エアダスターとは
エアダスターは、パソコンやキーボードなど溜まったホコリを取り除くのに便利なお掃除アイテム。掃除機やハタキでは取り除くのが難しい、こまかい部分のホコリ飛ばしができます。缶入りのスプレータイプが主流ですが、最近ではくり返し使える充電式の電動タイプも人気です。
エアダスターを活用して、PCやデスクまわりのホコリを一掃しましょう!
エアダスターの選び方
OA機器の掃除などに便利なエアダスターですが、「どんな種類があるの?」「どんなものを選べばいいの?」と思われている方も多いかもしれません。そこでここからは、エアダスターを選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】手動か、電動タイプで選ぶ
【2】スプレーの噴射方式で選ぶ
【3】ガスの成分で選ぶ
【4】逆さでも使えるかチェック
【5】ノズル付きも大切なポイント
【6】価格で選ぶ(セットがお得)
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】手動か、電動タイプで選ぶ
エアダスターは、手動のスプレー缶タイプと電動タイプに分けられます。特徴を見て、使いやすいタイプや用途に合うのはどちらかチェックしましょう。
手動タイプ|使い捨て可能なスプレー缶
缶タイプのエアダスターは、使い捨てのリーズナブルな価格の商品が多いです。噴射力が強いので、こまかいすき間のホコリも吹き飛ばすことができます。
また、ガスの種類には、環境に配慮したものや無香料のものなどがあり、自分に適したものを選べます。あまり頻繁にエアダスターを使わないのであれば、使い捨ての缶タイプがおすすめです。ただし、使用後はしっかりガス抜きして捨てるようにしましょう。
電動タイプ|くり返し使える
電動タイプは、繰り返し使えるので長い目で見るとコスパが高いといえます。充電できるタイプを選べば、車のなかやアウトドア時など、幅広い使い方が可能です。また、ガスを使っていないため、ガスのニオイが苦手な人におすすめです。
【2】スプレーの噴射方式で選ぶ
エアダスターの噴射形式は、おおまかに「ボタンプッシュタイプ」と「トリガータイプ」の2タイプがあります。それぞれの形によって使いやすさや噴出量の調整の仕方が変わってくるので、特徴を確認しましょう。
ボタンタイプ|力加減を調節しやすい
スプレー缶タイプでもっとも種類が豊富なのは、ボタンプッシュタイプ。目標物の近くで噴射できることがメリットです。上部にあるボタンを押すので、風量の強弱を調節しやすい仕様になっています。
ただし、指の力が必要なので、連続で使うときは手が疲れやすいというデメリットもあります。
トリガータイプ|力が弱くてもOK。一気に噴射できる
トリガータイプは殺虫剤などでみかける形のものです。ピストルの引き金のように人差し指で手前に押すので疲れにくく、大量に噴射したいときに向いています。握力が弱い人もしっかり握れて、力が入りやすいですよ。噴射距離が長いので、手が届きづらい場所やこまかい場所にも使いやすいのがメリットです。
【3】ガスの成分にも着目しよう
缶タイプのガスには、いくつか種類があります。それぞれ特性がありますので、選び方に迷ったら中身のガスのタイプも確認してみるといいでしょう。
DME・炭酸ガス|環境にやさしい
一般的に使用されているHFC-134aというガスは、「代替フロン」と呼ばれており、温室効果への影響が危惧されているガスでもあります。そのため、環境に配慮するなら、DMEと炭酸ガスが使用されているものを選ぶといいでしょう。
ノンフロンガスは、オゾン層を破壊するフロンを使用していないため、地球にやさしいです。環境に配慮するなら、グリーン購入法適合ガスを選びましょう。
不燃性タイプ|安全に配慮
「フロンガス」や、「代替フロン」を使用しているエアダスターは、火気や高熱で有毒ガスが発生することがあり、危険性を伴います。また、発生したガスに引火して爆発することもあり、使い方や使用場所に注意しなくてはいけません。
気持ちよくゴミやホコリを飛ばしてくれるものなので、子どもが興味をもって遊ぶことも考えられます。子どもがいるところで使用するなら、不燃性のものを選んだほうが安全です。
無香料タイプ|においが気になる人に
ガスの種類によっては、エアダスターを使用しているときに独特なニオイがするものがあります。なかには、そのニオイが苦手な方もいることでしょう。そういった方が自分のまわりにいるときに使用するなら、無香料のものやいい香りのする微香性のものを選びましょう。お互いが気持ちよく使うため、周囲への配慮は大切です。
【4】逆さでも使えるものが便利
エアダスターには逆さで使えるタイプのものと、そうでないものがあります。掃除のしやすさを考えると、逆さで使えるタイプを選びましょう。狭い場所やわずかな隙間にエアーを噴きかけるときは、斜めや逆さにして噴射したい場面が多くなります。缶を逆さにしても使えるかどうかをパッケージなどで確認してください。
逆さで使えないタイプを逆さにして使用してしまうと、なかのガスなどが液漏れしてしまうことがありますので気をつけましょう。
【5】ノズル付きなら狭いところにも届く
ノズルが付いているものは、PCのキーボードの裏などのわずかな隙間を掃除をするときにとても使いやすいです。狭いところにピンポイントで噴射できるので、こまかな場所を掃除することが多いときは、ノズル付きのものがおすすめです。さらに、付いているノズルのサイズも、掃除したい場所に適したサイズか、事前にチェックしましょう。
また、掃除の場所によっては、ノズルがない方が便利なときもあります。ノズルは着脱できるタイプを選びましょう。
【6】定期的に掃除するならセットがお得!
エアダスターはパソコンや精密機器まわり以外にも、部屋の隅のホコリ除去など、あらゆる用途の使用が考えられます。予備があると、切らしてしまったときに便利です。まとめ買いでお得に買えるので収納場所に問題がなければセット商品をおすすめします。
エアダスターのおすすめ商品をご紹介!
ここからは、おすすめのエアダスターをご紹介します。商品によってガスの種類やノズルの種類などをチェックしてみましょう。
エアダスターおすすめ5選【手動タイプ】
手動タイプのおすすめエアダスターをご紹介します。
地球にやさしいノンフロンDMEガス採用
液漏れの心配がない特殊な吸収体の「ノンフロンDMEガス」と「CO2」をあわせたガスを採用しているので、逆さにしても噴射できるプッシュタイプです。
安全性が高い2ピース缶を使用しており、地球温暖化の原因のフロンもゼロ。グリーン購入法適合商品で、温暖化係数1を下回っています。とても地球にやさしいエコなエアダスターです。
ノズルがついて逆さ使用もOK
ノンフロンタイプで環境にも配慮したエアダスター。逆さにしても液漏れしない仕様になっているので、テレビの裏や什器の底など、ふだんの掃除で手が届きにくいような、奥の狭いところなどにも使いやすくなっています。
吹き出しもノズルがついているので、ピンポイントで噴射することもできて使い方もとてもカンタンです。

