カラーバターについて知ろう!
カラーバターとはどういったカラー剤なのかをまず知ることで、自分にあった選び方ができるでしょう。早速よくある質問も見ていきましょう。
Q.1 カラーバターとは?

カラーバターとは、ベースにブリーチなどをしている明るい髪に1回のカラーで鮮やかな色味をいれることができるヘアカラー剤です。トリートメントにカラーが入っているので髪にダメージを与えることなく、髪をいたわりながらカラーすることができます。
Q.2 カラーバターで一時的な黒髪になれる? 色持ちは?

ブリーチした金髪をカラーバターで黒髪に染めることができます。毎日のシャンプーで徐々にカラーが抜けていくので1か月も経たないうちに金髪に戻るでしょう。1日だけということはできないのがポイントです。1日だけ黒髪にしたい人は黒染めスプレーがおすすめです。
カラーバターの選び方 目的・種類・成分などで
まずはカラーバターの選び方をチェックしていきましょう。
【1】目的に合わせて選ぶ
【2】カラーから選ぶ
【3】トリートメント成分が配合されているものを選ぶ
【4】染料の種類で選ぶ
【5】頻繁に使うならコスパで選ぶ
自分の使い方にぴったりのカラーバターを選ぶために参考にしてみてくださいね。
【1】徐々に染めたいのか、1回で染めたいのか? 目的に合わせて選ぶ
カラーバターとヘアカラートリートメントはテクスチャーに違いがあるため、目的に応じて選ぶ必要があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
1回でカラーチェンジしたいなら、カラーバター
カラーバターはヘアカラートリートメントよりも、かためのテクスチャーであることが特徴です。かたいため髪への密着率が高くなり、色づきやすいのが魅力。塗り広げるにはかたく、慣れが必要なため、部分染めに向いています。
かためのテクスチャーなので、チューブではなくジャーに入った商品が多くあります。使い捨ての手袋をした指でジャーからすくって使います。指ですくえるほどのかたさなので、扱いやすいです。
徐々に髪色を染めるなら、ヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントはカラーバターと成分が似ており、髪を傷めずにカラーをしたい人に人気があります。しかし、カラーバターと違い1回では思い通りの色に染まらないため、繰り返しカラーをする必要があります。白髪染めなど、徐々に髪色を染めていきたい人に向いています。
【2】カラーから選ぶ
自分のカラーの発色に合わせてどのカラーバターが適しているのか事前に考えておきましょう。ブリーチの程度も考慮して選ぶことをおすすめします。
男女ともに人気のアッシュ系














出典:LIPS
アッシュ系のカラーは髪色がくすんでいる人におすすめできます。明るい髪やくすんだ髪にアッシュに加えると綺麗な色合いになります。落ち着きのある髪に仕上げたい人はアッシュカラーを使用しましょう。
メンズ人気の高いシルバー系
シルバー系のカラーは、上質な色合いの発色に仕上がります。白系のカラーにのせることで綺麗なツヤ感に染め上がります。シルバー系のカラーは、他の色とも組み合わせることもおすすめできます。
【3】トリートメント成分が配合されているものを選ぶ
カラーバターもヘアカラートリートメントも、基本的にはトリートメントにカラー剤が入ったものです。そのためどれも髪をケアする成分が配合されています。
パサつきを感じたらセラミド配合のもの、光沢がなくなってきたらカチオン化グアー配合など、自分の髪の気になるポイントに合ったカラーバターやヘアカラートリートメントを選びましょう。
【4】染料の種類で選ぶ
カラーバターやヘアカラートリートメントに含まれている染料にはおもにふたつの種類があります。塩基性染料と、HC染料です。
塩基性染料は分子が大きいため髪の表面にとどまり、イオン結合することで発色します。染料の分子同士が結びつくため、色落ちしにくいのが魅力。しかし、色素定着が遅く、色の種類があまりないことがデメリットです。
一方でHC染料は、カラーバリエーションが豊富です。分子が小さいためキューティクルのなかまで入りこみ、発色するため、色の定着が早いのが魅力。
結合はしないので色落ちが早いことがデメリットです。
ふたつの染料を組み合わせてカラーバリエーションを増やしたり、植物染料をプラスしたりといった、さまざまな組み合わせの商品があるため、目的に合わせて選びましょう。
【5】頻繁に使うならコスパで選ぶ
カラーバターやヘアカラートリートメントは、色落ちする性質があります。そのため使いはじめは集中的に、そのあともカラーをキープすることを目的にして、1週間に一度ほどの頻度で使い続けることを考えて、コスパがいいものを選ぶのも方法のひとつです。
色落ちの過程が美しいカラーバターも販売されています。1~2カ月かけて色の変化を楽しむのも、また違った楽しみ方です。
ダメージを気にせず使えるところが魅力 元美容師・ヘアケアマイスターがアドバイス
カラーバターは髪をトリートメントしながら色素を足していくので、ダメージが気になる人でも気にせず使うことができます。液だれもしにくいので初心者でも扱いやすいです。しかし黒髪を染めようとしても色素を抜く力はないので、カラーバターを使う前にベースの髪色を抜いておくことが重要です。ベースのカラーが明るければ明るいほどはっきりと色味がでやすくなります。
カラーバターおすすめランキング12選 自分の髪色や使いたいシーンにあわせて!
