、小松左京の作品です。日本が沈没するという壮大なストーリーにハラハラドキドキします。小説を読んだあとに、ドラマや映画を観るのもおすすめですよ。

エキスパートのおすすめ

50年経っても色あせない、日本のSF小説の頂点

物理学者・田所博士と、潜水士・小野寺は、海底を調査するなかで、海中の異変に気がつきます。日本国内ではこれまで休火山といわれていた山が次々に噴火しはじめていました。国民を避難させる計画が国家をあげて進められるなか、日本列島がすべて沈没する可能性にたどり着きます。

1973年に発表された「日本沈没」ですが、映画やドラマ、漫画、アニメとさまざまなメディアで制作されています。日本各地で被害が巻き起こるため、よく知った地名も出てきて、よりリアリティを感じながら登場人物に感情移入できるかもしれません。

著者 小松左京
出版社 KADOKAWA
ページ数 409ページ(上)、 416ページ(下)
発行日 1973/1/1(新書・光文社)、1995/4/1(文庫本)

著者 小松左京
出版社 KADOKAWA
ページ数 409ページ(上)、 416ページ(下)
発行日 1973/1/1(新書・光文社)、1995/4/1(文庫本)

最後の一文に込められた思いに涙

知的障害をもつチャーリーは誰からも愛される存在でした。ある日大学教授から脳の手術をすすめられます。同じ手術をうけたネズミ・アルジャーノンに迷路で敗れたチャーリーは、手術を受けることを決意します。

1959年に中編小説として発表、その後1966年に長編小説に改変された小説です。これまでのSFが宇宙や未来をテーマにしていたなか、人間の知能(能力)を人工的に高めるといったテーマを扱ったことで驚きをもって受け止められました。のちに映画化され、一大ブームを巻き起こしました。

著者 ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳
出版社 早川書房
ページ数 ‎ 464ページ
発行日 2015/03/13

著者 ダニエル・キイス著、小尾芙佐訳
出版社 早川書房
ページ数 ‎ 464ページ
発行日 2015/03/13

早川書房『一九八四年 新訳版』

近未来起こるかもしれない統治下の恐怖政治を描く

第三次世界大戦が終わり、地球上がオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3大国に分断され統治されています。真理省の役人であるウィンストン・スミスは、歴史の改ざんが任務。しかし、社会の体制にひそかに不満を持ち続けていました。あるとき、ジュリアンという女生徒であったことから運命が動き出します。

世界大戦後に全体統治を行なうことになった世界の恐怖を描き出している小説です。私たちのすむ社会が検閲・監視・拷問が当たり前のように行われる反自由主義の社会にならないためになにができるかを考えさせれる一冊です。

著者 ジョージ・オーウェル著、高橋和久訳
出版社 早川書房
ページ数 512ページ
発行日 2009/07/18

著者 ジョージ・オーウェル著、高橋和久訳
出版社 早川書房
ページ数 512ページ
発行日 2009/07/18

早川書房『われはロボット 決定版』

ロボットとのつき合い方や距離感を再確認したくなる

「ロボットは人に危害を与えてはならない」などロボット工学三原則に背く動きを見せるロボットたちの調査記録を回顧する形で進められるロボット短編集です。ロボットを親友とする少女の話など9編が収録されています。どのロボットも愛らしく個性豊かなキャラクターです。

1950年に刊行され、ロボットSFの古典的作品として読み継がれています。AIなどが生活に浸透した現代のほうが書かれた時代よりもこの小説の価値を深く感じられるのかもしれません。

著者 アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳
出版社 早川書房
ページ数 431ページ
発行日 2004/08/06

著者 アイザック・アシモフ著、小尾芙佐訳
出版社 早川書房
ページ数 431ページ
発行日 2004/08/06

岩波書店『はてしない物語』

ふたりの少年のそれぞれの冒険物語

いじめられっ子のバスチアンは、いじめっ子から逃げるため飛び込んだ古書店で一冊の本とであいます。「はてしない物語」と書かれた本に興味を持ったバスチアンは店主の目を盗んで、その本を持ち出し、物置きにこもります。本のなかでは、バスチアンと同じ年ごろの少年アトレーユが冒険の旅に出ていました。

現実世界と本のなかの世界がリンクしながらすすめられる不思議なストーリーです。幸いの竜やケンタウロス、地霊小人などファンタジーの世界のキャラクターが多数登場し、どれも生き生きとした動きを見せています。

著者 ミヒャエル・エンデ著、上田 真而子・佐藤 真理子訳
出版社 岩波書店
ページ数 589ページ(ハードカバー)、330ページ(文庫本・上)、418ページ(文庫本・下)
発行日 1982/6/7(ハードカバー)、2000/6/16(文庫本)

著者 ミヒャエル・エンデ著、上田 真而子・佐藤 真理子訳
出版社 岩波書店
ページ数 589ページ(ハードカバー)、330ページ(文庫本・上)、418ページ(文庫本・下)
発行日 1982/6/7(ハードカバー)、2000/6/16(文庫本)

AIが進化した現代にこそ読みたい小説

最終大戦後の荒廃した世界で、人々は動物を飼うことで癒やされていました。しかし実際に生きた動物を所有できるのは、富裕層だけ。賞金稼ぎで生活しているリックは電気羊しか飼えないことが不満でした。そんなとき、人類を脅かすおそれのあるアンドロイドの処分の話を耳にします。ほんものの動物を飼うため、リックは乗り出すのでした。

