洗濯ハンガーの選び方 肩に跡がつかない! 外干しや室内干しにも!
無印良品、ニトリ、カインズ、ダイソーやセリアなど100均でもさまざまな洗濯ハンガーが売られており、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。
ここでは整理収納アドバイザーの佐倉玖弥さんへの取材をもとに、洗濯ハンガー選びのポイントを紹介していきます!
ポイントは下記の3つです。
【1】干すものに合わせてタイプを選ぶ
【2】ハンガーの素材や耐久性で選ぶ
【3】ハンガーの機能面もチェック
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う洗濯ハンガーを選ぶことができます。
干すものに合わせてタイプを選ぶ
洗濯ハンガーには、おもにTシャツやカットソーなどを干す「衣類用」と、靴下や下着を干す「小物用(ピンチハンガー・角ハンガー)」があります。それぞれの特徴をみていきましょう。
服を干すなら「衣類用ハンガー」
一般的な洗濯ハンガーで、さまざまな衣類を干すことができます。どれも同じように見える衣類用ハンガーですが、なかでも洗濯物にハンガー跡がつきにくいアーチ型ハンガーがおすすめ。ニットなどの型崩れも防げます。
スーツや厚手のコートを干す場合は、耐久性にすぐれた商品を選ぶといいでしょう。
下着や靴下を干すなら「ピンチハンガー」
洗濯ピンチハンガー(別名:角ハンガー)は、下着や靴下、ハンカチなどの小物類を干すのに適したハンガーです。ピンチ(洗濯はさみ)の数は商品によって異なるので、干す場所や干したい洗濯物に合わせて選びましょう。
ピンチ同士が絡まってしまうこともありますが、なかにはピンチ同士の干渉を防ぐ工夫が施された商品もあります。洗濯物を干しているときや収納時に手間がかからず便利なので、ぜひチェックしてみてください。
ハンガーの素材や耐久性で選ぶ
洗濯ハンガーに使われている素材はプラスチック、ステンレス、スチールが代表的です。それぞれ耐久性や価格が異なるので、特徴をよくチェックしておきましょう。
軽くて扱いやすい「プラスチック」
プラスチックは衣類用の洗濯ハンガーだけではなく、小物用のピンチハンガーにも使われることが多い素材。軽量なので、扱いもかんたんです。
比較的リーズナブルな価格で購入できるのもうれしいポイント。一方で、屋外で使用する場合は劣化しやすい点がデメリットです。
サビにくく耐久性の高い「ステンレス」
ステンレス製の洗濯ハンガーは、サビに強くて劣化しにくく、耐久性にもすぐれています。長く愛用できる洗濯ハンガーを探している方におすすめ。価格はやや高めですが、見た目もおしゃれで高級感があるのもステンレス製ハンガーの魅力といえるでしょう。
ただし、プラスチック製よりも重さがあるので、ひんぱんに持ち運んだりする場合は不便でしょう。
ステンレスよりリーズナブルな「スチール」
ビニールでコーティングされていることが多いスチール製の洗濯ハンガー。カラフルな商品も多いので、ハンガーの色にこだわりたいという方にもおすすめです。
サビやすいというデメリットはありますが、ステンレスよりも安価な商品が多いので、価格重視という方はチェックしてみましょう。
ハンガーの機能面もチェック
さらに、あると便利な機能にも注目してみましょう。
折りたたみタイプは収納力が高い
収納のしやすさも、大切なチェックポイントです。小物用のピンチハンガーは折りたためるタイプも多いですが、衣類用のハンガーは収納場所に困ることがあるので、ハンガーの薄さや形状にも注目してみましょう。
すべり止めがあると衣類が飛ばない
洗濯物は乾いてくると、含んでいた水分や摩擦がなくなって飛ばされやすくなります。風が強い日に洗濯物が飛ばされてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
洗濯物が飛ばされやすくて悩んでいる方には、洗濯物がすべりにくい起毛加工が施されているものや、すべりにくい形状、クリップ付きの洗濯ハンガーがおすすめです。
回転式は向きが変えられて便利
フックが360度回転する洗濯ハンガーは、洗濯物を干しながら自由に向きを変えられるので干す手間を軽減できます。風の向きに合わせてハンガーも回るので、強風が原因でハンガーが折れてしまうこともありません。
洗濯物を干す場所が限られているという方にも、ハンガーを回転させるだけで移動しなくてもすむ回転式が適しているでしょう。
乾きやすい工夫が施されたハンガーも
洗濯物がなかなか乾かずに悩んでいるという方は、ハンガーのデザインにも注目してみてください。洗濯物が少しでも早く乾くように、洗濯物の間に空間を設けるなどの工夫がされている洗濯ハンガーもあります。
厚手の衣服も乾きやすくなるので、オールシーズン活用することが可能です。洗濯物の量が多いという方にも適しているでしょう。
服の形を崩さないかが重要ポイント 整理収納アドバイザーからのメッセージ
洗濯は日々繰り返す作業です。服の形が崩れてしまうハンガーは、使っているうちにストレスになります。服の形をキープし、ずり落ちない機能があるものを選びましょう。
また、服の大きさや形状にあったハンガーを使い分けることも大切です。衣類の形状に合わせて、干し方を工夫できるハンガーもありますので、数種類を使い分けることも検討しましょう。
洗濯ハンガーおすすめ16選
洗濯ハンガーのおすすめ商品をご紹介します。
▼ランキング|TOP5 専門家が厳選!
