ペーパークリップのタイプって? 目的に合わせて選ぼう
小さいのに何枚もの書類をまとめてくれるパワフルなペーパークリップは、大きく分けると3つのタイプがあります。
形やデザインはさまざまで、使用用途や書類の厚み、種類などによって適しているタイプが異なります。ここではまず、ペーパークリップのタイプから紹介します。
1.ゼムクリップ 使いやすくて種類豊富
オフィスや学校など、一般的によく使用されているのが「ゼムクリップ」。鋼をぐるぐると縦長に巻いたような形で、リーズナブルでしっかり書類をまとめられます。従来はシンプルなクリップでしたが、近年は鮮やかなカラーやかわいいキャラクターがついていたりと、デザイン性にもすぐれています。
ゼムクリップは少量の書類をまとめるのに適しています。主流は比較的丈夫な鉄製ですが、サビずに軽くてカラフルなプラスチック製、そのままシュレッダーにかけられたりゴミ箱に入れられる紙製もあります。
2.バインダークリップ 分厚い書類もOK
分厚い書類をまとめて挟める「バインダークリップ」。書類を両サイドからはさみ込む形状で、バネを操作するつまみ部分がついています。また、バインダークリップは「ダブルクリップ」と「目玉クリップ・山型クリップ」に分けられます。
●ダブルクリップ
書類をはさんだ後に、つまみ部分を折り返せる特徴を持つのが「ダブルクリップ」です。しっかりはさめる、つまみ部分がたためる、書類を重ねやすい、壊れにくいというメリットがあります。
一方、書類に跡が残りやすい、クリップを開くときに力がいるといったデメリットもあります。スチール製のものが一般的です。
●目玉・山型クリップ
「目玉クリップ」や「山型クリップ」は形状が似ていて、どちらもつまみ部分を押して開閉し、書類をはさみこむタイプです。目玉クリップは持ち手が目玉のような形状、山型クリップは山のような形状になっています。
つまみ部分がたためないので、書類を重ねたり持ち運ぶときに少し邪魔に感じることがありますが、クリップの幅が広く書類をはさみ込む力が強いのがメリット。
3.パワークリップ しっかり挟める
ゼムクリップよりも書類をまとめて留めておく力が強く、バインダークリップよりもコンパクトな、いいとこどりの「パワークリップ」。つまみ部分がないことでほかの書類との引っかかりが少なく、見た目がすっきりして書類を読む邪魔になりにくいのが特徴です。
パワークリップの4タイプをそれぞれご紹介します。
●スーパークリップ
はさむ力が強く、スリムに書類を収納できる「スーパークリップ」。手で差し込むだけでカンタンに使用でき、書類に跡が残りづらいことがメリットです。
書類の枚数が多すぎるとクリップが変形してしまう場合があるので、適切な量を調べてから使用しましょう。
●ガチャック
パワークリップの代表的な商品といえば「ガチャック」。リーズナブルな価格で購入できるので、事務用品で利用している人も多いのではないでしょうか。書類に穴を開けることもなく何度も再利用できるので、コスパもいい商品です。
コンパクトなので書類を重ねる場合でも利用しやすいですが、クリップをはさむときに専用の器具が必要なので注意しましょう。
●スライドクリップ
クリップを上下にスライドさせて装着する「スライドクリップ」。ガチャックのように専用器具を使わずに何度でもカンタンに着脱できます。
コンパクトでつまみがないので、書類を重ねたり持ち運びするのにも便利です。なかには塩や砂糖など袋口の仮止めに使う人もいます。
●グイクリップ
「グイクリップ」は名前のとおりグイっと紙に差し込んで使うクリップで、片手でカンタンに使用できるのがメリット。書類の枚数が少ない場合でもしっかりはさんでくれます。もちろん繰り返し使用可です。
ただし、跡が残りやすいので、メモ用紙などで一度使いかたを確認してから使用するといいでしょう。
ペーパークリップの選び方 サイズやデザイン、素材も重要!
