花粉対策メガネの役割
花粉が目に入るとつらい症状を引き起こします。花粉メガネは花粉が侵入しないようにガードしてくれる対策用のアイテムです。一般的なメガネをかけると目のまわりにスペースができますが、花粉対策メガネはフレームにフードがついているのが特徴です。
男性や女性、子どもと、それぞれに合うサイズ展開。デザインも豊富でファッション性が高く、普通のメガネのように度付きのタイプもあります。
▼花粉対策メガネの効果は?
花粉症は目や鼻などから花粉が入ってしまうことで起きます。目はアレルギー反応が出やすく、かゆみや充血の原因にもなります。花粉対策メガネをかけることで、目に侵入する花粉を3分の1程度に抑えることができると検証されています。またゴーグルタイプなら10分の1まで抑えることができるそうです。
各メーカーにより効果検証が行われており、実際の数値はホームページなどで確認してみましょう。
花粉対策メガネの選び方
それでは、花粉対策メガネの基本的な選び方をみていきましょう。ポイントは下記です。
【1】フード付きかどうか
【2】フィット感やサイズ感
【3】子供にはキッズ仕様・サイズ
【4】その他の便利機能
【5】デザイン性
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい商品をみつけることができます。
【1】フード付きかどうかチェック
花粉対策に普通のメガネをしても侵入を防ぐのは難しいもの。鼻や耳のすき間から花粉が入ってしまう可能性があります。
花粉対策には、フレームのまわりを囲むように透明のフードがついているメガネを選びましょう。目元をしっかり守って花粉からガード。ノーズパッドやつるの部分を自分で調整できるタイプもあり、顔に合わせてフィットさせられます。
【2】フィット感やサイズ感をチェック
自分に合うメガネを選ぶにはできれば試着したいところ。試着すれば見た目やフィット感を確認できるので、購入してからイメージと違ったということもありません。
通販で購入する場合は、着用した状態を画像で確認するのがポイント。口コミも参考になります。また、ファッションメガネや度入りのメガネを愛用している場合は、同じメーカーから発売されている花粉対策メガネを選ぶと失敗しにくいでしょう。
【3】子供にはキッズ仕様・サイズを選ぼう
子供用の花粉対策メガネは顔のサイズに合わせて選びましょう。キッズ用は小学校低学年から中学年くらいのサイズ。小学校中学年から高学年くらいになったらジュニア用のサイズが適しています。
注意したいのは「素材」です。フード(張り出し)部分が硬くない、やわらかい樹脂が使われているものを選びましょう。指で押せば変形させられるような、やわらかい樹脂がベターです。
【4】その他の便利機能をチェック
紫外線カット機能
花粉対策メガネは花粉の侵入をガードする以外の機能を備えています。フレームについているフードが、大気汚染物質であるPM2.5や黄砂から目の表面をガード。
また、紫外線対策機能を備えたタイプもあります。紫外線は、白内障や翼状片といった目の病気を引き起こすことも。紫外線から目を守るために、UVカット機能がついた花粉対策メガネを選びましょう。
マスクと使える曇り止め機能
花粉対策にはメガネだけでなくマスクも欠かせないアイテムですが、メガネとマスクを併用するとレンズが曇ってしまうのが悩みどころ。
花粉対策メガネを選ぶときは、曇り止めの機能があるかチェックしておきましょう。レンズに防雲コートが施してある花粉対策メガネは、マスクと一緒に着用してもレンズが曇りにくく快適です。
メガネとして使いたいなら度付きを
花粉対策メガネには度つきのレンズに変更できるものがあります。購入してから見え方が気になることもあるので、レンズ交換可能なものを選ぶと便利です。ZoffやJINS、眼鏡市場などのメーカーによっては、期限内であれば追加料金なしで対応してくれる場合も。
いつも着用しているメガネはそのまま使いたい場合は、オーバータイプの花粉対策メガネを選びましょう。メガネの上から着用できる作りで、長時間かけていても快適なように軽量に作られているものもあります。
【5】デザイン性をチェック
花粉対策メガネと聞くと、スキーのゴーグルのようなデザインと思われがちですが、普通のメガネと同じようにおしゃれなデザインが多くあります。フード部分が透明なので、自然な見た目です。
フレームのデザインも、きちんと感があるスクエアタイプや、カジュアルなウェリントンタイプがあります。自分の顔に合う形を選んで、ファッション感覚で楽しみましょう。
花粉対策メガネおすすめ10選【大人用】
ここからは、花粉対策メガネの選び方をふまえて、大人用、子供用にわけておすすめ商品をご紹介していきます。まずは大人向けから紹介します。
花粉対策メガネとサングラスの2wayタイプ!
