ケーキ回転台とは? まずは基本をチェック!
ケーキ回転台とは、ケーキにクリームを塗る(ナッペをする)ときに使うアイテムです。スポンジ生地を回転台のうえにおいて台を回転させることで、スポンジ生地に均一にクリームを塗ることができます。
きれいなデコレーションケーキを作るときには、このケーキ回転台とパレットナイフが必須アイテムです。
ケーキ回転台を選ぶポイント 製菓衛生師に取材しました
回転台(ターンテーブル)は、ケーキ作りのクリームを塗る作業(ナッペ)をする際に必要となるアイテムです。スポンジにクリームを塗ったり、デコレーションするときに使います。この回転台を選ぶときにはいくつか確認したいポイントがあります。

Photo by David Holifield on Unsplash
きれいなデコレーションに回転台は必須です
天板の素材から選ぶ
まずは、回転台の天板の素材です。スポンジを乗せる天板は選ぶ際の重要なポイントといえます。
プラスチック|軽さを重視するなら
とにかく手軽に使いたい、という方におすすめなのがプラスチック製の天板。サイズが豊富にあり、価格も手ごろ、なにより軽くて簡単に持ち運びができるので、お菓子作りの初心者でも扱いやすいです。
スポンジのすべり止めのために表面がざらざらしていたり、中央に乗せるための目印がついていたりするものもあります。
大理石|熱が伝わりにくく生クリームが崩れにくい
安定感を求めるのであれば大理石の回転台
がおすすめ。プラスチック製の回転台は軽すぎて使いにくいという方もいます。
大理石の回転台は熱が伝わりにくいので、天板がつねに冷たく保たれるのが特徴です。生クリームがゆるくなりにくいので、ケーキ作りには向いています。落とすとすぐ欠けてしまうということが欠点ですが、大切に使うことで長持ちしてくれます。
ステンレス|安定感に定評のある
こだわりの上級者仕様のツールがほしい方やケーキ作りを趣味にしている方には、ステンレス製の回転台がぴったり。重みがあるので安定感があり、お手入れもラクです。
お値段はほかの素材のものより高いものが多いですが、本格的なケーキ作りにチャレンジしたい方は試してほしい素材です。
天板の大きさから選ぶ
回転台の天板の大きさも要チェック。作りたいケーキのサイズよりも大きめのものにすると回しやすく便利です。ケーキをナッペするときに天板の大きさとケーキの大きさが同じだと回しにくくなります。
目安としては、ケーキより10センチ程度大きい天板がベストです。ケーキの型は、「号」で表し、1号大きくなるごとに3cmずつ直径が長くなります。作りたい大きさのケーキサイズをもとに回転台を選びましょう。
回転台の高さについて
使いやすい回転台を選ぶポイントとして、回転台の高さも見ておきましょう。作業するときに回転台の位置がちょうどよい位置にあることは、ケーキの完成度にもつながります。購入前にキッチンでイメージの高さを測って、望みの大きさを把握しておくと安心です。
高さとしては3㎝ぐらいの低いものから7㎝ぐらいの高さまでありますが、台座まで高さがある回転台は天板の下に手を入れて回転させることもできます。低いサイズはそのまま冷蔵庫に入れることもできるので便利です。
なめらかに回転するかチェック
回転台がスムーズに回転するかも作業上ストレスを感じないためのポイントです。回転がなめらかだと初心者でもナッペが上手くできます。モノがよくない回転台だと回すとガタガタと振動してしまいナッペがうまくいきません。
回転台の底にすべり止めがついているとより動作が安定し、きれいにナッペができます。
その他のお役立ち機能をチェック
ケーキの回転台には、さらに快適に使えるように上記以外の機能がついていることがあります。
カットに便利な切り分け目盛り
ケーキの回転台には、切り分けするための目盛が天板についているものがあります。出来上がったケーキを均等に切り分けるのは意外と難しいですよね。ホールケーキを均等に切り分けるのに、目盛がついているととても便利です。
切り分け目盛を使って均等にケーキを切ることで、子どもの取り合いのケンカもなくなるかも!
ケーキカバーつき
回転台の付属物としてケーキカバーがついているものもあります。完成したホールケーキを別の皿に移し替えるのはなかなか難しい作業です。そんなとき、回転台に乗せたままカバーをかぶせられると、型崩れの心配もありません。
また、生クリームの乾燥を防いだりにおい移りを防止してくれる効果もあるので、冷蔵庫での保存に便利です。
使いやすさをしっかりとチェックしておこう 製菓衛生師がアドバイス
コーヒー・ラテアート雑貨作家/バリスタ/製菓衛生師
ナッペを美しく仕上げるためには、「回転のしやすさ」や「安定性」といった要素をきちんと確認しておくのが重要なポイント。回転がスムーズでないとガタつきによってクリームが波打ってしまい、均一な厚さに伸ばせなくなってしまいます。
また、薄い形状や台を取り外せる構造のコンパクトな回転台は、作ったケーキを崩さずそのまま冷蔵庫に入れることができるためきれいに保存できて便利です。
ケーキ回転台のおすすめ11選 ステンレスや木製、大理石も!
ここからは、製菓衛生師の長井香央梨さんと編集部が選んだケーキ作りに使えるおすすめの回転台11選紹介します。ぜひツール選びの参考にしてみてください!
コーヒー・ラテアート雑貨作家/バリスタ/製菓衛生師
遠藤商事『ステンデコ回転台』は高い実用性を持っており、長く使い続けられる回転台を探している人にもぴったりです。
ふだんから気軽に本格的なケーキ作りを楽しみたい人には、きれいにナッペしやすいタイガークラウン『P.クールスタンド 240』がピッタリ。
JEmarble『大理石のケーキ回転台』は機能性にすぐれているほか、完成したケーキをおしゃれに飾れるのも魅力です。

