メガネ曇り止めの選び方
レンズの曇りを防止してくれる「メガネ用曇り止め」。最近はマスクをする機会が増えたため、メガネ用曇り止め製品も大幅に増加してきました。そのなかで、自分に合う製品を探すのは大変ですよね。本記事では、メガネ用曇り止めの選び方のポイントをご紹介。家事ライター・楠本知子さんのアドバイスもありますので要チェックです。
【1】使用方法に合わせてタイプを選ぶ
【2】「強力タイプ」もチェック
【3】クリーナー効果もあると便利
【4】携帯できるかもポイント
【5】レンズの種類によっては使えない商品も
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】使用方法に合わせてタイプを選ぶ
メガネに曇り止めを施すには、薬剤を塗布してクロスなどで拭き取る方法、薬剤を含んだシートやクロスで拭く方法などがあります。ジェルやスプレー、ムース、クロス、シートなど種類も豊富ですが、大きく分けると3つです。
曇り止めの持続時間が長かったり、手間が少なかったりと、それぞれの方法にメリットデメリットがあります。3つのタイプに分けて、それぞれの特徴をみていきましょう。
飛び散りにくく扱いやすい「ジェルタイプ」
ジェルをレンズになじませて、ティッシュやクロスで拭き取る曇り止めの薬剤です。ジェルは飛び散りにくいため、自宅だけでなく仕事中やおでかけなど周囲を気にせず出先でも使えます。持続時間が長いタイプもあるので、メガネを長時間使う人にベターです。
ただし、塗るのに慣れていないと、ムラができたり、レンズの縁にたまったりします。さらに、水に濡れると薄くなってしまうので、雨の日などは塗りなおす必要がある場合も。慣れるまで使ってムラなく塗れるようになれば、自宅や職場、レジャーなど幅広いシーンで活躍します。
まんべんなく塗布しやすい「スプレータイプ」「ムースタイプ」
かんたんにまんべんなく塗布できるのがスプレータイプの薬剤。プッシュすれば薬剤が均一に出てくるので、そのあとに拭いても塗りムラができにくいのが特徴です。液だれが気になる場合は、垂れてこない泡・ムースなどのタイプがベター。
コーティングレンズなどさまざまな種類のレンズに使える、持続時間が長い、クリア感が高まるなどさまざまな商品があります。
デメリットとしては、スプレー缶なので空になったあとの処理が面倒な点が挙げられます。使い終わったら放置せず、忘れずに処理しましょう。ムースタイプは泡をきれいに塗り込む手間を感じるかもしれません。
思ったときにすぐに拭ける「シートタイプ」「クロスタイプ」
薬剤を塗布せず、さっと拭いてすぐに曇り止めを施せるのがシートタイプやクロスタイプです。個包装で乾きにくく持ち運びにも便利なのがシート、1枚で繰り返し使えるのがクロスといった違いがあります。
薬剤をつけすぎるとムラができたり、レンズのクリアな透明感が消えたりするお悩みも出てきます。ところが、シートやクロスは必要な量だけ成分をレンズになじませてくれるので、ムラなくクリアにレンズを拭き上げるのも強みです。クリーナーのようにレンズをきれいにしたり、サングラスやゴーグルにも使えたりする商品もあります。
ただし、力が強いとレンズをキズつけてしまう場合もあるので、力加減を調整しましょう。またクロスが水に濡れると使えなくなる商品もあるので、使用するシーンにも気をつけてください。
