毛玉取りの選び方 ポイントをおさえよう!
こ家事代行エキスパートのことのはさんへの取材をもとにした毛玉取り機の選び方についてご紹介していきましょう。電動毛玉クリーナーや毛玉取りクリーナーの特徴をこまかく見ることで、自分がほしい製品を見つけることができます。
ポイントは下記の5つ。
【1】ハイパワーで効率的な「電動式」
【2】大切な衣類には「手動式」
【3】持ちやすさ、静音性、使い勝手
【4】お手入れのしやすさ
【5】洋服を傷めにくい「ガード付き」
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。あわせてどのように使うときれいに毛玉を取れるのかということも、紹介していきます。
【1】ハイパワーで効率的に作業するなら「電動式」をチェック
セーターなどにたくさんある毛玉をすばやく処理したい人には、電動の毛玉取り機がおすすめです。電気の力によってパワフルに毛玉カッターを回し、かんたんに毛玉を取ります。
忙しい朝の時間帯や急なお出かけ前でも、すぐに使用できて対処できるがメリットです。ほかにもソファーやカーペットにも使える大きな製品もあります。しかし、パワフルな機能ゆえに生地への影響も出やすいところがデメリットです。その場合にはガードホルダーや刃の距離を調整できる製品を選びましょう。
なお、電動式には「電池式」「充電式」「コンセント式」の3つの動力源のタイプがあります。それぞれの特徴について確認していきましょう。
コードレスで取り回しがいい「電池式」
電池式はコードレスで、取り回しがよい製品タイプになります。場所を選ばず使用できるので、出張先や旅行先にも持っていけるのがメリットです。充電式とは違って、乾電池を交換するだけですぐ使うことができ、時間の制限も受けにくいところもポイントでしょう。
乾電池の種類や使用数などは、商品の大きさやパワーによって決まってきます。できれば、本数が少なく済む製品をチョイスすると乾電池購入のコストも減らせます。
パワフルに使える「コンセント式(AC電源式、交流式)」
製品につながったコンセントから電力を供給するだけで使えるのがコンセント式(AC電源式、交流式)です。パワーのある動作で一気に毛玉を取れることと電池が切れるようなことがないので、洋服だけでなく、ソファーやカーペットの毛玉取りにも役立ちます。
しかし、コンセントのある場所でしか使えないことやコードつきなので場所の制限などがあります。その点については最近、コンセントつきのモバイルバッテリーが販売されているので、うまく併用しながら使うと携帯して使うことも可能です。
パワーはそのままどこでも使える「充電式」
充電式の電動毛玉クリーナーは接続コードもしくは、USBコードを利用してかんたんに充電ができます。USBコードの場合はコンセントだけなく、パソコンなどのUSB接続できる装置でも充電ができます。
充電後はコードレスで使えるので電池式同様にしばりなく、どこでも使うことが可能です。製品にはよりますが、もし充電がなくなった場合でもUSB電源をつなぐことで引き続き動作してくれる製品もあります。
【2】大切な衣類の毛玉を優しくとれるのは「手動式」
ブラッシングして毛玉を取る手動タイプの製品もあります。ウールやカシミヤなどのやわらかい素材に対し、生地の質感をそのままに毛玉を取りのぞけます。電動式は電池が切れると使えませんが、手動のクリーナーはいつでもどこでも使えるのがメリットです。
一方で電動タイプのように毛玉をカットして取りのぞくわけではないので、ポリエステルやアクリルなど、化学繊維の衣類についた硬い毛玉は取りのぞくのが難しいです。その点を注意して使いましょう。
なお、手動毛玉クリーナーのタイプには、「ブラシタイプ」と「刃がついたコンパクトタイプ」の2種類があります。デリケートな生地に使いたい場合、使う場所などでどちらの種類を使うのがよいかを考えてみましょう。
デリケートな生地の毛玉を優しくとる「ブラシタイプ」
生地からやさしく毛玉を取れるのが、ブラシタイプのメリットになります。ブラシタイプのなかにもさまざまな種類があってやわらかい毛だけがついている製品や、ブラシの柄の両面に硬さの異なる毛がついている製品などがあります。
やさしく毛玉を取ることができるので、デリケートな生地との相性はよいです。穴なども開きにくいので、洋服へのダメージは少ないです。
ピンポイントに使えて外でも重宝する「コンパクトタイプ」
手動式でも出張や旅行などに持っていきやすいのがコンパクトタイプです。ブラシタイプとは違って、ケースのような形で小さく作られており、カミソリやシェーバーのような形をしているものも。毛玉の取り方としては、毛玉が引っかかるローラー部分などがくるくる回って取るタイプなどがあります。
コンパクトな製品なため、大きな面積の毛玉を取るようなことは難しいです。その代わりに気になったワンポイントの毛玉などをすばやく除去することができることがこの製品のメリットになります。
【3】持ちやすさや静音性、使い勝手もチェック
持ちやすさと静かさ、そして使い勝手は毛玉取りを選ぶ判断基準になるポイントです。自分のライフスタイルに合わせて、このポイントのなかで重要視する内容を決めるとより自分にあった製品と出会えます。
詳しくご説明します。
連続で使うなら「持ちやすさ」をチェック!
