通園用リュックの選び方 保育園や幼稚園の通園に!
保育士の武田優希さんに、通園用リュック選びのポイントを教えてもらいました。
「軽さ」と「丈夫さ」を重視しよう
通園用リュックは、園で必要なものをすべて入れて、子どもが背負って使用します。子どもが背負っても負担がかからない、軽いものを選びましょう。
一方で、全体的な軽さのみで選んでしまうとリュックの耐久性が低くなってしまうことも。軽いことに加えて、長く使える耐久性のある素材かどうかもチェックしましょう。また、撥水性の高いものなら汚れや水濡れしにくく、お手入れしやすくなります。
子どもの体型に合ったサイズを選ぶ
子どもの体に合わないサイズの通園用リュックを選んでしまうと、背中に背負っているときに圧迫感があったり、大きすぎて取り扱いしにくくなったりします。長く使えるものを選びたい、という人も多いかもしれません。ですが、そのときの子どもの体に合ったサイズのものを選ぶことが重要です。
小学校入学前の子どもが背負うサイズなら、容量10L前後までのものがおすすめです。
子どもがひとりで扱えるシンプル構造が大事
通園用リュックは、園生活でのなかで子どもが補助なしでラクに扱えるものを選んであげましょう。
ポケットは少なめがおすすめ
小さな子どものリュックでポケットが多めのものを選んでしまうと、どこになにが入っているのかがわかりにくくなってしまいます。ポケットの数は内部、外部それぞれでひとつずつ程度の、なるべく少ないものを選ぶとものの管理がしやすくなります。
ポケットがある場合も、ポケットがメッシュになっていて中身が見えるなど、どこになにが入っているのかがわかりやすいものを選びましょう。
開け閉めしやすいファスナーかチェック
通園用リュックは、園生活で必要なものを出し入れして使います。子どもの小さな手でも扱いやすく、開け閉めしやすい機能や工夫があるかどうかをチェックしましょう。
たとえば、ファスナーの持ち手が長くなっているものなら掴みやすく開け閉めしやすいです。左右どちらからでも開けられるダブルファスナーなら、もたつかずスムーズに開け閉めできます。
ベルト付きならずり落ちない
通園用リュックは背負って歩いているうちに肩からずれてしまい、子どもが背負いにくく感じることがあります。徒歩通園などで背負う時間が長い場合は、ショルダーベルトやチェストベルトがついているものを選びましょう。ベルトでショルダー部分を固定するため、肩からずり落ちません。
ベルト部分も、子どもが取り扱いしやすいベルクロタイプを選ぶとなおよいでしょう。
子どもが喜ぶかわいいデザインに注目!
子どもが毎日使うものですから、子ども自身が気に入ったデザインであることも大切。好きなキャラクターや色、デザインのリュックを選びましょう。どんな洋服にも合うように、シンプルなデザインを選んでもおしゃれです。
通園用のリュックは、園である程度デザインの指定があるかもしれません。派手すぎるとNGな場合もあるので、園での決まりをチェックしてみてくださいね。
通園用リュックのおすすめ12選 男の子も女の子も! おしゃれで使いやすい!
選び方をふまえて、保育士・武田優希さんと編集部で通園用リュックのおすすめ商品を厳選しました。人気ブランド・メーカーのリュックを厳選したので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね

機能性とデザインのどちらも重視したい方には、こちらの通園リュックがおすすめ!
ハーネスや反射テープなど歩きやすい工夫が豊富
アウトドアプロダクツから発売されている、デザインが豊富な通園用にぴったりのリュックです。電車や動物、ドレスやメイク道具など子どもの好きなモチーフのデザインが選べます。
ショルダー部分のずれを防止するハーネスや、反射テープなど背負って歩くときに便利な機能が豊富。降園時間やお迎えが遅くなるときなどにも向いています。

乗り物好きの子どもにおすすめ。蓋のようにひらくので、荷物の出し入れがかんたんです!
乗り物好きの子供が喜ぶ新幹線デザイン
日本全国を走る新幹線の各車両をモチーフにしたデザインが特徴の通園用リュックです。新幹線が好きな子どもにぴったりのデザインで、お気に入りの新幹線車両のデザインが選べます。単独の車両のほか、異なる車両同士の連結車両デザインもそろっています。
ファスナーが大きく開くのが特徴で、通園する3~4歳の子どもも取り扱いしやすくなっています。雨や汚れに強い撥水加工や子どもの体に合わせた背負いやすいベルトなど、使いやすい工夫も豊富にそろっています。
ポケットがメッシュ仕様で見やすい
アメリカ発祥のアウトドアブランド、ザ・ノースフェイスのリュックサックです。3~4歳ごろの子どもの使用を想定して作られているため、取り扱いやすい工夫が豊富に取り込まれています。
フロントポケットは面ファスナー式、内部ポケットもメッシュになっているため、中身が見えやすくなっています。チェストストラップは取り扱いしやすい面ファスナー式。デザインも豊富にあります。
左右に大きく開いて子供も出し入れしやすい!
クラシカルなデイパックのデザインを取り入れた、ノースフェイスの子ども向けリュックです。メインの開閉口はダブルジッパーを採用、さらに左右に大きく開くため荷物の出し入れがしやすくなっています。
フロント部分のファスナーポケットは、連絡帳や出席ノートなどを入れるのにぴったり。シンプルデザインが子どもっぽくなりすぎずおしゃれです。
子供が喜ぶデザインが豊富!
デザインの豊富な通園グッズを展開している、カラフルキャンディスタイルの通園用リュックです。男の子から女の子まで、幼稚園や保育園に通う年齢の子どもが好きなものをモチーフにしているデザインがそろっています。毎日通園するからこそ、子どもの好きなものを選びたいときにぴったりです。
素材に水を通さないビニールコーティングがされているため、雨の日の通園も中身を濡らしません。
サイズとカラーが豊富でお気に入りが見つかる!
子ども服や通園グッズを展開する、オーシャンアンドグラウンドのリュックサックです。同じデザインでSサイズとMサイズ展開があるため、子どもの成長に合わせて買い替えするときや、きょうだいでおそろいにしたいときにもおすすめです。
カラーも豊富なので、性別や子どもの好みでも選べます。ファスナーの引き手がガイロープになっていて、デザイン性と開けやすさを兼ね備えています。
3歳未満の子どもでも使える子供用リュック
保育園など3歳未満から使える通園用リュックを探しているときにぴったりの商品です。3歳前後の小さい子どもの体にも負担がかからない、5Lサイズの容量になっています。
未満児はマグや小さめ水筒、タオルなど必要最小限のもののみリュックに入れ、ほかは別持ちという園などもあります。自分で保育園の支度をする習慣づけや、必要なもののみ入れたい通園用リュックにも向いています。