使いたいペーパークリップのタイプが決まったら、つぎはサイズや素材、デザインを確認しましょう。使用用途に合わせたタイプを選ぶのも大切ですが、それぞれ耐久性やはさむ枚数などが変わってきます。ここからは、ペーパークリップを購入する前に確認すべきポイントを3つ紹介します。
【1】サイズ
【2】素材
【3】カラーやデザイン
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に書類をまとめるのに便利なペーパーグリップを知ることができます。一つひとつ解説していきます。
サイズで選ぶ
市場に多く出回っているゼムクリップは、長さ23mmほどの小さいサイズから50mmほどの大きいサイズまで幅広いサイズが展開されています。また、少量の書類をまとめるのにはゼムクリップ、大量の書類をまとめるのにはダブルクリップや目玉クリップというように、書類の厚さに合わせた適切なタイプ選びも重要です。
対応枚数が表記されているペーパークリップもあるので、購入前に事前に確認しましょう。
素材で選ぶ
ペーパークリップの素材には大きく分けて4タイプあります。目的に応じて適した素材を選びましょう。
●金属製…耐久性が高くて丈夫。しっかりはさめるが書類に跡がつきやすい。
●紙製…軽くて使いやすい。シュレッダーにもかけられる。
●プラスチック製…軽さと耐久性がある。デザインも豊富。
●シリコン製…磁石を使ってはさむタイプ。耐久性があって軽く、跡も残りにくい。
お気に入りのカラーやデザインで選ぶ
タイプや素材がさまざまであるように、デザインやカラーの種類も豊富です。色が加わるだけで書類を分野ごとにまとめやすくなったり、科目ごとにプリントを分けたりと整理もしやすくなるでしょう。
また、メッセージつきのものやかわいいキャラクターデザインは、自分のデスクや自宅で使う書類などに使用すれば心が和むきっかけにもなります。用途に合わせてデザインを変えても楽しめるでしょう。
目的に合わせて選ぶことが大切 文具研究科がアドバイス
オフィスや学校で、使う機会が多い文房具「ペーパークリップ」。選ぶポイントは、何に使うのかという「目的」を絞ることです。
仕事でたくさん使うならシンプルで邪魔にならないものを、使い終わってすぐ捨てるなら処分がカンタンな紙製を、何度も使うなら頑丈で取り外しやすいものを、親しい人に渡すなら遊び心のあるものを、というように目的別に選びましょう。
【デザインがかわいい商品】7選 おしゃれでかわいい!
ここまで、ペーパークリップのタイプや選び方のポイントなどについてご紹介してきました。自分に必要なタイプはイメージできましたでしょうか。さまざまなペーパークリップが販売されていますが、ここでは、そのなかでもとにかくかわいいペーパークリップ7選をご紹介します。
MIDORI(ミドリ)『ドロップ クリップス(43337006)』は、小さくてかわいらしいのにコピー用紙10枚をしっかりとじてくれるすぐれもの。スリムケースに入った商品もあるので、ペンケースにしのばせて持ち運ぶのにもいいですよ。

まるでキャンディのような丸いグイクリップ
「キャンディどうぞ」といって渡されても違和感がないくらい、カラフルでかわいらしいデザインが魅力。ブルーやイエローなど合計8色で、カラーバリエーションも豊富です。
クリアケースやガラス瓶のなかに入れて保管しておけば、見た目にもおしゃれ。小さいのでペンケースに入れてもかさばりません。勉強や仕事中でも遊び心をもっていたい人や、ビビットカラーで気分をアップさせたい人におすすめです。
印象的な野菜モチーフのクリップ
にんじん・かぶ・まめの野菜デザインが印象的なゼムクリップタイプの商品。さりげなく個性を出したい人におすすめのペーパークリップです。ほかにも、ハートやエッフェル塔などデザインの種類が豊富なので、お好みで選べます。
かさばらないのでプリントなどの持ち運びはもちろん、日常でちょっとした書類をとめておくのにも便利です。スケジュール帳などのしおり代わりに活用してもおしゃれになります。
スガイワールド『クリップファミリー』
水につけると曲がる不思議なクリップ!