1968年にアメリカで発表されたSF小説です。小説のなかで人間とそん色のないアンドロイドが登場することから「人間とは?」「アンドロイドとの違いは?」と問いかけるようなタイトルになっています。

著者 フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳
出版社 早川書房
ページ数 336ページ
発行日 1977/03/16

著者 フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳
出版社 早川書房
ページ数 336ページ
発行日 1977/03/16

かりそめの平穏はもろく崩れやすい

いまから1,000年後の地球、のどかな集落で生活していた早紀たち4人は、図書館の自走型端末と出会いました。そこで、人間が特殊能力を身に着けたことで、過去の文明が崩壊したことを知ります。あわせて封印されていた暗黒の歴史が一気に開示され、早紀の住む集落でも平穏な日々が失われ、危機が迫ってくるのでした。

第29回日本SF大賞受賞作品です。単行本でも上下の2冊構成となり、合計で1,000ページ以上ある大作となっています。ハラハラドキドキしながら読むにはがっつりと読み応えのある作品といえるでしょう。

著者 貴志祐介
出版社 講談社
ページ数 510ページ(単行本)・488ページ(上)、448ページ(中)、560ページ(下)
発行日 2008/1/24(単行本)、2011/1/14(文庫本)

著者 貴志祐介
出版社 講談社
ページ数 510ページ(単行本)・488ページ(上)、448ページ(中)、560ページ(下)
発行日 2008/1/24(単行本)、2011/1/14(文庫本)

東京創元社『10月はたそがれの国』

幻想的でロマンチックで少しひんやりとする作品集

こびとは、自分の背が低いことにコンプレックスを感じています。そのためカーニバルにある歪んだ鏡に自分を映し、姿の大きな自分を見ることを日課としていました。(「こびと」)

SFの抒情詩人ともいわれるレイ・ブラッドベリが1965年に発表した短編集です。SFファンタジーというよりは、どこか怪奇で幻想的でホラー要素も盛り込まれている作品になっています。レイ・ブラッドベリは1956年にジョン・ヒューストン監督の『白鯨』の脚本を手掛けたことでも知られています。『10月はたそがれの国』でレイ・ブラッドベリに興味を持った人は視聴してみてください。

著者 レイ・ブラッドベリ著、宇野利泰訳
出版社 東京創元社
ページ数 498ページ
発行日 1965/12/24

著者 レイ・ブラッドベリ著、宇野利泰訳
出版社 東京創元社
ページ数 498ページ
発行日 1965/12/24

東京創元社『星を継ぐもの』

月で発見された遺骸から発覚する驚きの事実

月面で、深紅の宇宙服を着た遺骸が見つかります。遺骸はチャーリーと名づけられ、トライマグニスコープというあたらしい調査機器での調査がはじまります。トライマグニスコープを開発したハント博士も調査に参加することになりますが、調査は矛盾だらけ。なんとチャーリーは5万年以上前の遺骸でした。

1977年に発表されたSF小説です。月の起源など当時の科学の謎をSFの視点で解説しているのもおもしろいところでしょう。日本でもいまだに根強い人気のある作品のひとつ。

著者 ジェイムズ P.ホーガン著、池 央耿訳
出版社 東京創元社
ページ数 308ページ
発行日 1980/5/23

著者 ジェイムズ P.ホーガン著、池 央耿訳
出版社 東京創元社
ページ数 308ページ
発行日 1980/5/23

たいせつなものはなにかをもう一度考えたくなる作品

飛行士である「僕」は機体の不調から、サハラ砂漠に不時着します。そこで出会ったのは、どこかの星からやってきた王子さまでした。これまで誰にも理解されることがなかった僕を、王子さまはあっさりと理解し、ふたりに友情が芽生えます。僕と一緒に生活をしていくなかで王子さまは、故郷の星に残してきたバラを思いだします。

星の王子さま、と聞いて愛らしい少年のイラストを思い浮かべる人も多いでしょう。あのイラストも実はサン・テグジュペリ自身が描いたものです。さまざまな翻訳で出版されているので子どもの本と決めつけず、もう一度星の王子さまの世界にトリップしてみませんか。

著者 サン・テグジュペリ 著、管 啓次郎訳
出版社 KADOKAWA
ページ数 160ページ
発行日 2011/6/23

著者 サン・テグジュペリ 著、管 啓次郎訳
出版社 KADOKAWA
ページ数 160ページ
発行日 2011/6/23

早川書房『華竜の宮』

将来現実化しそうな危機感がある作品

25世紀、その大半が水没した地球では、地上民と、海上民にわかれて生活を送っています。外交官である青澄誠司は、民族間に起こるいさかいや問題を解決することが任務です。AIをアシスタントとしながら、任務を遂行していますが、あるときさらなる悲劇が人類に襲い掛かろうとしていることを知ります。

民族間のいさかいや政治的かけひきなど現在も地球上にあるトラブルに、バイオテクノロジーやAIなどを交え、緊張感たっぷりにストーリーが展開していきます。

著者 上田 早夕里
出版社 早川書房
ページ数 398ページ(上)、458ページ(下)
発行日 2012/11/9

著者 上田 早夕里
出版社 早川書房
ページ数 398ページ(上)、458ページ(下)
発行日 2012/11/9

岩波書店『地底旅行』

出典:Amazon
出典:Amazon