メガネクリーナーとは? クロスとの違いも解説
メガネ拭きクロスだけでは視界が曇ってしまうというときに役立つのが「メガネクリーナー」です。
ウェットタイプが主流なので、メガネ拭きクロスではなかなか落とせない汚れなどもしっかりと除去できます。また、メガネクリーナーは携帯しやすいという特徴もあるので、外出先でメガネの手入れをしたくなったときにも活躍します。
メガネクリーナーの選び方
レンズの汚れ落としに役立つ「メガネクリーナー」。人気メーカーやブランドから100均のものまで、さまざまな商品が販売されていて、どの商品を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこでここからは、フォトグラファー・林 孝典さんに教えていただいた、メガネクリーナーの選び方をご紹介します。ポイントは下記のとおりです。
【1】用途に合わせてタイプを選ぶ
【2】携帯しやすいものを選ぶ
【3】メガネ以外のものに使う場合は要注意
【4】プラスアルファの機能で選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】用途に合わせてメガネクリーナーのタイプを選ぶ
メガネクリーナーにはいろいろなタイプがあるので、利用シーンに合わせた商品を選ぶようにしましょう。
外出先でも手軽に使える「使い捨てタイプ」
いつも清潔感のあるクリーニングが可能になるのが、使い捨てタイプ。ひどい汚れなどでもウェットタイプの使い捨てを使えば、ラクにクリーニング可能です。
コスト面では、どうしても繰り返し使えるドライタイプと比べると高くなりますので、併用するか、コスパのよいものを選ぶと良いでしょう。
外出前やあとのお手入れに適した「スプレータイプ」
スプレータイプは、薬液により皮脂汚れやホコリなどを浮かせるメガネクリーナーです。ドライタイプと併用することにより素早くクリーニングができます。
液体タイプと泡タイプがあり、メガネレンズにおいては、液体タイプが主流です。(汚れ落ちはそれぞれのスプレーの成分により異なります。)
繰り返し使える「ドライタイプ」
繰り返し使えるメガネクリーナーは、ドライタイプのものが多いのが特徴。長期で使用してクリーナー自体に砂や油が付着してしまうと、上手にクリーニングすることができなくなります。
また、メガネクリーナー自体を洗浄できるものと、洗浄できないもの(広義では使い捨てタイプに近いもの)がありますので、連続使用には注意が必要です。
液だれの心配もなく手軽な「ムースタイプ」
ムースタイプは泡で汚れを落とすタイプ。片手でスプレーするだけでモコモコの泡が出てきます。液だれの心配もなく、手軽に使いたい人におすすめです。
【2】携帯しやすいメガネクリーナーを選ぶ
メガネはいつなんどき汚れてしまうかわかりません。そのため、いつでも持ち歩いていて、さっと取り出せるのが理想的です。個包装のシートタイプは薄いものが多いため、携帯がしやすいです。また、ドライシートならば、メガネケースのなかに2つ折りで入れておきやすくておすすめです。
携帯用のメガネクリーナーにも注目してみましょう。
【3】メガネ以外のものに使う場合は要注意
メガネクリーナーはメガネだけではなく、スマホやタブレットの液晶クリーナーとしても使えます。ただし、メガネクリーナーによっては、メガネ以外の対応可否は違うので、スマホなどに使う場合には注意が必要です。
サングラスやゴーグルに対応していないメガネクリーナーもあるので、購入前のチェックは欠かさないようにしましょう。
【4】プラスアルファの機能で選ぶ
レンズの汚れを落とす以外の機能がプラスされているメガネクリーナーもあります。
くもり止め機能があるメガネクリーナーを使えば、マスクの上からメガネをかけても快適ですし、こまかいホコリなどを防ぎたいなら、帯電防止機能があるタイプが適しています。また、殺菌機能があるタイプなら、衛生的に使えます。
使いたいメガネクリーナーのタイプが決まったら、そのほかの機能にも注目して選んでみるといいでしょう。
エキスパートからのアドバイス
メガネクリーナー本体の毛羽立ちに注意
メガネを拭いたあとは静電気が発生しやすく、ホコリを吸い寄せてしまいます。そのため、せっかくきれいにしたのに、メガネ拭きのこまかい繊維が付着したということも起こり得ます。そうならないためにも、ティシューのような毛羽立つものではなく、超極細ファイバーを採用したものを選びましょう。
スプレータイプやウェットタイプのものでは、薬剤が静電気を防いでくれるものもあります。
メガネクリーナーのおすすめ10選
ここからは、フォトグラファーの林 孝典さんと編集部が選ぶ、メガネクリーナーのおすすめ商品をご紹介します!