紹介した商品のなかから、整理収納アドバイザー・佐倉玖弥さんがおすすめする洗濯ハンガーランキングを1位から5位の順に発表していきます!

服が型崩れしづらい形状。肩紐のある衣類に便利なフック付きです。さらに、パンツを掛けられる横のバーが使いやすく、取り込んだあとにクローゼットでも活躍できるのが魅力ですね。
半円カーブが型崩れとすべりを防ぐ
干している間の型崩れを防ぐ独特な半円のデザインが特徴の洗濯ハンガー。
耐久性の高いステンレス鋼に、すべり止めのPVCコーティングが施されています。耐荷重性にもすぐれているため、冬場にはコートやダウンジャケットを干すこともできます。
ベストやスカートのストラップを固定できる両端のフックもうれしいポイント。
人体カーブが衣類の型崩れを防止
人体に近いカーブで衣類の型崩れを防いでくれる洗濯ハンガーです。衣類がすべり落ちにくい特殊な「ノンスリップコーティング加工」が施されているため、キャミソールや襟のないシャツ、ブラウスなどのすべりも防ぎます。
ハンガーの厚さがわずか1センチなので、限られたスペースに多くの衣類を干したいときにもぴったりです。

後ろ首周りが乾きづらいパーカーには、『折りたたみ式パーカーハンガー』がおすすめです。フードを浮かせて固定、肩のスライドを伸ばし脇に空間を作ります。1本あると、とても便利な技ありハンガーです!
パーカーも干せるフードバーつき
フード部分も乾きやすい「フードバー」がついた洗濯ハンガーです。首の部分を伸ばさなくても衣類の大きさに合わせてアームを調節できるので、型崩れも防ぎます。
干したあとでもアームを調整できるため、濡れて重くなった衣類を干すのもかんたん。なお、使わないときはコンパクトに折りたたんで収納することができます。
ピンチが絡みにくい両吊りタイプ
サビに強いステンレスピンチハンガー。雨や日光などによる劣化にも強いので長く愛用できるでしょう。
フレームとピンチが両吊り方式でつながれているため、ほかのピンチの侵入を防いで絡みにくくなっています。また、フレームを支えるV字部を4点で溶接して耐久性と耐荷重性を高めている点も見逃せません。
こちらはSサイズですが、ほかにM、L、LL、DLなどサイズ展開が豊富です。
薄さわずか3ミリの軽量タイプ
薄さ3ミリ、重さ40グラムという薄型軽量の洗濯ハンガーです。スチールにPVCラバー加工を施した素材は耐久性が高く、衣類のすべり落ちを防止。洗濯物が乾いたあとは、そのままクローゼットにしまうことができます。
金属部分にはサビに強いクロムメッキの特殊加工も施されているので、長く愛用できる洗濯ハンガーを探している方にもぴったりです。
▼おすすめ4選|衣類用 便利な滑り止め付きやワンタッチハンガーも!
ここからは、整理収納アドバイザー・佐倉玖弥さんと編集部で選んだ、おすすめの衣類用洗濯ハンガーを紹介します!
単品でなく数本セット商品であれば安い値段で買えておトクです。ぜひチェックしてみてください。
ジーンズも干せる! スカート&ズボンハンガー
ズボンを干したいならこちらがおすすめ。ズボンをサッと掛けられて取り込める形状になっています。滑り止め加工がされているので、外干しでも安心。頑丈な鉄素材なので、水を吸って重くなったジーンズも干すことが可能です。
ズボンのほかにも、スカートやマフラー、タオル類を干すのにも便利です! そのまま収納してクローゼットハンガーと兼用してもいいでしょう。
ワンタッチハンガーは干しやすく取り込みやすい
家事負担を減らしたい、時短したいという方は必見のワンタッチハンガー! 干しやすさと取り込みやすさのどちらも重視する人におすすめです。
アームが開閉するので首元を伸ばさずに衣類を干せて、取り込むときは「解除ボタン」を押すとアームが閉まって衣類が下に落ちる仕組みになっています。
こちらの8連のほか、6連ハンガーもあるので、洗濯物量に合わせて最適なものを選びましょう。
起毛加工がすべりを防ぐ! クローゼット収納にも
クローゼットにも服をかけたまま収納できる洗濯ハンガーです。ハンガーの表面に施された起毛加工が衣類のすべり落ちを防ぎます。素材には柔軟性と耐久性にすぐれたABS樹脂を使用。
わずか5ミリという薄さながらも強度があるので、スーツやコートにも対応します。360度回転するフックもついた活用幅の広い洗濯ハンガーです。
キャミソールがずれ落ちない!
