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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。
高速切断機とは
高速切断機とは、金属を切断するための工具のこと。切断する金属は具体的に、鋼材・ステンレス・鋳物など。
主に切断用の砥石を使用し、切断刃を使わないのが特徴です。同じく金属を切断するチップソーは切断刃を使用しますが、砥石を使うことで、切断時のパワーが出て、さらに、耐久性も高いため、刃の交換などが少なく済みます。
プロの現場のみならず、近年ではDIYの流行から家庭用でも使用される、手間のかかりにくい工具です。
■チップソー・丸ノコとの違い
切断用の刃 | 切断できるもの | 特徴 | |
高速切断機 |
砥石 |
金属(鋼材・ステンレス・鋳物など) |
切断時のパワーがあり、さらに、耐久性も高いため、刃の交換などが少なく済む。 |
チップソー |
替え刃 |
金属(鋼材・ステンレス・鋳物など) |
切断時の静音性が高く、火花・粉塵が出にくい。また、切断スピードも早い。 |
丸ノコ |
替え刃 |
木材 |
木材をスピーディーで正確に切断することができる。 |
切断する工具として、チップソーと丸ノコがありますが、初心者であるとその違いについてあやふやですよね。本項では、上記の違いについて解説いたします。
▼チップソーとの違い
チップソーカッターは、高速切断機と同様、金属を切断するための工具です。切断する金属は、鋼材・ステンレス・鋳物など。
前述しましたが、高速切断機は切断する際に砥石を使用しますが、チップソーカッターは切断刃を使用します。刃が消耗しやすく、メンテナンスにも手間がかかるデメリットはある一方で、切断時の性音声が高いこと、そして、火花・粉塵が出にくく、切断スピードも早いことがメリットです。
▼丸ノコとの違い
丸ノコは、木材を切断するための工具。木材をスピーディーで正確に切断する際に用いられます。
切断刃が使用され、基本的に木材の切断がメインですが、刃を替えることで、プラスチックやコンクリート、さらには金属をも切断できるモデルもあります。しかし、そのタイプは価格も高く、替え刃のコストもかかるため、比較的プロ用が多いです。
■高速切断機を使う際の注意点
高速切断機は安全に配慮し、正しい使い方をしなければ重大な事故につながってしまいます。切断中は火花や粉塵が飛び散るため、使用中は必ずゴーグルと防塵マスクを着用し、高速切断機を覆って火花や粉塵を防ぐ安全カバーを使用してください。
可燃物のない場所で使用し、換気も忘れずに行いましょう。また、激しくハンドルを押し上げ切断すると砥石の破損につながりますので注意してくださいね。
高速切断機の選び方
それでは、高速切断機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】切断能力
【2】角度切りの角度
【3】バイスの開き幅
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】切断能力をチェック
高速切断機は、砥石のサイズやバイスの開き幅によって、切断できる対象物のサイズや、パワーの強さや回転数でどれだけ早くキレイに切断できるかが変わってきます。
切断能力は主に3つのポイントがあるので、それぞれみてみましょう。
▼砥石のサイズは必ず確認!