ここからは、カラーバターのおすすめ商品12選を紹介していきます! 1~10位まで、元美容師・ヘアケアマイスターのsakuranboさんにランキング付けしてもらったので、ぜひカラーバター選びの参考にしてくださいね。
『エンシェールズ カラーバター』はトリートメント成分を90%配合。ダメージケアをしっかりするのでツヤのある仕上がりに。MANIC PANIC『ヘアカラークリーム』はしなやかでハリ・コシのある質感に。彩度が高く鮮やかな発色と、豊富なカラー展開が魅力です。
ジアミンフリーで低刺激の『キュプアス カラーバター』は頭皮や肌が弱い人にもおすすめ。トリートメントの作用をほどこしながらきれいなカラーに仕上げます。
ダメージケアしながらカラーリング
成分の90%以上がトリートメント成分なので、ダメージをケアしながらカラーリングができるカラーバターです。ブリーチ後などのハイダメージな髪にも使えるため、補修とカラーリングが1回ですみます。
全27色の豊富なカラーバリエーションにプラスして薄める専用のクリアカラーもあるので、混ぜたり薄めたりして独自のカラーを作っても楽しめます。1回の施術でしっかり染まり、色落ちする過程も美しいため、カラーによるものの1カ月と長く楽しめるものも。トータルで考えると高コスパといえます。
全47色のカラバリ豊富なヘアカラークリーム
マニパニの愛称で知られるこちらは、全47色と豊富なカラーバリエーションが魅力です。
たとえば、紫系だけでもヴァイオレットナイト、ライラック、エレクトリックアメジスト、パープルヘイズ、ウルトラヴァイオレット、ミスティックヘザー、ディープパープルドリームと7色展開されています。色落ち具合もピンク寄り、ブルー寄りとそれぞれ違うため地髪の色味や、肌タイプにあわせて選ぶのも方法のひとつです。
キュプアスバターから生まれたカラーバター
アマゾンで採れるキュプアスバターから作られたカラーバターです。キュプアスバターは保湿性の高い成分として名高いシアバターよりも、溶ける温度が30度と低い性質がある保湿成分です。そのためキュプアスバターは髪につけた際に加温することでさらに髪に密着、色づきがよくなります。
pH6.5と中性のトリートメントクリームでカラーリングできるため、ダメージが少ないものうれしいポイント。
アボカドオイル配合のカラートリートメント
アボカドオイルや天然成分ヒマシ油が配合されているため、髪を包み込むようにコーティングしてくれ、カラーリングしながら髪にツヤとうるおいがプラスできます。
さらに、シルクプロテイン配合で髪を補修してくれるのは、ハイカラーなどでダメージを受けた髪にうれしいポイント。フレッシュフローラルの香りでヘアカラーの時間も快適です。
メッシュカラーやマルチカラーが楽しめるプチタイプ
メッシュカラーや、ワンポイント使いなどの部分染めに使える、20gのプチタイプです。ジャータイプは多色そろえるとなるとコストがかかりますが、こちらはプチプラ。
これならグラデーションや、レインボーヘア、ユニコーン、ギャラクシーなどのマルチカラーにも気軽にチャレンジできます。オリジナルカラー作りの補色や、根本だけのカラーリングにも使えて便利です。
ツンとした匂いがしないカラーディップ
カラー剤特有のツンとした刺激臭がしないカラーディップです。地肌にも低刺激のためベタ塗りすればよく、自宅でかんたんにセルフカラーが楽しめます。
3種類のボタニカルバター配合で痛んだ髪を補修しながら色を入れることができるため、つるつるサラサラの仕上がりに。毎日のシャンプーで少しずつ色が抜けますが、色が変化する過程も楽しめます。
パラクロレラの濃密ゼリーコートで手触りつるるん
微細藻類パラクロレラがバイオゼリーとなり、髪の毛1本1本を濃密にゼリーコートしてくれるから、カラーリングのあとの髪はつるるんとした手触りに。高密カチオンが浸透するため、色もちが続くのも魅力です。