【2】マスクなどで曇りやすい場合は「強力タイプ」を選ぶ
マスクをしながらメガネをしているととくに曇りやすいため、強力タイプの曇り止めを使うことをおすすめします。「強力」や「耐久」といった表記が目印です。
曇りにくさが強化されるだけでなく、曇り止めが長時間続く商品もあるため、こまめに塗りなおすのが手間だと感じる人や、メガネを長く使っている人にも強力タイプが向いています。
【3】レンズの掃除もできるタイプなら一石二鳥
メガネのレンズは指紋や脂で汚れやすく、きれいにするためにはクリーナーがマスト。クリーナーとしてメガネを清潔にしながら、曇り止めも施してくれる商品があれば一石二鳥です。レンズの掃除だけでなく、除菌を施してくれるアイテムもあります。
ふだんからメガネをかけてこまめに手入れをしたい人は、クリーナー機能も持つ曇り止めを選びましょう。
【4】出先でも使える携帯性もチェック!
一度メガネに曇り止め剤を施したからといって、その効果が永久的に続くわけではありません。ある程度時間が経ったり、雨や汗、湿気などで濡れたりした場合は、塗り直しや拭き直しが必要になってきます。
そんなときのために、ポーチやメガネ入れに入れておける携帯性は重要なファクターです。コンパクトなシートタイプやクロスタイプはもちろん、おしゃれなポーチに入ったもの、容量が小さいもの、スリムなペン型のものなどもあります。
【5】レンズの種類によっては使えない商品も
レンズの種類によっては使えない曇り止め商品もあります。たとえばメガネのレンズはガラスやプラスチックなど素材に違いありますが、ひとつの素材しか使えない場合も。
スポーツやレジャーなどで使うスノーゴーグル、ヘルメットシールド、サングラスなども対応していない商品があります。カラーコーティングやミラーコーティングなどのレンズは、コーティングがはがれてしまうトラブルも。
どのアイウェアアイテムに使いたいのか、自分が持っている曇り止めは使えるのか、きちんと確認してから使用しましょう。
寒い外から暖かい部屋に入ったとき、温かい料理を食べるとき、鍋物の蓋を開けるとき、そしてマスクをかけたとき……。
メガネのレンズが曇って困ることってありますよね。レンズが曇ると視界が悪くなって危険ですし、なによりカッコ悪い。
ハンカチやティッシュで拭いてもまたすぐに曇ってしまうので、メガネの曇り止めを上手に使いこなしましょう。
使用前は、レンズのホコリやゴミなどを取り除くのはマストです。
商品によっては、カラーコーティングやミラーコーティングなどの加工を施されたレンズには使えないものもあるので、説明書をよく読むようにしましょう。
メガネ曇り止めおすすめ人気ランキングTOP15
それでは、メガネ曇り止めのおすすめランキングをご紹介いたします。
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メガネが曇らないってシ・ア・ワ・セ
某深夜番組で取り上げられて話題を呼んだ、目にも鮮やかな黄色の曇り止めクロス。その秘密は、クロスで拭くことによってレンズに施される親水性コーティング。
「撥水」とは逆で水蒸気が水滴状にならず、レンズに面状に付くので曇り状態になりません。効果は24時間持続するから1日1回拭くだけでOK。付属の専用ジッパーバッグで保管すれば、乾燥も防げて最大12か月、300回以上使用可能といいことづくしです。

