ベビーベッドマットレスは必要?
ねんね期の赤ちゃんの過ごす場所になるベビーベッド。限られた期間しか使わないものだからこそ、ベビーベッドにマットレスは必要かどうか、迷う人も多いです。そこでベビーベッドにマットレスは必要か、ベビー布団とどっちがいいか、いつまで使えるかなど気になる疑問について解説します!
ベビーマットレスとベビー布団はどっちがいい?
ベビーベッドは木材や樹脂など、かたくて丈夫な材質から作られています。そのため、赤ちゃんをそのまま寝かせるにはかたく、マットレスか布団を敷いて使うことになります。
どちらも使えるのですが、やわらかいベビー布団の場合はマットレスより体が沈みやすく、とくに低月齢の赤ちゃんの鼻や口をふさいでしまう危険性があります。
そのため、ベビーベッドの使用時は反発性のあるマットレス、または十分なかたさのある布団が必要になります。
ベビーマットレスはいつまで使える?
ベビーベッドマットレスは、基本的にはベビーベッドを卒業するまで使います。個人差もありますが、ベビーベッドの卒業の一般的な目安としては生後8カ月頃。赤ちゃんの動きが活発になり、ベビーベッド以外の場所で日中過ごすようになれば、ベビーベッドからベビー布団へ移行する人も多いです。
ですが、マットレスはベビーベッド卒業後に、お昼寝用として活用することも可能。また、次の赤ちゃんにも使いたいときにはベビーベッドとともに保管しておく選択肢もあります。
ベビーベッドマットレスの選び方 サイズや反発力をチェック!
保育士ライター・すぎ けいこさん監修のもと、ベビーベッドマットレスの選び方のポイントを紹介します。サイズやかたさをよくチェックすることが大切です。
ベビーベッドのサイズに合わせて選ぶ
ベビーベッドマットレス選びでとくに重視したいのが、使用しているベビーベッドのサイズに合うものを選ぶことです。マットレスに記載されているサイズを確認し、ベビーベッドに使用できるかどうかを確認しましょう。
たとえばベッドはレンタルやお下がりで、マットレスを別途購入する場合は、実際のベッドサイズを確認してからそろえるとよいでしょう。
赤ちゃんが沈まないかたさを選ぶ
ベビーベッドマットレスのかたさを確認し、赤ちゃんが沈まないものを選びましょう。かたさの選び方のポイントを解説します。
「高反発マットレス」はかためで寝返りもうちやすい
体をしっかりと押し返すのが高反発マットレスです。赤ちゃんが沈み込まない十分なかたさがあるため、寝返りをうちやすい特徴もあります。
また、高反発ウレタンのマットレスは軽量で扱いやすいというメリットも。ベビーベッドを卒業し、お昼寝布団としてマットレスを使いたいときにもぴったりです。
「スプリング式マットレス」はかたさと弾力のバランスがいい
スプリングで体を支えるタイプのマットレスは、ほどよい弾力とかたさがあります。
ただし、体が沈みやすいタイプのものは赤ちゃん用には向きません。スプリング式でも、ベビー用マットレスとして販売されている商品の多くは高反発タイプ。スプリング式マットレスを選ぶ場合は、かたさに注目して選びましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
ねんね期の赤ちゃんは、はき戻しやおむつのもれなど、マットレスが汚れることも多いです。お手入れがしやすいマットレスを選ぶポイントを押さえておきましょう。
中材が洗いやすく乾きやすいかチェック
ベビーベッドマットレスは丸洗いできる商品もあります。汚れたらシャワーをかけて都度洗えるため、いつでも衛生的に使用できます。また、気軽に洗濯できるため、赤ちゃんをきれいな環境で寝かせてあげられるでしょう。
洗ったあとに中材が乾きやすいかどうかもチェックしておきましょう。ふたつ折りにして立てかけられるものや、ポリエステル素材で乾きやすいものなどがお手入れしやすいです。
カバーが外せて洗濯機で丸洗いできるかチェック
ベビーベッドマットレスには、あらかじめカバーが付属しているものがあります。わずかな汚れなら本体まで汚れが付かず、カバーのみ洗濯すればOK。
付属のカバーを外せて洗濯機で丸洗いできるものなら、汚れが少しついた場合でもすぐに洗えます。中材まで洗わないで済む汚れにもすぐに対応できるため便利です。
