フレームタイプスーツケースの魅力とは?
フレームタイプスーツケースは、ファスナー式スーツケースよりも、丈夫な素材でつくられていますし、しっかり施錠できる構造であるため、なかに入れているものを守るという点で、とてもおすすめです。
お酒類や香水の類など、液体のものを運ぶというシーンが、海外旅行などではよくあると思います。そんなときに、自由に変形してしまえるファスナータイプのスーツケースなら、破損してしまわないかどうか心配になります。でも、フレームタイプスーツケースなら、頑丈なので心配いりませんね。
フレームタイプスーツケースの選び方
トラベルライター・南原 順さんに取材をして、フレームタイプスーツケースの選び方のポイントを教えていただきました。素材やサイズをよくチェックすることが大切です。ぜひフレームタイプスーツケース選びの参考にしてください。
ポイントは下記の通り。
【1】素材ごとの特徴をチェック
【2】安定感を求める方は4輪キャスターを選んで
【3】サイズは宿泊数で選ぶ
【4】強度で選ぶ
【5】充電機能や照明などプラスαの機能にも注目!
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材ごとの特徴をチェック
フレームタイプスーツケースに使われる素材によって、使い勝手が異なります。
軽さ重視なら「プラスチック樹脂製」
フレームタイプのスーツケースであっても、重たすぎると、持ち運びの際にとてもたいへんな思いをしてしまいます。また、たくさん荷物を入れようとしても、重量の制限のために難しくなります。
より軽くしたいなら、軽い素材のプラスチック製樹脂でできたスーツケースを選ぶようにしましょう。また、プラスチック製なら、価格の面でもリーズナブルなアイテムも多く、予算が少ないという場合にぴったりです。
セキュリティ重視なら「アルミ製」
とにかく中身を大切に守ってほしいという方は、硬くて頑丈なアルミ製がよいでしょう。
ワインやウイスキーなどのボトル、香水のガラス小瓶など、壊れやすいものを運ぶなら、アルミ製のフレームタイプスーツケースにしましょう。
ただし、硬くて丈夫ということから重量はプラスチック樹脂製に比べると重くなります。また、価格も少々高めなのでコスパを重視したい方には向いていないかもしれません。
最近人気のタイプは「ポリカーボネート製」
ある程度の強度を持っていて軽いタイプのアイテムを探しているなら、ポリカーボネート素材のスーツケースがぴったりです。ある程度たわみが生じることがあるので、アルミ製よりはセキュリティ面はおちます。
アルミ製との違いは、その軽さ。プラスチック製のように軽いにも関わらず丈夫なので、最近ではスーツケースの素材として、人気が高まっています。
【2】安定感を求める方は4輪キャスターを選んで
キャスターの数のタイプは、2輪タイプと4輪タイプがあります。2輪のほうが、構造が単純でより軽量になりますが、重いスーツケースを転がして運ぶには負担が大きくなってしまい、すぐに破損してしまう可能性があります。
4輪キャスターのスーツケースは、キャスターが自由に向きを変えられるようになっており、重たい荷物でも自由自在にすいすいと動かせるようになります。
【3】サイズは宿泊数で選ぶ
使い道をよく想定してサイズを選ぶことも大切なポイントです。何泊の旅行をするのか、何人分の荷物をいれるのか、など目的や用途によってサイズの選び方もことなります。
サイズの目安は、1日分の荷物は10L程度とされているので、2~3日の旅行なら20~30L程度、1週間の海外旅行なら、70L以上のものが必要になります。
ただし、宿泊数よりも大きめのサイズのスーツケースをもっていくようにするとよいでしょう。現地でのお土産や荷物を詰め込む余裕も必要です。
【4】強度で選ぶ
フレームタイプスーツケースは、アルミやプラスチック樹脂という、強度のある素材で作られています。海外旅行でよくあるのが、空港でのスーツケースの運び出しの際に割れてしまったりするケースです。
しかし、強度の強いフレームタイプスーツケースは落下や激突など、さまざまな衝撃から収納物を守ってくれます。もちろん陶器やガラス器など、破損しやすい物の運搬にもおすすめです。海外旅行に持っていくスーツケース選びは特に慎重になりましょう。
【5】充電機能や照明などプラスαの機能にも注目!
