ケーキトングとはこんなアイテム! つかみやすい! トングで切るタイプも
ケーキトングとは、その名のとおり、ケーキやクッキーなどをはさんで取り分けるためのキッチンアイテム。
ケーキをサーブする際には、側面からしっかりケーキをホールドして取り皿に移動することができるので、ケーキを倒したり、せっかくのデコレーションを崩したりすることがありません。
大きさや素材によっては、パスタをゆでるときにも使うことができるので、あれば便利なアイテムです。
ケーキトングの選び方 先端の形状、素材、使い方や使い勝手など
パティシエ・hana_soraさんに取材をして、ケーキトングの選び方のポイントを教えていただきました。素材や先端の形状をよくチェックすることが大切です。ぜひケーキトング選びの参考にしてください。ポイントは下記3点。
【1】形状とタイプから選ぶ
【2】素材で選ぶ
【3】デザインで選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】先端の形状とタイプから選ぶ はさみ型、丸型、平型、スライサー型など
ケーキトングには、先端のはさむ部分がいくつかのタイプに分かれています。それぞれの特徴を見ていきましょう。
おしゃれに取り分けができる「はさみ型」
「トング」といえば、1本の細長い棒をふたつに折り曲げた形のものをイメージする人もいるのではないでしょうか。ハサミ型のトングは持ち手がハサミのようになっていて、見た目もおしゃれです。
先端部分がレースや刺繍のような透かし彫りになっているようなアンティーク調のものだと、来客時にも華が添えられますね。
しっかりつかめる「丸型」
先端がスプーンのような曲線を描いている丸型のトングは、カップケーキの側面をしっかりホールドするのに向いています。ケーキを落下させる心配もなく、しっかりと移動させられるでしょう。
その一方で、カットしたケーキなどまっすぐの面のものをつかむ際には、力加減を考える必要があります。先端がスポンジに食い込んで型崩れが起きないように注意しましょう。
万能に使える「平型」
カットケーキをきれいに移動させるには、ケーキの断面にもフィットする平型を選ぶとよいでしょう。面の広いものを選ぶとやわらかいケーキもきれいなまま安定してはさめます。またオーブンで焼いた手作りのクッキーをクッキークーラーに移動する際にも使え、熱い思いをしなくてもすみます。お菓子作りが趣味という人は家庭にひとつあるといいでしょう。
素材によっては、サラダや揚げものなどの料理にも使えるので、選ぶ際にチェックしてみましょう。
カットと取り分け両方できる「スライサー型」
ホールケーキをカットしてサーブする機会が多い人は、スライサー一体型がいいでしょう。
トングの先端が分かれておらず、くっついているという不思議な形をしているので、はじめて見たとき、どのように使うのか戸惑うかもしれません。しかし、わざわざナイフとトングを持ち替える必要もなく、カットしたケーキをそのままはさんで移動できます。洗いものがひとつ減るというメリットもあります。
【2】ケーキトングの素材で選ぶ ステンレス製、プラスチック製、シリコン製、木製など
ケーキトングを選ぶ際にチェックしたいポイントとして、もうひとつ、なにを素材に使用しているかという点があります。ケーキやクッキーなど食品に直接触れるものですから、衛生的に使えることを念頭に置いて選びましょう。
「ステンレス」は耐久性が高い
手入れがかんたんで、丈夫なケーキトングを求める人には、ステンレス製のものがよいでしょう。台所用洗剤で丸洗いでき、つねに衛生的に使用できます。シルバーメタリックの輝きは、重厚感もあり、いろいろなテーマのテーブルシーンでも大きく浮いてしまうこともありません。まずはひとつケーキトングを持ちたいと考えているなら、ステンレス製を選ぶと無難です。
また、メンテナンスの面で一番扱いやすいのは、ステンレス製です。手入れがしやすくいつでも清潔に保て、丈夫で劣化しにくいためです。
「 プラスチック」は滑りにくい仕様
プラスチックを使ったケーキトングはカラーバリエーションも豊富で軽く、小さな子どもとも一緒に使えます。
ただし、金属の一部にプラスチックが使われているものは、つなぎ目の部分に雑菌が繁殖しやすいことが考えられるので、きれいに洗ったあとは、しっかり水分をふき取ってから保管するように注意しましょう。
「シリコン製」は耐熱性にすぐれている
プラスチック製と同じように軽く、カラー展開も豊富なシリコン製のケーキトングは、さらに「耐熱性にすぐれている」というメリットがあります。
オーブンから焼きたてのお菓子を取り出したり、調理用としてパスタをゆでる際に使用したりと、温度が高いものに使用したいと考えているのであればシリコン製を選びましょう。もちろん、シリコンは低温にも対応しているので、アイスケーキなどにも使用できます。
「木製」は金属が苦手な方に
金属が肌に合わない人や、カチャカチャという金属製の音が苦手という人には、木製など天然素材のケーキトングを選ぶとよいでしょう。取り皿やドリンクのカップなども天然素材で統一するのもおもしろいです。
ただし、天然木などを使用している場合は、カビやすかったり、すぐに折れてしまったりすることもあります。デリケートな素材なので、ていねいに扱いましょう。
【3】デザインで選ぶ おもてなし用やティータイム用など
お客様をお迎えしてのシーンでしたら、やはりデザインは外せないですよね。繊細な模様がデザインされたアンティーク調のケーキトングなら、英国風のおしゃれなティータイムを演出できたり、ハサミ式のケーキトングなら、挟むように使用するため手元が美しく見えます。
また、北欧テイストならば、木製で温かみのあるケーキトングと合わせるなど、テーブルやお皿に合わせて統一感があるのもおしゃれですよね。
ケーキトングの使い方 うまく使うコツ
ケーキをサーブする場合には、先端の部分をケーキに密着させるイメージで、ケーキの側面中央を優しくはさむようにします。中央より下を持つとバランスが悪く、せっかくのケーキを転倒させたり落下させたりするおそれがあります。
また、あまり心配のあまり、力を入れてしまってもスポンジを崩す可能性があるので注意しましょう。
アンティークなどデザインで選ぶのもおすすめ パティシエからのアドバイス
ケーキトングはお菓子を潰さずにお皿へ移動させることができる便利アイテムです。必ずしも必要なものではありませんが、お菓子をきれいに取り分けることができるのでパーティーやティータイムにも大活躍ですね。先端の形状や素材によって相性のよいケーキなどもあるので、購入時にチェックしてみてください。
また、アンティークのものなどデザインの好みで選ぶのもおすすめです。
ケーキトングのおすすめ|丸型・平型 つかみやすい、スッキリしたシンプルタイプ
ここまでの選び方をもとに、パティシエのhana_soraさんと編集部で選んだケーキトングを、丸型・平型ケーキトング、滑り止め付きケーキトング、はさみ型ケーキトング、スライサー型ケーキトング、シリコンや木製のケーキトングにわけてご紹介していきます。
ステンレス銅製で、お手入れしやすく使いやすい
キッチン用品を多く手掛けるアークランドサカモトのケーキトングです。18cmと大きめなので、手の大きな人にも使いやすいサイズです。先端は平型になっているので、ケーキやクッキーもしっかりととらえることができます。
本体は、ステンレス銅を使用しているのでさびにくく、長く使えるものを探している人にピッタリです。
『厚手花型ケーキトング』は、丈夫で使いやすいオールステンレス製。サイズも3種類あるので、自分の手の大きさに合わせて選ぶことができます。先端の花型モチーフもかわいいですね。