洗えないなら防水シーツやパッドを併用して
もしもマットレスそのものが洗えない、さらに撥水や防水加工もされていない場合には汚れにくい対策をあらかじめ行なっておきましょう。防水シートや敷きパッドを敷いておくと、はき戻しやおむつもれの場合にもシートやパッドのみを外して洗え、マットレスを汚しません。
シートやパッドも、ベビーベッドに合うサイズのものを選びましょう。
赤ちゃんが安全&快適に過ごせるものを選ぶ
ベビーベッドマットレスは、ねんね期の赤ちゃんがほぼ一日を過ごす場所です。赤ちゃんが快適に過ごせる仕様かどうかをチェックしましょう。
ホルムアルデヒドや底つき感をチェック
ホルムアルデヒドとは家具や建築資材、壁紙を貼るための接着剤、塗料、防腐剤などに含まれている化学物質です。ホルムアルデヒドは家具から少しずつ出て、室内の空気を汚染しシックハウス症候群の原因となります。ホルムアルデヒド対策がされているかどうかもチェックしましょう。
また、ベッドとマットレスの間が近いと赤ちゃんが冷たい、かたいと感じることも。ほどよい底つき感のある商品を選びましょう。
通気性のよさをチェック
ベビーベッドマットレスは、基本的にベッドに敷きっぱなしで使用します。マットレスに湿気がたまると蒸れたり、カビが生えたりする原因にも。
また、赤ちゃんはとても汗っかきのため、通気性の悪いマットレスでは寝心地が悪くなってしまいます。メッシュ構造になっているなど、通気性のよいマットレスを選びましょう。
抗菌性やダニ防止加工の有無をチェック
湿気対策と同じく、ベビーベッドマットレスで確認をしておきたいのが衛生的に使えるかと、ダニなどの対策ができるかです。ベビーベッドマットレスには、抗菌仕様やダニ防止加工がほどこされているものがあります。
また、ふたつ折りにできるタイプならベビーベッドからマットレスを外して干すときにも便利です。衛生的に使えるかどうかで選びましょう。
ベビーベッドマットレスのおすすめ10選 カトージなど人気ブランドも!
選び方をふまえて、保育士ライター・すぎ けいこさんと編集部でおすすめのベビーベッドマットレスを厳選しました。特徴をよく比較しながら、赤ちゃんにぴったりの商品を選んであげてくださいね。

ホルムアルデヒドが検出されず、赤ちゃんにも安心して使えます。
バツグンの通気性とへたりにくさが魅力
柔軟性のあるプラスティック樹脂を、3次元スプリング構造で絡ませた中材を使用したベビーベッドマットレス。中材の弾力性をたもちつつ、ストローのような空洞のある構造になっています。そのため、ウレタンの25倍の通気性を実現。
ホルムアルデヒドも検出されていないので、赤ちゃんにも安心。耐久性がありへたりにくく、さらに丸洗いもできるすぐれもの。長く使いたい人におすすめです。
通気性や保温性などに富んだモデル
高反発フォームを採用したマットレスを多く手掛けるメーカー、マニフレックス製のベビーベッドマットレスです。こちらは人気スタンダードモデルの「モデル246」を、ベビー向けにリサイズしたものになります。
適度なかたさで赤ちゃんのデリケートな肌にもやさしい素材を採用しています。また、通気性や保温性も高いため、赤ちゃんが快適に過ごせる工夫が豊富にそろっています。
シャワーで丸洗い可能、すぐ乾いて便利
東洋紡の耐久性が高く洗える素材、ブレスエアーを中材に使用したベビーベッドマットレスです。マットレスが汚れてしまってもそのままシャワーで丸洗い可能。通気性も高く、マットレスを立てかけておくとすぐに乾くため、お手入れがしやすいのがポイント。
高反発機能もあるので赤ちゃんをほどよいかたさで支え、寝返りも打ちやすくなっています。
耐久性が高く長く使える
チューブ状になった中材を使用した、通気性の高いベビーベッドマットレスです。体圧を分散する構造のためほどよいかたさがあり、赤ちゃんもしっかり支えて眠りの質を高めてくれます。
プラスチック樹脂のためへたりにくく、金属のコイルのようにサビないため耐久性が高いのも魅力。ベビーベッド卒業後もお昼寝マットなどで活用したいときにも向いています。
ミニベビーベッド用のマットレスを探しているときに