個包装で使いやすくコスパ抜群の使い捨てクリーナー
汚れたらパッと捨てることができる、使い捨てタイプのメガネクリーナー。20包、40包タイプがあり、中身は薬剤を染み込ませたウェットティシュータイプです。速乾性があるため、拭いたあとに乾拭き不要。手間なくパッと清潔なメガネに!
個包装なので、財布やかばんの内ポケット、メガネケースなどに忍ばせておけます。ガラスレンズだけでなく、プラスチックレンズやマルチコートレンズにも使用OK(この商品はアルコールを含んでいます)。

除菌率99%以上! 見えない汚れも除去
個装タイプの使い捨てレンズクリーニングティッシュ。広げると120×160mmと大きく、メガネレンズだけでなく、カメラやスマホなどにも使えます。屋外などでメガネやレンズフィルターが汚れてしまった際に活躍してくれます。
速乾性のため、拭き取り跡が残りづらく、乾拭き不要。クロスはパルプ100%のため、コーティングが効いたレンズややわらかめのレンズにも使え、汎用性が高いのも特徴的。50枚入りのほか、100枚入り、150枚入りもあり、使う頻度に合わせて選べます。(この商品にはアルコールを含んでいます。)
気軽に使える使い捨てタイプ
こちらの使い捨てウェットティッシュタイプは、いつでも気軽に使えて、しっかりとレンズの汚れを落とせることから人気の商品です。メガネのみでなくスマホやタブレットなどのクリーニングにも使用できます。
個別包装になっているので、乾燥してしまう心配もなく、お出かけの際などにもバッグやポケットなどに入れておくことができます。
マスクをしてもメガネが曇らない
マスク着用時や食事の際などに、メガネが曇ってしまうことが悩みとなっているという方も多いでしょう。こちらのメガネクリーナーは、メガネをキレイにできるだけでなく、コーティングを施すことによってメガネを曇りにくくしてくれます。
個包装の使い捨てタイプなので、シーンを選ばず気軽に使用できるのもポイントです。

携帯しやすいスプレータイプのクリーナー
メガネに付着する花粉やホコリ。レンズ面の帯電がひとつの原因になっています。このクリーナーを使用すると、帯電防止効果があり、きれいになったレンズ面は汚れの付着を防ぐことができます。
一番汚れがつきやすい表面にスプレーをふきつけ、内側はクリーナーやメガネふきに付着した残りの薬剤で拭くだけで、ピカピカになります。アイグラスショップでも使用されている、おすすめスプレーです。
持ち運びに便利なコンパクトサイズ
しつこい皮脂汚れやベタつきなども、すっきりと落とすことができるスプレータイプのメガネクリーナーです。コンパクトなハンディサイズになっているので、気軽に持ち運べるのもポイントのひとつ。透明皮膜を作ってくれるので、汚れがつきにくくなるのも魅力です。
メガネに優しくニオイも気にならない中性タイプの洗浄液なので、メガネの種類や場所を選ばず、いつでも使用することができます。
泡でひと拭き、除菌もできる
メガネのレンズ、フレーム、ツル、ネジ穴まで、すべての部分をスッキリ洗浄し、除菌もできるメガネクリーナー。メガネを清潔に保ちます。さわやかなミントの香りが、使うたびに清涼感をプラス。詰め替え用もあるので経済的ですね。

超極細繊維を使ったド定番のメガネクリーナー
約2μmの超極細繊維を使ったクロスです。油膜汚れをメガネから引き剥がしたあとは、毛細管現象により汚れを繊維に取り込み、メガネへの再付着を防ぎます。薬剤を使っていないため、眼鏡だけでなく、貴金属類や時計、スマートフォンのディスプレイ、食器などさまざまなものに使えるのが特徴です。
また、レンズ保護フィルターやハードコーティングされたスマホレンズなどのクリーニングができます。(カメラレンズの場合は、メーカー推奨の手順を行ってください。)毛羽立たず、洗えば性能が復元するため、何度も繰り返し使えます。単色からさまざまな柄のものもあり、なかにはイベントとのコラボ商品も。ファッションの一部としても取り入れられるデザイン性も魅力の一つではないでしょうか。
両面を挟んで拭き上げる
メガネクリーナーというと、シート状になったものをイメージする方が多いかもしれませんが、こちらはトングのような形状になっており、レンズの両面を挟んで同時に拭き上げることができるタイプです。
従来とはまったく違ったスタイルのクリーナーですが、使い勝手は抜群ですので一度使うと手放せなくなってしまうほどの優れものです。
皮脂汚れなどもしっかり落とせる
泡ムースタイプのレンズクリーナーです。クロスだけではなかなか落とすことのできない皮脂汚れなども、しっかりと落とすことができます。それだけでなく、汚れが付着しにくくなるので、いつでもクリアな視界を維持することができます。
ノンアルコールタイプなので、狭いスペースなどで使用しても、ニオイが気になることはありません。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキング メガネクリーナーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのメガネクリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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フォトグラファーからアドバイス
アルコールアレルギーの人には注意が必要
スプレータイプやウェットティシュータイプの薬剤では、イソプロピルアルコールを使ったものが多いため、アルコールアレルギーのある人、肌の弱い人では注意が必要です。
また、過敏でない場合でも、使ったあとに手指を水洗いするように心がけましょう。アルコールフリータイプのものも販売されているので、そちらもチェックしてみてください。
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