日本製で安心して使える
国内メーカーが製造している日本製の製品。強力な噴射パワーで、小さな隙間の隅々まできれいにできます。OA機器に限らず、家のサッシの隙間やエアコンの掃除でも、しっかりほこりやゴミを吹き飛ばします。洗車をするときに用意しておけば、洗い上がりの水滴飛ばしなどにも使えて便利。
ノンフロンで、グリーン購入法適合商品にもなっています。
ノズルが2WAYで折りたたんでも使えて便利
オフィスでの使用に便利な、ノズルを折りたたんでも使える2WAYタイプのエアダスターです。ノズルを取り外して使うタイプではないので、折りたたんで収納すればなくす心配もありません。
国産文具メーカーのパイオニアが製造しているので、環境にも配慮した製品で安心。パワーを維持しながらもノンフロンなので、噴き出し口が凍らずに使えます。
強力噴射なのに逆さ使いも可能
強力噴射でこまかいゴミを一気に除去。ノズルもついており、逆さにして使っても液漏れしないので、狭い場所に設置したDVDプレーヤーなどの掃除にも便利。あらゆる場所で気にせず使えるエアダスターです。
日本製のノンフロンタイプなので、カメラなどの精密機械にも安心して使えます。グリーン購入法適合商品でもあるため、地球にやさしくエコにもつながります。
エアダスターおすすめ4選【電動タイプ】
つづいて、充電式の電動タイプのおすすめ商品をピックアップ。くり返し使えて経済的な商品です。小型タイプなら、会社のデスクでも使いやすいですよ。
ワイヤレスで持ちやすいペン型のエアダスター
丸みのある胴体がかわいらしさがあるのがサンワダイレクトの電動エアダスター充電式200-CD065です。ガスを使わずに何度でも使用できる充電式電動タイプになります。風量を3段階で調整することとLEDライトによって暗い場所でも清掃が可能です。
ペン型なので持ちやすく、さまざまな持ち方で清掃ができます。ワイヤレスなのでコードの制約をうけることもありません。
プロも使用の強力パワータイプ
清掃専門会社のプロや企業でも使用している、アメリカ製の大風量電動エアダスター。使用する電力は少ないながらも、風量は強力です。
アタッチメントノズルが6種類あり、使用場所やさまざまな用途に応じてノズルを替えることができます。OA機器はもちろん、エアコンやカーペットのゴミの除去など、家中の掃除に大活躍です。