ポリエステル固わたを約1,000g使用したミニサイズベビーベッド用のマットレスです。側生地には綿を使用しているため、赤ちゃんに直接触れる部分はやわらかい肌触りになっています。
ベッドから外すときや収納するときには二つ折りにできます。また、側生地は外して洗濯できますがマット自体は洗濯できません。撥水性のあるシーツなどを一緒に使用するようにしましょう。

通気性がよく蒸れにくいためカビ、ダニが発生しにくい構造で、日本アトピー教会の推奨品です。
使いやすさと通気性を兼ねたマットレス
適度な反発力と体圧分散性のあるC-CORE3Dを中材に使用した、ベビーベッドマットレスです。体圧を分散するため、赤ちゃんの体の一部が沈みすぎてしまう、ということもありません。
中材は水を吸収しないためシャワーで丸洗いでき、いつでも衛生的に使用できます。乾きも早く、立てかけておけばすぐに乾きます。

ノンホルマリンでほこりがでにくい構造。丸洗いできるので、清潔にたもてます。
通気性がよくダニも出にくい
独自の芯材、エアーラッセルを採用したオーシンのベビーベッドマットレスです。強力な弾力が維持される、さらに通気性のよい構造のため赤ちゃんにもほどよいかたさ、さらに通気性の高さを兼ね備えています。
ほこりが出にくい環境をたもつため、ダニが繁殖しにくいのも特徴。また、エアーラッセルが太いポリエステル素材でできているためシャワーでの丸洗いも可能です。
夏は涼しく、冬は保温性に優れたマットレス
中材は90%が空気のすき間でできた素材を使用した、ミニベビーベッドサイズのマットレスです。保湿性と通気性、通水性にすぐれているため汗っかきの赤ちゃんもさらっと快適に過ごせます。
ほどよいかたさがあるのも特徴。マットレス全体のかたさに均一性があるため体圧が分散されやすく、赤ちゃんをしっかりと支えます。
アレルゲンの活動を低減させる素材を仕様
アレルゲンの活動抑制を目的とした、積水化学工業の独自技術アレルバスターをマットレスカバーに含ませたマットレス。こちらはベビーベッドにぴったりのサイズになっています。
中材には通気性が高く、赤ちゃんの体をしっかりと支えるライトウェーブを採用。シャワーで丸洗いできるため、衛生的に使えます。
ブーリのベビーベッドと一緒に長く使える
ブーリのベビーベッド専用のスプリングマットレスです。ブーリのベビーベッドをソファにしたときもそのまま使えるため、取り外す手間がかかりません。
0歳の赤ちゃんから6歳まで使えるベッドシリーズや、大人まで使えるベッドシリーズに対応しています。ベビーベッドとともに長く使えるものを探している人に向いています。
「ベビーベッドマットレス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ベビーベッドマットレスの売れ筋をチェック
Amazonでのベビーベッドマットレスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ベビーベッドに関するおすすめ記事はこちら
保育士ライターからのアドバイス
通気性がよく、高反発のものを選びましょう
寝返りをするまでの赤ちゃんは、一日のほとんどをベッドのうえで過ごします。赤ちゃんが過ごす空間は、清潔で居心地よくしたいもの。寝ているあいだは背中に熱がこもりやすいので、通気性がよく、丸洗いできるものをおすすめします。
また、やわらかいものより体が沈みこまない高反発なものを選びましょう。床でお昼寝するようになる年齢まで、長く使えるものもおすすめです。
赤ちゃんがより快適に過ごせるマットレス選びを
保育士ライター・すぎ けいこさんと編集部でベビーベッドマットレスの選び方とおすすめ商品を紹介しました。産まれてからしばらくねんねの時間の多い赤ちゃんにとって、ベビーベッドは長く過ごす場所になります。
快適に眠れるマットレスを選んであげれば、より赤ちゃんも過ごしやすい環境が整うでしょう。また、かたさのあるマットレスを選べば、窒息などのリスクの防止にもなります。まずはベビーベッドのサイズを確認し、ぴったりのものを選びましょう。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。