スキーブーツの選び方 自分のスキースタイルやレベルに合わせよう!
スキーブーツは自分のスキースタイルやレベルなどに合わせて選びましょう! ここでは、プロのスノーボードコーチでスキーにも詳しい出口 超さんに取材のもと、スキーブーツの選び方を解説していきます。
滑り方に合わせてフレックスと足幅をチェック
どのような滑り方をするかによって、スノーブーツのほどよいフレックスや足幅は変わります。ポイントをチェックしていきましょう。
レーシング向けには「硬くて細い」ものを
レーシングスキーに適しているのは、硬くて細いタイプのブーツです。フレックスは100前半、足幅90mm台なかばくらいが目安です。
レースではすばやくターンを切りかえすことを要求されるので、足をしっかり固定し、動きや荷重をスキー板にダイレクトに伝える必要があります。そのため、サイズはよりフィットする細め、フレックスは力をダイレクトに伝える硬めが適しています。
基礎スキーには「やや硬くて細め」がベター
基礎スキーで上級者を目指すなら、平均よりも少しだけ硬くて細めのスキーブーツがいいでしょう。レーシング向けよりはやや装着感のいいブーツが適しています。フレックスは100~130、足幅は100mmくらいが目安です。
フリースキーを楽しむなら「適度にやわらかく幅広」がおすすめ
モーグルやエアリアルなどのフリースタイルスキーをする人には、衝撃を和らいでくれる適度なやわらかさがあり、さまざまな動きに対応できる幅広タイプのブーツがいいでしょう。
フレックスは80~100、足幅99mm~102mmくらいが目安です。ほどよいゆとりで足の曲げ伸ばしがしやすくなり、多様な動きに対応してくれます。
レジャースキーを楽しむなら「やわらかくて幅広」がおすすめ
レジャー目的でスキーを楽しみたい方は、快適性の高いブーツがおすすめです。足が痛くなってしまうとせっかくのスキーも楽しめないので、やわらかめで幅広のブーツを選びましょう。
目安として、フレックスは70~100、足幅は102~106mmほどがよいでしょう。
バックル形状で選ぶ
スキーブーツのバックルには、「フロントバックル」と「リアエントリー」の2タイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
フィット感を重視するなら「フロントバックル」
フロントバックルは、複数のバックルをフロント部分で留めるタイプのスキーブーツ。
バックル数が多いため、脱着には時間がかかりますが、締め加減を調整することで、足のフィット感を高めることが可能。ブーツのなかで足が安定することで操作性が高まるため、初級者以上はフロントバックルタイプを使用している人が多いです。
履きやすさで選ぶなら「リアエントリー」
リアエントリーは、バックル1本を側面から留めるタイプのスキーブーツなので、スピーディに装着ができます。
フィット感はフロントバックルに劣りますが、スキー初心者や子どもには、履きやすいリアエントリーが向いているでしょう。
スキーブーツとビンディングの相性は要チェック!
ブーツのソール形状とビンディングの相性はとても重要です。適したものを使わないと、ビンディングが充分に機能せず安全性が確保されません。一般的なアルペン規格ソールでは問題ありませんが、それ以外のタイプは、必ずビンディングとの相性を調べてください。
レジャースキーを楽しみたい方は、多くのビンディングと相性のいい「アルペン規格ソール」のブーツを選ぶといいでしょう。
日常で履く靴のサイズを参考にする
日常で履く靴同様、スキーブーツもサイズ選びは重要です。なお、スキーは思った以上に足に負担がかかるウインタースポーツなので、自分の足にフィットしたサイズを履くようにしましょう。
子ども用は普段履きより、0.5~1cm大きめを
子ども用のスキーブーツは、成長することを見越して大きめサイズを買う人も多いですが、極端に大きいものは操作性が悪くなり、ケガにつながる可能性があります。
安全性を優先し、いつも履いている靴より0.5~1cmほど大きめにしておきましょう。
プロのスノボコーチがアドバイス
プロスノーボードコーチ
快適性を重視するのか? 操作性を重視するのか? どのようなスキーがしたいか? 目的に応じて、自分の足に合ったスキーブーツを選ぶことが大切です。
足のサイズだけでなく、足幅のチョイスは重要な選択要素の一つです。
スキーブーツのおすすめ7選【大人用】 使いやすさと機能性で選ぶ!
ここからは、機能性や使いやすさに注目した、大人用スキーブーツのおすすめモデル7選を紹介します。
プロスノーボードコーチ
ゆったりとした履きごごちの足幅104mmですが、パワー伝達性が高く、操作性のいいロシニョール『Speed』は、快適さを追求する人におすすめ。一日中履いていても快適に過ごせます!