毛玉取り機の使い勝手UPのひとつ目は、製品の持ちやすさです。毛玉取り機の形状はさまざまあります。そのなかでも手で握りやすいハンドルがあるタイプの製品を選んでみましょう。
電動毛玉クリーナーの場合は、ハンドルがあれば、布地のうえをスムーズに移動させることができます。
手動の毛玉取りクリーナーの場合は、ハンドルがついていれば力の入れ具合を調整しやすく、使い勝手がよくなります。
ながら作業や夜に使うなら「静音性」を重視して
出張やお出かけの際に、毛玉取り機を使う場面として夜間に使用することが挙げられます。そんなときは静音性に注目したいところです。ホテルなどでは小さな物音も気になるので、静かでモーター音などがしない工夫をされた製品を選びましょう。
手動タイプに関しては、くるくると先端が回る毛玉取りクリーナーでも音に関しては問題になることはないでしょう。気軽に使いたいときには手動タイプをおすすめします。
短時間で一気にかけたいなら「刃のサイズ」が大きい電動タイプ
家を出る直前に毛玉に気づいてしまったときなど、サッと毛玉を取りたいときは刃が大きい電動タイプの商品が役立ちます。目安としてはカッターの直径が40mm以上のものが良いです。
また、広範囲にわたって毛玉がある場合にも、大きめのサイズのカッターがついている電動毛玉クリーナーを使うとかんたんに除去できます。セーターやニットなどの洋服の毛玉をすぐに取りたい場合には、直径30〜45mmほどのカッターの製品を選ぶとよいでしょう。
ソファーや毛布などに使う場合は、直径が45〜65mmほどの大きなカッターがついている製品がおすすめです。大きい刃の場合には、除去できる面積が広くなるので短時間できれいにすることができます。
【4】お手入れのしやすさも大事なポイント
お手入れのしやすさというのも、毛玉取り機の使い勝手UPの重要なポイントになります。電動毛玉取りクリーナーには、基本的にダストボックスがついている製品が多いです。
ダストボックスからゴミ箱に捨てやすいかというところをチェックしてみましょう。できればボックスを外さすに処理できるものがよいです。手動の毛玉取りクリーナーでは、毛先の毛玉除去用掃除ブラシがセットになった商品を選びましょう。
【5】洋服を傷めにくい「ガード付き」もおすすめ
電動毛玉クリーナーを使っていると、パワフルに動くために洋服の生地を巻き込んで穴を開けてしまう可能性があります。とくに薄い素材などでは起こりやすいです。生地を傷めないためにもカッター部につけるガードがある製品を選びましょう。
ガードではなく、カッターの高さを調整する製品もあるので自分が使いやすい方式を確認してみてください。
デリケートなニット・コートには仕上がりを調整できる「風合いガード付き」
ニットやコートといった洋服はデリケートなものになるので、風合いガードつきの毛玉取り機を使うとよいでしょう。ニットの場合は、ゲージという編み機の針の数で毛の密度に違いがあります。
ゲージの大きさにあわせて風合いガードの仕上がりを変えることで、きれいにニットの毛玉を除去することができます。風合いガードは基本として3段階調整ができるのでチェックしてみましょう。
伝線しがちなタイツの毛玉には「デリケートガード付き」
タイツなどにも毛玉はできてしまいます。しかし通常の毛玉取り機では穴があいたり、伝線してしまいます。そんなときにはデリケートガードがついた製品を購入するとよいでしょう。
タイツだけでなくて薄い素材の洋服などでも使えるので、やさしくていねいに毛玉取りをしたいという人はデリケートガードつきの製品を選んで対応してみてください。
毛玉取りの人気3大メーカーはこれ!