「メガネの曇り止め」の代名詞ともいえる一品
ある年代以上の人なら、「メガネの曇り止め」といえば『メガネクリンビュー』を指すといっても過言ではないほど、昭和の時代を席巻した銘品です。
キャップをはずし、先端についているスポンジで塗るので、慣れない人でも均一に塗り伸ばしやすく、タレたり飛び散ったりしません。コンパクトサイズながら、1本で120回分使えるのでコストパフォーマンスもよし。メガネだけでなく、ゴーグル、サングラス、バイクのヘルメットシードにも使用可能です。

使い捨てで清潔、いつでもどこでも曇りなし
使い捨てメガネクリーナーに、曇り止め機能をプラス。1枚ずつの個別包装だから、いつも新品状態で清潔なうえ、胸ポケットや化粧ポーチなどに入れておいてもかさばらないのがいいところです。
速乾性で二度拭きの必要もないので、手も汚れず、気になったらすぐに使うことができてお手軽ですよ。ふだんは姉妹品の使い捨てクリーナー、曇りの気になる秋冬のシーズンはこちらの商品、というように使い分けるのもよさそうです。

乾燥待ち時間不要だから忙しい朝に最適
「濃密ジェル」の名前通り、ねっとりとしたジェル状の液体は、それだけで効果がありそうです。使い方は、レンズの両面に米1粒くらいを滴下してティッシュペーパーで塗り込むだけ。
専用のクロスやメガネ拭きを使う必要はなく、乾くのを待つ時間もいらないから、忙しい朝でも簡単ですね。外出先での塗り直しも容易にできるのがおすすめポイントです。ただし、保湿成分入りのティッシュは使えないので注意が必要です。

老舗サングラスメーカーが開発。さすが餅は餅屋!
創業80年余のサングラスメーカーAXEが開発した曇り止め液。スキーやスノボなどのウインタースポーツのゴーグルやサングラスにはもちろん、日常のメガネにも使える便利っぷりです。
使用方法は、レンズの裏面(目の側)に液を滴下して、付属のクロスで磨き上げます。コツは少々厚めに塗ること。乾かすのに時間がかかるので、出かける前に塗布するのがおすすめです。
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かわいいパッケージに癒される
パッケージがなんともかわいらしい製品です。クロスの素材は、国産の超極細繊維「ベリーマRX」使用で生地に厚みがあり、長い毛足が特徴。
曇り止めと曇り予防の両方に使えるこのシート。曇り予防に使うときは、レンズに息を吹きかけて湿気を与えてから拭くようにすると効果的です。

これが曇り止め? スタイリッシュでカッコいい
直径5.5cmのおしゃれなアルミ缶に入っているのは、15cm四方の曇り止めクロス。
一般的なメガネ拭きクリーナーと同じ要領で、レンズの両面を5~10回均一に拭くだけで、長時間曇り止め効果が持続します。
オフィスのデスクに置いてもさりげなくなじみそうなフォルムの缶は、ほかの曇り止めにはない魅力です。ポーチなどを持ち歩かない男性にもおすすめ。
使用回数は300回が目安ですが、効果がなくなった後は、メガネ拭きとして使用することが可能です。

収納袋のこまやかな気配りに感動
曇り止めを使う前に、まず汚れを落とす過程が必要なものが多い中、この曇り止めクロスは汚れ落としと曇り止めを一気にやってくれるすぐれもの。
使い方はいたって簡単で、レンズに息を吹きかけて10秒間拭き上げるだけ。1枚のクロスで約25回使える3枚入りだから、合計75回の使用が可能。
専用のジッパー袋は、内部に使いかけのクロスを別に入れられるポケット付き。使うたびに細やかな気遣いが身に染みます。

少量塗るだけで、強力な効果が長時間持続
「メガネの曇り止めといえばこれに決まり!」という人がいるほど、その強力さで名を馳せる曇り止めジェルです。
あらかじめ汚れを拭き取ったメガネレンズの両面に米粒一粒ほどの量のジェルを塗り広げ、半乾きになったら柔らかい布かティッシュペーパーで拭き上げます。
拭き取りすぎたり、仕上げにメガネ拭きを使ったりすると効果が薄れてしまうので、注意が必要です。

ムース状だから液だれしなくて扱いやすい
細身のスティックのりのような容器に入った曇り止め。化粧ポーチやポケットにコンパクトに収まるので、外出先でめがねの曇りが気になったときに、すぐに使えるのがうれしいところ。
しかも、こんなに小さいのに約50回も使える頼もしさです。
サングラス、ゴーグル、PCメガネ、花粉対策メガネ、ヘルメットのシールドなど、広い範囲のレンズに使用できるので、1本常備しておくと便利。
また、ムースタイプで持ち運び時の液だれを心配する必要がなく、使用の際も飛び散らず周囲を汚しにくいのも安心です。
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塗布後は黙って30秒。それが曇らせない秘密
スプレータイプは周囲に飛び散りそうでいや…という人もいるかもしれませんが、これはボトルから噴出する液体が絶妙な適量具合。
ボタボタしたたりにくく、周囲の汚し防止に一役買います。
レンズの表裏に噴射したら、ティッシュペーパーで塗り伸ばし、約30秒ほど乾かしてから別のティッシュで拭き上げます。
2度手間な感じはしますが、この行程が曇らない秘訣らしい。レンズを傷めない中性タイプです。