「MIDI」は、メガネの名産地である福井県鯖江市で、おしゃれなリーディンググラスを製作しています。花粉対策メガネもおしゃれなデザインが魅力です。フレームやレンズカラーの組み合わせを選べるのがポイント。
シールドや鼻パッドにはしなやかなシリコン素材を採用しているので、快適に着用できます。シードルは取り外しが可能。花粉のオフシーズンにはノーズパットを装着して、サングラスとして楽しめます。
おしゃれなオーバータイプのサングラス!
「eight tokyo」は東京発のアイウェアブランド。メガネの生産地として知られる福井県鯖江市のメーカーと共同で、デザイン・企画をしています。
こちらはメガネの上から着用できるオーバータイプ。クリアグレー&ライトグリーンとクリアブラン&ライトブラウンの2色展開です。花粉はもちろん、PM2.5やウィルスもブロック。曇り止め加工でマスクとの併用にも適しています。
メガネの上からかけて花粉をガード!
手持ちのメガネに重ねて花粉対策メガネをしたい人にぴったり。メガネをかけずに通常使用も可能です。金属を使用せず、衝撃に強いポリカーボネートを採用しています。軽いので長時間の着用も快適。
クリアのほかに、ブラウン、グレーもあり、サングラス風でおしゃれです。両面に曇り止めコートを施していて、紫外線もしっかりカットします。
ゴーグルタイプでしっかりフィット!
上下のひさしやサイドがフィットして、花粉から目をガードします。軽いのでかけ心地も快適。年齢を問わず使えるシンプルなデザインです。
レンズとフレームにはポリカーボネートを採用し、キズがつきにくいのもメリット。曇り止め加工を施しているので、マスクとの併用にも適しています。リーズナブルな花粉対策メガネを探している人にもぴったりです。
防曇レンズ標準装備なので、不快感を減らせる
マスクをしてもレンズが曇りにくいレンズを採用していて、不快感が軽減されます。目元の隙間を極力なくしながらも、普通のメガネのようなデザイン。花粉が飛ぶ季節でもおしゃれに過ごせます。
テンプル(つる)の耳元の素材はラバーで、自分にフィットするように調整が可能です。
花粉&紫外線対策用のサングラス!
フレームがなくて視界が広いサングラスタイプの花粉対策メガネです。日本人の骨格に合うように設計されているのですき間ができにくく、しっかりガード。つるの部分がしなやかに動いて、顔に合わせてフィットします。
22gと軽量でつけ心地も快適です。花粉カット率の試験では95.6%のカット率を達成。上下や側面からの紫外線もしっかりカットします。
花粉対策にも役立つセーフティグラス!
こちらは花粉対策用のメガネではありませんが、粉じんや飛来するものから目を守る作業用の保護メガネです。交換可能な高性能のレンズを採用。木工や研磨などを扱う現場で使われています。
つるの部分には金属の芯が入っていて、かけ具合を調整可能です。メガネに負担をかけないように、つるの部分を両手で持ってかけ外すようにしましょう。
医療用メガネを作っているメーカーの花粉対策メガネ
UNIVETのメガネは医療や産業業界で使われています。人間工学にもとづいて設計されており、日本人にもフィット。ウェリントンフレームのおしゃれなデザインも魅力です。
ネジを使わずにフレームとサイドのフードが一体型になっているので、花粉が横から侵入するのを防ぎます。ワイドレンズで花粉も紫外線もしっかりブロック。重量は26gと軽く、圧迫感が少ないナイロンフレームを採用しています。
普通のメガネと2way使用ができる!