スガイワールドの「クリップファミリー」はちょっと変わった新感覚のクリップ。5分間水につけることで自由に曲げて遊ぶことができます。書類や手帳のクリップはもちろん、ペンスタンドに引っ掛けたり、飾ったりしてもいいですね。
デザインも豊富で、いろいろな種類を集めたくなるかわいさ。クロネコやペンギン、パンダなどキュートなキャラクターが勢ぞろいしています。
動物型のかわいいクリップ! ケースもおしゃれ
動物をモチーフにしたステンレス製のペーパークリップ。種類はイヌ・ネコ・ウサギ・ペンギンなどで、動物好きにはうれしいラインナップです。ほかにもリンゴやヒコーキの形状もあります。
置いておくだけでも気分が明るくなるような、ポップでおしゃれなケースも魅力的。お気に入りの動物だけ購入してもいいですし、種類を複数そろえてちょっとしたプレゼントにも使えます。
仕事や勉強が楽しくなるスマイルくん
4種類の笑顔がデザインされたこちらのペーパークリップは、超コンパクトサイズなのに用紙30枚をまとめられるすぐれもの。大学のレジュメや、テスト前対策のプリントなどをとじるのに活躍してくれます。
金属製で耐久性もあるので、大量の書類をスリムにまとめたいときに役立ちます。指で差し込むだけなので、急いでいるときでもサッと使えるスーパークリップタイプの商品です。
猫好きにはたまらない!
子猫の後ろ姿がなんともかわいいデザインのクリップ。黒と白の猫クリップがそれぞれ3つずつ入っています。猫好きな人へメッセージを伝えるときに、さりげなく使ってみると喜ばれるでしょう。
書類をはさむ以外にも、お菓子の袋とじとしても使えます。いろいろ活用できる便利なクリップです。
【オフィスや学校向け商品】6選 機能性に着目!
かわいさよりも機能性を重視する人や、もっと使い勝手のいいペーパークリップがほしいという人のために、オフィスや学校でも使えるおすすめペーパークリップ6選をご紹介します! 小さいのにたくさんはさめるタイプや、大きくて目立つかわいいキャラクターものまで紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
TOHKIN(東京金属工業)『スライドクリップ クリア(SCC-S30M)』は、Sサイズでコピー用紙30枚、Lサイズで60枚が綴じられます。道具不要なのに、はずれにくくて邪魔になりません。くり返し使えるものなので、毎月必ず使う書類をまとめるときなどに重宝するでしょう。

押すだけカンタン! 選べるカラーとサイズ
紙にはさんで押すだけで使用できるペーパークリップ。書類をカンタンにまとめたい人や、手軽にクリップを利用したい人におすすめです。
スライドクリップはシンプルなデザインのものが多いですが、こちらは珍しいクリアカラーの5色セット。小さいのにしっかりはさんでくれるので、自宅のレシートや会社の領収書など、小さめの書類をわかりやすく整理したいときにも便利です。
MAX(マックス)『デルプ(DL-1550S/MX)』は、紙製で安全、書き込み可能なので小さなお子さんや学生さんも楽しく使えます。機能面でもかさばらず、外しやすく、書類が不要になった時にはそのままゴミ箱やシュレッダーに入れられて便利です。

書類をキズつけずスッキリまとめる紙製クリップ
書類にキズがつきにくい紙クリップタイプのペーパークリップで、大切な資料をまとめたいときに重宝します。繰り返し使えますが、書類がいらなくなったらクリップごとゴミ箱に入れても大丈夫です。
また、紙製なのでクリップに直接書き込めるのもメリットのひとつ。オフィスで「回覧」など要件を記入して利用したり、学校で友達に渡すときメッセージを記入して使うこともできます。
「ペーパークリップ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ペーパークリップの売れ筋をチェック
楽天市場でのペーパークリップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
今回は、ペーパークリップのおすすめ商品をご紹介しました。ひとくちにペーパークリップといっても、たくさんのタイプやデザインがあります。どれを選べばいいのか迷ったときは、今回ご紹介したペーパークリップの選び方を参考にしてください。
かわいいものから機能性にすぐれたものまで多岐にわたるので、あなたにピッタリのペーパークリップを選んでみてくださいね。
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文具研究家、ISOT (国際文具・紙製品展。国内外のメーカーが集う日本最大級の「文具PR商談会」)PRサポーター、「文房具カフェ」会員。 文具についての情報をさまざまなメディアで発信中。 得意ジャンルはノートなどの紙類、ボールペン。 オフィスや文房具屋に必ず置いてあるような定番文具を好む。 推しメーカーは三菱鉛筆、リヒトラブ、クルーシャル。