大容量ながらラクに背負える通園リュックをお探しの方にはこちらがおすすめです。
遠足などの荷物の多いときにも大活躍!
コールマンの子ども向けリュックで、大きめサイズがこちら。10Lの容量があるため、通園用はもちろん、遠足やデイキャンプなど荷物が多くなるときにも使えます。
デザインはプチシリーズと同じものがそろっています。好みによって選べるほか、子どもの成長に合わせてリュックのサイズを大きくするときにも、同じデザインが選べます。
軽さと強度を兼ね備えたアウトドアブランドリュック
強い耐久性を持ちながら軽量素材の915dコーデュラポリエステルを採用したアウトドアプロダクツのリュックです。リュックの重量は240g、7L容量のため、園児にも負担なく背負えます。
フロント部分のジッパーポケットに内部ポケットと、最低限にポケットの数もおさえられています。デザインもシンプルなものから柄のものまであるため選びやすいです。
立体的な形が使い勝手よくおしゃれ!
左右に大きく開くファスナーが特徴の、立体的な形をしたオーシャンアンドグラウンドのリュックです。お弁当を準備するときなども、大きく開くため中身が見えやすく、取り出しやすくなっています。
サイズが2展開のため、荷物の量や子どもの体型に応じて選べます。背中側にネームがあり、外側から子どもが名前を確認しやすいうえ、背負っているときに名前が外から見えない工夫もあります。
シンプルで荷物が出しやすい巾着型リュック
おしゃれなデザインのリュックを持ちたい、という子どもにぴったりの巾着型リュックです。ポケットはまったくついていないシンプルな形状で、開け口はファスナーではなく巾着になっているのが特徴。口が大きく開くため、小さな子どもでも荷物の出し入れをしやすくなっています。
汚れや水濡れに強い撥水加工済みの素材を採用。カラーバリエーションが豊富で、おしゃれなものを持ちたい女の子はもちろん、男の子にもぴったりのものが見つかります。
教材が入りやすいスクエア型リュック
教材の多い、または降園後の教室が充実している園に通う場合リュックに教材が入らず、レッスンバッグなどを別持ちすることが多いです。給食園などでリュックに入れるものが少なく、かつ教材を入れたいときにおすすめな商品です。
スクエア型のため、ファイルや教科書、ピアノの楽譜など教材が入りやすくなっているのが特徴。リュックとしてだけでなくハンドルを使って手持ちになる、ショルダーストラップにはパッドが入っているため負担がかかりにくい工夫も施されています。
「通園用リュック」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 通園用リュックの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの通園用リュックの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
保育士からのアドバイス
必要な物を入れても容量にゆとりがあるものを選ぼう
子どもは大人のようにていねいに洋服をたたんだり、しまったりするのがむずかしいので、大人が荷物をしまうときよりもかさばってしまいます。そのため、かさばっても荷物を出し入れしやすいよう容量に余裕があるリュックサックがおすすめです。
その際は、背中とリュックサックが密着するベルト付きやショルダー部分にクッション材が入っているものなど、ラクに背負える工夫がなされたリュックサックを選びましょう。
通園グッズに関するおすすめ記事はこちら
通園リュックは充実した園生活の必須アイテム!
保育士・武田優希さんと編集部で通園用リュックの選び方とおすすめを紹介しました。通園用リュックはできるだけ長く使えるものを選びたい、という人も多いですが、子どもがひとりで扱えるかどうかを前提に選ぶのが重要です。
扱いやすさやぴったりのサイズは、子どもの年齢や発育状況によっても異なります。また、子どもによっては好きなデザインのものを選びたいこともあります。扱いやすい、お気に入りの通園用リュックを見つければ園生活をもっと楽しめるでしょう。
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施設保育士として、被虐待児や発達障害児を含む0〜18歳の幅広い年齢の子どもと多く関わる。またその保護者へ、育児相談だけではない実践的な養育支援を含む生活基盤確立のためのあらゆる支援を行い、後に社会福祉士を取得。 全国転勤族で、帯同に伴う転職で企業主導型保育園や小規模保育園での勤務経験もあり。 保育士人材紹介会社のコラムを執筆担当中。 また転勤族の妻向けのブログを運営し、育児情報を中心に赴任地の様子を発信している。三児の母。