砥石の直径サイズは305mm、355mm、405mm、455mmの4種類がありますが、おもに家庭用や日曜大工で使う場合、AC電源が100Vの305mmか355mmの製品です。
一般的に、305mmの砥石で切断できる対象物の厚さは90mmで、355mmの砥石で切断できる対象物の厚さは120mm(丸パイプの場合)と言われているので、切断したいものの厚みによって砥石のサイズを選びましょう。
また、高速切断機は違うサイズの砥石をつけることはできませんので注意してください。
▼パワーの強さと消費電力をチェック
当たり前ですが、作業がしやすい高速切断機はパワーがあるモデルになります。そして、パワーがあるモデルと消費電力は比例し、消費電力の大きさは砥石のサイズが大きくなればなるほど大きくなっていきます。
高速切断機に使われているAC電源は単相100V、単相200V、三相200Vの3種類があり、自宅などで利用する場合は単相100V、工場などで利用する場合は単相200V、三相200Vのものを使います。使う場所でAC電源が利用できるかどうかも確認しておきましょう。
▼1分間の回転数はどれくらいか
高速切断機の1分間の回転数は、製品にもよりますがだいたい3000〜4400回で、回転数が多ければ多いほど、対象物をキレイに切断することができます。
購入時の目安ですが、1分間で3,800回転ぐらいの性能があればじゅうぶんと言えますが、1分間で4,000回転以上だとよりキレイに切断が可能です。
【2】角度切りの角度をチェック
高速切断機は上からまっすぐ切断する場合がほとんどですが、水道管などを加工するために角度をつけて切断する場合もあります。高速切断機のほとんどは45°まで角度をつけて対象物を切断することが可能ですが、なかには右側は45°、左側30°まで傾けて切断できるものもあります。
水道管やパイプなどを角度をつけて切断する機会がある場合、角度切りの角度も必ず確認しておきましょう。
【3】バイスの開き幅をチェック
切断する対象物を固定する、バイスの開き幅も必ずチェックしておきましょう。バイスの開き幅は製品によって異なりますが、鉄板などを切る場合は200mm以上、丸パイプなどの幅がないものを切る場合なら200mm以下で問題ないでしょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
高速切断機の製造元はよく知られている日本メーカーから、価格の安い海外メーカーまでさまざまな会社があります。ここでは、代表的な国内メーカーのマキタ、京セラ、HiKOKIの3社の製品の特徴やサービスをご紹介します。
マキタ:大手工具メーカーで安心の品質&サポート体制も抜群
電動工具の日本国内シェア約60%の国内大手製造メーカーです。大手メーカーなだけあって品質レベルが高いだけでなく、全国116カ所(2020年3月現在)に営業所があり、購入後もアフターサービスが受けやすいのが特徴です。
また、故障した製品を依頼から3日間でなおす「修理3日体制」で、故障してもすぐに修理してもらえるのもうれしいポイントです。
HiKOKI(旧:日立工機):他社にはない配慮や機能を搭載!
マキタに次いで日本国内シェアが多いといわれているメーカーです。高速切断機に関しては、ほかのメーカーにはない配慮や機能が搭載されているのが特徴で、床面に砥石が接着しないためのアンダーカバーがついていたり、操作しやすい大型トリガースイッチを採用するなど使用しやすい製品が多いです。
修理やアフターフォローに関しては、販売店での修理が基本ではありますが、販売店が近くにない場合はウェブやFAX、電話でも修理依頼や相談が可能です。
リョービ:家庭向け~プロ向けまで製造!
リョービシリーズの工具はホームセンターでも多く発売されており、プロの方はもちろん、DIYや趣味で愛用している方も多く、パワーがありながらも使いやすい製品が多いのが特徴です。
リョービの電動工具事業は2018年に京セラの子会社に譲渡されたため、全国47カ所(2020年3月現在)にある京セラの子会社の営業所と、購入したホームセンターや販売店で修理を受けつけており購入後のサポートも万全です。
高速切断機おすすめ10選
それでは、高速切断機のおすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
唯一の充電式! コードレスで作業がラク!
砥石355mmサイズで世界初となるコードレス&充電式の高速切断機。コードレスのため、電源がない現場でも使用することができます。1充電で約150本のメタルスタッドを切断できるので、コードレスでもパワー不足で悩む心配がありません。
キャリングハンドルで持ち運びもラクなので、遠方の現場や電源のない現場でも大活躍します。過負荷お知らせ機能や切断終了時に素早く刃物が停止するブレーキ機能が搭載されており、安全かつ便利に利用できる高速切断機がほしいという方に適しています。
切り込みの深さが自由自在に調整できる!
砥石355mmサイズの高速切断機。パワーが強く、鉄パイプ、アングル、軽量鉄骨の切断に適しており、クイックバイスで素早く対象物を固定することができます。
切断ストッパボルトで、切り込みの深さを調整する機能も搭載。砥石と床の接触を防げるだけでなく、砥石が摩耗し短くなった際に起こる切り残しも防ぐことができるので、砥石を長く使えて経済的です。
低価格で最低限の機能がついた高速切断機
305mmの砥石サイズの高速切断機です。1万円代前半と比較的安価で販売されています。角度切り定規がついていて、角度をつけた切断をする際メモリを見ながら作業ができます。
厚くてかたい鋼材というよりは、丸パイプ、角パイプ、L型鋼などの切断に向いています。クイックバイスがついているので対象物をはさんで固定するのが素早くラクにできます。
サーキットブレーカーでモーター長持ち!