旅行や出張を快適に過ごすためにも、フレームタイプスーツケースの付属機能にこだわって選ぶとよいでしょう。スーツケース本体にUSBポートが備わっているタイプや、ライトがついていて暗闇のなかでも明かりを照らせるタイプがあります。
移動中にスーツケースのなかから、モバイルバッテリーを出さなくてもスマートフォンを充電できるようになっていたり、必要なときに明かりが照らせたりする機能は旅先で困ったときに大変役立つ機能です。
現役添乗員のトラベルライターがアドバイス
海外旅行では、スーツケース選びがポイント
フレームタイプスーツケースは、アルミやプラスチック樹脂という、強度のある素材で作られています。ですから、落下や激突など、さまざまな衝撃から収納物を守ってくれます。もちろん陶器やガラス器など、破損しやすい物の運搬にもおすすめ。今回は、海外旅行や、ビジネス利用など、さまざまな用途に応じて、おすすめのフレームタイプスーツケースをご紹介します。
フレームタイプスーツケースのおすすめ10選 頑丈で安定感があるものを厳選!
では、実際にトラベルライター・南原 順さんと編集部が選んだフレームタイプスーツケースをご紹介していきます。スペックや特徴を解説しながらくわしく紹介していきます。

機内持ち込みできる高級フレームタイプスーツケース
アルミニウム製の容量が31Lで機内にも持ち込めるサイズのフレームタイプスーツケースです。陽極酸化加工が施されたアルミニウムはさらに強度が増しており耐久性が強化されています。
TSAが承認しているロックを採用しており、セキュリティー性も心配ありません。高さ調整が可能な中仕切りが配置されていて、荷物の量が少ないときにも荷崩れしにくいようになっています。キャスターはボールベアリングがついた4輪で、軽快に操作できます。収納できるハンドルもどの高さでも使えるタイプで、使いやすいスーツケースです。
ビジネスにも向く、クールなアルミニウムボディ
堅牢・強靭で耐久性に優れたアルミニウムボディには、フェードアウトする斜めリブデザインを採用。美しさと強度を兼ね備えています。手を離すと自動で元の位置に戻るオートリターンハンドルがクール。
双輪キャスターなので、音の発生を抑えるタイヤを使用し、旋回性にも優れ、容易に方向転換が可能です。

上下にハンドルがついた運びすいスーツケース
ポリカーボネートとABS樹脂の混合素材でつくられた83Lの容量が入るフレームタイプスーツケース。「グリップマスター」と名付けられた、スーツケースの上下にハンドルがついていて、階段の上り下りや、ターンテーブルから受け取るときなど、キャスターが使えないシーンで、とても持ち運びやすくなっています。
TSA対応のダブルロック、双輪の4輪キャスターなどの使いやすい機能も搭載されています。コーナーパッドも製品を衝撃から守ってくれます。ハンガーが付属しているのもうれしいですね。
光沢がある美しくて丈夫なポリカーボネート製
ポリカーボネート製で、強靭でありながら軽量なフレームタイプスーツケースです。コンパクトな外観と光沢のある美しいデザインは、高級感がありながらも使う人の年齢や性別を問わない仕上がりになっています。
内装には、濡れたものを一時的にしまっておける「ウェットポケット」搭載。さらに、小物を収納するためのポケットや、荷崩れ防止用のストラップもあり、収納性も申し分ありません。また移動時には、スムーズに回転するダブルホイールで、悪路でも楽に走行できます。
USBバッテリーでスマホを充電できるスーツケース
スーツケースの内部にモバイルバッテリーを接続すると、スーツケースの外側にあるUSBコネクタからモバイル端末を充電できるようになっているフレームタイプスーツケースです。待合室や乗り物のなかなどで、スーツケースのなかからバッテリーを探したりする必要もなく、便利に使えます。
スーツケースのフロント部分に、ノートパソコンも入る程度の大きさのポケットがあり、メインの収納スペースを開かなくても取り出せるので、プライバシーが守られます。素材は、三層構造のポリカーボネートで、しなやかながら衝撃に強くなっています。
走行能力が高くすいすい走れるスーツケース
「日乃本グリスパックキャスター」採用で、走行中にグリスが360度回転する特大サイズのホイールに流れて、スムーズな回転をうながすタイプのフレームタイプスーツケース。舗装されていなくても難なく走行可能です。アルミフレームの部分の溝がより深くなるように設計されていて、フレームの耐久性が上がっています。
内装は、すっきりとシンプルな構造で、フラットになっているので、パッキングしやすいです。荷崩れを防ぐためのベルトと仕切り板が両面についているので、荷物がちょっとだけのときでも心配いりません。キャリーハンドルは、多段階で調整できますし、トップやサイドのハンドルもオートリターン機構になっていて、便利です。
機能・デザイン・安全をコンセプトに