くぼみを付けた洗濯用ハンガーで、衣類がずれ落ちないような形になっています。キャミソールなどの肩ひも付きの衣類を干すときにおすすめです。
本体がスリムなので、収納する際に省スペースに収まるのもポイントです。
衣類を乾きやすくする隙間がポイント
衣類が乾きやすい隙間を作る独特な形状が特徴の洗濯ハンガーです。アームが90度回転するので衣類への風通しがよくなり、厚手の衣類でも乾きやすくなります。
さまざまな衣類を干すことができる幅約42センチのワイドタイプ。使わないときは水平にしていたアームを垂直にして収納できるため、省スペースでの保管が可能です。
▼おすすめ6選|ピンチハンガー 下着や靴下を干すのに便利!
続いて、小物を干すのに最適なピンチハンガー(角ハンガー)のおすすめ商品を紹介します!
アルミ製軽量!折りたたみ可能!
フレームはアルミ製のパイプで軽く、ピンチは衝撃に強いポリカーボネートを使用。ピンチが劣化した場合は別売のピンチに取り換えが可能。シンプルなデザインで飽きの来ない選択ハンガーです。
ワンタッチで取り込み簡単!
ワンタッチで干せるピンチハンガーです。スライド伸縮式アームでアーム部の長さを調整でき、衣類の形に合わせて干せます。引っ掛けると自動でロック。持ち上げれば自動ではずれます。
独自開発のフックが水平状態をキープ
軽量でサビに強いアルミニウム素材をフレームに使った洗濯ハンガーです。干す場所を問わず水平になるフックも特徴。フックをどこに掛けても洗濯物同士が重なりにくくなるため、洗濯物の乾きが早くなります。
フックは自立式なので、高い場所に掛けるのもかんたん。ピンチの数やカラーが豊富にそろっているのもうれしいポイントです。
持ち手つきの折りたたみ式
厚さ3.5センチまでのドアや鴨居に対応できるフックが特徴の洗濯ハンガーです。フレームには丈夫で軽いアルミを採用。ハンガー中央に持ち手がついているので、片手でも高い場所に掛けることができます。
厚手の小物類もつかめる大きめサイズのピンチも特徴です。なお、ピンチの持ち手はくぼんでいるので、つかみやすく手がすべりません。本体は外側に折りたためるので収納もかんたんです。
伸縮自在のピンチハンガー
洗濯物の量や干す場所に応じて伸縮できる洗濯ハンガーです。ハンガーを伸ばすと幅が縮まるので、ベランダに近い場所や洗濯物の間に空いたわずかなスペースにも干すことができます。
また、フックが本体に直接ついているので高い場所でも干しやすく、長めの洗濯物も地面につきにくくなっています。洗濯物を干すスペースに悩んでいる方にもぴったりです。
フックが傾くのでいろんな場所に干せる!
室内・屋外対応で使わないときはスリムに収納できるハンガーです。
ピンチが30個ついていて、6段階にフックが傾くのでいろんな場所に洗濯物がたっぷり干せます。また、ハンガーを畳んだときにピンチが同じ方向を向くのでからみにくく開閉をスムーズにしてくれます。
フック部分には衣類を傷めないよう、エラストマー樹脂を使用しています。
「洗濯ハンガー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングをチェック!
Amazon、楽天市場での洗濯ハンガーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
洗濯ハンガーの捨て方 ゴミ出しの注意点も解説!
オールステンレスの洗濯ハンガーは金属ゴミとして捨てますが、それ以外の素材は、使われている素材の比率によって分別が変わります。
地域によっては、ハンガーのサイズで分別が変わることもあります。いずれにしても、洗濯ハンガーをゴミに出す場合には、事前に各地方自治体の役所に分別方法を確認することが大切です。
そのほかのランドリーグッズのおすすめはこちら 【関連記事】
使い方に合った洗濯ハンガーを選ぼう
洗濯用のハンガーにもいろいろな種類がありますが、それぞれの特徴がわかれば、使い方に合ったハンガーが選べるようになるでしょう。素材や機能にも注目すれば、長く愛用できる洗濯ハンガーが見つかるはずです。
この記事で紹介した洗濯ハンガーの選び方や厳選商品を参考にしながら、用途に適したアイテムを見つけてくださいね。
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