305mmの比較的安価な高速切断機です。サーキットブレーカー搭載で、モーターに負荷がかかりすぎた場合は自動でリセットボタンを押してくれるので、つい時間を忘れて作業に没頭したり、強い力で切断機を押してしまう方に向いているといえます。
ワンタッチバイスで、素早くラクに対象物を挟んで固定が可能です。本体重量も13kgと比較的軽くてコンパクトなので、持ち運びしやすいです。
スパークガードで火花の飛散を防ぐ高速切断機
砥石355mmサイズのコード式の高速切断機です。355mmサイズにしては回転数が1分間3800回と早く、肉厚材の切断も早くキレイにこなせます。
火花の飛散を防ぐスパークガードがついているなど安全性に配慮したつくりで、安全になるべく配慮しつつも金属やパイプをキレイに切断したいという方向きです。
バイス部分に付属しているガイドプレートは3段階に位置を調節可能で、バイスの開き幅を240mmまで開くことができます。
切断能力はハイクラス!パワーもある!
砥石355mmサイズのコード式の高速切断機。消費電力が1430Wと大きいぶん、パワーが強く粘り強いので電熱管やアングル、軟鋼丸棒の切断に適しています。
キャリングハンドルで持ち運びしやすく、遠方の現場へ持っていくことが多い場合でも重宝します。切断能力も高く、丸パイプは127mmまで切断することが可能です。対象物をかんたんに挟むことができるクイックバイスもついており、使いやすい製品です。
ソフトグリップで握りやすく操作がしやすい!
砥石355mmサイズのHiKOKIの高速切断機です。パワーが強く、水道管や鋼管、アングルなどの切断に向いている製品です。握りやすく、操作のしやすいソフトグリップを採用しており、長時間使用していても手が疲れにくいです。
ワンタッチバイスで、スムーズに対象物を挟むことができ開き幅も240mmと大きいため、厚みのある金属の切断も可能です。
アンダーカバーが砥石と床の接触を防ぐ!
砥石355mmサイズの高速切断機です。バイスが大きいので、大きな対象物を挟みやすいです。底面の下にはアンダーカバーが設置され、砥石が床へ接触するのを防ぎます。
操作ボタンがトリガータイプで指がかけられる範囲が広く、握りやすく操作もしやすくなっています。金属やパイプを切断したいけれど、床をキズつけたくないという方に適しています。
高速回転で金属もパイプもキレイに切断できる!
砥石305mmサイズの高速切断機です。355mmサイズの製品同様、鉄パイプ、アングル、軽量鉄骨の切断に適していますが、回転数が1秒間で4,200回とかなりの高速回転なので、切断面をよりキレイに仕上げたいという方に向いています。
ストッパボルトも搭載し、砥石が床に接触するのを防いだり、砥石が磨耗して短くなっても切り残しを防ぐこともできます。
安価ながら回転数が大きくキレイに切れる!
砥石サイズ305mmの比較的安価な高速切断機です。回転数が1分間に4400回転と多く断面がキレイに切れるので、鉄パイプ・アングル材・軟鋼材の切断に適しています。コードが2mと短めなので、電源が少ない場所だと電源の確保が大変かもしれません。
キレイにこまかく対象物を切断したいけれど、できるだけ安価な製品がほしいという方に適しています。
「高速切断機」のおすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 高速切断機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での高速切断機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
砥石外径は切断する材料の厚みで変わる
高速切断機は鉄パイプやアングル材などアイアン素材などの金属でも素早く安全にカットすることができる工具で、据え置いて使用する為、充電式よりも電源アダプターを選択するのが一般的です。
なお、切断したい材料の厚みによって、用途に合う砥石外径も変わってきます。最適なサイズの砥石が装着できるかもチェックが必要です。
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