遠藤商事 『ステンデコ回転台』








出典:Amazon
素材 | 本体:18-8ステンレス、土台:鋳もの |
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サイズ | 直径300×高さ95mm |

タイガークラウン『P.クールスタンド 240』






出典:Amazon
素材 | 本体:スチロール樹脂、ベアリング:スチール |
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サイズ | 直径240×高さ35mm |

JEmarble『大理石のケーキ回転台』






出典:Amazon
素材 | 石 |
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サイズ | 直径305×高さ32mm |
パール金属 『アンテノア ケーキ回転台&カバーセット』






















出典:Amazon
素材 | 回転台:スチロール樹脂、カバー:メタクリル樹脂 |
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サイズ | 回転台:直径(約)275×高さ33mm、カバー:直径(約)240×高さ125mm |
安田木工所『回転台25cm(人工大理石製)』

出典:楽天市場
素材 | 人工大理石 |
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サイズ | 直径246×高さ32mm |
前田家『回転台 白デコラ 30cm』

出典:Amazon
素材 | 木製 |
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サイズ | 直径300×高さ70mm |
貝印『デコレーションの仕上げに活躍するケーキ回転台』
















出典:Amazon
素材 | 本体:スチロール樹脂、ベアリング:ステンレススチール、ベアリング用リング:ポリプロピレン |
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サイズ | 直径275×高さ22mm |
SOEKAVIA『ケーキ回転台』














出典:Amazon
素材 | PPプラスチック |
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サイズ | 直径275×高さ65mm |
タイガークラウン『クールスタンド21cm』






出典:Amazon
素材 | 本体:スチロール樹脂、べアリング:スチール |
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サイズ | 直径20×高さ34mm |
パール金属 『大理石ケーキ回転台』






出典:Amazon
素材 | 天然大理石 |
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サイズ | 直径300×高さ30mm |
遠藤商事『SA鋳物 デコ回転台』

出典:Amazon
素材 | 鋳もの |
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サイズ | 直径270×高さ85mm |
「ケーキ回転台」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ケーキ回転台の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのケーキ回転台の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
生クリームのデコレーションアイテムはこちら 関連記事をチェック!
マイナビおすすめナビでは、このほかにもケーキ作りにつかえる製菓ツールを豊富に紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
美しいケーキを作って一流のパティシエ気分になろう!
本記事では、ケーキ作りに役立つ回転台について購入時のポイントとおすすめの11商品をご紹介しました。自宅に回転台があると、パティシエ気分でケーキ作りもさらに楽しめます。きれいにナッペができると、完成時の満足もひとしおです。
ぜひ回転台をうまく利用して美しいケーキを作ってみてください!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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製菓調理専門学校を卒業後、カフェでバリスタとして勤務。業務用や家庭用のエスプレッソマシンを使用した業務のほか、ラテアート講習会の講師なども務める。コーヒーやラテアートについて学ぶうち、ラテアートが人に笑顔をもたらすことに気づき、コーヒー・ラテアート雑貨作家【Prism coffee bean】として独立。現在はオリジナルデザインの雑貨を製作するほか、製菓やコーヒー、雑貨に関する記事の執筆も行っている。