ホコリやPM2.5の侵入もガードする花粉対策メガネです。エラストマーを採用したクッションガードはやわらかくて弾力性があります。保水パックつきで、湿度をキープ。目の周りの乾燥が気になる方にもおすすめです。
クッションガードは取り外し可能。ノーズパッドに付け替えると普通のメガネとしても使えるので、オフィス用としても便利です。
花粉や紫外線や黄砂をしっかりブロック!
山本光学が製造している花粉対策メガネです。セーフティーグラスの技術があり、紫外線や黄砂、粉じんからも目を守ります。
路面や窓面、水面からの乱反射光線をカットするフィルター機能を持った偏光レンズを使用。屋外でも視界をクリアにたもちます。フレームにはナイロン素材がつかわれていて、角度や長さの調整が可能です。
花粉対策メガネおすすめ2選【子供用】
子供用向けのキッズ用花粉対策メガネを紹介します。万が一、子供が転倒してしまった場合でもケガをしにくい素材を使った商品をピックアップしています。
丸洗いできるからいつも清潔!
やや小さめで子どもや女性向けの花粉対策メガネです。ポリカーボネイトを使っているので衝撃に強い造りです。花粉だけでなく、黄砂やPM2.5の侵入もガードします。
メガネを丸ごと水洗いできるのがメリット。水で汚れを洗い流したら、タオルなどで大きな水滴を吸い込ませます。仕上げにやわらかい布でやさしく拭いて完了です。
シリコンカバーを使ったキッズタイプ!
こちらは、スカッシーのキッズタイプ。フード部分にやわらかいシリコン素材を使っているのが特徴です。フード全体をシリコンカバーが覆っていて、衝撃を受けたときの危険を軽減。つる部分より内側にフードがついていて目立ちにくくなっています。
子どもの花粉対策メガネはいつも清潔にしておきたいもの。シリコンカバーをかんたんに取り外せるので、汚れたときにすぐ洗えます。ピンクとブルーの2色展開です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 花粉対策メガネの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での花粉対策メガネの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
花粉対策メガネのQ&A
花粉対策メガネを使うときの疑問、注意点などにお答えします。
運動時に花粉対策メガネをつけてもいい?
花粉症対策メガネはフレームのまわりを囲むように透明のフードがついています。そのため、転んだときやスポーツをしているときにメガネがなにかにぶつかると、目のまわりをケガするおそれがあります。
運動をする際や室内などの不必要な場面では、花粉対策用のメガネを外すようにしましょう。
子供用の花粉対策メガネ選びの注意点は?
花粉対策メガネをかけた子供が転倒して、額やまぶたなど顔にケガを負う事故が起きています。メガネの安全性に注目して選ぶことも大事です。
フード(張り出し)部分がやわらかい樹脂でできているメガネは、子供が転倒したときの皮膚へのダメージやケガを減らすことができます。
フード部分に硬い樹脂などの素材を使用しているものはなるべく避けるようにしましょう。価格が安い商品は硬さを確認するほうが安心です。
【関連記事】花粉ブロックスプレーや目薬などを紹介
フィット感や紫外線カットなどの付加機能をチェックしよう!
花粉シーズンは、目の不調や異物感に悩まされてつらいもの。今回ご紹介した花粉対策メガネは、フレームにフードがついていて花粉が侵入するのを防いでくれます。おしゃれなデザインも多く、紫外線カットや度入りレンズに変えられるものなど機能的です。
子ども用の花粉対策メガネは成長に合わせてサイズを選びましょう。医療ライターの宮座美帆さんが教えてくれたアドバイスもご参考に、自分にぴったりな花粉対策メガネを見つけてください。
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