吸入&吹き出し&真空ポンプの3in1!
ゴミの吸引と吹き飛ばし、真空ポンプの3役をこなすエアダスターです。2500Ah×2のリチウムバッテリーを内蔵した充電式で、3~4時間の充電で15分間使用できます。
ノズルは3種類付属しており、場面ごとに使い分けが可能です。また、溜まったゴミは取り出して捨てることができ、フィルターも水洗いが可能です。
環境に配慮した電動型エアダスター
サンワサプライの電動エアダスターCD-ADE1BKは、充電することで繰り返し使えるエアダスターです。逆さ向きでも難なくホコリを飛ばすことが可能で、ノズルを活用すれば狭い場所でもかんたんに風を送れます。
製品は自然の空気を利用するので、ガスの使用やガス充填による空き缶の発生などがありません。環境に配慮したつくりになっています。
「エア ダスター」のおすすめ商品の比較一覧表
エアダスターおすすめランキング!
ご紹介した商品のなかから、ITライター・酒井 麻里子さんおすすめの商品をTOP3をランキングで発表! 3位から1位の順に発表します。
3位 ナカバヤシ『ノンフロンエアダスター2WAYタイプ』
ナカバヤシ『ノンフロンエアダスター2WAYタイプ』
商品情報はコチラをチェック!
>> Amazonで詳細を見る2位 コクヨ『エアダスター』
コクヨ『エアダスター』
商品情報はコチラをチェック!
>> Amazonで詳細を見る1位 イワタニ『ジェットダスター』
イワタニ『ジェットダスター』
商品情報はコチラをチェック!
>> Amazonで詳細を見るIwatani(イワタニ)『ジェットダスター(IJD-1)』は、ノズルがついていることと、逆さまにしても使用できる点で使い勝手のいい製品。狭い場所にも使いやすいので、通常の掃除では手がまわらないことの多い家電のボタンまわりなどもキレイにできます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする エア ダスターの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのエア ダスターの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【よくある質問】エアダスターに関するQ&A
エアダスターの正しい使い方を教えてください。

ボタンやトリガーを長押しせずに、こまかくプッシュすることです。
長押ししてしまうと、缶の内部の圧力が下がり缶が冷えてきます。そうするとガスになりきれなかった液体が噴射されてしまうことも。使うときには長押しせずに短い時間で噴射しましょう。
エアダスターを使うときの注意点は?

火気のある場所、電熱線やニクロム線などが出ている加熱機器のそばでの使用は厳禁です。
また、電源の入った状態での電化製品や電子機器に使用すると、なかでショートしてしまう可能性があるので要注意。使用するときには電源がオフになっているか確認し、使用後はしばらく時間をおいてから電源を入れましょう。
加えてガス缶を逆さにして噴射したり、長く噴射し続けるとうまくガスが出ず、液体が出てしまうこともあります。詳しくは缶の注意事項をよく読んでおきましょう。
エアダスターの捨て方を教えてください。

一般的に手動タイプのエアーダスターは、カセットボンベやスプレー缶と同じものに分類されます。
中身が残っている場合はガス抜キャップを使い、しっかりと中のガスを出し切ってから処分しましょう。「シューッ」という噴出音が聞こえなくなるまで押し続けます。
ガス抜きするときは、引火物が周辺にないことを確認し、風通しのよい屋外で排出してください。念のため自治体に問い合わせておくと安心です。
エアーコンプレッサーとの違いは?

エアーコンプレッサーは、空気を圧縮し、高い圧力で吐出する機械のこと。
大工さんが使う工具の一種です。釘打ちや車・バイクのタイヤ交換、塗装や空気入れ、洗車などで利用することができます。エアダスターは生活雑貨として分類されますが、
エアダスターとして使える代用品
エアダスターの代わりに使えるアイテムは、ドライヤーや空気入れが◎。エアダスターが手元になく、PCの掃除をしなきゃいけないときは、これらのアイテムを一時的に利用してみましょう。
しかし、あくまで代用品なので、使い心地や安定性などは求めてはいけません。日常的にPC周りなどを掃除したい方はエアダスターを使用することをおすすめします。
そのほかのお掃除関連アイテムはこちら
環境に配慮しながら使いましょう
今回は、パソコンのキーボードやゲーム機を掃除する時に便利なエアダスターの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。ガスタイプや電動タイプのものなど、さまざまな種類があるので、じっくり選んでくださいね。
ノンフロンなどの、地球温暖化防止を意識したものが数多く販売されていますので、環境に配慮しながら、使いやすいものを選びましょう。
◆Amazonや楽天を始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しており、当記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されます。◆記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆アンケートや外部サイトから提供を受けるコメントは、一部内容を編集して掲載しています。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。