ペンより小さい口紅サイズでお試しにも最適
家の中より外出先で必要になることが多いのが、メガネの曇り止め。
そのため、性能もともかく、大きさや持ち運びのしやすさも重要なポイントになってきます。
この曇り止めは、ボトルの長さ7cm、太さが2センチ弱で、口紅のようなサイズ感。化粧ポーチに入れたり、ジャケットやスキーウェアのポケットに入れたりすることもできそうです。
値段もリーズナブルなので、初めてメガネの曇り止めを使う人がお試しに買う商品としても最適です。
強力ジェルの曇り止め
ジェルタイプの曇り止めです。強力ジェルのため、一回の使用で、効果時間はなんと!24時間以上持続!そのため、外出前に1度つけておけば、帰宅するまで効果が持続します。
ジェルタイプのため、液体と違い、液が跳ねる心配はありません。専用メガネ拭きで拭くと効果が薄まってしまうので、乾いたティッシュで拭くように注意しましょう。
汚れ落としも一緒にできる一石二鳥の商品
名前の通り、クリーナーとして使用できるタイプの曇り止めです。商品もとてもコンパクトなので、常に持ち歩いても、かさばることはありません。
冬場の風が強い日などは、メガネが汚れることも多いかと思いますが、汚れたメガネと曇り止めを一緒に行うことができるので、とても便利です。様々な対応のレンズに使用できるのもうれしいポイントです。
携帯サイズの曇り止め
レンズに本商品を垂らして拭くだけで、フッ素化合物がレンズにしっかりと密着し、24時間以上曇りにくくなります。
携帯サイズなので、外出時に常に持っていてもかさばりません。特に冬には常に持ち歩いても良い商品です。フッ素化合物が取れると効果が薄まってしまいます。曇り止めを塗った面には触れないように注意しましょう。
「メガネの曇り止め」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする メガネの曇り止めの売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでのメガネの曇り止めの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
メガネ用曇り止めに関するQ&A
メガネ用曇り止めに関するよくある質問にお答えします!
メガネが曇らないようにするにはどうしたらいいですか?

メガネの曇りを防止するには、曇り止めスプレーなどのグッズを使うのが効果的。そのほかにも、曇り止めコート付きのメガネを使うのもオススメです。マスクによってメガネが曇る場合は、マスクの内側にティッシュをかぶせたり、鼻部分のクッションでスキマをなくしたマスクを使ったりしてみましょう。
メガネ用曇り止めの効果的な使い方は?

メガネ用曇り止めを使う前に、まずは眼鏡を水で優しく洗い、レンズ表面のホコリを落としましょう。水気をティッシュで拭き取ったら、曇り止めで拭き上げます。
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安い商品を求めるなら「100均」も選択肢に!

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とにかく安いメガネ用曇り止めを探している方や、試しに使ってみたい!という方は、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均ショップで手軽に購入できる商品がおすすめ。
Amazonや楽天などのネットで取り寄せたり、ドラッグストアやコンビニで購入するよりも安く手に入れられるでしょう。
しかし、低価格なだけに評価の低い商品もあるようなので注意が必要です。100均では買い物をする際に必ず口コミや評判をチェックしましょう!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
料理、家事全般、収納、修繕に関する書籍と、家電関係のフリーペーパーのほか、自己啓発本のライティング・編集も行う。 温泉ソムリエ、整理収納アドバイザー2級。編集・ライティング協力した書籍に、『お金をかけずにおうちでごはん宣言』(幻冬舎)、『転ばぬ先の玉手箱-こんな工夫、あんな知恵』(万来舎)、『自分で直す・繕う・手入れする 暮らしの修繕術』(万来舎)など。 趣味は温泉と読書とビール。