ケーキトングのおすすめ|滑り止め付き すべりにくい、しっかり持てるプロ仕様も
『職人道ステンレスケーキトング』は先端が波型になっており、ほどよい力加減でケーキをつかむことができます。丈夫で衛生的なステンレススチール製はお手入れもらくらく。一本あると便利なケーキトングです。

機能的でありながらコスパもよい
家庭用だけではなく、業務用の調理器具を製造販売している高儀の「職人道」シリーズです。先端は大きく、波形に加工されているので、ケーキなどをつい滑り落してしまうこともありません。
ステンレススチール製なので家庭用洗剤で洗えて、衛生的に使えます。ふだんの調理用としても使用できる商品でありながらコスパがよい点も魅力です。
ケーキトングのおすすめ|はさみ型 優しく包み込んで取り分けできる
『シルバーケーキトング』はクラシカルで上品なデザインが好きな方におすすめ。丸みを帯びた先端により、やわらかいケーキも優しく包み込んで取り分けることができます。テーブルウェアとしても目を引く存在感です。
日常的にテーブルにあるアイテムとして
「カジュアルプロダクト」というブランドネームには、日用品もファッションのように楽しんでほしいというメーカーの希望が込められています。ケーキトングも特別な日だけではなく、朝食やおやつの時間にも気軽に使えるようなシンプルなデザインです。
ステンレスを使用しているため、丈夫で使いやすく、21cmの大きさもテーブルで場所を取りません。
ケーキトングのおすすめ|スライサー型 トングで切るカッティングタイプ
『ケーキサーバーステンレス(70113)』はケーキの上から押してカットし、そのままお皿へとサーブすることができる便利な一体型ケーキトングです。北欧らしいスタイリッシュなデザインも目を引きますね。

ケーキトングのおすすめ|シリコン製・木製 おしゃれで機能的
「ケーキトング」のおすすめ商品の比較一覧表
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ケーキトングを便利に活用しよう 色々な使い方も!
ケーキトングと名付けられていても、その活躍の場は、ケーキをサーブするだけではありません。
素材によっては、高温のものをつかめるケーキトングもありますので、「ふだんそれほどケーキを食べることがない」という人も、トースターから朝食のパンを取り出す際や、和菓子やチョコなどのおやつを家族や友達にサーブする際にぜひ使ってみてください。
日常の生活に新たな彩りをプラスしてくれるアイテムとして、ぜひケーキトングを活用してください。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ケーキトングの売れ筋をチェック
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フランス菓子からマクロビ菓子まで、みんなが幸せになれるお菓子を作るフリーランスのパティシエ。 日本紅茶協会認定ティーインストラクターとして紅茶の講師活動もしています。 お菓子の美味しさや紅茶の奥深さを伝えるべく、ライターとして活躍中。 一児のママでもあり、オーガニック食品にも精通しています。