ビジネスシーンの快適性追求に特化したビジネスレーベル。軽量、耐衝撃性、摩擦堅牢度、発色性に優れたトラベルケースの為に開発された、ドイツ製の高品質ポリカーボネートを100%使用しています。
360度自由自在に回転し、静穏・耐久性に優れた高品質キャスターは、旋回時や悪路の走行もラクラク移動できます。
横型タイプの2輪フレームタイプスーツケース
機内持ち込みに対応した31Lサイズの細フレームタイプのスーツケースです。珍しい横型タイプで、走行時も安定感があり、固定された大型の2輪キャスターにより、直感的に動かせるようになっています。
三層構造のポリカーボネートで、ソフトながらとても衝撃に強いボディも特徴のひとつ。また、コーナーパッドがケース本体への衝撃を緩衝してくれます。内装はジャバラタイプの収納になっており、ビジネスシーンでの利用にとてもマッチしています。鍵は、なくす心配のないダイヤル式のTSAロックを搭載。
強度を高める工夫がいろいろ施されたスーツケース
4.9kgと軽量で64Lの容量が入るフレームタイプスーツケース。素材は、強化されたポリカーボネートプラス、で強靭です。外観はとてもスタイリッシュで、強度を高めるデザインである「リブデザイン」になっています。
3段階調整ができる伸縮ハンドルは、使いやすいスライドスイッチでロック・アンロックの設定が可能。スーツケースのコーナーはパッドとC面カットで強度を高めています。トップとサイドについているハンドルは、手を離したときにゆっくり元に戻るダンパーハンドル機構を採用。キャスターもサイレント仕様の4輪です。
Sunco(サンコー)『SUPER LIGHTS MGC(MGC1-63)』
より軽量の素材で、荷物をもっと運べるスーツケース
より強化された頑丈な金属マグネシウムをフレームの素材に使用したスーツケース。強度があるのに、より軽量にすることを実現し、もっとたくさんの荷物を運ぶことができるようになりました。内装は、フルラウンドジップになっているので、荷物をきちんと収められます。
50mmの大きさのキャスターを実装し、静音で高い走行性能も備えました。外装がエンボス加工になっており、キズなどが目立たなくなっているのもポイントです。キャリーハンドルも使いやすい多段階調節が可能で、だれでも持ちやすくなっています。
「フレームタイプスーツケース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スーツケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスーツケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フレームタイプスーツケースをレンタルするのもあり!
ひんぱんに旅行や出張をするわけでなないというケースもあることでしょう。めったに使わない用途のためにわざわざフレームタイプスーツケースを購入するというのは、少しコストパフォーマンス性に欠けるかもしれません。
そんなときには、フレームタイプスーツケースをレンタルで借りることも選択肢のなかに入れてみましょう。使ってみたいと思っていたフレームタイプスーツケースをまずはレンタルしてみて、それから購入するというのもありですね。
安全ベルトやネームタグ、カバーも紹介! 安心安全に旅するために
スーツケースの中身がなくなってしまうかもしれないと思うだけで、旅行の不安が一気に増えてしまいます。おそらく、フレームタイプスーツケースを探している方は、セキュリティーを重視していることでしょう。そんな悩みは、スーツケースベルトを一緒に探すことで解決できます。フレームタイプスーツケースとスーツケースベルトを組み合わせて、さらなるセキュリティー対策をしましょう。
旅行に行きたい方は割引クーポンを活用しよう!
お得に旅行ができるクーポン情報をご紹介します!
楽しい旅の相棒が見つかりますように! 軽量タイプや人気メーカーまで
フレームタイプスーツケースは、ファスナー式のスーツケースより頑丈で強く、こじ開けたりされる可能性は低いです。また、なかにしまった荷物が破損する心配も少なくなります。
さまざまなメーカーがいろんな特徴をもつフレームタイプスーツケースを販売しているので、選ぶのもひと苦労です。この記事で取り上げた、素材のタイプやサイズなど、選ぶための重要なポイントをおさえ、間違いのないフレームタイプスーツケース選びをしてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ゲームメーカーでプロデューサー、雑貨メーカーでマーケティング部長として勤務の後、企画会社(有)ピー・セッション設立。著書は「陰陽師『安倍晴明』」(二見書房)など、小説・ノンフィクション・トラベルガイドなど多岐にわたる。脚本では、2019年10月上演の音楽時代劇「佐那と龍馬」、RPGゲームアプリ「セフィロティクサーガ(ケムコ)」など。雑貨メーカーやIT企業の顧問を務めたり、現役の添乗員・プロガイドでもある。複数の出版社にてノンフィクションや小説を出版。