毛玉取りを販売するおもな人気メーカーを紹介します! ぜひ参考にしてみてくださいね。
シンプルでラインナップ豊富な『テスコム(TESCOM)』
ビューティー家電やキッチン家電、リビング家電といった幅広い小型家電を手掛ける、日本の家電メーカー「テスコム」。取り扱う毛玉取りの種類も多く、充電式コードレスタイプ、乾電池式、小型モデルなど、ラインアップが豊富です。
テスコムの毛玉取りは機能が充実しているのも特徴。どの毛玉取りもホワイトを基調としたシンプルな形をしているので、インテリアの邪魔をしません。
サイズやカラバリ豊富な『マクセルイズミ(maxell IZUMI)』
「マクセルイズミ」は、電設工事製品をはじめ、電気シェーバーやドライヤーなどを製造する日本の家電メーカーです。用途に応じたさまざまなモデルの毛玉取りが販売されており、コンパクト、大型、超大型の3タイプのカッターが用意されています。
ピンクやブルー、グリーン、ブラウンなど、カラフルなカラーバリエーションも魅力です。
乾電池式でスタイリッシュな『ティファール(T-fal)』
鍋やフライパンなどの調理器具や調理家電、生活家電を展開するフランスのメーカー「ティファール」。ティファールの製品は機能性とデザインにすぐれているのが特徴です。
ティファールの毛玉取りはすべて乾電池式。グリップが大きく、握りやすいため、スムーズに作業できます。海外ブランドらしいスタイリッシュなカラーとフォルムも魅力です。
毛玉取りおすすめ14選【電動式】 ハイパワーでサクサクお手入れ!
それでは、今までの毛玉取り機の選び方を参考にしたおすすめ製品をご紹介していきましょう。まずは電動タイプの製品をみていきましょう。家事代行エキスパートのことのはさんと編集部で厳選しています。
コンパクトな製品から大きな製品まで、対応させたい場面などに合わせてチョイスしていますので確認してみてください。
「毛玉取り(電動)」のおすすめ商品の比較一覧表
毛玉取りおすすめ7選【手動式】 生地に合わせて丁寧にお手入れ!
次に紹介するのが、手動タイプの毛玉取りクリーナーになります。やわらかい生地やデリケートな洋服などが多い人は参考に選んでみるとよいでしょう。1WAYだけではなくてさまざまな機能があるタイプやお手入れしやすいアイテムがついている製品なども紹介しています。
使いやすそうな製品はどれかを詳細までよく確認して選んでみてください。
「毛玉取り(手動)」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 毛玉取りの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの毛玉取りの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
毛玉取りの上手な使い方 コツを知って使いこなそう!
ここでは、毛玉取り機の正しい使い方を確認してみましょう。まずは前準備として電動の毛玉取り機を使用する場合には、動作を確認して、充電もしくは電池交換をします。そしてアイロン台を準備しましょう。
アイロン台は普通のテーブルよりもやわらかい素地を台に使用しているので洋服へのダメージを減らせます。準備がととのったら、対象の洋服を台の上に乗せて、毛玉取り機を軽く押し当てます。強くしてしまうと穴あきなどの原因になるので注意しましょう。
くるくると毛玉取り機を回転させながら、毛玉を取っていきます。毛玉がいっぱいになる前にダストボックスを空にしながらすると詰まりなく作業ができます。
手動タイプの場合は、アイロン台に乗せるところまでは一緒です。そのあとは髪の毛をブラッシングするような感じで、やさしく上下左右にブラシを動かしてあげましょう。ブラシが動くコンパクトタイプも同じように作業してください。
毛玉予防にはスプレーも! 毛玉を減らす工夫も大事
面倒な毛玉取りの手間を減らすには、あらかじめ毛玉予防スプレーをしておくというのもひとつの方法です。衣類の摩擦によってできる毛羽の発生をおさえることで、毛玉ができるのを防いでくれますよ。
undeg(アンデグ)『毛玉防止スプレー』
ウールやカシミア、コットンやポリエステルなど幅広い素材に使える毛玉防止スプレーです。
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家事代行エキスパート
毛玉取りには、大きく2種類(厳密には3種類)あります。大きい分類は電動か手動か。電動タイプでもAC電源などのコードタイプか充電タイプかに分かれます。パワフルさを求める場合はコードタイプがおすすめです。電源が近くにない場所で使用が多い場合は充電タイプ、デリケートな生地にはやさしく毛玉を取る事のできる手動タイプがそれぞれ適しています。
洋服ブラシや衣類スチーマーも合わせてチェック! 衣類のケア用品を厳選
毛玉を取るだけで洋服はきれいになる いかがでしたか?
今回は毛玉取りの選び方とおすすめ商品についてご紹介してきました。洋服やインテリアの種類や大きさなど、選ぶポイントがたくさんあるのでこの記事の内容を参考に自分がいま使いたい製品を選んでもらえるとよいかと思います。ダイソーなどの100均などでも購入できますが、よりこだわりたい方はいろいろな商品から比較検討してみてください。
毛玉だらけの服はどうしても見た目が悪いですが、毛玉取り器できれいにしてあげるだけで新品に近い状態まで復活させることが可能です。お気に入りの洋服が毛玉が原因なだけで捨ててしまうのは、心惜しいですよね。
毛玉取り器できれいにしてあげて、またおしゃれしてみるのもよいでしょう。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
大手清掃業社を退職し、こまやかな心遣いの出来る家事代行をやろうと立ち上げました。しかし、高齢化は避けては通れないと痛感し介護職としてパート勤務しております。高齢者の身の回りの家事代行にも対応できるよう邁進中です。