ROSSIGNOL(ロシニョール)『Speed 80(RBH8050)』 プロのスノボコーチが推薦!








出典:Amazon
サイズ | 26.5~32.5 |
---|---|
足幅 | 104mm |
フレックス | 80 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
Bighorn(ビッグホーン)『ZERO-ONE』

出典:Amazon
サイズ | 24.5~30.5cm |
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足幅 | - |
フレックス | - |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
SALOMON(サロモン)『S/PRO X90 CS IIC』














出典:Amazon
サイズ | 24~30.5cm |
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足幅 | 100-106mm |
フレックス | 90 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
NORDICA(ノルディカ)『SPEEDMACHINE 100』








出典:Amazon
サイズ | 24.5-30.5 |
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足幅 | 100mm |
フレックス | 110mm |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | アルペン |
SALOMON(サロモン)『S/MAX 100』














出典:Amazon
サイズ | 23/23.5~28/28.5cm |
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足幅 | 98-104mm |
フレックス | 100 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
Held(ヘルト)『KRONOS-55』








出典:Amazon
サイズ | 24.5~30cm |
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足幅 | 105mm |
フレックス | 55 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
SALOMON(サロモン)『MTN EXPLORE』

出典:Amazon
サイズ | 24~32cm |
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足幅 | 98-104 mm |
フレックス | - |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | アルペン |
スキーブーツのおすすめ3選【子ども用】 フィット感や装着のしやすさを重視!
続いて、子ども用スキーブーツのおすすめモデル3選を紹介します。子どもでも使いやすい着脱がかんたんなものや、フィット感が高いものを厳選しました。
プロスノーボードコーチ
サロモン『S/RACE 65』はGripwalk対応の軽量ブーツ。パフォーマンスにすぐれた大人用ブーツと同じ機能を搭載したモデルです。
ラング『RSJ 50』はジュニア向けシェルとインナー、脚の長さに合わせたシンプルな3バックルデザイン。快適で温かく、ジュニアに最適です。

SALOMON(サロモン)『S/RACE 65』 プロのスノボコーチが推薦!

出典:楽天市場
サイズ | 22/22.5~26/26.5cm |
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足幅 | 98mm |
フレックス | 65 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |

LANGE(ラング)『RSJ 50』 プロのスノボコーチが推薦!

出典:Amazon
サイズ | 17.5cm~21.5cmcm |
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足幅 | - |
フレックス | 50 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
Held(ヘルト)『Baet』

出典:Amazon
サイズ | 17.0cm~22.0cmcm |
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足幅 | - |
フレックス | 30 |
バックル | フロントバックル |
ソール規格 | - |
「スキーブーツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スキーブーツの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのスキーブーツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連記事】スキーやスノボで役立つ商品情報はこちら!
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編集部からのメッセージ
この記事では、スキーブーツの選び方とおすすめ商品を紹介しました。
スキーブーツを選ぶ際は、ビンディングとの相性は必ず確認しましょう。また、フレックスや足幅は、自分のプレイスタイルを考えて選ぶと、使いやすいブーツを探しやすくなります。
この記事を参考に、ぜひ自分に合ったスキーブーツを選んでみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
2021/1/6 コンテンツ修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 桑野美帆子)
京都府舞鶴市生まれ。日本体育大学卒。SIA(日本プロスキー教師協会)教育部技術委員スノーボードデモコーチ。力学に基づいたスノーボード理論を2006年に構築。 著書に「もっとカッコ良く滑るスノーボード」(メイツ出版)、「はじめてでも絶対うまくなるスノーボード」(主婦の友社)、自費出版によるe-book「もっと優雅にカッコ良く滑るスノーボード」(Kindle)などがある。 人の骨格やバランスに応じたレッスン・バインディングのセッティング診断に定評あり。スノーシーズンは主に、神立スノーリゾート(新潟県)で自身のレッスンプログラム「超塾」を開催。夏場は地元舞鶴市にてスクーバダイビングとSUPのガイドをしている。