カラー展開はペールモーブなどのペール系やライトアッシュなどのパステル系のニュアンスラインと、バレンシアやターコイズなどビビットな発色のアメイジングラインの全18色。
ハーブの力でカラートリートメント
ヘルバ(HERBA)の名前のとおり、ハーブ成分が豊富に配合されたカラートリートメントです。セージ葉、カンゾウ根、柚子果実のエキスが配合されているため、パサつく髪にうるおいを与えてくれます。
また、ブラウン系とブルーを混ぜ合わせることで、好みの色を作ることも可能。赤みをおさえたクールなアッシュ系ブラウンも実現します。
ビビットなカラー展開が魅力
ロンドンから直接取り寄せたこちらのシリーズは、ピンクやオレンジ、ブルーなどのビビットなカラー展開が魅力です。濃厚なクリームタイプなので、髪にぴたっと密着。発色よく仕上がります。
濃い色味なので、薄め剤のカラーテイマーで薄めて好みの色を作りましょう。1色の濃淡で作るグラデーションカラーもきれいです。パンテノール配合などトリートメント成分も充実。
ボタニカルケアできるカラートリートメント
こちらは髪のダメージを補修しながらカラーができるカラートリートメントです。有機栽培のエーデルワイスエキスや、グアー種子から作られるコンディショニング成分、カチオン化グアーなどボタニカルなトリートメント成分が配合されているので、カラーしたあとはしっとりつるんとした仕上がりに。
アルカリ剤を使用していない塩基性のカラー剤なので、地肌の荒れを気にすることなく使えます。プリンセスグレージュやデビルローズなど、全10色の豊富なカラーバリエーションも魅力です。
「カラーバター」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カラーバターの売れ筋をチェック
楽天市場でのカラーバターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カラーバターの使い方
カラーバターの使い方はとっても簡単です。
1.まずは全体シャンプーをしてタオルドライをします。トリートメントはしません。
2.ビニールの手袋などを使って、染めたい箇所に塗布します。
3.塗布後、既定の時間放置します。このとき液だれしないようにシャワーキャップを被るといいでしょう。
4.水でしっかり洗い流したらドライヤーで乾かします。カラーバターはトリートメントなので、シャンプーは使わずに注ぐだけでOK。軋みが気になるならトリートメントを使いましょう。
ヘアケアに関連する記事のご紹介 【関連記事】
自分に合ったカラーバターを選ぼう
カラーバターはカラートリートメントのようにヘアケアしながらカラーリングが楽しめる、一石二鳥のヘアカラー剤です。カラートリートメントよりもテクスチャーがかためなので液だれも気にすることなく使え、グラデーションやメッシュカラーなどの部分染めにも便利な特徴があります。
ペールカラーやアッシュ系のニュアンスカラーから、ビビットカラーまでカラーも豊富。ボタニカルなトリートメント成分配合のものや、プチプラの小分けタイプなどさまざまです。
自分に合ったカラーバターを選んで髪のおしゃれを楽しみましょう。
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美容師経験や自身の子育て経験を活かしたわかりやすい記事を心掛けています。好奇心旺盛で多趣味なので、日々学びながら子どもとともに成長中です。 メイクやヘアアレンジが好きなので美容師時代は趣味のカメラでモデルを使った撮影や、コンテストでの入賞経験あり。海外生活を経て結婚後、子育てと両立して複数媒体でライター活動しています。 忙しくても手抜きでもおしゃれを楽しみたい、そんな女性を応援します! ◆美容師免許◆ヘアケアマイスター